【幼児向け】親子で楽しむ!家で出来る科学遊びのアイデア14選

子どもが興味を示すことやものは日常生活に色々ありますが、科学の不思議な現象に目を奪われる子どもは少なくありません。いわゆる「科学遊び」と言われる実験を子どもに見せることで、子どもの探求心や想像力、発想力などを育ててあげたい!と考える方もいらっしゃるでしょう。

しかし「科学遊び」と言っても具体的にどんなことをすればいいのか、科学の知識がない大人にとっては何から手を付けていいのかわからないのが当然です。今回は科学に興味のある子ども、興味を持ってほしい保護者様のために、家で簡単に出来る「科学遊び」を紹介します。是非お子さんの興味関心を引き出して、親子で楽しんでみてください。

目次

科学遊びとは

「科学遊び」とは科学の不思議な現象を体験しながら遊ぶことです。子どもの興味関心を引き出しやすく、楽しんで取り組む姿勢が見られることも多いと言われています。しかし、過度な科学遊びによって危険が伴う場合もあります。必ず保護者付き添いのもと、正しい遊び方で、楽しんで遊ぶようにしましょう。

科学遊びのねらいについて

科学遊びのねらいは、大きく分けて3つあります。

・科学の不思議さを共有して楽しむ
・科学の現象や物事の性質に興味を持つ
・科学遊びによって合理的な考え方を養う

まだ知識の浅い子どもにとって、科学は不思議に感じる瞬間が多いでしょう。まずはこの不思議さを共有しながら楽しみ、興味を持つことが大切です。

そして、私たちの日常生活は、数々の科学技術で成り立っています。科学を身近に感じることにより、「私たちの生活は合理的・科学的な思考によって根底から支えられている」ということを実感できます。こうして、合理的に考えることの大切さを理解することができ、逆に非科学的な情報に疑いの目をもち、自分で考えることができるようになるでしょう。

科学遊びで身につく力

科学遊びをすることによって起きた科学遊びをすることにより、探究心、創造力、発想力、さらには問題解決能力が身につきます。

探求心

科学遊びで起きた現象によって子どもは「なぜ?」という気持ちが生まれます。この気持ちが、物事を深く考える探究心へと繋がります。

創造力・発想力

子どもは、大人の想像を超えた発想を生み出すことがあります。科学遊びに取り組んでいくうちに、新たな発見をしたり、自分なりの答えを見つけ出す力が育まれていきます。

問題解決能力

科学遊びは、必ずしも上手くいくとは限りません。その場合、なぜ上手くいかなかったのかと自ら考えるようになります。試行錯誤しながら進めていくことにより、問題解決能力が身についていくでしょう。

科学実験好きな子どもの特徴

科学実験好きな子どもの特徴

科学実験好きな子どもには「好奇心旺盛」という特徴があります。奇心旺盛な子どもは、知ることに対して喜びを感じることが多い傾向にあるので、科学実験を通して楽しむだけでなく、新しい知識を学ぶことができます。科学実験を通して、勉強意欲にも繋がっていくでしょう。

家で出来る幼児向けの簡単な科学遊び

家で楽しむことができる簡単な科学遊びは多数あります。意外と家にあるものを使用して、すぐに遊ぶことができます。しかし、幼児向けの遊びにおいては、安全さにより配慮が必要です。ここでは、安全に家で楽しめる幼児向けの科学遊びを紹介します。

家で出来る幼児向けの簡単な科学遊び

・スライム作り
・糸電話作り
・お絵描きバナナ
・カラフル寒天
・風船ドライヤー
・氷の指輪
・バスボム作り
・牛乳とレモンでカッテージチーズ作り
・ペットボトルボート
・ピカピカの10円玉作り
・スーパーボール作り
・炭酸フルーツ作り
・あぶり絵
・バニラアイス作り

スライム作り

スライム作り

片栗粉で作るスライムによって、不思議な感触を楽しむことができます。片栗粉と食紅を使って作るので、乳児からでも安全に楽しむことができます。

用意するもの
  • 片栗粉 100g
  • 水 50〜100ml
  • 食紅 少々
実験の手順
  1. 片栗粉を全てボウルに入れる。
  2. ボウルに入れた片栗粉の中に、食紅を入れる。
  3. 少しずつ水を入れる。
  4. よくかき混ぜる。
  5. さらに少しずつ水を足していく。
  6. かき混ぜている手を止めたとき、片栗粉が一瞬固まり、だんだんと液体になったら水を入れるのをやめる。
ポイント
  • ビニールシートなどを敷くと楽しみやすい
  • 時間が経つと固まるので、後片付けがしやすい

