【人のせいにしない】自分の行動に責任を持つ子どもの育て方と親の行動について

自分が言ったことや決めたことを守れたり最後までやり抜くことは、子ども自身が自立し自信を持って生活を送る上で身につけておきたい力です。また、これから生きていく社会の中で、人から信頼されるためにもとても大切なことですよね。

ここでは、子どもが自分で決めたことに対して、責任を持てるようになるためにはどんな力が必要なのか。また、そのためには生活のなかで、どんなことを取り入れたらいいのかを解説します。さらに、そんなとき親はどうサポートしたらよいのかも見ていきましょう。

目次

自分で考えて行動するのは何歳から?

自分で考えて行動するのは何歳から?

自分が言ったことや決めたことを行動に移し、最後までやり遂げることは大人でも難しいことですよね。自分の行動に責任を持つことを学べるようになるのは、何歳くらいからなのでしょうか?

自分の意思がはっきりしてくるのは、イヤイヤ期とも言われる2歳くらいです。

そこから、3歳ごろになると、少しずつ自分以外のものに興味関心を向けるようになり、周りを観察し、自分で判断して行動できるようになります。4、5歳になると、自分の決めたことを守ったり、最後までやる大切さもわかるようになります。お手伝いも自分の役割として、家族のためにがんばることができるでしょう。

責任感を育むためのスキル

自分の決めたことに責任を持てるようになるためには、いったいどんな力が必要なのでしょうか。責任感を持てるようになるためは、さまざまな力が総合的に必要になります。ここでは、主な3つの力をみていきましょう。

先を読む想像力

想像力は、生きていくためにはあらゆる場面で必要になる力ですね。今回の場合、想像力が必要になるのは、自分が言ったこと、決めたことをやった結果どうなるのか。また、やらなかった場合、自分の身や周囲にどんな影響があるのかについて、思い描いてみることができるかどうかということです。具体的に想像することはまだ難しい年齢であっても、

「これをやれば喜んでもらえるにちがいない」
「やらなかったら家族が困るかもしれない」

そんなことを、ぼんやりであっても考えられるようになれば、行動に移すための原動力になります。より成長すると、これをやったことで自分にとってどんなメリットがあるのか、やらなかった時の自分の心の中はどんなふうだろう、ということまで、考えられるようになっていきます。

自分で率先して動く力、自主性

文部科学省も平成29・30・31年改訂学習指導要領でも示している通り、受け身ではなく自分から積極的に動ける自主性は、さらに一段上の、今の時代に求められている「主体性」につながる力です。

誰かに言われてやるのではなく、自分のやるべきことを能動的にやれるようになると、他のことも自信を持って行動できるようになります。子どもが幼いころは、どうしても親が先回りしてものごとを決めがちですが、子どもが自分で考えて決める小さな積み重ねは、この自主性を高めることにつながっていきます。

時代が求める論理的思考力

この論理的思考力は、直感や感情的に捉えるのではなく、ものごとを順序立てて、道筋を立てながら考える力をいいます。ものごとを頭の中で整理できる力、といえますね。

「ロジカルシンキング」ともいい、ビジネスの世界でも注目されている能力です。また、教育の場で重要視されるようになった「プログラミング的思考」はこの論理的思考力の一部ともいえるでしょう。この力を高めることで、本当に大切なことを見分けたり、自分がやるべきことを意味づけ・理由づけができるようになります。

子どもの責任感の育て方

子どもの責任感の育て方

では実際に、子どもが自分の行動に責任感を持つために家庭でできることは、どんなことがあるのでしょうか。

お手伝いをさせる

家庭で取り入れやすく、続けやすいことにお手伝いがあります。お手伝いなら、小さい時から時間がある時やお休みの日に時々やってくれる、というお家もあると思います。ただ、責任感を育てるために大切なのは、決まったお手伝いを続けるようにすることなのです。気分が乗らないときでもやらないといけない、自分の担当、自分の役割として、任せることがポイントになります。

そのためには、毎日でもあまり負担にならないような、5〜10分くらいでできることがいいですね。ご飯の時にお箸を並べるなどの簡単なことから始めて、年齢が上がるにつれて玄関掃除やお米を研ぐ、お風呂掃除などもいいかもしれません。「自分がやらなくても親がやるから大丈夫」とならないように、一度任せたらグッと我慢して、親は手を出さないことが重要です。

目標を自分で設定させる

自分自身が決めたことを成し遂げたときの達成感は、自信になり、子どもが自ら次のレベルに挑戦しようとするためのモチベーションになります。子どもが何か決める時、アドバイスのつもりで親はつい口を出してしまいがちです。しかし、親があれこれ口を出して決めたことと、自分が考え決めたことでは、取り組む際のやる気も達成感も大きく違ってきます。子どもが相談してきたら、しっかり話を聞いてあげましょう。そして最後には自分でゴールを決めさせることを心がけます。

家族の活動に参加させる

一番小さな社会ともいえるのが家族です。家族で行うさまざまな活動を、子どもも巻き込んで一緒に進めていくことは、子どもの社会活動の練習にもなります。その中で自分の意見を出してもらったり、係を決めて任せてみるのがいいですね。

