【年齢別のお手伝いリスト付】幼児期におけるお手伝いはメリットだらけ!子どもをその気にさせる6つの工夫

子どもに「お手伝い」をさせてみたいと考える保護者の方は多いでしょう。お手伝いは子どもの自主性や自己肯定感などを育むメリットがあり、小学校受験にも役立つので積極的に取り入れていきたい活動です。
しかし、実際にお手伝いをしてもらおうとすると

「料理のお手伝いは何歳からできる?」
「まだ2歳だけど、お手伝いをするメリットはある?」

などさまざまな疑問がでてきます。そこでこの記事では、お手伝いのスタート時期や年齢別のお手伝い、子どものやる気を引き出す工夫について解説していきます。

目次

幼児期のお手伝いスタートはいつから始める?

幼児期のお手伝いスタートはいつから始める?

幼児期のお手伝いのスタート時期は、ずばり何歳、と言えるものではありません。子ども一人ひとりの性格や発達段階、家庭環境に合わせて考えていくことが大切です。まずはお手伝いをする気持ちの芽生えや、年齢に合わせたお手伝いの内容についてみていきましょう。

お手伝いしたがる時期は2歳くらいから

2歳前後になると、親の行動を真似したがり、自発的になんでもやってみたいという気持ちが芽生えます。この自発的な動機が大切で、「やってみたい!」と挑戦した行動は達成感や自信をより大きく育てます。

「今はまだ難しくてお手伝いさせられない」という場合は、お手伝いを遊びの一環として取り入れると、楽しみながら取り組めます。

例えば、洗濯ごっことしてハンカチをたくさん洗濯ばさみに挟む経験を重ねていくと、実際の洗濯物のお手伝いもスムーズにできるようになるといった具合です。また、お手伝いは危険やマナーを教える良い機会でもあります。「やりたい!」と言うからこそ、「これは熱いからあぶないよ」などの安全意識、「次の人が待っているからまた今度ね」などのマナーを自然に学べます。

幼児のお手伝いには親の忍耐力が必要

年齢別のお手伝いの調査では「親がやった方が早いから」「教えるのが大変だから」などの理由で、お手伝いをあえてさせていない家庭もあることがわかりました。

例えば、洗濯物を畳む際、綺麗に畳めなかったり、逆に散らかしてしまったりすることもあります。大人がやってしまった方が早いことは確かですが、子どもは試行錯誤を通じて学びます。親は子どものお手伝いを見守り、辛抱強く対応することで、成長を促すことが可能になるといえるでしょう。

子どもがお手伝いをしている最中に手を出したくなるかもしれませんが、可能な限り見守ることが大切です。親はあくまでサポート役として、子どもが自主的に行動できる環境を作りましょう。子どもは「自分でできた」と感じることで自信を持ち、次回も積極的にお手伝いをしたいと思うようになります 。

年齢別のお手伝いリスト

お手伝いは子どもの自主性が大切とはいえ、年齢に合っていないお手伝いを設定すると失敗したり達成感を得られずいやになったりする場合があります。

そのため子どもの年齢や様子に応じて、適切なお手伝いをしてもらうと安心でしょう。年齢にあったお手伝いの内容について紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

1歳2歳3歳4歳5歳6歳
料理
簡単な調理(こめる、まぜる)
卵を割る
料理の手伝い
野菜洗い(じゃがいも、にんじん)
野菜の下ごしらえ(豆のすじ取りなど)
お米とぎ
ごはん炊き(炊飯器)
ごはんをよそう
包丁を使う調理
ピーラーを使う調理
火を使う簡単な調理(野菜炒めなど)
食事の準備・片づけ
1歳2歳3歳4歳5歳6歳
食後の食器運び
テーブル拭き(食事前後)
お箸並べ
家族分の配膳
食器洗い(コップ洗い、すすぎのみ)
食器洗い(全般)
収納・ごみ捨て
1歳2歳3歳4歳5歳6歳
おもちゃの収納
ゴミ箱にゴミを入れる
ゴミ拾い
ゴミ捨て・リサイクル分別
ゴミ出し
洗濯
簡単な洗濯物たたみ(タオルなど)
洗濯物たたみ、収納
簡単な洗濯干し(タオルなど)
洗濯干し全般
上履き洗い
お手伝い年齢別調査 – MISAWAHOME –

