苦手意識があっても大丈夫!小学校受験における「図形分割」を理解するコツと教え方

小学校受験において、「図形分割」の問題は多くの子どもたちにとって難しく感じられる分野の一つです。特に、図形を見ただけで直感的に分割や組み立てを行うのが苦手な子どもたちは、図形分割の問題に取り組む際に苦戦することが少なくありません。この記事では、図形分割に対する苦手意識を克服し、しっかりと理解するためのコツや、保護者がどのように教えると良いのかについて詳しく解説します。

小学校受験における「図形分割」について
小学校受験における「図形分割」の問題は主に下記の2つに分かれます。
小学校受験では、子どもの空間認識能力や論理的思考力を測るためにこのような問題が出題されることが多いようです。しかし、就学前の子どもにとって、図形分割の問題は難しく、親子で苦戦するケースも少なくありません。
しかし図形分割の問題は一見複雑に見えますが、パターンを理解することで効率的に解くことができます。問題例や解き方を紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
「図形分割」の問題の種類と例題
小学校受験で出題される図形分割には、さまざまなパターンがあります。ここでは代表的な問題例をいくつか紹介し、その解き方を解説します。
足りない図形を探す問題
お手本の形を作るにはどれを合わせるとよいでしょう。正しいものを選びましょう。

図形分割の基礎となる問題です。図形に分割線が引かれているため比較的理解しやすく、苦手意識のあるお子様でも取り組みやすい問題といえます。選ぶパーツをひとつひとつ分割線と比較していくことで、答えを出すことができます。難易度としては、基本となる図形が丸や三角よりも四角の方が簡単です。取り組み始めのうちは、四角の問題から挑戦するとよいでしょう。
不要な図形を求める問題
左の形を点線のところで切りました。元の形を作るのにいらないものにバツをつけましょう。

基本となる図形と、それを複数に分割したパーツが提示され、パーツの中から「使わない形」を選ぶ問題です。先ほどと同じ問題に見えますが、分割されたパーツを頭の中で組み立てながら考える必要があるので、想像力が必要になります。
まずは実際に紙を切って分割し、基本の図形になるよう組み合わせるといった経験を重ねることで理解が深まるでしょう。慣れてきたら、確定したパーツに印をつけていくなど、実際の問題の解き方にも工夫が必要です。
1つの図形を作る問題
上の形を作るにはどれとどれを合わせるとよいでしょう。ちょうどよいものを2つ選びましょう。

「足りない形」とは逆に、提示された基本図形にするために「必要な形」を求める問題です。この問題では、与えられた図形のパターンを見て、不足している部分を見つけ出し、その欠けた部分を補う図形を選ぶという段階を抑えておく必要があります。すでに必要とわかっているパーツを、頭の中でしっかり組み立てることが必要です。図形の構造を理解し、全体のバランスを考えることが重要になるため、まずは単純な形の問題から取り組むとよいでしょう。
小学校受験に「図形分割」が出題される理由
小学校受験では、図形分割の問題が頻繁に出題されますが、その背景にはどのような理由があるのでしょう。図形分割の問題は、子どもの「観察力」「論理的思考力」「空間認識力」など、多角的な能力を試すためのものといわれています。特に、図形を部分的に捉えたり、全体と部分をつなげる力は、将来的な数学や理科の学習に大きく影響を与える重要なスキルです。
また、図形分割は単なる視覚的な理解ではなく、考え方の柔軟性や問題解決能力も求められます。こうした能力は、学習だけでなく日常生活を送るうえでも重要なものです。ここでは図形分割を解く上で必要な力を紹介します。
図形に対しての理解
図形分割を解くためには、まず基本的な図形に対する理解が必要です。たとえば、三角形、四角形、円などの基本的な形状や、それぞれの特徴についてしっかりと把握することが求められます。
また、円と四角を組み合わせた形、辺の長さが異なる四角形など、複雑な図形が出題されるケースも少なくありません。こうした図形に対する理解ができているかどうかが重要なポイントとなります。
空間認識力
空間認識力とは、2Dや3Dの形を頭の中で回転させたり、位置関係を把握したりする能力です。図形分割では、形の一部を見ただけで、全体をイメージする力が必要とされます。例えば、ある図形を回転させたり、鏡に映したように反転させた状態でその正しい位置や形を認識することは、空間認識力がしっかりしていないとなかなかできません。空間認識力を鍛えることにより、入学してからの勉強や、日常生活での物の配置や距離感を把握する力も向上します。

