子どもの知的好奇心を高めるために親が行う「遊び、教育、部屋づくり」のアドバイス

「もっと知りたい」「なんで?どうして?」など、子どもが物事に興味をもってワクワクする気持ちが知的好奇心です。子どもの発達の原動力となり、将来の可能性を広げてくれる知的好奇心は、特別な学習や習い事をしなくても、家庭での親との関わりや遊びの中で育むことができるのです。

今回の記事では、子どもの知的好奇心を高めるために家庭で親ができることを紹介していきます。ぜひお子さんとの関わり方の参考にしてみてください!

目次

好奇心とは

好奇心とは

好奇心とは、さまざまな物事について「もっと知りたい」と感じる気持ちのことです。本人の能力に関係なくどんな子どもでも生まれながら持っていると言われている好奇心には、主に3つの種類があります。

拡散的好奇心について

拡散的好奇心は、新しい物事に対して興味・関心を持つ好奇心のことです。

新しいおもちゃに飛びついたり、初めて会った人に興味を示したりする場合があてはまり、子どもが抱く好奇心の多くは拡散的好奇心だといえるでしょう。拡散的好奇心は一時的なもので、深く長く続く興味関心には繋がらないため、拡散的好奇心で芽生えた関心をより深く探求していくように導いていってあげることで、多くのことを吸収できるようになります。

知的好奇心について

知的好奇心は、興味や関心をもった物事に対して、もっと知識や理解を深めたいと思う好奇心のことです。

より深く学びたいと思う意欲は子どもの脳を活性化させることに繋がるため、子どもの知的好奇心を高めることはとても大切なのです。知的好奇心を高めることで、子どもの考える力を育み、さまざまな成長を促してくれるといえるでしょう。

共感的好奇心について

共感的好奇心は、拡散的好奇心が人々の感情や考えに対して向けられることで、他者の考えや感情を知りたいと思う欲求です。

人の心に寄り添い、共感したいと思う傾向は特に女性に強いと言われていますが、男女問わず、共感的好奇心を高めることで社会に出てからの人間関係をスムーズに行うことに繋がります。

知的好奇心を育てるのはいつから?

知的好奇心は、幼児のうちに育てておくことが大切です。

さまざまな物事に興味関心をもって自分から調べていこうとする姿勢は、大人になってから社会で活躍するためには欠かせません。幼児の頃から知的好奇心を高めておくことで、問題に直面したときに自分から調べ、解決策を考えていく習慣を身につけていくことができるため、自分の人生を切り開いていくときに大いに役立つでしょう。

子どもの好奇心を高めるために親ができること

子どもの好奇心を高めるために親ができること

子どもの知的好奇心を高めるために、親はどのようにサポートしたらよいのでしょうか。知的好奇心を高めるためにできる遊びや教育方針、重要な部屋づくりについて紹介します。

子どもの好奇心を高める遊び

さまざまな遊びの中からも、好奇心を高めることができます。ここでは子どもの知的好奇心を高めるおすすめの遊びを紹介していきます。

読書をすすめる

本は、知的好奇心を高めるための必須アイテムともいえます。

子どもが自分から興味をもった本を読むことはもちろん大切ですが、さまざまな物事に興味を広げてあげられるような図鑑や辞典などを一緒に読んであげることで、子どもが新しい発見をしたりワクワクを感じたりするきっかけを作ることができます。子どもの興味や関心を広げてあげられるような本をすすめてみましょう。

ボードゲーム

一人遊びのゲームではなく、複数人でルールを守りながら遊ぶボードゲームを取り入れることで、自分以外への興味や関心を広げることができます。決められたルールを守り、他者の気持を考えながら遊ぶことは、他者への興味や理解を深めることに繋がり、人間関係を円滑にするスキルを学ぶ機会にもなるでしょう。

外で遊ぶ(実体験を増やす)

外での遊びは、家の中だけでは体験できないような知的好奇心を刺激する要素がたくさんあります。植物や生き物、お天気や気温など、本や映像で見たり調べたりするだけではなく、実際に触れて感じることで、さらにいろいろなことを知りたいと思う知的好奇心を高めてくれることに繋がるのです。

子どもの好奇心を高める教育

子どもの好奇心を高めるために、日々の関わりの中で親が子どもにどのようなことを伝えていけばよいのでしょうか。

子どもに考えさせ、疑問に向き合う

知的好奇心は、子ども自身が深く考え、疑問に向き合うことで育てることができます。

子どもからの質問にすぐに答えてしまうと、子どもはそれで満足してしまい、深く考える練習ができなくなってしまいます。疑問に思ったことは、まずは子ども自身に考えさせるようにうながしましょう。親は質問をしてみたり、ヒントをあたえてあげるようにする関わり方がポイントです。

