【声掛け・行動例あり】子育ての正解がわからない?子育てにおける大事なこと

子育てをしていると毎日が手探りで、自分の育児は正しいのか、何を大切にするべきなのか、ふと疑問に思ってしまうことがありますよね。特に最近はたくさんの育児書やSNSなどにより育児に関する情報を得る機会も多くなりました。そんな中、情報量が多すぎて子育てをする上で何が正解なのかわからなくなってしまった、という方もいらっしゃるかもしれません。

本記事では、子育ての正解とは何か、そして子育てにおける大事なことを行動例とともに解説します。親として子どもにしっかりとした教育をしてあげたいと思われるお父様やお母様に必見の情報を記載していますので、ぜひ参考にしてみてください。

目次

子育てに正解はない

子育てに正解はない

結論から言うと、全親子に共通した子育ての正解はありません。子育てにはそれぞれの目標があり、その目標に通じる道もたくさんあるのです。世の中が決めた「正解」という1本道にとらわれず、親と子どもにとって居心地の良い子育ての道を見つけてみてください。

ここからは子育ての正解について、3つの観点からより詳しくご説明します。身近なことを事例として取り上げ、それぞれわかりやすく解説しますので、理解に役立ててください。

子どもによって正解は変わる

「十人十色」や「百人百様」というように、人にはそれぞれ違った考え方があって当然です。それは子どもも同様であり、子ども100人全員に合った育児というものはありません。たとえ兄弟であったとしても、一人ひとり正解は違うのです。

例えば「上の子はA社のオムツを使っていたけれど、下の子には合わなかったためB社のものを使った。」ということは決して珍しいことではありませんよね。この場合、子育て家庭の大半がC社のオムツを使っていたとしても、上の子にはA社のオムツ、下の子にはB社のオムツが正解なのです。このように、子どもそれぞれに合った正解があることを理解しましょう。

子どもを幸せにしたいという思いは捨てる

親にとって、子どもが「幸せだな」と思える豊かな人生を送ってくれることこそが子育ての目標の1つであり、正解ではないでしょうか。そのためには、「親が子どもを幸せにする」のではなく、「子どもが自ら幸せを見つけられる」ようにするという視点が大切です。そして「子どもが自ら幸せを見つけられる」ようにするためには、日々の中で自分の意思を伝えること、その意思が尊重されて自己決定できることが鍵となります。

ここでは着替える服を選ぶことを例として考えてみましょう。子どもの服を毎日親が決めて出してあげるとします。それは気温のことをよく考えられ、子どもにとっても出されたものに着替えれば良いだけになるため効率的かもしれません。しかし、そのように先回りして勝手に決めてしまっては子どもが気持ちを伝えられる機会を逃してしまいます。この例の場合であれば、好きな色や柄、素材、直観的に着たいと思うものなど、子どもの意見を聞き、選択させることを重視しましょう。成長すれば暑さや寒さのことも自分で考えるようになるなど、思考力も育まれます。

「自分がこの子を幸せにしなくては。」という思いはぜひ捨ててください。親を含めた周りの大人は、子どもが自分の気持ちを伝えられる環境を作り、伝えられたその意思を受けとめ尊重しましょう。それはきっと子どもが自分で幸せをつかめる教育に繋がりますよ。

育児書は一般的な基準

育児の中でわからないことがあれば育児書を手に取ることももちろん良いことです。しかし、育児書はあくまでも高い割合の家庭に沿ったルールで書かれているものであることを忘れないでください。また、子育てにおける考え方は常に変動しているものです。そのため、祖父母や先輩ママからのアドバイスを参考にするときにも、育児はたった数年で大きく変わっていることを念頭に置いて取り入れましょう。

