【絵本】0歳児への読み聞かせ方と、子どもが絵本に興味を持つためのアプローチ

子どもにとって、絵本はとても身近なものです。我が子に、絵本が好きになってほしいと感じたことがある保護者の方も多いのではないでしょうか?しかし、

せっかく読んでいるのに集中して聞いてくれない
思ったように読み聞かせできない

といった、絵本に関する悩みをお持ちの方もいらっしゃると思います。そこで、0~1歳児に向けて絵本の読み聞かせをするときのヒントとコツをご紹介します。ぜひ、最後までご覧ください。

目次

0歳児における絵本読み聞かせのねらい

0歳児における絵本読み聞かせのねらい

まだ言葉も話せなかったり、話せる言葉も少ない子どもに、絵本の読み聞かせが本当に必要なのか、絵本の内容が果たして理解できるのか、疑問に思われるかもしれません。しかし、読み聞かせはそんな時期の子どもにもメリットがあります。

親子でコミュニケーションをとることができる

まだ、言葉を十分に話せない子どもとの接し方って難しいですよね。何を話しかければいいのか、どんな風に、何をして遊べばいいのか分からないこともあると思います。そんなときにも、絵本は親子を繋いでくれますよ。声に出して読むだけでも、子どもにとってみれば、「大好きなおうちの人が、自分に話しかけてくれている」と感じ、嬉しい気持ちになってくれるはずです。

見ることより聞くことを中心に

子どもの視力がどのくらいかご存知ですか?実は、生後3か月の頃の視力は0.01、1歳の頃でも0.2ほどなんです。視力が低いこともあり、絵本の隅々まで、絵を楽しむことはまだ難しい部分もあります。そのため、0~1歳の子どもは、見ることよりも聞くことを中心に、絵本を楽しんでいます。絵本に描かれている内容がまだ理解できないかもしれませんが、耳から聞こえる不思議な音や心地よいリズムは、0~1歳の子どもも十分に楽しむことができますよ。

脳の発達につながるメリット

先ほども少し触れたように、0~1歳の頃の子どもの視力はまだまだ低いです。しかし、ページをめくるごとに変わる色や形を目で追うことや、不思議な音や言葉のリズムに触れること、実際に手で絵本に触れてみることは、全てが脳への刺激につながっています。絵本を通して、今まで知らなかった言葉を知ることができるので、言語能力が高まりますよ。

0歳の成長に合わせた読み聞かせの方法

0歳から1歳は心の成長も体の成長もめざましい時期です。読み聞かせのスタイルにも正解はありません。「こうでなければいけない」と思い込まず、赤ちゃんとの絵本の時間を楽しむことを優先していきましょう。ここでは月齢に合わせた読み聞かせスタイルを紹介していきます。

0歳(0ー2ケ月まで)

眠る時間が多い時期だからこそ、起きている時間は積極的に声掛けをしてあげたい時期です。「読み聞かせ」るというよりも、「語りかけ」るように絵本を活用していきましょう。ふれあったり、だっこしたりする中で絵本を見て語りかけていきましょう。また、寝転がって子どもの視線に合わせて絵本を見せてあげることも効果的です。視力は未熟ですが、言葉のひびき、リズムなどを楽しむツールとして利用しましょう。

0歳(3ー5ケ月まで)

向かい合って本を読み聞かせることで絵本の内容よりも、絵本を読んでいる大人の表情や声などにも興味が出ることも少なくありません。言葉の響きやリズムを重視して読み聞かせましょう。大人の言葉に合わせて喃語が出てきたら、褒めたり、調子を合わせて会話をしてあげることも重要です。赤ちゃんはこの一連のやり取りを通して「絵本って楽しい!」と理解が進みます。

0歳(6ー8ケ月まで)

