【手軽に出来る】幼児期に子どものコミュニケーション能力を育てる13の具体的手法

子どもが友だちと遊ぶことをためらったり、家族以外の人と話すのを苦手に感じる姿を見て、「うちの子のコミュニケーション能力が低いのでは?」と心配になる保護者の方も少なくないでしょう。

この記事では、なぜコミュニケーション能力が重要視されているのか、コミュニケーション能力を育てるために家庭でできる具体的な取り組み方法などを詳しく紹介します。簡単に実践できる方法ばかりですので、ぜひお子さんと一緒に試してみてください。

目次

なぜ幼児期からコミュニケーション能力を育てるのか

なぜ幼児期からコミュニケーション能力を育てるのか

幼児期は、人間としてのさまざまな能力が著しいスピードで育まれる重要な時期とされています。この時期に育みたい能力のひとつとされているのが「コミュニケーション能力」です。なぜ幼児期のうちからコミュニケーション能力を育てることが必要とされているのでしょう。

親子の会話の重要性

親子の会話は、子どものコミュニケーション能力の基礎を築く重要な手段です。乳幼児期は脳の発達が著しい時期であり、この時期に豊かな対話を経験することで、子どもは新しい語彙や表現を学び、自分の考えを伝える方法を身につけます。
さらに、子どもは赤ちゃんのうちから親の声を聞き分けることができ、名前を呼ばれたり遊んでもらったりする中ですでにコミュニケーション能力を育んでいます。子どもにとって親は、安心して自己表現できる存在です。親子の対話は子どもに安心感を与え、信頼関係を築く基盤となります。

こうした信頼関係や会話の基礎について、大人になってから身につけるのはとても困難です。幼児期のうちからコミュニケーション能力を育むことで、その後の学校や社会での生活がスムーズになります。日常の些細な会話を大切にし、子どもが話したいことを自由に話せる環境を作ることが大切です。

社会的にも注目されている

現代社会でも、コミュニケーション能力の重要性がますます認識されています。文部科学省の報告では、「幼児期からの言語活動の充実」が強調されており、小学校入学以前からコミュニケーション能力を育てることの大切さが伺えます。

さらに下記の日本経済団体連合会の新卒採用に関するアンケート調査結果では、新卒採用の際にもっとも重要視したポイントとして「コミュニケーション能力」が挙げられています。

日本経済団体連合会 新卒採用に関するアンケート調査結果

言語活動を通じて、子どもたちは自己表現や人との対話の方法を学びます。これにより、思考力や理解力も育まれていき、将来の学習能力や社会性の基盤が形成されます。幼児期にコミュニケーション能力を育てることで、学業や就職といった個人の成功だけでなく、社会全体の調和や発展にも影響すると考えられているため、教育現場でも積極的に取り組まれているのです。

幼児期にコミュニケーション能力を育てるための13のポイント

幼児期にコミュニケーション能力を育てるための13のポイント

では幼児期にコミュニケーション能力を育むために、親はどのように子どもと関わっていくとよいのでしょうか。13のポイントに分けてひとつずつ解説していきます。

家族間であいさつを習慣づける

あいさつは、基本的なコミュニケーション能力を育む大切な手段です。「おはよう」「おやすみなさい」など、日常的なあいさつを通して、子どもは人との関わり方を学びます。また、あいさつを通じて家族間の絆が深まり、子どもに安心感を与えます。親が率先してあいさつを行うことで、子どもも自然とその習慣を身につけるでしょう。

会話する時間を増やす

会話の時間を増やすことも、子どものコミュニケーション能力を高めるために重要です。例えば、親子の会話を増やすには、食事中やお風呂の時間など、リラックスして話せる時間にすると話しやすくなります。この時期の子どもは親との会話を通じて多くのことを学びますので、些細なことでも話題にして、対話の機会を増やしましょう。
会話をするときは、どちらかが一方的に話すのではなく「キャッチボール」になるよう意識するとより効果的です。

色々な人に会う機会を作る

コミュニケーション能力を育てるには、親戚や友人など、家族以外のさまざまな人と接する機会を作ることも大切です。異なる年齢層や社会背景を持つ人たちと触れ合うことで、子どもは多様なコミュニケーションスタイルがあることを学び、子ども自身の社会性や適応力を養うことができます。地域のイベントや親戚の集まりなどに積極的に参加するなど、より多くの人と関わる体験を重ねていくとよいでしょう。

絵本などの読み聞かせを積極的に行う

絵本の読み聞かせは、子どもの言語能力や想像力を育てる絶好の機会です。文字が読めない子どもでも、親が読み聞かせをすることで、子どもは表現の仕方やコミュニケーション方法を自然に学びます。

物語絵本を通じて感情表現や対話の仕方を身につけることができますし、科学絵本を通じて物事の本質を学ぶことで会話が弾みやすくなります。毎日の寝る前の時間など、定期的に絵本を読む習慣をつけると良いでしょう。

気を付けたいポイントは、絵本の読み聞かせの後に感想を聞いたり要約させたりしない方がよいということです。子どもの方から「おもしろかった」「どうして〇〇したのかな?」など感想があった場合は、ぜひ向き合って話を聞いてあげてください。

感想を伝えることを習慣づける

できごとや物事について感想を話し合うことは、子どもの自己表現力を高めるために有効な方法とされています。自分の考えや感じたことを言葉にすることで思考力や表現力が育まれ、コミュニケーションがスムーズになるでしょう。

また、親が子どもの感想を尊重して聞くことで、子どもは自信を持って話すことができるようになります。日常の中で「どう思った?」と質問し、感想を共有する時間を持つことが大切です。