言葉の発達で言えば、2〜3歳の間で「ままとごはんたべる」といった三語文を話せるようになると書かれている育児書もあるかと思います。では、はたして3歳までに三語文を話せないと重大な問題があるのでしょうか。言葉の発達は個人差が大きく出るもので、3歳に三語文を話したことのないお子さんはたくさんいます。なかには、三語文を話したことはないけれど、自分の好きなものであれば複雑な単語も覚えて言えるという子や、日常生活のあいさつはしっかり言えるという子もいるのです。極端に言えば、3歳になった次の日に三語文を話しだすかもしれません。

これはほんの一例ですが、育児書は絶対的なものではなく1つの指標であり、参考にする程度が望ましいでしょう。育児書や周りの意見を大切に考えるのも良いですが、まずは目の前のお子さんに目を向けて子育てのスタイルを考えてみてくださいね。

子育てにおける大事なこと

子育てにおける大事なこと

子育てには正解がないということをお伝えしましたが、では何を大切にして育児を進めるのが良いのでしょうか。本項では子育てにおける大事にしたいことを4つご紹介します。子育ての日常で見られる場面を例に挙げて解説しますので、ぜひ参考にしてください。

子どもの個性や意見を尊重すること

子どもの個性や意見を尊重することは、子育てにおいてなによりも大切と言えます。1989年に国際総会で採択された「子どもの権利条約(児童の権利に関する条約)」の中にも「意見を表す権利」というものがあるほど、子どもが自分に関わることについて意見を表すことは重要であり、大人はその意見を受け止めなければいけません。

「子どもなのだから」と下に見たり、「子どもの言っていることを全て聞いてあげなければ」と上に見たりせず、日頃から子ども参加型の意見交流を行いましょう。周りの人や状況を伝えた上で子ども自身に考えさせ、親子にとって良い結果を導き出すことが子どもの考えを尊重しているということに繋がります。では具体的にどうするのが良いのでしょうか。事例を見てみましょう。

雨の日に公園で遊びたいと子どもに言われた。

声掛けの例

親:今日は雨が降っているから、お家でおりがみして遊ぶのはどうかな?
子:いやだ
親:でもお外は雨が降っているから、公園に行っても楽しく遊べないと思うけど、どうする?
子:でもお外に行きたいの。
親:公園じゃなくて、お外に出たかったんだね。じゃあ少しお散歩に行ってみる?
子:うん。

ポイント

・できないことは正確に伝えながらも、最後まで子どもの意見を取り入れて今後の行動を決める。
・子どもが1番重要としていることを尊重し、指示ではなく提案をして子どもに決めさせる。

自分の意見を言うのが苦手なお子様の場合は、無理に意見を求める必要はありません。その場に参加させることに意味があるからです。何か言い辛そうにしていたら「もしかして何か言いたいことがある?」と促してみるのも良いでしょう。

先回りしないこと

子どもは挑戦する気持ちで溢れています。その挑戦心を「危ないからやめなさい」と止めたり、「そうじゃなくてこうしようね。」と先回りしたりすることはやめましょう。子どもが何かに挑戦したときは結果がどうであれ、その過程をほめることが大切です。子どもが失敗して落ち込んでしまったときは、たとえ失敗してしまっても挑戦したことに意味があり、その失敗を次回に繋げれば良いという考え方を伝えてあげましょう。

お茶を自分でコップに入れようとするが、こぼしてしまう。

声掛けの例

親:自分でコップに入れようとしたんだね。重かったのにここまで運んですごかったよ。頑張ったね。
子:でもこぼしちゃった…。
親:こぼしちゃったお茶どうしようか?
子:(考えた後に)…拭く!
親:そうだね、こぼしちゃっても拭いたらきれいになるから大丈夫だよ。

ポイント

・親は手や口を出さずに、子どもが1人でお茶を入れる様子を見守る。
・お茶はこぼしてしまったが、チャレンジした気持ちを尊重しほめる。
・こぼしてしまったときはどうすれば良いか子どもに考えさせる。
・失敗してしまっても大丈夫ということを伝え、安心させる。

