子どものコミュニケーション能力を鍛えるために親ができること9つのこと

大人になって社会に出ると、育った環境や年齢の異なるさまざまな人との関わりが増えます。円滑なコミュニケーションをとれる能力が必要不可欠になってくるので、子どものうちから鍛えておきたいですよね。この記事では、コミュニケーションが重要視されている理由と子どものコミュニケーション能力を鍛えるために親ができることについて解説します。

目次

非認知能力の一つ、コミュニケーション能力とは

非認知能力の一つ、コミュニケーション能力とは

コミュニケーション能力とは「人と人が意志疎通をする力」です。相手が伝えようとしていることを理解でき、自分の気持ちを相手にわかりやすく伝えられることを指します。

おしゃべりな人や誰とでも仲良くなれる人は、コミュニケーション能力が高いというイメージがありますよね。コミュニケーションにおいて大切なのは、一方的ではなく話し相手と自分がお互いに使う言葉や話し方を相手に合わせて選ぶことです。人の話をしっかり聞いて、相手の気持ちや伝えたい内容を理解する「受け取る力」と、わかりやすい表現で相手に自分の思いや考えを話す「伝える力」が必要です。

コミュニケーション能力が重要視されている理由

子どもも大人もそれぞれのコミュニティの中で他人との円滑なコミュニケーションを求められます。

コミュニケーション能力が足りないままでは誤解や勘違いが生じやすく、人間関係のストレスも大きくなっていくでしょう。また就職活動においても、取引先と良い関係を築ける人や仕事仲間と協力してプロジェクトを進められる人を求めている企業は多い傾向です。コミュニケーション能力が重要視されている現代では、子どものうちから身に付けておきたいものですね。

子どものコミュニケーション能力が低下した原因

子どものうちからコミュニケーション能力を高めた方が良いとされる一方で、人と接する機会はどんどん減ってきています。具体的な原因を見ていきましょう。

ITの進化

ITの進化により、コミュニケーションの機会は激減しています。スマートフォンが普及する前は、友達に伝えたいことがあれば友達宅の固定電話に電話をかけて、家の人が出たら友達につないでもらって話すという方法でした。

普段あまり話さなかったり、年上である友達の家族に用件を伝えるには、どう話せば良いのか、という経験ができたのです。しかし今では、直接話さなくても、スマートフォンでメッセージやスタンプを送信して連絡がとれるようになりました。ネット通販やモバイルオーダーなど、便利ですが、自分の声で相手に直接伝える必要がなくなってきているのです。

家庭環境の変化

学校から帰っても家に誰もおらず、ひとりで留守番しているという子どもは多く、少子化や核家族化などの家庭環境の変化も大きく影響しています。また、習い事を複数している子どもや塾に通っている子どもが増え、忙しくて友達と遊ぶ時間がほとんど無いというケースもあります。

友達と遊べるタイミングが合わないからと、ひとりでテレビやゲームにかける時間は長くなっている傾向です。また同居する祖父母を含めて大人数で食事をしながら話すという家庭も少なく、いろいろな世代の話を聞く機会も、人に自分の意見を話す機会も減っています。

子どものコミュニケーション能力を鍛えるために親ができること

子どものコミュニケーション能力を鍛えるために親ができること

人と接する時間が減っている現代で、コミュニケーション能力を鍛えるために家庭ではどんなことができるでしょうか。具体的に紹介しますので、ぜひ実践してみてくださいね。

子どもの話を最後までしっかり聞く

子どもが話している時には、頷いたり相槌を打ちながら、途中で言い間違いがあっても遮らず最後まで聞きましょう。

スマートフォンを見ながら聞くのは避けて、子どもの目を見つめながら聞いたり、隣に座って身体が触れる距離でゆったりと聞くようにするのがおすすめです。「ママがきちんと聞いてくれている」「僕の話に興味を持ってくれている」と感じると、子どもは安心して一生懸命話してくれます。

子どもが好きな物について教えてもらう

子どもは好きな物の知識をどんどん吸収していきますから、車や恐竜の種類やキャラクターの名前など「大人よりも詳しく知ってるね!」と思うことがあるのではないでしょうか。

そんなときは「良く知ってるね!ママにもっと教えてよ」と声をかけてみましょう。どうやったら自分の好きなものの魅力が伝わるのか、詳しく説明できるのかを考えながら話す力が身に付きます。上手く説明できなくても、一生懸命に話す姿を肯定しながら聞いてあげてくださいね。

絵本の読み聞かせをする

人によって気持ちを伝える表現方法が違うということを知るには、絵本の読み聞かせがおすすめです。例えば、「悲しい」という気持ちを伝えるとき、大きな声で泣きわめく人もいれば、小さな声で力なく話す人もいることがわかります。絵本には日常生活であまり使わない言葉もでてきますから、語彙力や表現力も高まります。