糸電話作り

糸電話作り

簡単に楽しく遊ぶことができます。「なぜ声が聞こえるのか?」というのを考えながら遊んでみましょう。

用意するもの
  • 紙コップ 2個
  • つまようじ 2本
  • タコ糸 50cm
実験の手順
  1. つまようじでコップの底に穴をあける
  2. あいた穴に糸を通す
  3. コップの中で糸とつまようじを結ぶ
  4. つまようじをストッパー代わりにしてテープでとめる
  5. 反対側も同じように結んでテープでとめる
ポイント
  • 結ぶ工程は、セロテープでも可
  • 糸をつまんだり、緩めたりして音の変化を実験してみましょう

お絵描きバナナ

お絵描きバナナ

手を汚さずにつまようじ1本で、簡単にお絵描きができます。

用意するもの
  • バナナ 1本
  • つまようじ 1本
実験の手順
  1. バナナを房から外して1本の状態にする
  2. バナナに、つまようじでひっかくようにしてお絵かきをする
  3. 30分〜1時間ほど時間が経つと、表面にイラストが浮かび上がってくる
ポイント
  • 傷をつけていくので、書き直しはできません
  • 細かく書きたい場合は先端、太い線を書く場合は裏側を使用する
  • イラストが浮かび上がるのに時間がかかるので、時間を考慮して始めましょう

カラフル寒天ゼリー

カラフル寒天ゼリー

見てるだけでも楽しい宝石のようなお菓子、寒天ゼリー。シンプルな材料で簡単に作ることができます。楽しみながら、おやつ作りができます。

用意するもの

【色水】

  • 食紅
  • 水 適量

【寒天液】

  • 水 200ml
  • パウダータイプの寒天 4g
  • グラニュー糖 300g
  • 竹串またはつまようじ
実験の手順
  1. 耳かき一杯ほどの食紅を小さじ2の水に溶いて、好きな色の色水を作る
  2. 鍋に水と寒天を入れ、中火にかけ木ベラで軽く混ぜ寒天液を作る
  3. 沸騰したら弱火にし、寒天が溶けて透き通った状態になるまで待つ
  4. 火を止めてグラニュー糖を入れ、木ベラで混ぜる
  5. 砂糖が溶けたら中〜弱火にかける
  6. 水分が少し飛び、鍋の中身が沸き上がってきたら火を弱める
  7. しずくのような状態でゆっくりと垂れるくらいになったら火を止める
  8. 寒天液をバットに流し込む
  9. 色水を一色ずつ寒天液に垂らしていく
  10. 竹串またはつまようじで色を混ぜる
  11. 好きなだけ色を混ぜ、粗熱が取れたら2時間冷蔵庫に入れ固める
  12. 固まったらクッキングシートに取り出す
  13. ナイフで好きな形にカット
  14. そのまま食べるとグミのような食感、数日〜1週間程度、時々裏表をひっくり返しながら乾燥させると表面が固まり違った食感が楽しめます
ポイント
  • 寒天液に垂らした色は、混ぜ具合によってグラデーションができます
  • 子どもが自分で切る場合は、ナイフではなく手でちぎることもできます

風船ドライヤー

風船ドライヤー

水風船で作った輪にドライヤーをあてると、くるくる回ります。うまく回すコツや、回る速さを観察してみましょう。

用意するもの
  • 水風船 10個程度
  • 両面テープ
  • ドライヤー
  • ペットボトル
  • 養生テープ
実験の手順
  1. 水風船を、水は入れず空気を入れて10個ほど膨らませる
  2. 水風船同士を両面テープでくっつける
  3. 全ての水風船をくっつけて一つの輪にする
  4. ペットボトルを飲み口側10センチ程のところでカットする
  5. カットしたペットボトルをドライヤーの先端に被せて養生テープで固定
  6. 輪の斜め下からドライヤーの風をあてる
  7. くるくると回り続ける
ポイント
  • 回らない場合は、ドライヤーをあてる角度を変えたり水風船の数を増やしたりして調整してみてください
  • ドライヤーを使用する際は、必ず冷風にしましょう

氷の指輪

氷の指輪

見る角度や光の具合で見え方が変わります。溶けていく様子を観察したり、それぞれの楽しみ方を見つけてみましょう。

用意するもの
  • アルミホイル
  • 氷の中に入れるもの(花やビーズなど)
  • 製氷皿
実験の手順
  1. 製氷皿に氷の中に入れたいものを並べる
  2. 計量カップなどで優しく水を注ぐ
  3. アルミホイルを細長く折ったものをΩ型にし、指輪の輪の部分を作って2に入れる
  4. 冷凍庫に入れて凍らせる
  5. 凍ったら製氷皿から出してできあがり
ポイント
  • 生花を詰んでくる場合は、萎れるので直前に用意しましょう
  • 製氷皿ではなく、卵のパックでも作れます

