【3歳児の発達】3歳になったらできることと、やるべきこと

体つきがしっかりし、できることも増えてくる3歳児。3歳児健診や幼稚園入園などのタイミングでもあり、周りの子と比べて出来ること、出来ないことが気になり始め、子どもの発達について気になる時期ではないでしょうか。

この記事では、3歳児の発達の目安や、やっておくべきことなどについてまとめていきます。3歳児の発達について気になる方は、ぜひ最後までご覧ください。

目次

3歳児の発達の目安について

まず、3歳児の発達の目安について紹介していきます。
3歳児は心身共に成長が著しく、できることがどんどん増えていく時期です。一方、月齢や兄弟構成などによって個人差が大きい時期でもありますので、1つの目安として参考にしてください。

身体の発達について

3歳児の発達の目安について

身体の成長が著しい3歳児。
厚生労働省が平成22年に行った「乳幼児身体発育調査」によると、3歳児の身長・体重の目安は以下の通りです。

性別身長体重
男子88.8~105.8㎝11.72~18.82㎏
女子87.7~104.5㎝11.04g~18.27㎏
乳幼児身体発育調査 – 厚生労働省 –

3歳になると、2歳までの頃と比べて体重増加が緩やかになり、身長の伸び幅が大きくなります。ただ、遺伝や日々の食生活などの影響もあるので、他の子どもより小柄でも心配する必要はありません。

運動の発達について

3歳になると身体の成長に合わせて運動機能が発達し、基本的な動作がひと通りできるようになります。走る・ジャンプする・バランスを取る・よじ登るなど、全身を使ってダイナミックに遊ぶことが楽しくなる時期です。

また、手指も発達し、器用に動かせるようになります。クレヨンで絵を描く、ハサミを使う、折り紙を折るなどの微細運動ができるようになっていきます。

知能の発達について

知的好奇心が高まり、様々な物事に積極的に関わるようになる3歳児。
いろいろな物との関わり方を学んでいくことを通して、思考力や認識力などが高まっていきます。理解力も高まり、単純な繰り返しの絵本だけでなく、少し複雑なストーリーのものでも楽しめるようになります。

想像力も豊かになり、ごっこ遊びが楽しめるようになります。「お母さん役」「お店屋さんごっこ」など、身近な設定で想像を膨らませて遊ぶ様子がよく見られます。

言葉の発達について

3歳頃になると、理解できる語彙数が急激に増え、大人との簡単な会話が成り立つようになります。「ママ、ご飯ちょうだい」など3語文を使えるようになり、自分の気持ちやしてほしいことなどを一生懸命伝えようとする様子がみられます。

また、「おはよう」「こんにちは」「入れて」「貸して」など、生活や遊びに必要な言葉を理解し、使えるようになります。多くの言葉を知っていく中で知的好奇心が高まり、「なぜ」「どうして」といった質問を盛んにする時期でもあります。質問をすることで、新しい言葉や表現をどんどん学んでいきます。

心の発達について

2歳頃から自我が芽生え始めますが、3歳頃になるとさらに発達し、主体性が高まってきます。自分がやりたいことを明確に理解できるようになる分、やりたくないことには反抗したり、口答えをしたりする姿も見られるようになります。

成長につれて少しずつ自分の感情をコントロールする力がつき、言葉で思いを伝えられるようなってくると、反抗も少しずつ収まってきます。

社会性の発達について

3歳頃は、同年代の子どもへの興味が大きくなってくる時期です。初めの頃は、同じ場にいてもそれぞれ自分のしたいことをして遊ぶ「並行遊び」が多いですが、次第に友だちの遊びに興味をもつようになります。

友だちの様子を真似したり、時にトラブルになったりしながら、物の貸し借りや順番を待つことなど、人と関わるために必要なコミュニケーションを学んでいきます。そうして、友だちと一緒に遊ぶ楽しさを知っていきます。

また、人の気持ちを考えられるようになってくるので、公共の場でのマナーについても理解できるようになる時期です。

子どもが3歳までにやるべきこと

3歳児の発達について様々な面から述べてきましたが、子どもが3歳までに経験しておくべきことはどんなことなのでしょうか?詳しく紹介していきます。

外遊び

外遊び

3歳までに経験しておくべきこととして欠かせないのが、外遊びです。

特別なことをする必要はなく、公園の遊具にチャレンジする、鬼ごっこをする、散歩をするなど、日常的に外遊びを楽しむことで、体の使い方を徐々に覚えていきます。様々な体の使い方を体験することによって、基礎体力や運動神経が伸びていきます。

親が無理に挑戦させようとするのではなく、子どもが主体的にやろうとする気持ちを尊重しながら、少しずつステップアップしていくことが大切です。

読み聞かせ

絵本の読み聞かせをしてもらうことで、語彙力や想像力、コミュニケーション能力などが豊かになります。絵本を通して多くの語彙を習得することで、自分の伝えたいことや気持ちをうまく説明できるようにもなっていきます。