思考力
思考力は、図形分割を解く上で最も重要な要素の一つです。単純に形を見つけるだけでなく、どのように分割すれば効率的か、または不足している部分をどう補えば全体が見えてくるかを考える力が試されます。単なる視覚的な判断だけではなく、論理的に順序立てて解決策を導く力が必要です。
思考力を養うことで、より論理的で効率の良い問題解決のアプローチが可能になります。普段からさまざまなパズルや問題に挑戦させることが効果的です。
「図形分割」を教える上でのポイント
図形が苦手な保護者にとっては、子どもに図形分割を教えることも当然難しいと感じるものです。図形分割の問題を教える際には、いくつかのポイントがあります。ここで紹介するポイントを意識することで、子どもが楽しみながら学び、徐々に図形分割のスキルを身につけていけるでしょう。
工作する
図形分割の理解を深めるために、実際に紙を使った工作を楽しむことをおすすめします。例えば、折り紙を使って図形を切り分けたり、組み立てたりすることで、図形の分割や組み合わせを具体的に体験することができます。このような実践的な活動を通じて、子どもたちは図形に対する直感的な理解を深めることができます。
図形を描きながら考える
図形を理解するためには、実際に図形を描いてみることも重要です。子どもが自分で図形を描くことで、その形状や構造について深く考える機会が生まれます。例えば、方眼紙を使って図形を描き、それを分割する練習をすることで、視覚的な理解が促進されます。また、描いた図形をさまざまな方法で分割する過程を通じて、問題解決力も自然に鍛えられるでしょう。
基礎的な問題から順に、問題集に取り組む
図形分割の力を養うためには、急に難しい問題に取り組むのではなく、スモールステップで難易度を上げていくことが重要です。最初は簡単な問題から始めることで、子どもが自信を持って問題に挑戦できるようになります。
また、定期的に問題集に取り組むことで、さまざまな問題形式に慣れることができ、受験本番でも落ち着いて対応できるようになるでしょう。
まとめ
図形分割は小学校受験において重要な分野の一つです。苦手意識を持つ子どもが多く、難しい問題と思われがちですが、基本的な図形理解、空間認識力、思考力を育てることで十分克服できます。
プリントに向き合うばかりが小学校受験対策ではありません。保護者が子どもと一緒に工作や図形を描く活動を通じて学ぶことで、より効果的に図形分割を理解することができるでしょう。ぜひ親子で遊びながら、楽しく図形分割を克服していってください。この記事が、子どもたちが図形分割の問題に自信を持つきっかけとなれば幸いです。
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「図形分割」をご家庭で練習する際には、
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なお、今回解説した「図形分割」の問題は、「天神」幼児タブレット版に145問収録しています。
「図形分割」の理解に役立つ「折り紙展開」分野の問題を多数収録
「図形分割」の問題は全部で45問収録。折り紙を折った時の折り目の形を考えるものなど、「折り紙展開」の理解を助けるさまざまな問題に挑戦できます。


イメージを分かりやすく促すアニメーション問題
「天神」に収録された「図形分割」の問題は、間違えたとき、正解したとき、どちらの場合でも、その後に「実際に折り紙を広げる」アニメが再生されます。これを見ることで、お子様が頭の中で折り紙の様子をイメージする力を養うことができます。


まずは「えのぶんかつ」に取り組んでみよう
図形分割だけではなく、単純な絵の分割問題を多数収録しています。毎回少しずつ内容が変化するので、飽きずにしっかり定着。自主的にスモールステップを踏んで反復学習することが出来ます。


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