小学校受験で頻出の昔話項目!必読の絵本と効果的な読み聞かせ方法

小学校受験に取り組むのなら必ず読ませておきたい「昔話」。幼児期における読み聞かせが語彙力の向上、感性を育んだり、創造力の向上になることはご存知かもしれません。

では小学校受験のためにどんな昔話を読み聞かせるべきなのか、また、どんな問題が出題されるのか、悩まれる方は多いと思います。小学校の受験対策に限らず、一般常識としても大事な「昔話」。この記事では小学校受験に出題される「昔話」の問題を解くコツ、よく出題される昔話一覧、問題の解説などを紹介します。

目次

小学校受験問題における「昔話」とは

小学校受験において「昔話」といわれるジャンルの問題があります。有名な物語の内容や登場人物について理解し、知識として身についているかを問われる問題です。

「ももたろう」、「うらしまたろう」といった日本の昔話や「シンデレラ」、「赤ずきんちゃん」といった海外の童話が扱われます。実際の問題を見てみましょう。

「昔話」の問題例と解説

以下に示すのは、「天神」幼児タブレット版に実際に収録されている問題です。

問題例:「ももたろうのお話の絵を選びましょう。」

答えは左上にある、男の子とサルとイヌが描かれている絵です。「ももたろう」に登場する動物を知っていることや、「ももたろうが、動物にきびだんごをわたして仲間を作る」という内容を理解していることが必要です。また他の絵は、右上:「みにくいアヒルの子」左下:「はだかの王さま」右下:「赤ずきんちゃん」の一場面です。いずれもぜひ読んでおきたい昔話です。

では、次に「昔話」を扱った小学校受験の問題には他にどのような種類があるのかについて紹介します。

「昔話」を使ったその他の出題例

小学校受験において、「昔話」を使った問題には次のような種類があります。

  • 昔話(物語)の並べ替え問題
  • 昔話(物語)の登場人物や出てくるモノを問う問題
  • 昔話に関連した絵を選択する問題

それでは、一つずつ順番にどのような問題かを詳しく見ていきましょう。

昔話(物語)の並べ替え問題

以下に示すのは、「天神」幼児タブレット版に実際に収録されている問題です。

問題例:「ももたろうのお話の順番に合うように、絵をならべましょう。」

昔話の一場面を描いた絵がいくつかあります。お話の進む正しい順番に、絵を並べ替える問題です。物語の論理的な展開や、登場人物の行動などを理解しているかが見られます。

昔話(物語)の登場人物や出てくるモノを問う問題

小学校受験の問題には、昔話(物語)に出てくる人物やモノに関する知識を問うものもあります。

以下に示すのは、「天神」幼児タブレット版に実際に収録されている問題です。

問題例:「ももたろうのお話に出てくる絵、全部に〇をつけましょう。」

答えは、上段右端の「もも」と、下段右端の「おに」の絵です。この問題のように、答えが複数ある場合は難易度が上がりますし、お話に登場しない果物や動物などの絵があると迷ってしまうこともあるかもしれません。物語に登場する人物やモノが何であるか、細かいところまで知っている必要があります。

昔話に関連した絵を選択する問題

ここまで紹介したものの他にも、同じ物語の絵と、ちがう物語の絵を分類するといった出題形式もあります。以下に示すのは、「天神」幼児タブレット版に実際に収録されている問題です。

問題例:「ももたろうのお話ではない絵に×をつけましょう。」

答えは、左端の絵です。これは「ももたろう」ではなく「いっすんぼうし」の一場面を表しています。どちらも日本の昔話であり、「おに」が登場するところは似ていますが、それぞれの主人公がどんな姿の人物であり、何をしたのかを知っていれば、解くことができます。

昔話に関連した制作問題

小学校受験の問題には、ペーパーの問題だけでなく、巧緻性問題という工作したり絵を描いたりする手先の器用さを見る制作問題に、昔話の要素をいれて出題される問題もあります。

