思いやりの心を育てる!子どもの共感力を高めるために親ができること

子どもが大きくなるに連れて、保育園や幼稚園などでの集団生活の場面が増えてきます。

家族以外の人たちと過ごす機会が増え、小学校入学を目前にした5歳ぐらいの年頃のお子様がいる保護者の方々は、「子どもに思いやりの心をもってほしい」と思っている方も多いのではないでしょうか。この記事では、子どもにとっての思いやりとはなにかや、子どもの思いやりの心を育てるポイントなどについて紹介します。子どもの思いやりの心を育て、信頼される人になってほしい保護者の方々は、ぜひ参考にしてください。

目次

子どもにとっての共感力(思いやり)とは

子どもにとっての共感力(思いやり)とは

まずは、以下の2つの子どもにとっての共感力・思いやりとは何なのかを知りましょう。

  • 共感力(思いやり)のある子どもの特徴
  • 共感力(思いやり)が生まれるのは何歳から?

上記の2つのポイントは、子どもの思いやりを育てる上で重要です。お子様に共感力(思いやり)という非認知能力を持ってほしいと考えている保護者の方々は、まずこの2点を確認してください。子どもに対して親がすべきアプローチ方法を事前に理解しておくことが鉄則です。

共感力(思いやり)のある子どもの特徴

共感力のある子どもは、相手のうれしい・悲しい・楽しい・つらい・怒っているなどの感情と同じ気持ちになることができます。さらに、思いやりのある子どもは、共感した上で、相手のために何か行動を起こそうと働きかけることができるのです。

共感力(思いやり)が生まれるのは何歳から?

共感力や思いやりの心は、およそ3歳ごろから芽生え、5歳ごろには確立していきます。

赤ちゃんのころから、周囲の人の笑顔や鳴き声などに反応して同じような感情を抱きます。そして、2歳前後になると徐々に相手の気持ちを理解し、行動できるようになるのです。このように、子どもは生まれてすぐから徐々に、思いやりの心を育てていきます。

共感力(思いやり)を育てるメリット

共感力(思いやり)を育てるメリット

子どもの共感力や思いやりを育てると、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。共感力(思いやり)を持つことで、子ども自身が以下の4つのようなメリットを得られます。

  • 人からの信頼を得やすい
  • 共感することで共感してもらえる
  • 免疫力が高くなる
  • 幸福ホルモン(エンドルフィン)が分泌される

共感力や思いやりを持つことは、周囲の人々だけではなく子ども自身にもメリットが多くあるのです。それぞれのメリットについて詳しく解説していきます。

人からの信頼を得やすい

共感力(思いやり)のある子どもは、人から信頼される機会が多いでしょう。

相手の気持ちを理解し、配慮したうえで相手に寄り添った行動・発言ができるので、相手は安心して接することができます。自分の気持ちに寄り添ってくれる子どもに対して、周囲の人々は信頼を置くのです。思いやりのある行動や発言により、人から信頼を得ることで、より良い人間関係の構築につながります。

共感することで共感してもらえる

共感することで相手との距離も縮まり、自分の気持ちにも共感してもらいやすいです。

他人に対して思いやりのある声かけや行動ができると、相手も寄り添ってくれるでしょう。そうすることで、お互いが共感しあえる人間関係を築け、困っているときや辛い時など、頼れる存在ができ、安心できます。また、嬉しいことに対しても一緒に喜ぶことができるので、子どもの人生がより充実するでしょう。

免疫力が高くなる

研究により、親切な行動は白血球の数を増やすことが明らかにされています。思いやりを持ち親切に人に接することは、細菌やウイルスと闘ってくれる白血球の数に影響を及ぼし、免疫力を高めるのです。共感力や思いやりの心は、人間関係だけではなく健康状態にまで、好影響を与えてくれます。

幸福ホルモン(エンドルフィン)が分泌される

共感力や思いやりを持つことは、エンドルフィンという幸福ホルモンの分泌にも繋がります。

エンドルフィンとは、気分を高揚させたり痛みを鎮める効果がある幸福ホルモンです。思いやりのある親切な行いをすることで、エンドルフィンが分泌され自身も幸せな気持ちになれるのです。また、エンドルフィンが分泌されると、ドーパミンが出やすくなります。ドーパミンの分泌は、仕事や勉強の生産性に大きく影響を与えます。

思いやりの心を育てるために親ができること 

思いやりの心を育てるために親ができること 

思いやりの心を子どもに持って欲しい!と考えてはいるものの、どのように子ども達と接するのが思いやりの心を育むのかわからないという保護者の方々も多いのではないでしょうか。子どもが思いやりの心を持つために親ができる重要なポイントは、以下の6点です。

  • 相手の立場に立って物事を考えるように伝える
  • ものを大切にすることを教える
  • 子どもの共感力(思いやり)をみつけてほめる
  • 親自身が子どもに共感してあげる
  • いろいろな感情があることを教える
  • 思いやりとは何かを子どもに説明する

