幼稚園のプレ保育って何?通わせるメリットや幼児教室との違いを解説!
「プレってよく聞くけど何をするの?」
「幼稚園に入る前にプレに行かせた方がいいのかな?」
と感じている保護者の方も多いのではないでしょうか。
プレ保育とは、幼稚園に入る前のお試し期間のようなものです。幼稚園入園を考えている子どもにとっては、非常にメリットが多く、子どもだけではなく保護者にとってもメリットがあります。
プレ保育を考えているのであれば、早めから情報収集することがとても重要です。少しでも早く情報収集をし、親子共にスムーズな幼稚園生活を送れるように準備をしていきましょう。
幼稚園のプレ保育とは何?
プレ保育とは、未就園児を対象としたお試しの幼稚園のことです。園によって「プレ幼稚園」「未就園児クラス」「プレスクール」等様々な名前で呼ばれています。実際に園の雰囲気を知れるだけでなく、家庭ではできない体験ができたり、プレ保育に通っていると優先的に入園できたりと、メリットが多いです。
しかし、園によって1ヶ月にかかる費用や、通う回数、スタート時期等が違います。通わせたい幼稚園が決まっている場合は、早めに園のホームページ等で募集要項を確認しておきましょう。
2時間ほどの短時間で終わる園もあれば、在園児と同様に昼食を園でとる場合もあります。
時間 | 活動内容 |
9:00 | 順次登園(園によってはバス登園の場合もあります) |
9:30〜12:00 | 朝の会自由遊びや園での活動(お歌、体操、在園児交流など) |
12:00 | 昼食(お弁当もしくは給食) |
13:00 | 帰りの会降園 |
このように、入園後とほぼ同様の活動をする場合もあります。反対に、月に2回でかつ、1日2時間ほどしかプレ保育の活動が無い園もあります。回数が少なく、短時間の活動であれば他園と掛け持ちすることも可能です。
ここでは幼稚園のプレ保育に関してよくある疑問にお答えします。
- プレ保育は何歳から通える?
- 早めの参加がおすすめな理由とは?
- プレ保育の活動内容って?
- 親も一緒に行く必要がある?
- 制服を買う必要がある?
プレ保育は何歳から通える?
未就園児を対象としているので、基本的には年少の1年前の、年度内に3歳になる月齢から通える園が多いです。しかし、中には1歳半からだったり、早くから通える園もあります。
早めの参加がおすすめな理由とは?
プレ保育に参加したいと考えている場合は、園によって人気度や定員が違うので、早めの参加がおすすめです。
先着順や、定員オーバーの場合は抽選となる場合があります。また、中には気になる園が複数ある場合、プレ保育を掛け持ちする方もいます。プレ保育は、幼稚園を選ぶ際の大きな材料となるはずです。通わせたいと考えている園を、早めに候補としてあげておきましょう。
プレ保育の活動内容って?
プレ保育の活動内容は、園によって様々です。工作や手遊びだけでなく、自由遊びをしたり、在園児と一緒に行事に参加する園もあります。なかには保護者も一緒に活動をしたり、分離で園児が活動をしている間に保護者は別室で交流の機会がある園もあります。
親も一緒に行く必要がある?
実際に園児と同じような活動をして過ごすところもあれば、親子一緒に活動する園もあります。保護者の中には「親子分離に慣れさせたい」「早めに通わせて日中自分の時間が少しでも欲しい」という思いを理由にプレ保育を考えている方もいるのではないでしょうか。
実際に通わせてみたら、保護者は常に付き添いだったということのないように、事前に内容を確認しましょう。
制服を買う必要はある?