バスボム作り

バスボム作り

バスボムも簡単に家で作ることができます。お風呂時間だけでなく、作る過程から楽しんでみましょう。

用意するもの
  • 透明なポリ袋 1枚
  • 重曹 20g
  • クエン酸 10g
  • 片栗粉 10g
  • 食紅 少々
  • 水 適量
  • はかり
  • 小さめのボウル
実験の手順
  1. はかりの上にボウルを載せ、その上にポリ袋を広げる
  2. ポリ袋の中に、重曹・クエン酸・片栗粉・食紅を計りながら入れる
  3. ポリ袋をダマがなくなるまでよく混ぜる
  4. よく混ざったら水をスプレー容器に入れ5〜10プッシュほどかける

※入れすぎるとシュワシュワ反応してしまうので、様子を見ながら入れる

  1. 「水を入れる」→「混ぜる」を全体が湿るまで2〜3度繰り返す
  2. 袋の上から、力を入れてギュッと握る
  3. 全体が固まったら、袋から取り出す
  4. ポロポロと崩れる場合は、再び水分を加える
  5. 固まったら完成
ポイント
  • すぐに使うこともできるが保存する場合は1日ほど乾かしましょう
  • アロマオイルを入れると、香りも楽しめます
  • 肌に敏感な場合は、洗面器やバケツでシュワシュワする様子を観察して楽しみましょう

牛乳とレモンでカッテージチーズ作り

牛乳とレモンでカッテージチーズ作り

お子さんと楽しみながら、チーズを作ることができます。簡単で5分程度で完成します。

用意するもの
  • 牛乳 200ml
  • レモン汁 大さじ1
  • ボウル(電子レンジ可のもの)
  • コーヒードリッパー
  • コーヒーフィルター
実験の手順
  1. 牛乳をボウルに入れる
  2. レモン汁を加える
  3. よく混ぜ、電子レンジ600Wで1分加熱
  4. 透明な液体と白い固体に分離していたらOK
  5. コーヒードリッパーにセットしたペーパーフィルターに4を注ぐ
  6. しばらくするとフィルターにカッテージチーズが残る
  7. お皿に盛り付けて完成
ポイント
  • 砂糖やジャムと一緒に食べると美味しいです
  • 電子レンジではなく分離するまで鍋で温めても作れます

ペットボトルボート

ペットボトルボート

その名の通り、ペットボトルを使って作るボートです。子どもの体重だと、少ない本数で乗って楽しむことができます。

用意するもの
  • 空のペットボトル 20〜30本
  • 養生テープ
実験の手順
  1. 同じ形、または近い形のボトルの底と底を、養生テープで固定
  2. 1を複数個作って並べ、中心を養生テープで巻いて固定
  3. どんどん繋げて大きくしていく
  4. 安定しやすいように中心だけでなく左右も固定
  5. 乗れる大きさになったら座っても壊れないか床でチェック
  6. ビニールプールで浮かべて遊ぶ
ポイント
  • 寝転がったり体重を分散させて遊んでみましょう

ピカピカの10円玉作り

ピカピカの10円玉作り

10円玉は、古いものほどツヤがなく濁った色になっています。ちょっとしたことで、新品同様のピカピカの硬貨になります。

用意するもの
  • 様々な調味料など

(しょうゆ、酢、牛乳、食塩水など)

  • 十円玉を浸す容器
  • 洗剤
  • 汚れた10円玉

   ※容器と10円玉は、実験する調味料の数だけ用意しましょう

実験の手順
  1. 10円玉を洗剤で洗う(洗っても落ちないということがわかればOK)
  2. それぞれの容器に10円玉を入れ、液体を1種類かけて放置
  3. 1時間後、10円玉を取り出して拭いてみる
  4. それぞれの色の変化を観察
ポイント
  • 振りかけた調味料名がわからなくならないようにメモしておきましょう

スーパーボール作り

スーパーボール作り

3つの材料だけで簡単にスーパーボールが作れます。

用意するもの
  • 水 100ml
  • 塩 45g
  • 洗濯のり(PVA表記のあるもの)25ml
  • コップ 2個
  • 竹串 1本
  • ペーパータオル
実験の手順
  1. 水100mlをコップに入れ、塩を混ぜて食塩水を作ります
  2. 1に食紅を入れて混ぜます
  3. 2の食塩水を洗濯のりに混ぜます
  4. 竹串を使ってよく混ぜたら、固まってきて竹串に絡みつきます
  5. 4を竹串からはずし、小さく手で丸めたら完成
ポイント
  • 食塩水を作る際は、塩が溶けるように少しずつ入れては混ぜてを繰り返しましょう
  • スーパーボールで遊ぶ時は、どこに飛ぶかわからないので広いスペースで遊びましょう