スキンシップをとる

抱っこやハグなどのスキンシップは、子どもに安心感を与え、信頼関係を築くための大切な手段です。スキンシップを通じて親子の絆が深まり、子どもの心が安定するとされています。

また、スキンシップは非言語コミュニケーションの一環として、言葉では伝えきれない愛情や安心感を子どもに伝えることができます。日常的にスキンシップを意識して取り入れることで、子どもの情緒面の発達にも良い影響を与えます。

非言語コミュニケーション(ボディランゲージ・リアクション)を意識する

前述のとおり、非言語コミュニケーションも重要なコミュニケーションの一部です。表情やジェスチャーを通じて感情を表現することを教えることで、子どもは言葉だけでなく体全体を使ってコミュニケーションする方法を学ぶことができます。

乳児に高い声で話しかけるように、大人にとっては「少しおおげさかな」と思う態度でリアクションをすると幼児期の子どもにもわかりやすくなるでしょう。例えば、笑顔で褒める、頷いて聞くなど、親が積極的に非言語コミュニケーションを取り入れることで、子どもも自然とその方法を身につけることができます。

子どもの話をしっかり聞く(遮らない・先回りしない)

子どもが話しているときは、最後までしっかり聞くことも、コミュニケーション能力を育てる関わり方のひとつです。幼児期の子どもはまだ思うように言葉を紡げず、なかなか要領を得ないこともあります。しかし、途中で話を遮ったり、先回りして結論を急がせることなく、子どもが自分のペースで話せるようにサポートしましょう。親がしっかりと聴く姿勢を示すことで、子どもは自分の話が尊重されていると感じ、自信を持って話すことができます。

頭ごなしに否定しない

幼児期に入ると自我が芽生え、自己主張をするようになります。駄々をこねることが増えますが、親や大人が大きな声で感情的に叱ると、子どもは自分の思いを否定されたと感じ、自己表現をためらうようになることがあります。まずは子どもの話を聞き、「なにがイヤだったの?」と優しく問いかけることが大切です。

子どもが自分の気持ちを聞いてもらえたと思うことで、安心して大人の話にも耳を傾けるようになります。その後、気持ちを受け止めつつ、「なぜその行動がダメなのか」を冷静に優しく説明しましょう。大人が子どもを理解し、適切な対応をしていくことが、幼児期のコミュニケーション能力の育成には不可欠です。

質問して、子どもに話をさせる

子どものコミュニケーション能力を育てたいと思ったとき、積極的に質問をして話をさせることが重要です。質問を通じて子どもに考えさせ、自分なりの答えを導き出させることで、深く考える力や相手の立場を理解する力が養われます。

最初のうちは、自分で考えて答えを出すのが難しいかもしれません。子どもがボールを使ったキャッチボールを初めからできないのと同じで、会話のキャッチボールも大人が手助けをしながら練習することで、少しずつ自分の考えを文章にして伝えられるようになるでしょう。

また、子どもが考えて答えた内容に興味を持って聞く姿勢を示すことで、話すことに対して前向きな気持ちを持つようになります。

携帯電話を触らないようにする

親子の対話の時間には、子どもに集中することが大切です。子どもと向き合うときにも携帯電話やスマホが近くにあるとつい触ってしまうという方もいるでしょう。完全に電源をオフにすることは難しいですが、会話をするときはもちろん、とくに食事中や寝る前などの大切な時間には携帯電話を近くに置かないようにしてみましょう。

会話や遊びの時に携帯機器の使用を控えることで、親子のコミュニケーションが深まり、子どもは自分が大切にされていると感じます。また、親が携帯電話を使わない姿勢を見せることで、子どもも同様に対話に集中する習慣が身につきます。

ごっこ遊びをする

子どもは遊ぶことで心身ともに成長します。中でもごっこ遊びは、子どもの想像力や創造力を育むだけでなく、コミュニケーション能力を高めるためにも大切な遊びです。

たとえば、ままごと遊びにおいてそれぞれの役割を演じることで、子どもは自分と違う立場に立って考える力や、対話の仕方を学びます。また、ごっこ遊びをうまく進めるために協力しあったり、イメージを伝えるために考えて話したりします。「私もおかあさん役がいい」などちょっとした問題が発生すると、みんなでどうすればよいか話し合うこともでてきます。友だちや家族と、積極的にごっこ遊びを楽しませてあげるとよいでしょう。

たくさん褒める

子どもが何かを達成したときや良い行動をしたときには、積極的に褒めましょう。褒めることで、子どもは自信を持ち、さらにコミュニケーションを取る意欲が湧きます。褒める場合は、「すごい」「かっこいい」で終わらせるのではなく、「元気に挨拶ができたね」など具体的にどこが良かったのかを伝えると、子どもは自分の行動のどの部分が評価されたのか理解しやすくなります。

たくさんほめられることで、子どもは自分の能力を信じられるようになり、自己肯定感が育まれます。自己肯定感が高まることで人との関わりもスムーズになり、よりコミュニケーション能力を磨く場面に恵まれるようになるでしょう。

ここまでご紹介したとおり、コミュニケーション能力は、

絵本などの読み聞かせを積極的に行う
たくさん褒める

等の言動から育てることが出来ます。

しかし、家事・育児・仕事などもあるし、それにプラスして色々なことを追加していくのは大変、、、
分かった気がしてもポイントをおさえながら実際にするのは大変そう、、、

などのお悩みをかかえていませんか?

もっと手軽に、負担なく、コミュニケーション能力を育てる方法があったらなあ、、、

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幼児期は脳は6歳までに90%ができあがると言われます。
「幼児教育はまだ早い」と思われている方ほど、早めの取り組みをおすすめします。

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