また、絵本のストーリーの中で登場人物の様々な感情に触れることで、人を思いやる気持ちが芽生えていきます。

読み聞かせをする際は、できるだけ多彩なジャンルの絵本を選ぶことが大切です。様々な世界に触れることで子どもの感情が豊かになり、より多くの言葉を学ぶことができます。

手指の運動

全身を使う運動のほかに、意識したいのが手や指先を使う遊びです。手指は「第二の脳」ともいわれ、手指をたくさん使うことで脳が刺激されます。

積み木や粘土遊び、折り紙など、楽しみながら手指を使えるようにしていくことが大切です。また、洋服のボタンを自分で留める、洗濯物を畳むなど、日常生活の中で指先を使った動作を取り入れてみるのもおすすめです。

あいさつ

3歳頃になると、理解できる言葉が増え、社会性も発達してくるため、日常生活の中での決まり事やルールを理解して守れるようになります。

そのため、「いただきます」「こんにちは」など、その場面にふさわしいあいさつを自分からできるようにしていくことが大切です。あいさつがきちんとでき、他人と意思疎通が図れるようになると、家族以外の人ともスムーズに関われるようになります。親が手本を見せたり、自分で言えた姿を認めたりしながら、少しずつ身についていくようにしていきましょう。

子どもが3歳までに親が取り組むべきこと

心身共に発達の著しい3歳児。子どもの発達を促し可能性を広げていくためにも、親の関わり方が重要な時期です。子どもの成長をサポートするために親がどのように関わったらいいのか具体的に紹介していきますので、参考にしてください。

信頼関係を作る

まず大切なのが、信頼関係の構築です。子どもが3歳になるまでの時期は、信頼関係の構築において重要な時期になります。親や兄弟などと信頼関係が築けている子どもは、「自分は愛してもらえている」と感じ心が安定し、人を思いやる気持ちをもてるようになります。

信頼関係を構築するためには、深い愛情で子どもを包み込むことがポイントです。2歳、3歳と子どもが成長するにつれ、「甘えさせすぎるのはよくないのかな?」と悩む方もいるかもしれません。しかし、十分に甘えることによって子どもの心は満たされ、その安心感から新しいことにもチャレンジできるようになります。子どもに対してしっかり愛情表現をし、積極的にコミュニケーションを取ることで信頼関係を築いていきましょう。

生活のリズムを整える

子どもが3歳になるまでに、生活リズムを整えることも大切です。規則正しい生活が身についていないと、「朝起きられない」「昼食を食べながら眠くなってしまう」などの事態が起こり、幼稚園や保育園に通い始めたときに苦労します。なるべく早い時期から生活リズムを整えることが大切です。

生活リズムを整える上で大切なのは、毎日の早寝早起きを徹底することです。親の仕事の都合や兄弟が遅くまで起きているからといって、深夜まで起きていることは避けましょう。また、「ご飯が終わったら歯磨きだね」など、子どもが行動しやすいような声掛けをしていくことも大切です。徐々に子どもが一人でもできるように、適切な環境を整えサポートをしていきましょう。

何に興味を持つかを把握する

子どもは、自分の好きなものや得意なことがあると、環境を整えてあげることでぐんぐん才能を伸ばしていきます。そのため親が意識したいのが、子どもが何に興味をもっているのかを把握することです。

「絵を描くときは長い時間集中している」
「音楽が流れると楽しそうに体を動かしている」
「ボール遊びが気に入っている」

など、日常生活の中でのちょっとした子どもの姿をよく見て、興味をもっているものを把握していきましょう。

主張を認めてあげる

3歳頃になると、自我の芽生えとともにできることも増えるので、なんでも自分でやってみたいという気持ちが大きくなります。自己主張が増えるのは成長の証であり、自主性を育むチャンスです。そのときに大切なのは、親が子どもの主張を認めてあげることです。

この時期に「自分のやり方」もつくっていくことで、「自分」という意識を確立していきます。子どもの主張が激しいときも、周りの大人はいったん受け止めるといいでしょう。

どうしても応じられない場合や家庭内のルールを教えるときは、分かりやすい言葉や表現を用いたり、視覚的に説明するなど、子どもに伝わるように説明をしてみてください。「自分でやりたい」と言う気持ちを温かく見守りながら、子どもの自主性を伸ばしていきましょう。

何でもチャレンジさせる

身の回りの様々なことに興味をもつ3歳児。その興味こそが、自主的に学ぶ意欲につながります。しかし、子どもが何に興味をもつかというのは、実際にやってみないと分かりません。ジャンルにこだわらず何でもチャレンジさせてあげることで、子どもの可能性を広げていきましょう。

