【親のサポートが鍵】「自ら進んで勉強する子ども」に育てる秘訣とは
「子どもが勉強しなくて困っている」という問題は、多くの親を悩ませている問題ではないでしょうか。
親がつきっきりで勉強を見るのには限界があります。また、なかなかやる気を出さない子どもに声をかけ続けることは、親の負担も大きいです。子どもが自ら進んで勉強することが理想ですが、どのようにしたら子どもが自主的に勉強するようになるのでしょうか?
この記事では、自ら勉強する子どもの特徴や、自主的に勉強するようになるためにするべき親の働きかけについて、具体的に解説します。
自ら進んで勉強する子どもを育てるには
子どもが勉強を楽しみ、自ら机に向かってくれるようになったら嬉しいですよね。親が理想とする「自ら進んで勉強する子ども」はどれくらいいるのでしょうか?
まずは、実際にどれくらいの子どもが自主的に勉強しているのか、その実態を見てみましょう。
自ら机に向かう子どもは2割程度
全国の年中から小学3年生までの長子を持つ20~40代の保護者500名を対象に行われた「α世代の勉強に関する実態調査(学研エデュケーショナル)」によると、子どもの勉強に関して「保護者から声をかけずとも自主的に勉強をしている」と答えた割合は、19.8%と、全体の2割程度だったそうです。
これに対して「子どもに普段から自らの意志で机に向かい勉強してほしいと思いますか」という質問に「とてもそう思う」「ややそう思う」と答えた割合が89.6%となっており、子どもの実態と保護者の理想に大きな差があることが分かりました。
また、「子どもの勉強の指導方法について悩んだことがありますか」という質問に「よくある」「ややある」と回答した割合が55.8%となり、半数以上の親が勉強の指導方法について悩んだことがあることが分かります。
これらの調査結果を見ると、「子どもに自主的に勉強してほしいけれど、どんなアプローチをしたらいいのかわからない」と悩んでいる親が多くいるようです。
勉強が嫌いな子どもの割合は?
また、「小中学生の学びに関する実態調査(東京大学・ベネッセ共同研究プロジェクト)」では「あなたは勉強が好きですか」という質問に対して、小学4年生~中学2年生が回答しています。同調査で「好きではない」と回答したのは、小学4~6年生が約3~4割、中学1~2年生が5割~6割という結果でした。
勉強に関して積極的に取り組んでほしいと思う親が多い一方、勉強に関してネガティブな感情を持っている子どもも多いようです。
自ら進んで勉強が出来る子どもの特徴
中には親が積極的に働きかけなくても、自ら勉強できる子どももいます。親に言われなくても勉強ができる子どもにはどのような特徴があるのでしょうか?自発的に勉強する子どもの特徴を見てみましょう。
自主的な行動・発言ができる
普段から自主的に行動できる子どもは、勉強も自分で進められる傾向があります。
学校などでは一方向的に勉強を教わることが多く、生徒は勉強に対して受身になりがちです。受け身姿勢なままの子どもは、指示されたことだけをやったり、わからないことがあっても自分から質問などあまりしません。
一方、普段から自主的に考えて行動している子どもは、勉強に関しても積極的に動くことができます。指示されたことが終われば「次は何をすればいいですか?」と聞けたり、わからないところがあれば質問したりできます。
主体的に行動できる子どもは、与えられた以上のことを自分から獲得できます。同じ授業内容でも多くのことを学べ、自ら進んで勉強することができるのです。
勉強に集中できる環境が整っている
自主的に勉強をしてもらうためには、勉強に集中できる環境が必要です。
テレビがついていたり、おもちゃが見えている環境では子どもはなかなか集中力を発揮できません。子どもを誘惑するものがない机やきちんと足を床につけて座れる椅子など、勉強しやすい環境を整えてあげましょう。
小学校低学年のうちは、親の目の届くリビング学習をする家庭も多いです。その場合も、子どもの視界にできるだけ勉強に関係のないものが入らないようにし、集中できるよう配慮が必要です。
勉強する習慣がついている
自分から勉強する子どもは、勉強が習慣になっているケースも多いです。歯磨きやお風呂などの習慣は、好きや嫌いの感情をはさむ余地なく当たり前のように毎日しています。勉強も同じような習慣となっていれば、モチベーションに左右されることなく、自分から勉強をこなすことが可能です。
最初から「毎日1時間勉強する」などの大きな目標を立ててしまうと挫折しやすいので、無理のない範囲から習慣化を目指します。
・帰ってきたらまず宿題を机に出す
・1日に漢字を1つ覚える
・朝プリントを1枚解く
など、行動を習慣化するには時間がかかるものなので、長い目で見ながら勉強の習慣化を目指してください。
自ら進んで勉強出来る子どもを育てるために親ができること
それでは実際に、自ら勉強ができる子にするためには、親はどのような働きかけをすればよいのでしょうか?
