【3歳児のしつけ】子どもは何歳からしかるべき?ルール決めと気を付けるポイントについて
行動範囲や言葉の理解が広がり、自分でできることが増えてくる3歳児。その反面、「こうしたい!」という自己主張が強くなり、親の言うことをなかなか聞かない場面が増えてくる時期でもあります。そんな3歳児に対し、どのように関わったらいいのか悩んでしまう人も多いのではないでしょうか?子どもの寝顔を見ながら、「今日も怒ってばかりだった…」と後悔してしまうこともありますよね。
この記事では、3歳児のしつけの注意点やポイントについて紹介していきます。子どものしつけに悩んでいるという方は、ぜひ最後までご覧ください。
3歳からのしつけ(しつけって何?)
3歳くらいになると、子どもは簡単な言葉を話したり、自分の気持ちを伝えたりできるようになります。
簡単なルールなら覚えられるので、3歳になったらしつけを生活の中に少しずつ取り入れながら、毎日続けられるようなルーティンを作っていきましょう。 ただし、難しいことはまだ理解できないので、
覚えられるようにするのが大事です。
3歳からのしつけ①あいさつ
基本的な「あいさつ」を会話の中に取り入れて習慣化していきましょう。下記は習慣化しやすいあいさつの例です。声をかけるタイミングを紹介していきます。
・おはよう(おはようございます)
習慣:朝起きたタイミングで声をかけて復唱させる
朝顔を見たタイミングで声をかけて復唱させる
・おやすみ(おやすみなさい)
習慣:寝る前のタイミングで声をかけて復唱させる
今日はもう会わない人と夜別れるタイミングで声をかけて復唱させる
・いただきます
習慣:ご飯を食べる前のタイミングで声をかけて復唱させる
・ごちそうさま(ごちそうさまでした)
習慣:ご飯を食べ終わった後のタイミングで声をかけて復唱させる
3歳からのしつけ②社会のルールやマナー
3歳になると幼稚園に入園する子供も多く、社会との関係がスタートする時期でもあります。それに合わせて様々な社会ルールを教えていく必要があります。下記にルールの例を紹介します。
信号の色によって「進め」「停まれ」を、一緒に横断歩道や交差点を渡る際に教えていきましょう。
食前食後のあいさつ、箸やフォーク、スプーンなどの使い方を一緒にご飯を食べながら教えていきましょう。
また、社会のルールやマナーは小学校受験の範囲でも出題されることがあります。下記は「社会的常識」という社会生活のルールやマナー、日常生活で必要な知識が身に付いているかを見られる課題を楽しく学ぶためのノウハウを紹介しています。興味がありましたら是非ご覧ください。
3歳からのしつけ③生活習慣
3歳は「自分でやってみたい」という気持ちも芽生えるようになってくる頃です。その気持ちを上手に誘導して、生活習慣の基礎を教えていきましょう。下記がまず最初にするべき生活習慣の例です。
・服を着替える
・靴を並べる
・食事ではし、フォーク、スプーンを使えるようになる
・食事が終わったら食器類を自ら運ぶ
・トイレを一人で行くことが出来る
・歯磨きの習慣をつける
うまくいかないと、ついつい手伝ってあげたいと思われるでしょうが、そこをグッとこらえて、時間がかかっても、完全でなくても自分で出来るように子どもを見守りましょう。出来たことは成功体験につながり、自己肯定感を磨くことにつながります。
もしできなかった場合は、出来るところを子どもに任せて残った部分を親がしてあげるくらいに留めておきましょう。
子どもはいつからしかるべき?
子どもの教育のために適切なしつけを知りたいけれど、いつ頃から子どもをしかっていいのか分からない、という方も多いですよね。子どもの発達によって個人差はありますが、「しかる」ことが効果的になっていくのはおおよそ3歳以降と考えられています。理由を説明していきますので、参考にしてください。
3歳未満の幼児は、「しかられた理由」を理解できない
3歳未満の幼児は、言葉、心の発達が未熟であるため、大人が言葉でしかってもその意味を理解することは難しいです。そのため、しかられた内容ではなく、不快な感情や恐怖心の方が印象に残ってしまいます。3歳未満の幼児に対しては、言葉でしかるというよりも、大人が手本を見せる、よくない行動は止めつつ気持ちは受け止める、といった対応が効果的といえます。
しかってもいい時期の目安
「しかる」ことが効果的になっていくのはおおよそ3歳以降とお伝えしましたが、子どもによって個人差があります。ここでは、しかってもいい時期の目安はどれくらいなのかをお伝えします。
前提となるのは、親子の信頼関係、愛着関係が構築されていることです。それらが構築されていないうちにしかってしまうと、不快感や恐怖心が強く印象に残り、育児をする上で弊害となってしまいます。さらに、子どもがしかられている内容を理解し、理性で行動をコントロールできるようになっていないと、しかっても効果がありません。
発達段階の目安として、子どもが「物の用途や物事の因果関係を言葉で説明できる」ようになっていれば、しかってもいい時期といえるでしょう。
「しかる」前に、なぜしかるかを考える
そもそも、親はなぜ子どもをしかるのでしょうか?理由を考えてみると、「健康的に生きていくための習慣を身につけてほしい」「社会に出て困らないような行動を身に付けてほしい」など、子どものよりよい成長を願う親心が見えてきますよね。これらのことは、ただ子どもを野放しにしているだけでは身についていきません。大人がきちんと教え、導いていくために、「しかる」ことも時には必要です。
しつけと罰の違いとは?