ぜひ、子どもの思いやりの心を育てたい!と考えている保護者の方々は、最後までチェックしてください。

相手の立場に立って物事を考えるように伝える

まずは、相手の立場になって気持ちを考えられるように伝えることが大切です。とはいっても、小さな子どもに相手の立場に立って物事を考えることは難しいです。なので、最初は親が他の人の気持ちを代弁してあげましょう。

例えば、困ってそうな人がいた時に「何で困っているのかな?」や「〇〇してあげたらあの人は助かるかな?」などの声掛けをしてあげるのが有効です。親が相手の気持ちを考える手伝いをすることで、徐々に自分から相手の立場に立って物事を考えられるようになっていきます。

ものを大切にすることを教える

身の回りのものや、動物・草木など人以外にも、思いやりの心を持つことは重要です。

身近なものを大切に扱うことも、思いやりの心を育むことに繋がります。おもちゃや、食器・服など身近なものを大切に扱える声かけをしたり、ご飯を食べるときに「いただきます」「ごちそうさま」といった感謝の気持ちを表す習慣をつけましょう。ものを大切に扱うことで、人だけでなく様々な対象への思いやりの心が育っていきます。

子どもの共感力(思いやり)を見つけてほめる

子どもの共感力や思いやりの心があってこその、親切な行動に対して気づいてほめることは、共感力を高めるために大切です。例えば、誰かを助けてあげたエピソードを子どもから聞いたり、そういった場面を見たときには、その行いが良かったとフィードバックをしましょう。

思いやりのある行動をほめてあげることで、子どもは繰り返し親切な行為ができるようになります。思いやりのある行動は、繰り返すことで子どもにとって自然な振る舞いになっていくのです。

親自身が子どもに共感してあげる

親が手本となるように、子どもに共感することも思いやりの心を育てていくポイントの1つです。子どもは親のことをよく見て育ちます。まずは、子どもに対して共感力を示しましょう。

例えば、子どもができないことがあってイライラしている際、どうしてイライラしてるのか言葉で表すお手伝いをしてあげたり、できるように手伝ってあげるのがよいでしょう。親が共感して行動してくれることで、子どもは共感してもらうことに対してプラスのイメージを持ち、同じように行動できるようになっていきます。

いろいろな感情があることを教える

子どもは、いろいろな感情があることを最初から知っているわけではありません。共感力を高めるためには、いろいろな種類の感情があることを教えてあげましょう。感情を理解するためには様々な場面を通して、相手の気持ちを想像させたり、自分の気持ちに気づくよう声かけをするのがよいでしょう。

例えば、友達と喧嘩したときに、相手はどう感じたか質問してみたり、喧嘩して自分がどう感じたかを聞いてみたりしてください。いろいろな感情があること、その感情がどのような場面で出てくるのか理解していくことが、子どもの思いやりの心を育てるために重要です。

思いやりとは何かを子どもに説明する

繰り返し思いやりについて子どもに説明する機会を設けるのも、子どもの共感力を育てる上で大切です。思いやりを発揮する場面や、思いやりのある具体的な行動・思いやりのある行動や発言はなぜ良いのかなどを詳しく繰り返し説明してあげましょう。

一度では中々理解できないかもしれませんが、繰り返し説明をすることで、理解し実際に思いやりのある行動や発言ができるようになります。

共感力を持つことはメリットがたくさん

思いやりの心を持つことはより良い人間関係が築けたり、健康状態が良くなるなど、子どもにとってメリットがたくさんあります。子どもの思いやりの心は少しずつ成長していきます。今回紹介した、思いやりの心を育てるために親ができることを参考にして、お子様の思いやりの心を育んでいきましょう。

共感力を含む非認知能力は「天神で」伸ばすことができます。

天神は0歳から6歳までの5系統62ジャンル約10,000問全部を自由に学べる才能を発掘して伸ばせる「才育」に適した子ども用学習タブレットです。勉強はもちろん共感力を含む非認知能力を育成することも出来る通信教材です。

そのための仕組みをご用意しています。

  • 何歳でもどこからでも学習できる仕組み
  • 豊かな感性を育てる仕組み
  • 子どもの主体性を尊重した仕組み
  • 親子で一緒に学習できる仕組み
  • 目標達成力を高める仕組み
  • 間違えてもくじけさせない仕組み
  • 繰り返し学習を効果的にする仕組み
  • 集中力を維持・持続させる仕組み
  • 就学前教育に必要な5系統を効果的に学べる仕組み

など、非認知能力を高めるための仕組みを取り入れています。

共感力を含む非認知能力は「天神で」伸ばすことができます。

「幼児教育までは考えていない」
「うちの子にはまだ早い」

とお考えでも、小学校や中学校で塾などに行くことを想定しているなら、今のうちから始めておくのがおすすめです。「天神」ならば、「勉強」という堅苦しい形ではなく、親子のコミュニケーションツールや遊びの一環としてご利用いただけます。まずは資料をご請求いただき、無料体験でご実感ください。

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