お正月の特別な時間に!子どもの知育にピッタリな「かるた遊び」の楽しみ方

ゆっくりできるお正月休み。子どもと遊ぶ時間もたっぷり取れそう、という時には、昔ながらのお正月遊び「かるた」を取り入れてみてはいかがでしょうか?

実はかるたは、幼児期に伸ばしておきたい力を、楽しみながら鍛えられる遊びでもあります。ここでは、かるた遊びで期待できる8つの知育効果と、小さな子どもでも楽しむことができる遊び方のポイントを紹介します。

目次

かるたは何歳から楽しめる?

かるたは、一般的なルールに沿った遊び方なら、3歳くらいから楽しむことができます。3歳になると、個人差はあるものの、大人の話や、ルールを理解する力がついてきます。

また、記憶する力もある程度ついてくる頃です。たとえまだ読むことはできなくても、なんとなく字の形を覚えたり、読み札で読まれた内容を頭に入れながら札を取ることができるようになります。1歳からでも「わんわんはどこ?」「バナナはあるかな?」などの声掛けをすることで、絵札を使って遊ぶことができます。

また、知っている動物の絵柄や好きなキャラクターのかるたなら、より興味を持ってくれるでしょう。

かるたのルール

かるたのルールを簡単に説明します。

  1. かるたには読み札と絵札の2種類がある
  2. まず絵札を床に重ならないように広げる
  3. 札を読む人が読み札を読んでくれたら、その内容にあった絵札を取る
  4. 絵札は1番に取った人のものになるので、できるだけ早く取る
  5. 広げた絵札がなくなるまでやり、1番多く絵札が取れた人の勝ちとする

1度ではなかなか覚えられないため、やりながら少しずつ教えてあげるのがいいでしょう。

最初はなかなか取ることができずに、すねてしまったり泣いてしまったりということもあるかもしれません。そんな時は、「すごい!〇〇ちゃんの好きなりんごの絵が取れたんだね!」「今度は何の絵が取れるかな」など、明るく声をかけて、モチベーションを保てるようにしてあげるといいですね。ルールを理解して、少しずつ絵札を覚えるうちに、大人顔負けのスピードで絵札を取れるようになります。

かるたで遊ぶことで得られる8つの知育効果

かるたで遊ぶことで得られる8つの知育効果

かるたは、室内でやるおとなしい遊びと思われがちですが、実は全身運動ともいえる遊びです。まず、読まれた言葉を耳で聞き取り、どれを取るべきかを素早く考え、広がった絵札に目を凝らします。取るときには他の人より早く取ろうとぐっと前のめりになって、さっと手を伸ばします。つまり、脳から足までしっかり全身を使うことができるのです。

ここからは、かるたで遊ぶことによって、どんな力を伸ばすことができるのかを見ていきましょう。

言語力を育む

かるたといえば言葉。かるたは絵と言葉を組み合わせてくりかえし遊ぶことにより、まだ多くの言葉に慣れ親しんでいない小さな子どもも、絵を通して少しずつ言葉を理解することができます。また、選ぶかるたによっては、ことわざなどの少し難しい言葉にも、楽しみながら触れることができますよ。

記憶力が鍛えられる

かるたは読み上げられた言葉を頭にとどめながら、並んだ絵札を選び取ります。また、くり返すうちに、「あの札には確かこんな絵が描いてあった」「こんな色だった」などの情報を覚えるようになります。さらに慣れてくると、どこにどの絵札が並んでいるのかを記憶するようにもなります。

判断力がつく

判断力とは「選んで決断する」力です。かるたは、読まれた言葉を素早く理解しながら、多くの絵札の中から1枚を選び、取ることを決めて行動に移します。この判断力は言葉などで教えて育つ力ではありません。自分自身で考え、決めるという体験の繰り返しが重要になります。

反射神経がよくなる

最初はなかなか素早く絵札を取れなかった子も、ルールを理解し、絵札を覚えることで俊敏に反応することができるようになってきます。絵札を見つけた瞬間に手を伸ばす、他の人の動きに反応するなど、状況に応じて素早く動く練習になります。