子どもがよくない行動をしたときに、なんとかやめてほしいと「鬼が来るよ!」「おやつ無しにするよ!」など、罰を使ってしまうことはありませんか?罰を使うことで、「言うことを聞いてくれた」と安心してしまうかもしれませんが、それはしつけとは言えません。しつけと罰の違いは何なのでしょうか?
罰はどんどん厳しくなる
罰を使うことで、一時的に子どもが言うことを聞いてくれることもあるかもしれません。しかし、頻繁に罰を使っていると子どもも慣れてしまい、徐々に効果がなくなっていきます。言うことを聞いてほしいという思いから、無意識のうちに罰がどんどんエスカレートしてしまうこともあり得るので、注意する必要があります。
子どもがまねをする
が日常的に罰を使うことで、子どもが真似をしてしまう危険性もあります。例えば、友達と遊んでいて自分の思い通りにならなかったとき、「先生に言いつける」「もう遊ばない」など、望ましくない関わり方をしてしまうかもしれません。そうなると、子どもの人間関係に悪影響が出る可能性があります。
3歳児をしかる前に決めておくべきルール
子どもの教育において、「しかる」という行為はとても影響力があります。何でもかんでもしかっていては、子どもは萎縮してしまい、成長に悪影響を及ぼします。各家庭で基準やルールを決めておくことで、一貫した対応ができるでしょう。
しかるルールを決めておく
まず大切なのは、ルールを決めてしかるということです。家庭によってルールは異なると思いますが、
などが、子どもが最初に覚えるべきルールではないでしょうか。子どもにも分かるように説明し、それを破ってしまったときはしかる、という明確な基準があるといいでしょう。
子どもと同じ目線で話す
子どもが泣き叫んでいるときや、何度言っても同じ行動をやめないときなど、つい大人もイライラしてしまいますよね。しかし、大人から感情的にしかられると、子どもは「怖い」という感情が優先し、肝心の内容が頭に入ってきません。子どもに話を聞いてもらうためにも、子どもと同じ目線になって、落ち着いた口調で語り掛けることを意識してみてください。
ポジティブな言葉を使う
子どもに注意する際、つい「〇〇しちゃダメ」と、否定的な言葉を使っていませんか?大人も同じだと思いますが、何でも否定されてしまうとよい気持ちはしませんよね。
また、「ダメ」と言うだけでは、その後どうしたらよいのかが伝わらず、子どもも困ってしまいます。一旦心を落ち着かせて、ポジティブな言葉で「もう少しやさしく話そう」や「ありがとうはきちんと言おう」など具体的に伝えることを心がけてみてください。
日頃から親が手本となる
前項の「しかってもいい時期」にて、しかることが効果的な時期は「物の用途や物事の因果関係を言葉で説明できる」ようになったらと言いましたが、それ以前から、日常的に親が子どもの手本となる行動を続けることが大切です。
挨拶をする、残さず食べる、片付けをきちんとする、など、子どもに身に付けてほしいと思う事柄を考え、まず親が実践していきましょう。「子は親の鏡」というように、子どもは親の姿をよく見て吸収し、真似をしながら学んでいきますよ。
3歳児をしかる時に気を付けること
これまで、いつ頃からしかってよいのか、しかる前のルールなどについて述べてきましたが、実際にしかる場面ではどのようなことに気を付けたらよいのでしょうか?
言い分を聞いてあげる
子どもがよくない行動をしたとき、まず「どうして子どもがその行動をしたのか?」と子どもの気持ちに寄り添ってみましょう。「〇〇したかったんだね」と共感してもらうことで、自分の気持ちを聞いてもらえた、という満足感につながり、気持ちが落ち着くこともあります。
なぜしかられたのかを説明する
3歳前後の子どもは、個人差はあってもある程度大人の話す言葉を理解しています。そのため、「なぜしかられたのか」を子どもに分かるような言葉で伝えることが大切です。理由を伝えても納得してもらえないことがあるかもしれませんが、根気強く説明していきましょう。
繰り返し伝える
一度しかって理解したはずなのに、どうしてまた同じことをするの?と思ってしまうこともありますよね。3歳ごろの子どもは、理解力がついてきているといっても、時間が経つと忘れてしまうのは自然なことです。そのため、めげずに何度も繰り返し伝えていくことが大切です。
また、何度言っても身につかないという場合には、子どもに求めていることが難しすぎないか、伝え方は適切か、など、振り返ってみることも必要です。
ここまでご紹介したとおり3歳児の「しつけ」を成功させるためには
などを楽しく教えていくことが大事だと説明しました。
しかし、家事・育児・仕事などもあるし、それにプラスして色々なことを追加していくのは大変、、、
分かった気がしてもポイントをおさえながら実際にするのは大変そう、、、
などのお悩みをかかえていませんか?
子どもも楽しんでしつけを学んでいくことが出来ればなぁ、、、
と。
子どもの自主性・興味を育む要素が盛りだくさん。
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幼児期は脳は6歳までに90%ができあがると言われます。
「幼児教育はまだ早い」と思われている方ほど、早めの取り組みをおすすめします。