幼児・小学生の平均勉強時間は何分?習慣化する方法と勉強の質を上げる方法を紹介します

「子どもが勉強と向き合ってくれない。どうしたら自主的に勉強をしてくれる?」
「勉強時間はどのくらいが適切なんだろう?」

と疑問に思っている保護者も多いと思います。この記事では、年齢に適した平均勉強時間を解説し、習慣化する方法と勉強時間の質を上げる方法をわかりやすくまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。

目次

子どもが家庭で勉強すべき時間はどれくらい?

子どもが家庭で勉強すべき時間はどれくらい?

「家で勉強をしてくれない!」と嘆いている親は少なくありません。「勉強しなさい」と言えば言うほど子どもは嫌がって、やる気がなくなっていきます。では、どのように勉強に対して前向きに取り組んでくれるのでしょうか。まずは、家庭で勉強すべき時間をみていきましょう。平均勉強時間を確認し、どのように計画をしたらいいのかイメージしていきましょう。

幼児の勉強時間の目安

幼児が集中できる時間は、年齢+1分と言われており、幼児が勉強に取り組める時間は少ないです。始めから長時間勉強をさせてしまうことにより「勉強は楽しくない」と認識してしまいます。

まずは、椅子や床に座ってもらって絵本を読んであげましょう。そして、椅子に座ることに慣れてきたら、少しずつ絵本ではなく勉強を取り入れていき、ゆっくりと習慣化していきましょう。目標は、1日15分程度なので焦らず子どもに寄り添った勉強時間を意識しましょう。また、保護者が一緒に勉強をすることで親子で何かをするという時間になり子どもにとっても貴重な時間になります。

小学生の勉強時間の目安

小学生に上がると幼児の勉強時間とは異なり、学年×10〜15分と言われています。しかし、勉強が苦手な子どもや、毎日勉強をする習慣がついていない子どもは、1分からでもいいので机に向かって勉強時間を作りましょう。

また、勉強をする時間が長ければいいわけではなく「どのような勉強をしたのか」が大切なので、勉強時間が学年×10〜15分だから、絶対しないといけないというわけではありません。勉強が楽しいと思ってもらうことが大切なので、子どもに合った勉強時間を考えていきましょう。そうすることで、成果のある勉強ライフが送れるでしょう。

勉強する時間帯によって異なるメリット

勉強時間はわかったけど、生活習慣の中のどこに勉強をする時間を入れたらいいの?と疑問を抱かれるかと思います。勉強の習慣化に適した時間帯について、朝・帰宅後・夜と詳しく解説していきたいと思います。生活リズムや性格、状況に応じて子どもに合う勉強時間を考え、親が一緒に取り組める時間帯を選ぶといいでしょう。

朝:登校前に学ぶ準備をする

登園または登校する前、勉強することによって脳が元気な状態になり、1時間目の授業から勉強をするぞというモードで学ぶ準備ができます。朝はゆっくりと勉強する時間がなく短い時間で勉強しなければならないので、集中力が上がりやすくなります。また、起床後は脳に情報がないため、クリアな状態です。そのため記憶力の向上にも繋がります。

しかし、子どもが

「朝苦手で勉強する時間が取れない」
「学校が遠く家を出る時間が早く勉強時間が確保できない」

などといった場合は、無理に登校前に勉強する必要はないでしょう。

帰宅後:「遊ぶ」をモチベーションに遊び前に取り組む

帰宅後は勉強モードが続いている状態なので、学んできた勉強内容を宿題や自主学習で復習することで、授業で習ったことを忘れることなく記憶することができるでしょう。また、勉強が終わったら「遊ぶことができる」と、モチベーションに繋がり習慣化することができます。それぞれの家庭で、モチベーションになるようなルールを決めて勉強に取り組んでもらうことによって、子どもから勉強しようという前向きな気持ちにしていきましょう。

夜:記憶を根付かせる内容に取り組む

お風呂に浸かり体がリセットされ、夕飯もすませたあとに勉強をして習慣化していきましょう。夜も、朝と同様に記憶力が上がりやすいので学校の授業で習った内容の復習、また漢字や算数の公式など、暗記の勉強を行うと記憶が残りやすいです。注意してほしいのが、満腹な状態で勉強をしてしまうと眠気が襲ってきてしまうので夕食後は少し時間を空けるといいでしょう。

家庭学習を習慣化するためのポイント

家庭学習を習慣化するためのポイント

家庭学習を習慣化するための6つのポイントを詳しくみていきましょう。習慣化するには、毎日継続することが大切なのでポイントをふまえて、「もっと頑張ろう」「勉強って楽しいんだ」と思ってもらえるように勉強スケジュールを立てて習慣化していきましょう。

毎日決まった時間に勉強時間を設ける

毎日決まった時間に勉強時間を設定することで、習慣化することができます。継続することが大切なので、無理な時間設定や睡眠時間が削られる時間設定の仕方は、勉強嫌いになったり、集中力が欠けてしまいます。子どもの生活リズムに合った勉強時間の計画を立てることがおすすめです。子どもの体調やモチベーションを観察し、柔軟に勉強時間を変更したりしましょう。

タイマーを使い、集中時間を指定する

勉強をする時は、タイマーを使い集中する時間を決めましょう。時間を決めて、タイマーを目でみてわかるようにすると集中力が上がります。また、勉強を行った時間をスケジュール帳やカレンダーに記入していくことで目に見えて達成感を感じることができ、明日も頑張ろうと自主的に勉強をしたいと思って勉強への意識が高まります。

子どもに合った学習スタイルを選ぶ(学習教材など)