アニメなど物語の登場人物に感情移入させる

物語の中で、主人公は自分の予想とは違う行動をしたり、思った通りの結末にならないこともありますよね。

登場人物の気持ちを考えることが「聞く力」につながりますので、子どもの感想を聞いたり、どうして主人公はあんな行動をとったのかな?と問いかけてみましょう。子どもが答えた内容は否定せず「なるほど、そう思うんだね。ママはこう思ったよ」と親子で意見交換できると良いですね。

挨拶の習慣を身につけさせる

挨拶の習慣を身につけると、相手に好印象を与えられ、コミュニケーションのきっかけになります。

家族には「おはよう!」、先生には「おはようございます。」という風に、相手に合わせた使いわけを教えてあげると、子どもは言葉の使い方を学びます。子どもが挨拶の習慣を身につけるには、親の姿を見せるのが一番ですから、「ママと一緒にご挨拶しようね」という方法から始めてみてくださいね。

会話を増やして慣れさせる

「今日は誰と遊んだの?」「何が一番楽しかった?」と問いかけて、子どもが話すきっかけを増やしましょう。

普段自分からはあまり話さない子も、聞かれたら一生懸命に考えて答えようとすることで、伝える練習ができます。学校や習い事に行く前に「帰ったら、今日一番楽しかったお話を聞かせてね!」と声をかけておくと、話すのが苦手な子どももゆっくり考えられますよ。

また、親から話しかける際は「はい・いいえ」で答えられないように工夫するのもおすすめです。「明日は公園にクッキーを持っていこうか」→「うん!」ではなく、「明日は公園におやつ持っていこうか、何がいいと思う?」→「クッキーがいいな!」という風に子どもが考えて答えられるような会話を増やしましょう。

様々な世代の人と交流させる

子どもは、さまざまな世代の人と関わることで、新しい知識や考え方を学ぶことができます。

しかし最近は、大人数で集まる親族の食事会や地域のイベントが減ってきて、家族以外での交流は少なくなりました。そのため、子どもが普段関わりのない大人や初対面の人とも少し勇気をだして話せるようになると、異なる世代の考え方を学ぶ機会も増えていき、自然とコミュニケーションをとることが出来ます。地域のお祭りや子ども会向けの行事があれば積極的に参加しましょう。

子どもの意見を尊重する

あまり話さず、なかなか自分の意見を言わないおとなしい子は、自分の考えが間違っているのではないかという不安を持っている可能性があります。子どもが出した答えが間違っていたとしても「その考え方もいいね」と、子どもの意見を尊重する声かけをしましょう。褒められると嬉しくなって、もっと話したい!という意欲が出てきます。

先回りして答えを導かない

子どもが話そうとしている内容が途中で予想できても「ああ、〇〇だったんでしょ?」と、先回りしてしまうのは避けましょう。正しい結論よりも、子どもが人と話すって楽しいと感じられることが大切です。いつも楽しそうに聞いてくれる人がいれば、子どもはいろんな話をしてくれるはずです。

子どものコミュニケーション能力を鍛えるための習い事

習い事を通して、コミュニケーション能力を鍛える方法もあります。友達やコーチの存在が、相手の立場になって物事を考える経験を増やしてくれますよ。

英会話

英会話スクールでは、自己紹介や最近の出来事などを話す日常会話を題材に英語を学びます。主語は「私」であることが多いので、自分のことを人に伝えるという場面が多いでしょう。また、英単語がわからないときも、相手の目をみてアイコンタクトやジェスチャーで相手に「伝える」練習ができます。

チームスポーツ

サッカーや野球、バスケットボールなどのチームで行うスポーツは、相手の気持ちや動きを見ながらプレイします。

試合中に「〇〇君にパスするよ!」「右に投げていいかな?」と口に出して確認することはできないので、相手の気持ちを予測して自分で判断しなければなりません。より正確に相手の気持ちを予測するためには、普段から相手のクセや性格を知ることが大切ですから、自然と話す機会も増えるでしょう。

武道

柔道や空手、剣道などの武道は、個人戦のスポーツですが、お互いの「間合い」の空気を読む必要があります。また、年配の指導者が多いため、時には厳しい言葉をもらうこともあるかもしれません。厳しい言葉の中にある意味を考えながら、上達していくと自信をつながっていくでしょう。

まとめ

今回は、コミュニケーションが重要視されている理由と子どものコミュニケーション力を鍛えるために親ができることを紹介しました。

子どもが人見知りだったり、友達と上手く話せないでいると、親としては心配になりますよね。しかし、単純に経験不足なだけなのかもしれません。コミュニケーション能力を鍛えるために、今回紹介した方法で親子の会話を工夫してみてはいかがでしょうか?

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しかし、子どものためになることを知れば知るほど、教えなければいけないことは増えて時間も無くなってしまう、コミュニケーション能力に加え、個性や才能を伸ばすことを考えると、学びの時間を捻出するのはなかなか難しい、、、と思われませんか?

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