【幼児期の英語】英語の絵本読み聞かせの効果と読み聞かせる上での注意点について

「子どもに英語絵本の読み聞かせをしたいけれど、効果はあるの?」「英語ができなくても読み聞かせていいの?」

このような疑問をお持ちではありませんか。この記事では、英語絵本の読み聞かせの効果や、読み聞かせの注意点を紹介します。お子様に英語を楽しく学ばせたいとお考えの方は、ぜひ最後までご覧ください。

目次

子どもに英語の絵本を読み聞かせる効果について

子どもに英語の絵本を読み聞かせる効果について

英語の絵本の読み聞かせには、次のようなメリットがあります。

  • 集中して英語を聞き取る時間ができる
  • 海外の文化に触れることができる
  • 英語を聞く「耳」が育つ
  • 親子で一緒に学ぶことができる

集中して英語を聞き取る時間ができる

未就学児の集中力は年齢+1分と言われているため、長い時間座っていることは困難です。その点、絵本は子どもの興味を惹きつけるイラストや、短くてテンポの良いお話で構成されているので、子どもでも楽しみながら英語に集中することができます。

また、分からない単語があっても、絵本のイラストから意味を推測することができます。自分で意味を推測することで、単語や表現が自分の中に定着していきます。絵本では、このように集中して考えながら英語を聞くことが自然とできるのです。

海外の文化に触れることができる

英語の絵本を読み聞かせることで、普段は目にしない海外の文化に触れることができます。絵本を開くと、海外のさまざまな食べ物、住居、服装、街並み、イベントなど、イラストからたくさんの文化を感じられるでしょう。描かれる国によって人々の様子が異なるので、どんな違いがあるのか注目してみても面白いですね。

また、いろいろな人種の人々が登場する絵本もあり、そのような絵本を通して、多様性に触れることができます。

英語を聞く「耳」が育つ

英語の絵本の読み聞かせを習慣にすることで、子どもは英語の音に慣れていきます。英語には、日本語にはない独特の音やリズムがあります。小学校低学年頃までの子どもは、それらの音を自然に聞き取る能力が高いといわれています。

しかし、英語を聞く習慣がなければ、聞き取る能力は消滅していきます。聴覚の感度が鋭いこの時期に、習慣的に読み聞かせをしてあげることで、英語を聞く耳を育てることができます。

親子で一緒に学ぶことができる

子どもの英語習得には、保護者の方の英語への姿勢がカギとなります。身近な大人が楽しそうに英語の絵本を読むことで、子どもは英語への興味を深めていきます。

英語の発音に自信がなくても、気にせず楽しむ姿勢を大切にしましょう。必要に応じて、絵本を読み上げてくれるアプリや、動画を活用するのもいいですね。英語の発音や言い回しを親子で一緒に学んでいくことができますよ。

リード・アラウドという考え方

リード・アラウドという考え方

英語学習法に、「Read Aloud(リード・アラウド)」という方法があります。

意味は文字通り「声を出して読む」ということです。

同じ絵本を声を出して繰り返し読んでいると、子どもはすっかり文章を覚えてしまいます。声を出して絵本を読むことで、文字への興味をもてたり、読めたという達成感を得たりできます。結果として絵本がもっと好きになっていくでしょう。

リード・アラウドの目的とルール

リード・アラウドの目的は、子どもが英語絵本に対して「楽しい!面白い!」というイメージを強くもてるようになることです。そして、絵本をつかって英語力を伸ばすことを目的としています。

リード・アラウドのルールは次の4つです。

  • 読んでいる文字を指でなぞる
  • 読めないところは正確に言えなくてOK
  • 何となくの「感じ」を出して読む
  • 家庭で誰かに読んであげる

また、リード・アラウドに適した絵本は次の通りです。

  • 文章量が1ページに1~3行程度
  • 絵から物語の展開が予測しやすい
  • 繰り返しが多い文章

リード・アラウドの方法を用いることで、親子で一緒に楽しみながら英語力を伸ばすことが期待できます。ご家庭でぜひ取り入れてみてください。

読み聞かせる上での注意点

英語の絵本の読み聞かせは、注意点を覚えておけば親子で楽しく英語に触れられる時間になります。読み聞かせをするときに覚えておきたい3つの注意点を解説します。

読んでいる文字を指でなぞる

英語に慣れていない子どもは、絵本を読み聞かせても意味を理解できないかもしれません。そんな時は、先に紹介したリード・アラウドのやり方にもあるとおり、読み聞かせながら単語や表現があらわすイラストを指さしてあげるといいでしょう。「音として楽しむ」ことと、「音と一緒に文字も吸収する」ことの間には、大きな差があります。