園によっては、プレ保育の時点で制服を購入する必要があります。元々制服が無い園もありますので、そのような場合は園帽子やスモック、鞄などの購入が必要です。
プレ保育に通う段階でまだ他園と迷っている場合は、高い制服を購入しても結局通わないという可能性もあります。事前に、制服が必要かどうかも確認しておくと良いでしょう。
幼稚園のプレ保育に通うメリット
幼稚園のプレ保育に通うメリットは4つあります。
- 親も子どもも友達が出来やすい
- 幼稚園や先生の雰囲気を知ることが出来る
- 時間をかけて慣れていくことが出来る
- 幼稚園に優先的に入れる
プレ保育に通うことにより、子どもはもちろんのこと、親もメリットがあります。もちろん、園によってメリットも変わってきますが、プレ保育に通うことにより親子共に成長することができるでしょう。
親も子どもも友達が出来やすい
決まった日時に決まった場所に通うことにより、子どもも親も友達が出来やすいです。公園や児童館で、たまに顔を合わせるということがあったとしても友達と呼べるまでは程遠いという方も多いのではないでしょうか。
プレ保育に通っているということは、子ども同士近い年齢ということになります。保護者にとっては子育てについて不安に思っていることを共有できたり、情報交換出来るチャンスになります。
幼稚園や先生の雰囲気を知ることが出来る
園の雰囲気を事前に知ることが出来るというのも大きなメリットです。説明会だけでは分からない、先生の園児に対する指導の仕方や、園全体の雰囲気を知ることができます。少しでも入園後の不安要素を減らしたいという保護者の方は、プレ保育に通うことによって、不安要素が軽減されるかもしれません。
時間をかけて慣れていくことが出来る
プレ保育により、幼稚園という新たな場所、そして一緒に過ごす先生に時間をかけて慣れていくことができます。幼稚園に通う子どもは、幼稚園が初めての集団生活という場合も多いです。
ただでさえ集団生活が初めてなのにも関わらず、初めての場所、さらに母子分離も加わり子供によっては、慣れるまでかなりの時間を要します。入園後に急に数時間の母子分離から始まるのではなく、プレ保育で少しずつ慣れていくことにより、入園後にスムーズに登園することができるでしょう。
幼稚園に優先的に入れる
幼稚園によっては、入園するときに定員オーバーで入園できないこともあります。しかし、プレ保育に通っていれば優先的に入園出来るところが多いです。人気の園は、プレ保育に通う園児だけで定員になってしまう場合もあります。
行きたい幼稚園が決まっている場合は、確実に入園するためにも、プレ保育に通わせることを検討した方が良いでしょう。
プレ保育と幼児教室の違い
プレ保育と幼児教室の大きな違いは、目的が違います。そもそもプレ保育は、幼稚園入園前のステップになるので、主な目的は幼稚園に慣れることです。
一方で幼児教室は、未就学児を対象に、幼児期に養っておくと良い力を育む場となります。
もちろん幼稚園でも社会性などは身につけていくことができますが、大人数に対して先生1人や2人での対応となります。そのため、一人ひとりにはなかなか目が行き届かず、個々の得意分野を伸ばしてあげたりすることは難しいです。表現力や言語力、そして得意分野を伸ばしてあげたいというような場合は、幼児教室の方が良いでしょう。
プレ保育の申し込みステップ
プレ保育・プレ幼稚園の申し込みステップは以下の通りです。
①希望する園の情報を収集する
②見学が可能なら見学に行く
③説明会があれば参加する
④申し込み
⑤面接
園によって、時期が大幅に異なります。情報は、出来る限り早めに収集しておきましょう。ここでは申込ステップの内容を説明していきます。
①希望する園の情報を収集する
そもそもプレ保育を実施していない園もあります。まずは、公式ホームページなどで募集要項を確認すると良いでしょう。来年度の募集要項として、秋終わり11月頃にアップされるところが多いようです。
自治体によっては、幼稚園の一覧表などがあるので、役所窓口で相談してみるのも良いかもしれません。身近に友達がいる場合は、実際に通っている保護者の声を聞くのが一番です。様々なところで情報収集することにより、プレ保育をイメージしやすくなります。
②見学が可能なら見学に行く
事前に見学が可能な場合は、見学に行くとさらに通った場合をイメージしやすくなります。まずは、見学が可能かどうかそれぞれの園に問い合わせてみると良いでしょう。見学が難しい場合でも、園によっては地域の方向けにイベントや園庭開放をしている場合もあります。
保護者同士のつながりができるチャンスでもあるので、積極的に参加すると良いでしょう。
③説明会があれば参加する
プレ保育向けに、説明会を実施している園もあります。説明会の時期が過ぎちゃったといったことの無いように、早めに日程を確認しておきましょう。
④申し込み
申し込み方法も園によって様々です。直接園に行く園もあれば、電話で先着順という園もあります。人気の幼稚園は、すぐに定員でいっぱいになり受付終了ということもあるので、情報収集は早めに行いましょう。
⑤面接
プレ保育でも、面接がある場合があります。子どもに対しては、名前を呼ばれて返事をしたりと簡単なものが多いようです。
保護者に対しても、普段のお子さんの様子など簡単な質問をされることが多いようなので、お受験のように面接対策が必要というわけではありません。一番大切なのは、リラックスして臨むことです。
まとめ:幼稚園のプレ保育はお試し期間
プレ保育は、幼稚園に入園するまでのお試し期間のようなものです。実際の園や先生の雰囲気は、ホームページなどではなかなか知ることができません。
少しの期間だけでも実際に園に通うことにより、雰囲気や先生の子どもに対する接し方を、肌で感じることができます。また、集団生活に母子分離など、子どもにとって初めての体験が多い幼稚園は、慣れるまでに時間がかかる子どもも多いです。プレ保育に通うことにより少しずつ慣れることができ、幼稚園に入園後の生活がスムーズに送れるようになります。
保護者にとっても友達ができやすかったりとメリットがあるので、入園前のお試し期間と思い、親子共にリラックスして通うのが良いでしょう。
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