例えば家族旅行に行くなら、計画段階から子どもを参加させましょう。家族で行くならどこに行きたいかから始まり、交通手段、宿泊先など、さまざまな意見をみんなで出し合いながら、一つひとつ決めていきます。持ち物の準備なども任せたり、旅先でも自分の荷物は自分で管理するようにすることで、これまでのようにただ連れて行ってもらう旅行ではなく、自分も参加して自分で行動する特別な経験になります。

子ども扱いしない

子どもは大人より知識もできることも少ないに違いない、だから守り教えてあげなければ、というのが親心なのかもしれません。ただ、それが子どもの自立心をそいでしまう形で現れないように気をつけなければなりません。

そのためにこんなことに気をつけてみましょう。

  • 子どもの意見を尊重する
  • こちらの意図や目的を丁寧に説明する
  • 言葉遣いに気をつける
  • 大人の都合で予定を変えない
  • 本音を伝える

子どもは、1人の人間として対等に接してもらうことで、自信を持ち責任を学ぶことができます。

生き物を飼う

子どもの責任感を養うためによく取り上げられるのが、生き物を飼うということです。犬や猫でも昆虫でも、小さな生き物は毎日お世話をしなければ命をつなぐことはできません。これはとても大きな責任です。餌をあげる、トイレの始末をする、毎日散歩をする必要があるなど、家族として迎え入れたからには自分の都合でお世話を怠ることはできないことを子どもは学んでいくでしょう。

動物や昆虫を飼うことは、いろいろな制約も出てきますので、無理そうなお家では、植物を育てることでもよいでしょう。お世話している植物が、生き生きと葉を広げる様子や花を咲かせる姿は、命の尊さと一緒に、優しい思いやりの心も大きく育つはずです。

子どもの責任感の育てる親の行動

子どもの責任感を育てるためには、親はどんな姿を見せるべきなのでしょうか?

子どもの責任感の育てる親の行動

干渉しすぎない

子どもが自分で決められない、また最後までやり通すことができない主な原因に、親が口を出しすぎるということがあります。子どものことを心配するのは、親として当然のことです。しかし、子どもが決めるべきことを親がよかれと思って決めたり、子どもの決めたことを否定することは行き過ぎたことかもしれません。

干渉しすぎることは「あなた1人では何もできないからやってあげる」と暗に伝えていることになりませんか?

1人で決めさせてよいこと、任せてよいことを見極めることも親の大切な務めです。たとえ失敗することがあったとしても、それは子どもの学びのチャンスだと思い、見守ることも時にはとても大切なことです。

親自身が約束を守る

子どもの1番のお手本は身近な親の姿です。大人の都合を優先して、約束を先延ばしにしたり、守れなかったことにひと言だけ謝って終わりにしたりすることはありませんか?その約束は、大人にとっては大したことではなかったとしても、子どもにとっても同じだとはいいきれません。子どもとの約束を守ることは、親が自分の決めたことに責任を持つ、簡単に投げ出してはならないという、一番わかりやすい見本になります。

信じて応援する

子どもが自分の決めたことをがんばるためには、信じて応援することが一番の力になります。自分で決めた目標でも、やはりまだ見失いそうになったり挫けそうになることも多いでしょう。決まったお手伝いも気分が乗らないこともあります。

そんな時はつい口に出しそうになりますが、子どもが気づいてやる気になるまで待ってみましょう。やらないと怒られるからやる、ではなく、自分で決めたことだし、信じて待ってくれているんだからやろうという気にさせることです。子どもは自分ができるということを親が信じてくれているんだ、と自信とやる気を取り戻せるでしょう。

必ずお礼を伝える

子どもが自分の役割としてお手伝いをがんばってくれたら、お礼を忘れないようにしましょう。お礼を言われることは、子どもにとって自分が役になっている、ということを実感できる大切な機会です。続けているとどうしても忘れがちになりますが、掃除してくれたところを見に行ってあげお礼を言う、やってくれて助かったと感謝の気持ちを伝えることが、子どもの喜びとやる気の源になります。

まとめ

子どもが自分の行動に責任を持つために、どんなことを取り入れたらよいのか、また親はどうサポートしたらよいかについてみてきました。

誰かの言葉に従うことに比べ、自分自身で決めたことを最後までやりぬくことは、子どもにとってとても大変なことです。だからこそ、子どもが自分に自信を持つための大きなチャンスにもなりますね。子どもの責任感を育むためには、まず親が子どもを信じて自分で決めさせることが大切です。子どもが自信を持ってこれからの人生を歩めるよう、親は一番身近なロールモデルとなりながら、ゆっくりとサポートしていきましょう。

想像力や自主性を育てるのはシンプルだけど難しい、、、

ご家庭で想像力を育てるには「読み聞かせや読書」をさせ、自主性を育てるためには「自分で選択させて、失敗しても叱らない」などを心掛けることが大切です。

しかし、興味があることに夢中なのが子ども。思い通りに動いてくれないことの方が多いですよね。自発的にさせることなんて難しいし、そう考えると「人のせいにしない」子どもに育てるってなかなか難しい、、、と思われませんか?

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