例えば、粘土制作や創造した絵を描く課題として

「昔話の中で自分がなりたいものを考えて粘土で作る」
「昔話の好きな場面を描く」
「昔話の一場面の塗り絵を塗る」

などの制作課題が出題される学校もあります。

ここまで、実際の受験問題を見てきました。どの問題を解くにも、「昔話」をよく読んで理解している必要があることがおわかりいただけたと思います。

ではなぜ、「昔話」が小学校受験の入試問題として出題されるのでしょうか。

小学校受験に「昔話」の問題が出題される理由

入試において「昔話」の問題を出題する学校は、言葉の理解や論理的思考力、想像力の育成といった観点から、子どもの教育において「昔話」の読み聞かせを重要視しているといえます。

子どもはお話に触れることで、言葉がどのように使われているかを理解し、覚えることができます。また、登場人物の心情や行動に共感したり、自分であればどうするかを想像したりする力も育ちます。さらに、「昔話」には、正義の心や、助け合い、失敗から得る教訓など、子どもに学びとってほしいメッセージが含まれていますので、子どもの豊かな心を養う優れた教材といえます。そのため、家庭において、たくさんの「昔話」を子どもに読み聞かせしているかが見られているのでしょう。

小学校受験でよく出題される「昔話」一覧

小学校受験でよく出題される「昔話」一覧

小学校受験でよく出題される「昔話」について、代表的なものを挙げます。

よく出題される「昔話」一覧

ももたろう
きんたろう
うらしまたろう
いっすんぼうし
シンデレラ
マッチうりの少女
おおかみと七匹のやぎ
赤ずきんちゃん
かちかちやま
かぐや姫
うさぎとかめ
さるかに合戦
つるのおんがえし
ブレーメンの音楽隊
三匹の子ぶた
はなさかじいさん

他にも多くの「昔話」がありますが、これらは受験において出題される可能性が高いものです。よく知らない物語があれば、書店や図書館で絵本を見つけ、ぜひ読み聞かせに取り組んでください。 では、お子様にたくさんの「昔話」を読み聞かせて、その内容を理解してもらうには、どんな方法があるでしょうか。

子どもが「昔話」を理解するために有効な方法

お子様が「昔話」の物語を理解し、登場する人物や事柄についての知識を身に付けるためには、以下のような方法がおすすめできます。

  • 絵本の読み聞かせを習慣化する
  • 読み終わった話について感想を話したり、クイズを行ったりする
  • YouTubeやDVDを活用する
  • 受験用の問題に取り組む

それぞれ、具体的に説明します。

絵本の読み聞かせを習慣化する

お子様が「昔話」に触れるいちばんの方法は、お家の方が絵本を読み聞かせるというものです。寝る前は読み聞かせの時間とするなど、できるだけ決まった時間に行い、いつもの習慣として定着させられると、なおよいでしょう。このときに大切なのは、読み聞かせをするお家の方自身が楽しむ姿勢でいることです。お家の方が物語に心を動かされながら、表情豊かに読み聞かせることで、お子様にとって、読み聞かせの時間はさらに楽しく、待ち遠しいものになります。この「お話に触れるのが楽しい」という感覚は、お子様が自分から進んでお話を読むという習慣の基盤となります。

読み聞かせは「お話の記憶」にも効果的です

読み聞かせは、小学校受験問題によく出る「お話の記憶」と呼ばれる問題の対策としても大変おすすめです。「お話の記憶」は、テープの音声や先生が話すお話を聞き、そのあと、内容について聞かれた質問に答える、という問題です。親に読み聞かせをしてもらっているお子様は、日ごろから、場面の変化を理解・記憶しながらお話を聞いていますので、「お話の記憶」で必要な集中力・記憶力の向上が期待できます。