炭酸フルーツ作り

炭酸フルーツ作り

炭酸水もしくはドライアイスを使って、簡単にシュワシュワっとした炭酸フルーツを作ることができます。

【炭酸水を使う方法】

用意するもの
  • 密閉できる容器(ビンやタッパー、ジップロックなど)
  • 炭酸水 適量
  • お好みのフルーツ 適量
実験の手順
  1. フルーツを皮付きのまま、密閉容器に入れる
  2. 容器いっぱいになるまで炭酸水を注ぐ
  3. その後蓋をして、冷蔵庫で4〜6時間放置すれば完成
ポイント
  • 皮の厚いフルーツだとシュワシュワを感じにくいです
  • 皮をはずしてつけ込むと炭酸が強くなりすぎてしまいます

【ドライアイスを使う方法】

用意するもの
  • 発泡スチロール(蓋付き)
  • ドライアイス
  • お好みのフルーツ 適量
実験の手順
  1. フルーツを半分にカットする
  2. 発泡スチロールにカットしたフルーツとドライアイスを入れる
  3. 蓋を被せて3〜4時間放置すれば完成
ポイント
  • 完全に密閉してしまうと、中で膨張して破裂する可能性があります
  • ジップロックに入らないような大きなフルーツはこちらがおすすめです

あぶり絵

あぶり絵

真っ白に見える紙を火で炙ったら、絵や文字が浮かび上がってくるというのがあぶり絵です。みかんの果汁を使って簡単に遊ぶことができます。

用意するもの
  • みかんの果汁
  • 白い紙
実験の手順
  1. オーブントースターに入るサイズに紙を切る
  2. 筆にみかんの果汁を付けて、好きなイラストを描く
  3. オーブントースターで約3分ほど焦げすぎないように加熱
  4. 紙に文字が浮かび上がったら完成
ポイント
  • 加熱の際は、目を離さないようにしましょう
  • 取り出す際は、ミトンなどを使用して火傷しないようにしましょう
  • 砂糖水や塩水などみかんの果汁以外でも色がつくか試してみましょう

バニラアイス作り

バニラアイス作り

所要時間5分でバニラアイスを一瞬で作ることができます。過程を楽しみながら是非作ってみてください。

用意するもの
  • 牛乳 100ml
  • 砂糖 10g
  • バニラエッセンス 少々
  • 氷 2カップほど
  • 食塩 大さじ4
  • ボウル
  • ジップロック 大・中各1枚ずつ
  • Tシャツ
実験の手順
  1. ボウルに牛乳と砂糖、バニラエッセンス2〜3滴を入れて泡立て器でよく混ぜる
  2. 1をジップロックに入れて空気が入らないように閉じる
  3. 氷と食塩をジップロック大に入れてよく混ぜる
  4. 3の袋の中に2の袋を入れて空気が入らないように閉じる
  5. Tシャツの胴の部分に4を入れる
  6. 裾の部分と、襟&襟元をそれぞれの手で握って、ぐるぐると勢いよく振り回す
  7. 約1分間回したら完成
ポイント
  • 最初に混ぜる際は、砂糖のジャリジャリがなくなるまでよく混ぜましょう
  • ジップロックを閉じる際は、空気が入らないようにしっかり閉じましょう

まとめ

子どもの興味関心を引き出しながら遊べるのが、科学遊びです。家にあるものだけで、すぐに遊べるものもたくさんあります。しかし、科学遊びでは、様々な材料や器具を使用し、危険やリスクも伴います。保護者付き添いの元におこなうだけでなく、作業工程や遊び方に注意しましょう。年齢に合った科学遊びをすることにより、興味関心を引き出すだけでなく我慢強さなども身につくでしょう。

ここまでご紹介したとおり「科学遊び」を取り入れることで、子どもの

探究心
創造力
発想力

を育てることが出来ます。

しかし、すべてのお子様が科学遊びに興味を持ってくれるわけではありませんよね。
興味があったとしても家事・育児・仕事などもあるし、
それにプラスして科学遊びを用意していくのは大変、、、

とお悩みではないでしょうか。

もっと手軽に、負担なく、探求心・創造力・発想力を育めたらなあ、、、

と。

探求心・創造力・発想力を育む要素が盛りだくさん。
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