6ー8ケ月になってくると、大人と同じものに注目して楽しむことが出来るようになります。これを3項(子ども、大人、興味の対象)関係と言い、やりとりを重ねて心を通わせる上で大切な成長です。読み聞かせに応用すると、読んでいる途中で絵本の絵に指をさして「お星さま、きれいだね」「猫だよ、かわいいね」「車だよ、かっこいいね」などの言葉を語りかけましょう。また、読むだけではなく、手や体を動かしながら読むことで動作の真似をすることもあるので、動きをつけて読み聞かせていくこともおすすめです。

0歳(9ー11ケ月まで)

指の機能が発達してくるこの時期は、絵本の構造自体に興味を示し、ページをめくったり、たたいたり、やぶったりしたがる時期でもあります。可能な範囲で思う存分思い通りの行動をさせてあげましょう。読み聞かせが終わらないうちに動き回ることもありますが、無理に引き止めず好きなことに集中させてもいいですし、タイミングを見て読んであげても、BGM代わりに読んであげてもいいでしょう。

子どもが絵本の読み聞かせを嫌がる理由

子どもが絵本の読み聞かせを嫌がる理由

0~1歳の子どもへの絵本の読み聞かせには、いろいろなメリットがあることが分かりました。でも、絵本を読んであげたいのに、子どもの集中が続かない姿に困っておられる方も多いと思います。子どもが絵本の読み聞かせを嫌がるのには、いくつか理由が考えられます。

自分で絵本をめくりたい

まだ、ページの途中なのに、子どもが次のページをめくってしまうことがあります。そうすると、お話どころじゃなくなってしまいますよね。このような場合は、ページをめくるときの感触や絵の変化を楽しんでいたり、その先にお気に入りのページがあり、早く開きたいという気持ちの表れだったりするのかもしれません。これも子どもなりの絵本の楽しみ方です。気持ちに寄り添って、見守ってあげるのが良いでしょう。

読む絵本の時間が長すぎる

子どもと大人の体感時間は全く違い、子どもの体感時間は大人の6倍以上とも言われています。例えば、大人が30歳、子どもが5歳の場合、大人にとっての10分は、子どもにとっての1時間以上ということです。これは5歳の子どもの場合なので、0~1歳の子どもからすればもっと長い時間に感じるということになります。そのため、大人にとってはそんなに長くない絵本でも、子どもにとっては長く感じ、飽きてしまうのかもしれません。そんなときは、読むスピードをあげたり、もっと短い絵本から始めたりするといいですよ。

他の遊びに興味がある

好きな遊びや他にしたいことがあって、絵本の読み聞かせを嫌がっているのかもしれません。大人でもそうですが、無理強いされたり、したいことがあるのに別のことをやらされたら、嫌な気持ちになってしまいますよね。絵本の時間が苦痛になってしまっては、本末転倒です。他の遊びに興味があるときは、無理に絵本の読み聞かせをしようとせず、「じゃあ絵本は、また今度にしようね」と切り上げましょう。

読み聞かせに興味を持ってもらうコツ

読み聞かせに興味を持ってもらうコツ

読み聞かせをするときに、子どもに興味を持ってもらうコツがあります。順に紹介しますね。ぜひ参考にしてみてください。

読み聞かせの環境を作る

子どもは、身の回りのことに関して、いつでも興味津々です。そのため、おもちゃの近くや人の動きがある場所で読み聞かせをしようとしても、気が散ってしまいます。テレビは消して、集中できる環境で読み聞かせをしましょう。保護者の方の膝の上にお子様を座らせて読み聞かせをする方法は、スキンシップにもなるのでおすすめですよ。

読み聞かせる時間を固定化する

読み聞かせの時間を毎日固定し、日々のルーティンとして取り入れるのも一つの方法です。絵本に限らず言えることですが、大切なのは、毎日少しの時間でも「続けること」です。お昼寝前や就寝前のタイミングは、落ち着いた雰囲気を作りやすいのでおすすめですよ。

ここまでご紹介したとおり、0歳児への読み聞かせを行うにあたり、

読み聞かせの環境を作る
読み聞かせる時間を固定化する

等の行動を意識しておく必要があります。

しかし、家事・育児・仕事などもあるし、それにプラスして色々なことを追加していくのは大変、、、
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