読み終わった話について感想を話したり、クイズを行ったりする

読み聞かせが終わったら、お話について自由に話し合う時間をとって、一緒に考えるようにすると、そのお話はお子様の記憶に深く残るものになります。この時、正しく理解して、要点を正しく掴むことにこだわる必要はありませんので、お子様の自由な考えや思いを受け止めて聞いてあげるとよいでしょう。 次に、お話の内容をクイズにして遊ぶこともおすすめです。例えば、「ももたろうのおともをすることになったのは、なんの動物だったかな?」「かぐや姫のお話で、最初に出てきたのはだれだったかな?」など、登場する人物や、物語の展開についてのクイズを出すことで、楽しみながら、理解を深めることができます。

YouTubeやDVDを活用する

YouTubeやDVDを活用する

YouTubeを使って「○○(物語のタイトル) 読み聞かせ」のように検索をすれば、好きな「昔話」の読み聞かせ動画をお子様と一緒に楽しむことができます。普段は、お家の方がお子様に読み聞かせるという形式ですが、YouTubeやDVDを使うことで親子ともに聞き手になることができるので、お子様と感じたことを共有しやすくなります。 YouTubeは過激な広告が出たり、次々に動画が始まったりしてしまうので、使用の際には、お家の方がコントロールしてお使いください。

また、有名な「昔話」は短編アニメになっているものも多くあります。そういったDVDを視聴して、映像や音楽とともに物語を味わうことは、お子様にとって刺激的な体験となるでしょう。

受験用の問題に取り組む

「昔話」の内容をつかむことができたら、小学校受験の問題集を使って、問題演習に取り組むとよいでしょう。先ほど紹介したような、並べ替え問題や、昔話に登場する人物やモノを選択する問題を、ペーパーテストの形式で練習し、慣れておくことで、本番の試験も落ち着いて取り組むことができます。お子様一人で取り組むことが難しい場合は、お家の方が少しずつヒントを出しながら答えまで誘導したり、一緒に絵本を見直したりしても問題ありません。問題が難しいために、絵本を読むことそのものが嫌いになってしまわないよう、楽しく取り組むことを大切にしましょう。

まとめ

ここまで、小学校受験で問われる「昔話」の問題の出題形式や必要な能力、そしてご家庭でできる対策の方法についてご紹介いたしました。 「昔話」を通して育むことができる、お話の論理的な展開や、登場人物の心情・行動などを理解する力は、小学校からの授業において、ますます重要になります。 また、お子様に読書の習慣を定着させることで、語彙力や想像力を培っていくことにもつながります。

「昔話」の問題についてはわかったけれど、実際に取り組むのは大変そう・・・と感じられた方へ

「昔話」の問題が解けるようになるには、

・絵本の読み聞かせを習慣化する
・読み終わった話について感想を話したり、クイズを行ったりする
・YouTubeやDVDを活用する
・受験用の問題に取り組む

といった方法をおすすめいたしました。

とはいえ、お子様に合った良質な絵本を選んだり、「昔話」の問題集を探したりするのは、家事、育児、仕事などをしながらだとなかなか難しいかもしれません。

それならば、「天神」幼児タブレット版がお役に立てるかもしれません。

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なお、今回解説した「昔話」に関する問題は、全100問収録しています。
小学校受験レベルの問題に取り組み、その場で採点・解説してくれるので、楽しみながらさくさく解き進めることができます。

「天神」における「昔話」の問題の特徴

収録問題数 100問

なんと収録問題数は100問!たくさんの問題に触れられるので、「昔話」の問題に慣れることができます。先ほど紹介した、小学校受験によく出題される「昔話」一覧の作品を、複数の問題形式で扱っています。昔話に沿った問題のみを学習する事も可能です。

「昔話」の問題と合わせて活用できる「読み聞かせ」コンテンツも充実

「天神」には「読み聞かせ」のコンテンツを40作品以上収録!プロのナレーターが、やさしく読み聞かせてくれます。「読み聞かせ」の挿絵と同じものを「昔話」の問題にも用いているため、物語の場面が記憶に残りやすくなっています。また、「昔話」の問題でわからなかった作品があれば、すぐに「読み聞かせ」コンテンツで確認することができるという点も非常に便利です。二つのコンテンツを合わせて使えば、お話はしっかりと定着します。

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