「折れない心」を育む!レジリエンスの高い子どもの特徴と親ができる6つのこと

「失敗するとすぐに諦めてしまう」
「ネガティブ思考で自信がない」

など、我が子の打たれ弱い様子を見ていると、このままで大丈夫かなと心配になりますよね。生きていく中で、多少のストレスや困難は避けられないものです。たくましく乗り越えていける人になるために「打たれ強さ」や「心の回復力」に注目したレジリエンスの考え方を子育てに取り入れてみませんか?今回は、レジリエンスの高い子どもの特徴と親ができる6つのことを紹介します。

目次

レジリエンスとは

「レジリエンス」とは、逆境に置かれたときに折れない心や、逆境から立ち直る回復力のことです。

一般社団法人の日本ポジティブ心理学協会では、次のように説明されています。

レジリエンスとは、心理学においては、「逆境やトラウマ、惨事、脅威、さらには重大なストレス源に直面したときにうまく適応するプロセス」であり、総じて「困難な経験から『再起する』こと」と定義されます(アメリカ心理学会の定義より)。

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レジリエンスは「心の筋肉」とも呼ばれています。
逆境に置かれたとき「困った!どうしよう・・・」と重いストレスやプレッシャーに押されて動けなくなってしまう人と、「こうしたら上手くいくかな?」とポジティブに考えて乗り越えていける人がいますが、この両者の違いは「レジリエンス」によるものです。

レジリエンスを鍛えれば、逆境を乗り越えられ、人生をたくましくポジティブに生きていけると言われています。

子どものレジリエンス教育について

近年では、自然災害や新型コロナウイルスのパンデミック、不登校児の増加など、子どもたちを取り巻く環境には、さまざまな困難があります。子どもたちの精神疾患も増加傾向にあり、ポジティブ心理学をベースにした「レジリエンス教育」が注目されています。

レジリエンス教育を実施してレジリエンスを鍛えた子どもは、自己肯定感が高まり「自分ならやればできる」と考えられるようになったり、良好な人間関係が築けるなど良い影響があるようです。子どもは親の言動や考え方を真似るため、悲観的な発言が多い親の影響を受けた子どもは、ネガティブな考え方になりやすいと言われています。

親や周りの人との関わり方によって子どものレジリエンスの高さは変化するので、なるべく良いお手本でいたいものですね。

レジリエンスが高いから「良い子」というわけではない

勘違いしないように注意したいのは、レジリエンスが高い子=どんなときも前向きで何でも頑張れる良い子ではないということです。困難を乗り越えるために、時には「逃げる」「嘘をつく」など、ずるい方法を選ぶこともあるでしょう。好ましくない方法と思われるかもしれませんが、これらは自分の心を守るために「レジリエンス」を発揮した結果なのです。

子どもはいつも正しい方法で乗り越えられるわけではないので、まずは辛い状態から自分で乗り越えようと努力したことを認めてあげましょう。そして、もっと良い方法がないかを寄り添いながら考えていけると良いですね。

レジリエンスが高い子どもの特徴

レジリエンスが高い子どもの特徴

レジリエンスが高い子どもにはどんな特徴があるのでしょうか。

  • 自己肯定感が高い
  • 誰とでも仲良くできる
  • 自分の気持ちをコントロールできる
  • チャレンジ精神がある
  • 人を助け、人に助けを求めることができる

生きていく中で大切なことばかりですね。詳しく見ていきましょう。

自己肯定感が高い

レジリエンスが高い子どもは、自己肯定感が高い傾向にあります。自己肯定感とは、ありのままの自分を大切だと思える感覚で、逆境に置かれても「私ならきっとできる」「もしできなくても、大丈夫」と考えることができます。

自信を持って「自分は尊い存在なんだ」「ありのままでここにいていいんだ」と思えることは、心を強く保つためには欠かせません。

誰とでも仲良くできる

レジリエンスが高い子どもは、相手に共感したり悩みや痛みを理解する力を持っています。誰とでも仲良くできるので、同級生とも上手に人間関係を作っていきます。同じ年代のグループの中で、自分がどう立ち振舞ったら良いのかを把握しているので、集団に馴染むことができるのです。