問題集には、初級・中級・上級とレベルに合った教材があります。子どもに合った教材がわからないという親は、子どもが持ち帰るテストや宿題の状況をみて教材を選ぶといいでしょう。基礎ができていない状況で、レベルの高い教材に取り組むと問題が解けず、子どもは達成感を感じるどころか自信がなくなり、勉強が楽しくなくなります。また、モチベーションを上げるために冊子の薄いものや挿絵のあるもの・漫画の教材など子どもが興味が沸くものを選ぶことが重要です。

保護者も同じ時間に勉強する

子どもが勉強している時間は、保護者も一緒に集中して勉強や読書をすると、お子様に安心感が生まれ勉強がはかどります。ただし子どもは、完全に脳が成長していないので、スマホの通知音やテレビの音に敏感なため、側にいる時は集中力が切れてしまう事からは遠ざけましょう。また、親が側にいることでわからないことを聞きやすく「なぜ、こうなるの?」という疑問を理解することができ、勉強への意欲が削がれることなく勉強時間を過ごすことができるでしょう。

勉強を楽しめるゲーム性を取り入れる

いつも同じ勉強では、ありきたりになってしまい飽きてしまう時があります。その際は、漢字の問題や算数の計算問題などをタイマーで測りどのくらいのスピードで問題が解けるのかを競ったり、親がクイズ形式で出題してみたり、勉強後のおやつが選べる特典をつけてみたりと、子どもが楽しく勉強ができるようにゲーム性をもたせてみましょう。勉強への興味を深めていくと自主的に勉強をしたいと思うことが増えていくでしょう。

勉強終了後はしっかり褒める

子どもは、親に褒められると嬉しいものです。特に、小学生になると親子で過ごす時間は少なくなり距離を感じることもあります。一生懸命したことに対して、親に

「よくできたね」
「こんなこともできるようになったの」

などと言われるとやる気が上がります。そして、集中力も上がり効率よく勉強へ取り組むことができます。

時間よりも勉強の質を上げるためにするべきこと

時間よりも勉強の質を上げるためにするべきこと

ちゃんと勉強をしているけど、テストの点が変わらなかったり、昨日した勉強なのに忘れていたりと変化がなければモチベーションも下がってしまい、「勉強なんて嫌い」なんてということもあるでしょう。そうならないためにも、勉強の質も上げていきましょう。勉強の質をよくしていくことにより、記憶時間も長くなります。では、勉強の質をあげるためにするべきことをみていきましょう。

考え方を理解する

なぜそうなるの?と根拠を理解をすることが大切です。例えば、「リサイクル」という言葉は覚えているけど、どういうことをリサイクルというのか理解できていないとすぐに忘れてしまいます。ゴミを捨てるのではなく、再利用することをリサイクルという。という風に◯◯だから◯◯になるんだと理解していくことで記憶に残りやすくなります。そうすることにより、勉強の質が上がっていくでしょう。

集中できる環境を整える

集中できない環境で勉強をしてしまうと、問題を解くだけで、ただ勉強時間を過ごしているだけの状態になってしまいます。そもそも子どもが勉強に集中してできる時間が少なく、集中力を保つことは難しいのです。なので、子どもが集中できる環境を整えることが大切でしょう。テレビの音やスマホの通知音や屋外から聞こえてくる子どもの声などちょっとした音にも敏感です。また、勉強をするときの机のサイズや椅子の高さなど子どもが気になりそうなことは整え、勉強時間を有意義な時間にしていきましょう。

睡眠をしっかりとる

幼児は、10時間〜13時間。小学生は、9時間〜12時間の睡眠が必要です。睡眠時間が足りていないと、授業中に居眠りをしてしまったり集中力も低下してしまいます。睡眠時間が足りていることにより、授業に集中した状態で取り組むことができます。子どもは、学校や習い事で多くの体力を消耗しているため、睡眠をとり休息することが大切です。そのためにも、規則正しい生活を意識し、睡眠時間を確保できるよう、親が時間管理・子どもの体調などに気を配っていきましょう。

目標を立てて、スモールステップで達成していく

まずは、「テストで80点以下は取らない」「テストで5つ以上は間違いをしない」などハードルの高くない目標を子どもと一緒にたてましょう。ここで注意してほしいのが、大きな目標を立てないことです。モチベーションが低下し、しなければいけないことが多くなってしまい、挫折しやすくなってしまいます。

目標を立てることができたら、目標を達成するために行う「小さな目標」を計画していきましょう。目標を達成するために小さな成功体験をし、その度に達成感を感じ、やる気を継続したまま努力することができるでしょう。

習ったことはその日のうちに復習する

人は習ったことや勉強したことを忘れやすいものです。大人の私たちも忘れやすいですよね。子どもも同じく忘れやすいです。そのため、復習することで、記憶のしている時間が長く、理解も深まり、勉強の質をあげることができるでしょう。

また、苦手な教科ほど習った後に問題を解くことで、記憶しやすくなります。せっかく、学校で習ったことを忘れてしまうと無駄になってしまうのでその日のうちに復習する習慣を身につけていきましょう。

ここまでご紹介したとおり子ども「勉強の質」を上げるためには

考え方を理解する
目標を立てて、スモールステップで達成していく
習ったことはその日のうちに復習する

等が大事と説明しました。

しかし、家事・育児・仕事などもあるし、それにプラスして色々なことを追加していくのは大変、、、 
分かった気がしてもポイントをおさえながら実際にするのは大変そう、、、

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幼児期は脳は6歳までに90%ができあがると言われます。
「幼児教育はまだ早い」と思われている方ほど、早めの取り組みをおすすめします。

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