集中力がつく

3歳くらいになると、好きな遊びに没頭することはよくあることかもしれません。ただ、幼い子にとって、他の人と一緒の遊びの中で、集中力を使うという経験はあまりしたことがないかもしれません。絵札に目を配りながら、次に読み上げられる言葉に耳を澄ます。また違った集中力を身につけるチャンスです。

積極性が伸びる

かるたは自分から積極的に動かなくては勝つことができません。楽しみつつ、相手と競うことを学ぶことで、勝つ喜びや負けた悔しさを知ることができます。勝ち負けにこだわりすぎるのはあまりよくありませんが、積極的に動くことで成果が得られたという経験は、これからの保育園や小学校での生活に大いに役立つものです。

コミュニケーション能力がつく

それまで大人と遊んだり、ひとりで遊ぶことが多かった子も、3歳くらいになると他の子どもと一緒にルールを守り、楽しさを共感しながら遊ぶことができるようになります。大勢でワイワイと遊ぶことで、他の人の気持ちを思いやったり、声を掛け合いながら、自然とコミュニケーションを取ることができます。

空間認識能力が鍛えられる

外で体を使って遊ぶことが減り、代わりにタブレットやテレビなどで動画などを観る時間が増えた現代の子どもは、「空間認識能力」が低下していると言われています。かるたは絵札や他の人と自分との距離感を把握することも学べる遊びです。空間認識能力は学習に役立つだけでなく、危険を回避し、身を守るための「生きる能力」ともいえる大切な力です。

子どもとかるたを楽しむ上でのポイント

子どもとかるたを楽しむ上でのポイント

言葉を使うかるたは、小さな子どもにとっては少し難しいかな、と思う方も多いかもしれません。しかし工夫次第で、小さくても楽しく遊びながら、自然と言葉に親しんでいくことができるのがかるたの魅力でもあります。

初めは少ない枚数からスタートする

かるたは「ひらがなが書かれた子ども用のもの」でも、全部で50枚近くにもなります。最初から全部を並べてしまうと、その中から1枚を探すのは子どもにはやはり難しいものです。

はじめは

  • 「あいうえお」の5枚から始める
  • 自分の名前の文字を使う
  • 好きな絵札・見やすい絵札だけ並べる

など、工夫すると、ルールも理解しながらかるた遊びを覚えることができます。

対象年齢を見ながらかるたを選ぶ

かるたにはさまざまな種類があります。小さな子向けにシンプルな絵のものや生活習慣を楽しく表したものから、少し大きな子向けに学習を目的とした、ことわざや国名などを遊びながら学べるかるたもあります。それぞれに、楽しんで取り組めるおおよその目安となる対象年齢が示されています。子どもの発達も考慮しながら、対象年齢を参考に選んでみましょう。

子どもの興味に沿ったかるたを選ぶ

3歳くらいになってくると、個性も出てきて、興味のあるものが少しずつはっきりしてきます。働く車や昆虫、お姫様や可愛いキャラクターなど、興味のあるものが描かれていると、喜んで取り組んでくれ、あっという間に絵札を覚えてしまいます。絵柄と合わせてひらがなや言葉も覚えやすくなりますね。

子どもにも読み上げてもらう

少しずつかるたに慣れてきたら、ぜひ子どもにも読み手になってもらいましょう。子どもの記憶力は大人もびっくりするほどです。とくに、3歳の時期は、記憶力の中でも、右脳の記憶能力「長期記憶」の働きがピークを迎えると言われています。字は読めなくても、大人がくりかえし読み上げた読み札の言葉を覚えていて、上手に読み上げることができるのです。

まとめ

世代を超えて楽しめる伝統的な遊び、かるたは、子どもが生きていくために必要な力を伸ばすことが期待できる、すぐれた知育玩具でもあります。

家族でゆっくりできる時間が取れるお正月こそ、かるたを取り入れる絶好のチャンスです。このお正月は、家族みんなで子どもの学びをサポートしながら、特別な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

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