挑戦する子どもの姿はもどかしく感じることもあるかと思いますが、人に迷惑をかけることや命に関わるほどの危ない行為でない限り、先回りせず見守ってあげてくださいね。

子どもの話をよく聴くこと

子どもが何を感じ、何が好きで、どんなことに興味があるのか、用事をする手を止めてぜひ聴いてみてください。子どもは大好きなお父さんやお母さんに関心を向けてもらえると、「自分を大切に思ってくれている」と喜びを感じ、子ども自身も自分を大切にしようという思いが芽生えます。聴くときには子どもの話に興味を持ち、聴く姿勢を整えて最後まで聴いてあげてくださいね。

子どもが夢で見たことを話し始める。

声掛けの例

子:今日ね、恐竜の夢を見たよ。
親:恐竜が出てきたんだね、怖くなかった?
子:優しい恐竜だったから大丈夫。一緒に遊んだよ。
親:優しい恐竜だったんだ。
子:うん。ケーキも食べたよ。
親:楽しそうだね。恐竜のほかになにかいた?
子:パパとママと車と、電車と、飛行機もいたよ。
親:〇〇ちゃんの好きなものばかりだね!ママも同じ夢見てみたいな。

ポイント

・子どもの方に体を向けて、目を見てしっかり聴く。
・言っていることを否定せずに気持ちを汲み取る。
・多少誇張していても受け止め、話を止めない。
・適度に質問を挟みながら、話を進めやすい状況を作る。

子どもの話をじっくり聴くことは親子の信頼関係を深めることができるのと同時に、子どもの自己肯定感を育むこともできる魅力的な取り組みです。子どもが何を考えているのか、1度関心を持って聴いてみてくださいね。

親自身が子育てを楽しむこと

明るくニコニコしている人と、雰囲気が暗く不機嫌そうな人では、単純に前者の方が良い印象を受けますよね。特に子どもは目で見たことに対して影響を受けやすく、それが身近な人であればなおさらです。そのため、お父さんやお母さん自身が子育てや人生を楽しむ姿を子どもに直接見せることで、子どもも自然と人生を楽しいものにしたいと思うことができます。

子どもが片付けをしない。

声掛けの例

親:もうすぐご飯の時間だからおもちゃを片付けてね。
子:えー、まだ遊びたい!
親:まだ遊びたいか、楽しいとこだったんだね。じゃどっちが多くおもちゃを片付けられるか、競争しない?
子:いいよ!
親:よーいドン!
親:(片づけ遊びを促す)
子:パパとママと車と、電車と、飛行機もいたよ。
親:〇〇ちゃんの勝ちだね!こんなに早くたくさん片付けられるなんてすごーい!

ポイント

・子どもの気持ちに寄り添う。
・子どもがいやだと思うことも楽しいものに替えて提案する。
・親も遊びに参加し、楽しいという気持ちを子どもと共有する。
・子どもの頑張ったことを詳しくほめる。

子どもの人生を豊かにするためには、上記の例のようにポジティブな声掛けを心掛けましょう。親がポジティブだと、子どもも前向きに物事を捉えられるようになります。奮闘する子育ての中で笑顔を絶やさないのは難しいことですが、子どもと過ごす日々をぜひ楽しみながら過ごしてみてくださいね。

まとめ

子育ての正解について解説しました。

子育てには共通した正解はなく、試行錯誤の連続です。悩みは尽きず、失敗と感じることもあるかもしれませんが、育児書やSNSの情報にとらわれず、目の前の子どもと向き合い、一緒に成長する気持ちで過ごしてみましょう。子どもが自分らしい豊かな人生を歩めるようにするためには、子どもをコントロールしようとせず、気持ちや意見をよく聞き尊重することが大切です。子どもに寄り添い、親自身も子育てを楽しみながら、各家庭に合った子育ての正解を見つけてくださいね。

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