赤ちゃんに効果のあるドッツカードとは?使い方と効果を高めるポイントを徹底解説!

まだ言葉が話せない乳幼児期から始められる「ドッツカード」は、親子で楽しみながら行える教育の一つです。赤い丸がたくさん並んでいる「ドッツカード」を小さな子どもに見せ続けていると、算数が得意になる!と言われています。しかし、カードを見せるだけで、なぜ数字を覚えられるのか?気になりますよね。

この記事では、カードの特徴や使い方、始める時期、無理なく続けるポイントなどを詳しく解説します。

目次

ドッツカードとは

ドッツカードとは

ドッツカードとは、右脳を鍛えるフラッシュカードのひとつです。ドッツ(dots)は英語で「点」という意味で、丸が1~100個ほどランダムに印刷されたカードを「ドッツカード」と呼びます。

親が子どもにドッツカードを見せ、子どもは赤い丸が並んだカードを見ながら数字を覚えます。

例えば、親が「これは15です」と言いながら赤い丸が15個並んでいるカードを見せると、子どもはそれを見て15という数を認識し、並んだ赤い丸の数を記憶するのです。数字と量を、見たまま素直に瞬間的に読み取らせることで、数字を理解するだけでなく、計算をスピーディに行えるようになります。

ドーマン・メソッドを提唱したグレン・ドーマン博士が発案

ドッツカードは、ドーマン・メソッドを提唱したグレン・ドーマン博士が発案したものです。グレン・ドーマンとジャネット・ドーマンの著書「赤ちゃんに算数をどう教えるか」では、ドッツカードを使って算数を教える方法が詳しく紹介されています。

何歳からスタートできる?

ドッツカードは色の識別ができるようになる生後3ヶ月ごろから始めることが出来ます。数の量を認識する能力は、生後30ヶ月までが一番高いと言われているため、ドッツカードは生後3ヶ月~3歳ごろに取り組むと良いようです。

より高い効果を期待するなら、赤ちゃんの時期から毎日見せることが大切ですが、赤ちゃんが数字を理解できるのか?と疑問を持つ人も多いかもしれません。ドッツカードを続けていると、1・2・3・・・などの簡単な数字だけでなく、1+1=2などの数式も、言語に近い理解ができるようになります。例えば絵本を読みながら「リンゴは赤くて甘い」という文章を覚えるように、数式を「1たす1は2」と文章のように理解していくのです。

ドッツカードの効果とは

ドッツカードを何度も見たり数式を聞いたりしていると、右脳が育まれ高速で自動処理をする計算回路ができます。そのため、数が理解しやすくなるのはもちろん、計算が速くできるようになったり、空間認識力が身についたりするのです。具体的に見ていきましょう。

算数の理解が早くなる

ドッツカードの赤い丸の並びを繰り返し見せていると、パッと見て「大体●個ある」ということが分かるようになってきます。この瞬時に数の把握ができる「数的感覚」が身につくと、数字を理解しやすくなり、計算力を高めることにつながります。

複雑な計算式もスムーズに理解できるようになっていくので、数字への苦手意識がない子どもに育てるためにドッツカードの取り組みは大事なポイントです。

空間認知能力が育まれる

ドッツカードは高速で見続けるものなので、カードに並んだ赤い丸をじっくり数えるのではなく、子どもはカード全体を見て一瞬で理解できるようになります。こうして空間認知能力が育まれると、日常生活においてたくさんのメリットがあるのです。

学習ノートはきれいにまとめて書けるようになり、カバンに荷物を詰めるときもゴチャゴチャせずに上手に詰められるようになります。またスポーツにおいても、例えばバスケットボールの試合中に、自分以外の選手がどこにいて、ボールをどこに回せばいいのかを瞬時に把握できるなどの能力が身に付きます。

