寝る前の読み聞かせで知っておきたいポイント【何歳から?かける時間・どんな本を選ぶべき?】

お子様のスムーズな入眠を促すだけでなく、親子のコミュニケーションも深められる絵本の読み聞かせ。寝る前の読み聞かせを習慣化されているご家庭も多いのではないでしょうか。しかし、読み聞かせの方法を誤ると、かえってお子様の入眠をさまたげてしまう可能性もあります。この記事では、寝る前の絵本の読み聞かせでおさえておきたいポイントを解説します。

読み聞かせにかける時間や絵本の選び方なども紹介しますので、読み聞かせのことでお悩みの方はぜひ最後までご覧ください。

目次

絵本の読み聞かせで寝かせるのは何歳から?

絵本の読み聞かせで寝かせるのは何歳から?

赤ちゃんの視力が発達してきて、絵本に反応するようになるのは生後4ヶ月頃からと言われています。

しかし、読み聞かせは何歳からという決まりはありません。お話の内容が理解できなくても、保護者の方の声を聞くことでリラックスにつながります。このことから、寝る前に読み聞かせをすることで、赤ちゃんは安心して眠りにつくことができるでしょう。

読み聞かせにかける時間はどのくらい?

絵本の読み聞かせをしている家庭では、実際どれくらいの時間をかけて読み聞かせをしているのでしょうか。ベネッセ教育総合研究所「3~5歳児家庭の読み聞かせの現状」によると、読み聞かせの平均時間は1日5~15分という家庭が半数以上を占めています。

読み聞かせにかける時間はどのくらい?
「3~5歳児家庭の読み聞かせの現状」 Q.あなたは先週1週間の中で、1日平均、どれくらい読み聞かせをしていましたか? – ベネッセ教育総合研究所 –

また、読み聞かせをしている家庭の9割以上が、読み聞かせ時間は30分未満と回答しています。忙しい中でもお子様との時間を大切に思って、読み聞かせをしてあげている保護者の方が多いのではないでしょうか。時間がとれなくて悩まれる方もいるかもしれませんが、長時間読み聞かせをしてあげられるからいいというものでもありません。

短い時間でも、親子で絵本を通して心を通わせられたなら、お子様にとって心に残る経験となるでしょう。

寝る前は読み聞かせのチャンス

読み聞かせの途中で、子どもがどこかへ行ってしまった経験はありませんか。そういう場合は、読み聞かせのタイミングを考えるようにしましょう。子どもの情緒は、「動」から「静」、「静」から「動」へと交互に変化していきます。

体を動かして遊びたい「動」のタイミングでは、読み聞かせの時間でもじっとしていられないかもしれません。遊び疲れたタイミングや、寝る前などが、「動」から「静」に切り替わるタイミングと言えるでしょう。

寝かしつけるための読み聞かせにおける注意点

寝る前の読み聞かせは、子どもの心を落ち着かせて、入眠を促す効果があると言われています。お子様の情緒の発達や学習面での効果、親子でコミュニケーションがとれるなど、メリットの多い読み聞かせですが、注意点もあります。

効果的なやり方を押さえていないと逆効果になることもあるので、ぜひ参考にしてくださいね。

環境を作る

心を落ち着かせて絵本を楽しめる寝室環境を作りましょう。具体的には、明るすぎない照明を用意して、快適な温度・湿度を保てるようにします。お子さまのお気に入りのぬいぐるみや、肌触りの良い寝具などを用意するのもいいでしょう。白っぽい昼白色の蛍光灯は、体内時計を遅らせる作用があるため、寝る前には赤っぽい暖色系の蛍光灯の使用が理想です。

寝室は、暖かみのある色で、明るさの調節が可能な照明を設置できるといいですね。

寝かしつけの際どんな絵本を選ぶべきか

寝かしつけの際どんな絵本を選ぶべきか

寝かしつけの際に読む本は、お子様が選んでいるご家庭も多いかと思います。せっかく読んで欲しいとお子様が選んだ絵本ですから、その気持ちには応えたいですよね。しかし、寝る前、読むのに向いていない絵本は避けたいところ。

そんな時は、事前に寝かしつけ用の絵本を何冊かピックアップしておいて、その中から選んでもらうのがおすすめです。寝かしつけ用にピックアップするのは、次のような絵本がいいでしょう。

  • ハッピーエンドの絵本
  • 静かなトーンやテーマの絵本
  • 短めの絵本

これらの絵本について、順に説明していきます。

ハッピーエンドの絵本

最後が笑顔で終われる絵本だと、お子様も温かく幸せな気持ちになれます。親子で幸せな気持ちを共有できるのもいいですね。お子様は安心して眠りにつくことができるでしょう。逆に、身近な家族との別れなど、悲しいストーリーの絵本は、寝る前には不向きです。お子さまにもよりますが、4歳~6歳頃になると「身近な人の死」を想像して不安になってしまう子もいます。

寝る前は考える時間が豊富にあるため、読み聞かせがきっかけで考え込んでしまって、眠れなくなるかもしれません。読み聞かせるなら、日中で気持ちの切り替えがしやすい時間を選ぶといいでしょう。

静かなトーンやテーマの絵本

繰り返しの多い静かなトーンの絵本や、落ち着いたテーマの絵本は、お子様の心を落ち着かせられるのでおすすめです。「おやすみ」などの言葉で終わる本でしたら、そのまま自然と寝かしつけに移行できますよ。逆に、お子様が大笑いするような内容の絵本は、興奮して寝つけなくなってしまう可能性があるので避けたほうが無難でしょう。読みたい場合は、2冊以上用意して、最初に持ってくるのがおすすめです。

短めの絵本

読み聞かせはできれば毎日やりたいものですが、保護者の方にとっては時間と労力が必要となりますよね。お話が短めの絵本を選ぶことで、忙しい中でも読み聞かせへのハードルが下がり、読み聞かせを続けやすくなります。お子様の年齢にもよりますが、長すぎるお話はお子様がストーリーを把握できなくなってしまうため、読み聞かせには不向きです。次の日に持ち越すような話の場合も、お子様によっては続きが気になって寝つけなくなる可能性もあります。やはり完結するお話の方が、すっきりした気持ちで眠りにつくことができるので、長すぎない絵本を選ぶのがいいでしょう。

まとめ

寝る前の読み聞かせには、スムーズに入眠できるような環境作りや、心が落ち着かせられるような絵本選びがポイントとなります。読み聞かせは、お子様の語彙力や想像力を育むと言われています。

ちなみに、下記【データで見る】東大生の幼少期における共通点と、保護者の子育てについての認識を見ると、週に3日以上、本の読み聞かせをしていた家庭は、東大生家庭では85%にも上り、一般家庭43.3%の約2倍という結果が出ています。

読み聞かせは語彙力や想像力を育むだけでなく、寝る前の読み聞かせを通して保護者の方の愛情を感じることで、お子様のスムーズな入眠を促すことができるでしょう。寝る前の親子のコミュニケーションに、絵本の読み聞かせを取り入れてみてはいかがでしょうか。

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