保護者の方が読んでいる文字とイラストを紐づけられるので、英語を理解しやすくなります。もしもお子様が理解できていなさそうだと感じたら、読んだところをもう一度ゆっくり読んであげましょう。4~5歳になり、お子様が文字に興味を持ちはじめたら、文字を一緒に指でなぞってあげましょう。頭のなかで音と文字が繋がっていきます。

ただし、無理に読ませようとすると絵本や英語が嫌いになる可能性があるので注意してください。あくまで、お子様自身が読みたいという意思がある場合にやってあげましょう。

大人の自己満足としない

英語絵本の読み聞かせが、大人の自己満足で終わらないように気をつけましょう。「読みたくない英語の絵本を読んでもらっても、意味が分からないしつまらない」となってしまうことは避けましょう。まずは絵本を選ぶときに、子どもの希望も聞きながら選びましょう。

一緒に絵本を見て、コミュニケーションをとりながら楽しめるといいですね。親が読みたい本を上手に読めたかよりも、大人も子どもも楽しめているかを重視しましょう。

無理強いをしない

4歳以上の子どもは、母国語としての日本語の基礎がすでに出来上がっています。そのため、英語に慣れていないうちは、英語の音に抵抗を感じて、絵本の読み聞かせを嫌がる子もいるでしょう。

しかし、習慣化できればやがて英語に興味を示すようになります。焦って無理強いをしたり、思い詰めて悩んだりせずに、まずは保護者の方が英語で声に出して絵本を読んでみましょう。親が楽しそうに英語に親しんでいる姿を見せることが大切です。

親が英語できなくても読み聞かせてもいいの?

親が英語できなくても読み聞かせてもいいの?

「英語の発音に自信がない」「正しい発音でなくてもいいの?」と思われるかもしれませんが、英語絵本の読み聞かせは、完璧な発音でなくても問題ありません。

英語は世界の多くの国や地域で話されていますが、その国のなまりもあり、発音も多種多様です。日本人が話す英語に日本語のなまりが入るのは自然なことです。たとえ母国語のなまりが入っていても、世界の人々は英語でコミュニケーションがとれています。

絵本の読み聞かせのポイントは、完璧な発音ではなく、自信をもって楽しみながら子どもに読み聞かせをしてあげることです。親が英語を口にすることで、子どもは英語を身近なものとして感じることができます。

どのくらいの頻度で読み聞かせるべき?

4歳以上になると幼稚園がはじまり、家の中でゆっくり読み聞かせをする時間も減っていきます。家事育児で忙しい毎日の中でも、夜寝る前などに読み聞かせの時間をつくれるといいですね。

英語の絵本だけでなく、日本語の絵本も母国語を伸ばす点からぜひ読んであげてください。日本語の絵本と英語絵本を読む時間をそれぞれ10分程度ずつ確保できると理想です。あくまで理想なので、できない日があっても大丈夫です。無理せず習慣化していきましょう。

読み聞かせ途中の日本語はNG?

読み聞かせの途中で日本語で何か聞かれたら、日本語で答えてあげて問題ありません。英語で答えられる場合は、答えてあげましょう。読みながら「What‘s this?(これは何でしょう?)」といった簡単な質問をしてあげるのもいいですね。保護者の方が英語で答えることをお子様が嫌がる場合や、英語で答えることが困難な場合は、日本語で答えてあげて構いません。

アプリやYoutubeを使ってもいいの?

アプリやYoutubeを使ってもいいの?

英語絵本の読み聞かせをするのが難しいと感じる場合は、アプリやYoutubeを利用するのも一つの方法です。

しかし、先にも述べたように、親が英語を口にすることで、子どももより英語に親しみを感じることができます。親子で一緒に英語の絵本を楽しむ時間をもてるといいでしょう。

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まとめ

英語絵本の読み聞かせは、絵本を通して子どもが英語や異文化に触れられる機会を持つことができ、子どもだけでなく、親も一緒に学びを得ることができます。英語の発音に自信がなくても、抑揚をつけたりリズミカルに読んだりと、ぜひ楽しみながら読み聞かせにチャレンジしてみましょう。親が子どものお手本となれば、読み聞かせをしていくなかで、子どもは英語に興味を持ってくれるでしょう。

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