幼児期に子どもにお手伝いを任せるメリット

幼児期に子どもにお手伝いを任せるメリット

親が辛抱強く見守ったり、子どもに合わせたお手伝いを設定したりと、本来手伝ってもらうことのはずなのに手間がかかる部分もあるのが幼児期のお手伝いです。しかし幼児期のお手伝いには、そうしてでも実践したいと思えるメリットがたくさんあります。ここでは大きく5つのメリットについて解説します。

自己肯定感が向上する

お手伝いを通して、子どもは自分の行動が家族の役に立っていると感じます。お手伝いをして「ありがとう」と言われることで、自分が家族の一員として貢献していることを実感し、自己肯定感が向上します。「できた」「役に立った」の経験を得やすいお手伝いは、子どもの心の成長を促し、さらに挑戦する意欲を高めます。

責任感が育つ

お手伝いを任され、大人に「頼むね」と言われることで、子どもは家庭内で「自分の役割」があると認識し始めます。お手伝いが習慣化していくにつれ、自分のやるべきことだとわかり、責任感をもって取り組むことができるようになっていきます。

責任感は、将来的に学校や社会生活でも重要な行動の基礎となります。役割を果たす喜びを感じることで、人への配慮も身に付いていくでしょう 。

親子のコミュニケーションがはかれる

お手伝いを通じて、親子の会話が自然と増えます。一緒に料理をしたり、掃除をする中で、子どもがどんなことを考えているのか、何に興味を持っているのかを知ることもできるでしょう。
遊び以外の会話や活動をともにすることで親子の絆が深まり、信頼関係も強化されます。親子で一緒に過ごす時間が増えることで、家庭内の安心感が育まれます。

手指の巧緻性が向上する

幼児期のお手伝いは、身体の発達にも大きく影響します。例えば、洗濯ばさみでタオルをはさむ、掃除用具を扱うなどの作業は、子どもの手指の巧緻性を高めます。

普段の遊びとは違う指先の動きをすることで脳に刺激を与え、より複雑な動作ができるようになっていきます。鉛筆で字を書く、定規で線を引くなどの細かい作業や会話能力など、さまざまな脳の働きに影響していくため、お手伝いを通していろんな動きを体験させてあげるとよいでしょう。

自分で考えて動く力が身につく

お手伝いをする際、初めてでうまくいかないこともあるでしょう。

「どうすればうまくいくのだろう」
「お父さんお母さんはどんなふうにやっているかな」

など、自分で考えて行動する経験を重ねることができます。試行錯誤したり、大人に聞いてみたり、さまざまな解決方法で成功させようとする姿が見られるかもしれません。お手伝いを通して自主性や問題解決能力が培われていく瞬間です。「自分で考える力」は、子どもの生きる力として教育の現場でも大切にされています。

子どもの「お手伝いしたい!」という気持ちを作る工夫

子どもの「お手伝いしたい!」という気持ちを作る工夫

お手伝いにはメリットがあることはわかっていても、子どもがやりたがらない、やりなさいと言うのも違う気がする、となかなか実践できないケースもあります。そこで、子どもがお手伝いをしたいと思える工夫を6つ紹介していきます。ひとつひとつは簡単なことかもしれませんが、積み重ねていくことで子どものやる気を引き出すきっかけになるかもしれません。ぜひできるところから始めてみてください。