「勉強しなさい」と叱るように言って聞かせても、反発心を抱くか、怒られるから勉強するといった消極的な姿勢になってしまう可能性が大きいです。子どもが勉強に親しみ、自ら勉強に向かうようになるために、親はどんな働きかけができるのか具体的に見てみましょう。
勉強が楽しくなる工夫をする
できるだけ子どもの負担をなくすため、楽しく続けられる工夫をしてあげましょう。勉強をしていて楽しい瞬間が多ければ、子どもが自ら勉強に向かいやすいです。
勉強が楽しくなる工夫には、次のような例が挙げられます。
まだ勉強に慣れない段階では、親も積極的に勉強に関わっていきましょう。親子で楽しむことで、子どもが勉強に対してネガティブなイメージを持ちにくくなります。
兄弟・友達と比べない
子どもが思うように勉強してくれないと、つい「おにいちゃんは自分でできたのに」「○○くんは毎日1時間は勉強してるって」などと比べてしまうかもしれません。
親は本気で悩んでいるからこそそう思ってしまうのでしょう。ですが、誰かと比べても子どもはやる気を出すどころか反発心を抱いてしまうこともあります。結果として子どもがより一層、勉強に嫌なイメージを持ってしまうので、親が求める結果とは逆の方向に行ってしまうかもしれません。そのため、他の誰かと比べるような発言はしない方がよいです。
勉強に集中できる環境を用意する
勉強に集中できる環境は、家のどこかにありますか?
リビングでも自分の部屋でも、勉強する場所は子どもの性格に合わせて決めましょう。いずれにしても、勉強をするときはテレビを消して、おもちゃやゲームは視界に入らないようにしてください。
家族がいる空間で勉強するときは、一緒にいる家族がおしゃべりを控えるなどの協力も必要です。他にも部屋の明るさや室温など、些細なことが気になって集中できない子もいるので、細かいところも気にしてみてください。
親も勉強する
子どもは親の行動をよく見ていて、親とそっくりの行動をしていることがあります。
親がよく本を読んでいれば子どもも本を読みますし、親が楽しそうに勉強していれば子どもも勉強にポジティブなイメージを持てます。ちょっとした隙間時間にスマホを見るのではなく、本を読む姿などを子どもに見せてあげてください。
また、子どもと一緒に勉強しているときにも親の態度は見られています。分からないことがあったとき「これ、ママには難しいわー。先生に聞いてきて」と投げ出してしまうより、「悔しい!何で調べれば分かるんだろう?」などと自ら学ぶ姿勢を見せてあげるとよいですよ。
先回りして答えを提示しない
子どもの勉強は親から見れば簡単で、すぐに答えを出せてしまいます。そのため、親は「ここはこうだから、こうなるんだよ」と簡単に答えを教えられます。
しかし一方的に知識を受け取るだけでは、勉強の楽しさを感じられません。子どもが自分から勉強したくなるようにするためには、自分で考えさせる時間が必要です。
「あなたはどう思う?」
「どうやったらうまくいくかな?」
など子ども自身に考えさせましょう。このとき、親は無理に正解に誘導するのではなく、子どもの自由な考えを受け入れてあげてください。子どもに考えさせることで、子どもは主体的に勉強に参加することができます。この経験を積むことが、普段の勉強でも自ら進んで勉強することにつながります。
成功体験を築いてあげる
「自分でできた」という成功体験は、子どもの自信につながります。まずは子どもが少し頑張ったらできることに挑戦させましょう。
- 1週間毎日1枚ずつプリントをやった
- ママがいなくてもワークを進められた
など、子どもが達成したことに注目し、できたことを言葉にして伝えてあげてください。勉強に関して自信がつけば、それがさらに勉強への意欲になります。「こんなにできるようになったから、もうちょっと頑張ってみよう」と思えるように、小さな成功体験でも見つけて評価してあげましょう。
勉強していなくても怒らない
いくらアプローチしても子どもが勉強しないと、つい怒りたくなる気持ちも分かります。「ちゃんとやるって約束したじゃない!」と、期待を裏切られて声を荒げてしまうこともあります。
しかし、怒られたからと言って子どもが自主的に勉強するわけではありません。勉強をしないことで怒られると、子どもは反発するように勉強から遠ざかるか、怒られないために勉強するかのどちらかになってしまいます。勉強するようになったとしても、それは自主的に勉強する理想の状態からはかけ離れてしまいますよね。
子どもが勉強しない場合は、怒る以外の方法を考えましょう。勉強する意味を一緒に考えたり、子どもが楽しくなるような工夫をしたり、できることはいろいろとあります。
まとめ
子どもが自ら勉強するためには、親が一生懸命声掛けするより、勉強を楽しいと思える仕組みをつくることが重要です。勉強に関して楽しい感情を持ってくれれば、遊びの延長の感覚で、子どもは自発的に勉強するようになります。
生活の中に勉強を落とし込んだり、勉強を楽しめる仕組みを作っても、すぐに効果を実感できないかもしれません。目に見える成果を得られるまで親はじれったいかもしれませんが、子どもが楽しんで自主的に勉強できるよう、子どものペースに合わせて取り組んでみてください。
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