ドッツカードの使い方

ドッツカードの使い方

ドッツカードの使い方をいくつか紹介します。赤ちゃんが日本語を少しずつ覚えていくようなイメージで、数字や数式を覚えていくと考えてくださいね。

数字の順番通りに見せる

1~100までのドッツカードを、数字の順番通りに数秒間見せていきます。カードを見せる瞬間に、「いち」「に」「さん」と読み上げて数の認識を促します。

ランダムに見せる

「5」「22」「11」のようにランダムに見せていきます。数字の順番通りに見せる方法に慣れたら、ランダムに見せていきましょう。

数学的法則で見せる

奇数だけを見せる「1」「3」「5」などという風に、数学的法則を持たせて見せていきます。その他にも「10」「20」「30」など、数字をグループでまとめて見せると直感的に記憶しやすいです。

ドッツカードは、できるだけ毎日続けるようにしましょう。毎日は大変・・・と思うかもしれませんが、少しずつでも良いですから続けることが大切です。

ドッツカードの効果を高めるポイント

ドッツカードの効果を高めるポイントは、以下の通りです。

  • できるだけ早く始める
  • 見せる時間は短く、素早く
  • 飽きさせないためにカードを頻繁に変える
  • 数え方に一貫性を持たせる
  • 親子で楽しむ

ある程度続けたら、効果を実感したいですよね。具体的に見ていきましょう。

できるだけ早く始める

ドッツカードは生後3ヶ月ごろから始められて、できるだけ早く始めた方が高い効果が期待できると言われています。生後3ヶ月から始めた場合は3歳まで、2歳ごろに始めた場合は6歳まで取り組むと効果を感じられると言われています。

2歳をすぎると、小さな数字なら「1・2・3・・」と数えられるようになってくるので、数をまとまりとしてとらえるのが難しくなってきます。さらに2歳半を過ぎると効果を感じにくくなってくるので、数字を瞬間的に把握できるようになるには1歳以下から始めるのが理想です。

見せる時間は短く、素早く

ドッツカードを見せる時間が短くなるように、素早く次のカードをめくりましょう。カードを見せると同時に数字や数式を読み上げて、次のカードをめくります。

数式を読み上げる場合は、1+2=3(いちたすにはさん)と読み上げて、最後の数字(答え)を言うと同時に(この場合は3を言う時に)めくります。

カードをめくるスピードは、1枚1秒以下になるようにしましょう。1枚1秒以下で10枚のドッツカードを読み上げると10秒ほどで終わりますから、1日3回取り組んだとしても30秒ほどしかかかりません。

素早く行って子どもの興味と関心をグッと引き付けること、子どもがやめたいと思う前に終わらせることで続けやすくなります。

飽きさせないためにカードを頻繁に変える

赤い丸が並んだドッツカードが定番で有名ですが、カラフルなイラストが使われているカードもあります。シンプルなカードを毎日使っていると子どもは見慣れて飽きてしまいますから、クッキーや動物など楽しい絵が描かれているものも取り入れましょう。

同じものを何度もくり返すよりも新しいものを見せていくほうが、子どもの好奇心と学習意欲が満たされるためより効果的が期待できます。同じカードでも、見せる順番を変えるなどカードの見せ方に変化を加えるのもひとつの方法です。

数え方に一貫性を持たせる

ドッツカードを見せながら数字や数式を読み上げる時は、いつも同じ言い方になるように徹底しましょう。3+2=5という数式を見せる時は常に「3たす2は5」となるように注意し、「3たす2は5です」「3に2をたすと5になります」など別の言い方になってしまわないようにしましょう。数え方に一貫性を持たせることで覚えやすくなります。

親子で楽しむ

ドッツカードは、遊びやゲームのような感覚で楽しみながら行いましょう。親が「数字の学習をさせる」という身構えた気持ちでいると、その緊張感は子どもにも伝わります。

ドッツカードを行う時間は「毎朝9時」などの時刻で決めるのではなく、子どもが機嫌の良いタイミングをみて行うと良いです。お腹が空いていたり眠そうにしている時は行わないこと、始めてから機嫌が悪いと感じたら中断して別のタイミングで行うようにしましょう。ドッツカードの学習効果を高めたい場合は、子どもの好奇心やもっとやりたい!という気持ちを大切にし、親子で楽しくリラックスした状態で取り組むことがポイントです。

ドッツカードとフラッシュカードの違いは?