声掛けを工夫する

お手伝いを意欲的にしてもらうためには、

「お手伝いをしてくれて助かるよ」
「すごくきれいになったね」

など、子どもの行動を認めるポジティブな声掛けが大切です。具体的な褒め言葉や感謝の気持ちを伝えることで、子どもはお手伝いをすることに対して前向きな気持ちになります。褒められることで自信がつき、次のお手伝いも頑張ろうとする気持ちが育まれます 。

シンプルな内容にする

幼児には、達成感を感じやすいシンプルな作業を任せることが重要です。例えば、テーブルを拭く、タオルを畳むなどの簡単なお手伝いから始めてみましょう。

最初から複雑なお手伝いをお願いすると、失敗したり注意されたりする結果を招くかもしれません。小さな成功体験を積み重ねることで達成感を味わい、さらに難しい作業にも挑戦したくなります。

子どもが興味のある物事に関連させる

幼児期のお手伝いは、子どもがお手伝いに対してどのくらい興味を持っているか見極めるのも大切な要素のひとつです。おままごとでよく料理の真似をしている、親が掃除用具を出すとやってみたいと言う、など子どもの様子からお手伝いのヒントを得ることができます。

さらに好きなキャラクターが描かれたお手伝いグッズを使う、お手伝いしたら好きなシールを貼るなどの工夫を取り入れると、楽しみながら取り組めるようになるでしょう。子どもがお手伝いに興味を持つことで、長続きしやすくなります。

先回りせずに見守る

子どもがお手伝いをしている時は、親が先回りせずに見守ることが重要です。お願いしたものの、子どもの要領を得ない行動に「こうやるんだよ」「それじゃ遅くなる」など、つい声掛けをしたくなるかもしれません。子どもがうまくできるように「お手伝いのお手伝い」をしてしまうと、頼まれたお手伝いをうまくできなかったと感じてしまう可能性もあります。

失敗しても自分で考えて解決する経験が大切です。親はあくまでサポート役として、子どもが自主的に行動できる環境を作りましょう。

年齢や発達に合ったお手伝いを頼む

子どもの年齢や発達段階に応じたお手伝いを選ぶことで、無理なく取り組むことができます。
発達段階に合わない難しいお手伝いを頼むと、失敗を経験しやすく、親も注意する場面が増えてしまうため、自己肯定感が低下する可能性があります。

無理な要求が続くと子どもにとってストレスとなり、家事への興味を失ってしまう原因にもなります。そのため、幼児のお手伝いは楽しみながら達成できる内容を選び、少しずつステップアップさせることが大切です。

感謝の気持ちをしっかり伝える

お手伝いをしてくれた子どもには、必ず感謝の気持ちを伝えましょう。「ありがとう」の一言が、子どもの自信を育て、次のお手伝いへの意欲を高めます。また、具体的に「これをやってくれて助かったよ」と伝えることで、自分の行動が家族にどれだけ役立っているかを実感させることができます。少しおおげさかな?と思うくらいのテンションで感謝の気持ちを伝えることが大切です。

ここまでご紹介したとおり「幼児期に子供にお手伝いをさせる」ことで

自己肯定感が高まる
責任感が育つ
自分で考えて動く力が身につく

等のメリットがあります。

しかし、常にお手伝いを意識して子どもと接しているわけではないし、、
分かった気がしてもポイントをおさえながら実際にするのは大変そう、、、

などのお悩みをかかえていませんか?

もっと手軽に、負担なく、「自己肯定感や責任感」を伸ばしてあげれたらなぁ、、、

と。

自己肯定感や責任感などの非認知能力を鍛えるための要素が盛りだくさん。
さらに幼児期に学ぶ内容をまるっと学習できる。
そんな方法があったら試してみたくはありませんか?

・自主性や主体性を育てられる
・読み聞かせもできる
・遊び感覚で集中しやすい

などに加え、

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・ひらがな・カタカナ・英語の読み書き
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幼児期は脳は6歳までに90%ができあがると言われます。
「幼児教育はまだ早い」と思われている方ほど、早めの取り組みをおすすめします。


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