自分の気持ちをコントロールできる

ネガティブだと感じる状況でも、物事を見る角度によってはポジティブに捉えることができます。

レジリエンスが高い子どもは、物事のポジティブな側面に注目できる柔らかい考え方を持っていますので、困難な状況でも自分の気持ちをコントロールし、解決に向けて前向きに行動できるのです。悲しいことがあってネガティブな感情になったとしても、その気持ちを引きずったり悲しみに支配されることはありません。状況は常に変わっていくものだと理解しながら、自分の気持ちを適切に受け止められます。

チャレンジ精神がある

レジリエンスが高い子どもは、困難な状況でも「私ならきっとできる」と考え、物事に果敢にチャレンジすることができます。そして、もし失敗しても、落ち込まない打たれ強さも備えています。次に成功するために「どうしたら良いのか」をポジティブに考えられるので、また立ち直ってチャレンジできるのです。

人を助け、人に助けを求めることができる

レジリエンスが高い子どもは、困ったときに一人でその問題を背負って悩み続けることはありません。物事を解決に導こうとする気持ちを持っているので「お父さんかお母さんに相談してみよう」と必要なときには人に助けを求めることができます。

また家庭での手伝いなどで、誰かを助けて感謝されるという経験をしている子どもは「自分は誰かの役に立てる価値のある人間だ」と自信を持つことができます。ですから、困っている人がいたら、その人を助けようと行動できるのです。

子どものレジリエンスを高めるために親ができる6つの行動

子どものレジリエンスを高めるために親ができる6つの行動

「レジリエンス」は、後天的に身につけられる能力ですから、「うちの子は気が弱いから」と諦める必要はありません。子どものレジリエンスを高めるために、親はどんなことができるでしょうか。日常生活で取り入れられる6つのポイントを紹介しますので、ぜひチェックしてくださいね。

子どもに安心感を与え、信頼関係を強める

子どもながらに幼稚園や小学校などの外の世界では、我慢することや嫌な思いをすることがあるでしょう。

そんなときでも家に帰ったら、お父さんとお母さんが話を聞いてくれて、困ったら助けてくれるという安心感や信頼感は、レジリエンスの土台となります。困難な状況に置かれた子どもは、パニックになって状況が把握できなかったり、上手く言い出せなかったりするので、親は「いつでも頼っていいんだよ」というスタンスで安心感を与えられると良いですね。

子どもの気持ちに共感し、寄り添う

仲の良い友達とケンカをして落ち込んでいる子どもに「大丈夫、明日は仲良くできると思うよ。考えすぎよ」と声をかけていませんか?

親は子どもの辛い出来事を慰めてあげたいものですが、子どもからすれば「ケンカをして悲しい」という気持ちを「それは悲しいね」「仲直りしたいね」と寄り添ってもらえる方が安心できます。子どもは辛いことや悲しいこと、腹立だしいことがあったとき、上手く自分で処理できないときがあります。モヤモヤ・イライラする気持ちの扱い方がわからず落ち込んでいるときは、ゆっくりと子どもの気持ちに共感しながら寄り添いましょう。

ポジティブ思考で接する

レジリエンスを高めるためには、ネガティブな感情を置いて前向きに考えるクセと、気持ちの切り替え方を身につけることが大切です。

ネガティブな気持ちで頭の中がいっぱいになると、動けなくなったり、本来出せるはずの力を出し切れないことがあります。「悲しかったんだね、次はどうすればいいか一緒に考えよう?」とポジティブな声をかけて、ネガティブな気持ちを長引かせないように導いていきましょう。子どもだけで解決できない内容なら「仕方ない」と割り切って、他のことに気持ちを切り替えるように提案すると良いですよ。

否定しない、他人と比べなくていいことを教える

まずは大人が、同級生やお友達と比べるような発言をしないように気を付けましょう。

そして、子どもの頑張りや成長をたくさん認めてあげることが大切です。「引き算が苦手」「なわとびができない」など苦手なことがあっても、頑張っている努力が次につながることを伝えると、子どもは安心してまた頑張ることができます。