いろいろな場所に連れていく

知的好奇心を育むためには、本を読んだり映像を見たりして興味をもったことを、実際に見に行って体験してみることも大切です。

図鑑で調べた魚を水族館で見てみたり、テレビで見た動物が動いているところを見に行ったりと、知識として知っているだけではなく実際に見て触れてみることで、子どもがさまざまなものに興味を広げていきたいと思う気持を高めてあげることができるでしょう。特別なお出かけばかりが必要なわけではなく、近所の公園や街中のお散歩だけでも、子どもの知的好奇心を刺激できる機会はたくさんあるのです。

子どものやりたいことを制限しない

子どもが自分からやりたいと思って熱中しているとき、脳は非常に活発に活動し、自ら能力を高めています。

大人からすると、些細なことだと思ってしまうようなことでも、子どもが興味や関心をひかれてものごとに集中することはとても大切なのです。子どもがやりたいことに集中しているときは、できるだけ制限しないで見守るようにしましょう。

親が一緒に取り組み、楽しむ

子どもが知的好奇心を高めていくためには、親も一緒になってさまざまなものに興味関心をもつことが大切です。

例えば、お散歩中に花のつぼみを見つけたら、「これはどんな花がさくのかな?」と質問してみると、子どもはその答えを自分の中で考えてみたり、調べてみたいと思う欲求がわいてきたりするでしょう。ちょっとしたことでも親子で一緒に考えたり取り組んでいくことを楽しむことが、子どもの知的好奇心を育むことにつながるのです。

子どもの好奇心を高める部屋づくり

知的好奇心を高めるためには、子どもが普段過ごす部屋の環境を整えることも大切です。子どもの好奇心を高める部屋づくりのポイントを紹介します。

子どもの好奇心を高める部屋づくり

リビングに本棚を置く

図鑑や本は、子どもの知的好奇心を伸ばすために欠かせません。

何かを知りたい・調べたいと思ったときに、すぐに手に取れる場所に置いておくことがポイントです。子どもが何かを知りたいと思ったときに遠くまで取りに行く手間がかかると、その間に子どもの興味や関心が他のものにうつってしまう可能性があるからです。リビングやよく遊ぶ場所に本棚をおいておき、興味をもったらすぐに手を伸ばせる環境を用意してあげましょう。

下記記事でも紹介していますが、東大卒ママの会「東大および院生が受けた幼少期の教育アンケート」が実施したアンケートによると、子どものころ「リビングに置いてあったもの」の1位が絵本・本、2位が図鑑と、幼児期からリビングに地図や図鑑を置いておくことで、わからない時にはすぐに親子で一緒に調べることが出来る環境が作られていたことがわかります。

子どもが自分で管理できるスペースを作る

子どもが、自分のものを自分で管理できるスペースを作ることも大切です。自分の考えで整理し管理しようとすることで、自ら考える力を育むことに繋がり、自立を促すことができるのです。子どもに管理を任せたら、親はあまり口出しをせずに子どもの考えを尊重し、自分でやろうとする姿勢を見守るようにしましょう。

地図を子供の目線に合わせて貼る

地図は、子どもの興味や関心を高めるためにとても役立つアイテムです。

さまざまな国や都市の名前と場所、それぞれの特徴をまとめて知ることができるので、子どもの知的好奇心を刺激してくれます。子どもの目線に合わせた場所に貼っておくと、地図を目にする機会を増やすことができるので、地図への興味や関心を高めるために効果的です。

子どもの作った絵や作品を飾る

子どもの自由な発想から生まれる作品は、規定の枠にとらわれない素晴らしいものばかりです。

自分が制作した絵や作品をみんなの目につくところに飾ることで、自分が作ったものを発表する喜びを感じることができ、自己肯定感を高めることができます。自分の想いを自由に表現できることで、もっと知りたい、もっと挑戦したいといった好奇心を高めていくことにも繋がるでしょう。

まとめ

子どもの知的好奇心を高めるために、親ができる関わり方を紹介してきました。ご家庭に合ったものや、できることから少しづつ取り入れてみましょう。

親子で一緒に興味を持ちながら楽しんで取り組んだ経験は、知的好奇心を高めるだけではなく、かけがえのない思い出となって子どもの心を支えてくれるでしょう。ぜひ今回の記事をお子様との関わり方の参考にしてみてくださいね。

知的好奇心を高める体験を、天神幼児タブレット版で!

今回ご紹介させていただいた「子どもの好奇心を高めるために親ができること」の中から、現実的にいくつ実生活に取り入れることが出来るでしょうか?

イメージしてください。育児をしながら、家事をこなしつつ、好奇心を高めるためにいろいろなことに手を付けることは簡単ではありません。また、子育てにおいて気になるポイントは好奇心だけではないと思います。

では

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