フラッシュカードとは、文字が読めない乳幼児期からカードをリズムに合わせ見せることで、そのカードに書かれた絵や記号などを覚えていくものです。

フラッシュカードには「動物」「虫」「働く車」「電車」などの生き物や乗り物、「コップ」「タオル」「歯ブラシ」などの生活用品などのイラストが表に描かれていて、裏にはその名前が書いてあります。「ひらがな」「英語」「時計」が書かれたものなど様々な種類があり、数字や数式が書かれたドッツカードもフラッシュカードのひとつです。

子どもにイラストを見せると同時にその名前や文字を読み上げるため、目でイラストを見ながら耳で言葉を聞いて、同時に認知して覚えていきます。

100円ショップでも購入できます

ドッツカードには、ドーマン研究所をはじめ、くもん式や七田式などの種類があり、紙のサイズや赤い丸以外のドッツなどそれぞれに特徴があります。

とりあえず簡単なものから始めたい!という方は、100円ショップで購入してもよいでしょう。せっかく本格的なものを購入しても「結局全く使わなかった、、」ということもあります。また、同じ図柄ばかりで飽きるのであれば何種類か買いそろえることが出来るのも100円ショップで購入する魅力ではないでしょうか。しばらくやっていくうちに「子供が興味を示したら本格的なドッツカードを購入する」でも遅くはありません。

3500枚以上のドッツカード、フラッシュカードを好きな時に好きな場所で!

「ドッツカード・フラッシュカードをぜひ、わが家の教育に取り入れてみよう!」と思っても実際にやってみると、様々なカードを用意する手間や、めくる側の技術の習得など、実際には「様々なことに時間を取られて大変」と思われる方もいらっしゃるでしょう。

デジタル教材「天神」の幼児版タブレットでは下記動画のような、ドッツカード(かずカード)、日本語と英語のフラッシュカードを約3,000枚以上収録しています。※タブレットにて利用する事ができます。資料をご請求いただくと、無料体験のご案内もお送りしています。天神のタブレットで実際にフラッシュカードを体験していただきご家庭で活用いただけそうかをじっくりご確認いただけます。ぜひ資料をご請求ください。

ここまでご紹介したとおりドッツカードをゆ児教育に取り入れることで

算数の理解が早くなる
空間認知能力が育まれる

等の効果を得ることが出来ます。

しかし、家事・育児・仕事などもあるし、それにプラスして色々なことを追加していくのは大変、、、 
分かった気がしてもポイントをおさえながら実際にするのは大変そう、、、

などのお悩みをかかえていませんか?

もっと手軽に、負担なく、「ドッツカード」を取り入れてあげれたらなぁ、、、

と。

ドッツカード、フラッシュカードを導入。
さらに幼児期に学ぶ内容をまるっと学習できる。
そんな方法があったら試してみたくはありませんか?

・自主性や主体性を育てられる
・読み聞かせもできる
・遊び感覚で集中しやすい

などに加え、

・フラッシュカードでの右脳育成
・ひらがな・カタカナ・英語の読み書き
・論理的思考力など非認知能力の育成

さらにママ・パパは幼児教育の知識やスキルも身に付けられる。

そんなツールが「天神」幼児タブレット版です。

今なら自宅にタブレットが届く無料体験も受付していますので、ぜひ試してみてください。

幼児期は脳は6歳までに90%ができあがると言われます。
「幼児教育はまだ早い」と思われている方ほど、早めの取り組みをおすすめします。

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