他人と比べなくていいことや苦手なことを自分の弱みだと悩むのではなく「上手くできなくても、その努力に価値がある」「得意なことはさらに伸ばせる魅力がある」という風に、物事を多角的に見られるように導いていきましょう。

チャレンジすることを褒める

どんなことでも、新しい挑戦にはそれなりの勇気が必要ですが、子どもは親が見守ってくれていると感じると思いきってチャレンジできます。

成功したら「自分からチャレンジして成功できた!」と大きな自信が持てるでしょう。

もし失敗したとしても「もっとこうしたら良いんじゃない?」「それじゃできないよ」と口を出さずに、まずはチャレンジしたことをたっぷり褒めるようにしましょう。そして、失敗してもまた立ち直ってチャレンジするという経験を繰り返すことが、諦めずにやりとげる力につながっていきます。

セルフケアを教える

毎日3食きちんとした食事を摂ること、適度な運動や気分転換になることを習慣にするなど、自分自身を大切にする「セルフケア」もレジリエンスを高めるためには大切です。

ポジティブな考え方をしたり、気持ちを上手くコントロールするためには、上手くストレスを発散することも必要になってきます。運動や読書の時間を生活リズムの中に習慣化したり、好きな音楽を聴く、絵を描くなど、子どもが夢中で楽しめることを一緒に探してみましょう。

まとめ

レジリエンスを高めておくことは、変化の大きい今の時代を「打たれ強さ」や「心の回復力」を持ってたくましく生きていくために必要なものだと言えるでしょう。柔軟に生きていくために大切な「レジリエンス」は、何歳になっても鍛えられますから、親子で取り組んでみてはいかがでしょうか?

レジリエンスを高めることはそんなに簡単ではない、、とお考えの方、、

レジリエンスを高めるために

子どもに安心感を与え、信頼関係を強める
子どもの気持ちに共感し、寄り添う
ポジティブ思考で接する
否定しない、他人と比べなくていいことを教える
チャレンジすることを褒める
セルフケアを教える

など、親ができることはたくさんあります。と、言ってもこれまでのしつけを急に変更して取り組むことは、現実的ではありませんし、急に効果は出ません。でもレジリエンスを高めるためにも出来るだけ早く取り入れたいものですよね

では

①ポジティブ思考にさせる
②子どもの気持ちに共感する
③どんどんチャレンジさせる

などの条件に当てはまる教育ツールがあったら子どもに体験させてみたくなりませんか?

それならば、「天神」幼児タブレット版がお役に立てるかもしれません。

「天神」幼児タブレット版は、学習をいかに好きになってもらえるか、好きになってもらうために自己肯定感を含めチャレンジ精神を後押ししたり、達成感や満足感を育む子ども用学習タブレットです。

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天神幼児タブレット版の特徴

①ポジティブ思考にさせる

天神は一問ごとに褒めてくれるので、達成感と満足感を学習のたびに得られます。一問正解するたびに「天神」が様々な言葉で褒めてくれます、間違えても「惜しい!」や「およよ」などの声掛けでネガティブ要素をしっかり排除!また、一問一答形式で短時間で問題を完結させるので、集中力を切らしません。

子どもの気持ちに共感する

天神は子どもの興味・関心に合わせて個性や才能を活かす「才育」型学習教材です。学力や発達や興味関心はお子様それぞれに異なります。どれでも好きなものがいつでも使えるので単に他の子と同じ内容を学ばせるのではなくお子様の「これがやりたい!」「これが好き!」という気持ちを活かしましょう。

③どんどんチャレンジさせる

「天神」幼児タブレット版なら毎回少しずつ問題が変化、飽きない反復学習でしっかり定着。どれでも好きなものがいつでも使うこともできれば、まんべんなくカリキュラムに沿った学習を提案することも可能です。チャレンジしやすい環境をお子様の学習状況に合わせて、その都度カリキュラムを自動的に組み立てます。

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