家庭内でも、身支度やお手伝いなど、子どもが「やりたい」と言ったときにはまずは自分でやらせてみましょう。試行錯誤した結果「自分でできた!」という経験が、子どもの自己肯定感を高めます。親が「失敗しても大丈夫」と応援してくれることで、子どもは安心してチャレンジすることができ、自立心が養われます。

先回りせずサポートする

何でも自分でやりたがる3歳児ですが、最初は上手くできず、もどかしくなる場面も多いですよね。ついつい先回りして手伝ってしまったり、時間がかかるからと禁止してしまったりすることも多いのではないでしょうか。

しかし、親が先回りしてしまうことで子どもが成長するチャンスを奪ってしまいます。時間の許す限り、子どもの気が済むまで見守ってあげることが大切です。「成長するチャンス!」と捉え、子どもの体験を奪わないよう見守る姿勢を心がけましょう。また、会話の中で子どもが言おうとしていることを先回りして言ってしまったり、代弁したりすることも避けましょう。

3歳頃の子どもは、語彙が増えて会話が上手になってくる時期ですが、何を言いたいのかよく分からなかったり、質問に対する答えがちぐはぐだったりすることもありますよね。そんなとき、親が先回りして言ってしまうのではなく、子どもが伝えようとする気持ちを尊重することが大切です。

子どもがどうしても困っているようであれば、「〇〇ということかな?」と子どもの言いたいことを引き出すようにしてあげましょう。

褒めて伸ばす

子どもが何かにチャレンジしたとき、その過程や結果を十分に褒めてあげることが大切です。親が一緒に喜んで褒めてくれることで、子どもは改めて喜びを感じ、自分に自信をもてるようになります。失敗してしまったときにも、チャレンジした勇気やその過程での頑張りを褒めてあげましょう。そうすることで、失敗したとしてもまた頑張ろうという意欲が湧いてきます。

また、家のお手伝いをしてくれた、おもちゃを自分で片付けられた、など、日常のちょっとしたことでも当たり前とせず、褒めるチャンスと捉えましょう。3歳頃は人の役に立つことを喜びと感じられる年齢でもあるので、褒められることで「またやろう」という意欲が高まります。

質問にしっかり答える

3歳頃の子どもは、言葉を自由に使えるようになるとともに知的好奇心も高まる時期であるため、「どうして?」「これはなに?」などと質問をすることが増えてきます。忙しいときはつい後回しにしたり、誤魔化したりしたくなるかもしれませんが、できるだけその場で答えてあげましょう。子どもは「答えてもらった」ということで満足し、やり取りする楽しさや新しい言葉を覚えていきます。

3歳児の目標となるポイント

3歳児の目標となるポイント

3歳までに子どもが経験しておくとよいことや親の関わり方について紹介してきました。その結果、どれくらいできていたらいいのだろうと気になりますよね。3歳児のできることについて具体的な目標を紹介していきますので、参考にしてください。

挨拶がしっかりできる

「おはよう」「こんにちは」「いただきます」「ごちそうさま」など、日常生活に必要な挨拶は、3歳頃から徐々にできるようになってほしいことの1つです。これまでは親が促して行っていた挨拶を、自分から進んでするようになることを目標にしていきましょう。

ルールをしっかり守れる

3歳児になると、理解力や社会性が育まれ、ルールを理解できるようになってきます。そのため、公共の場でのルールや安全に過ごすためのルールをしっかり守れるようになることが目標です。

「電車の中では騒がない」「お店の中で走ってはいけない」など、公共の場でのルールを守れるよう具体的に教えていきましょう。また、「知らない人についていかない」「車道に飛び出さない」など、防犯や安全に関するルールも教えられるとよいですね。

日常生活でできることを増やす

3歳児は、着替えやトイレ、食事など、これまで手伝ってもらっていたことでもサポート無しでできるようになってくる時期です。自分1人でできることをどんどん増やしていきましょう。最初は時間がかかったり、途中で気持ちが折れたりすることもあると思いますが、挑戦させてあげることが大切です。

家のお手伝いができる

自己主張が多くなり、様々なことに挑戦したくなる時期である3歳児。その一環で、家の手伝いができるようになるとよいですね。できそうな部分に絞ってお願いしたり、徐々にお願いすることを増やしたりなど、まずはお手伝いしたい意思を尊重してあげるのが大切です。

まとめ

この記事では、3歳児の発達の目安や目標、親が意識したいことなどについて紹介してきました。

自分でできることが増え、心身共に目まぐるしい成長を見せてくれる3歳児。信頼関係を大切にしながら、子どもの可能性を広げていけるよう関わっていきましょう。

3歳児になって取り組むべきことが多すぎる、、とお悩みの保護者様へ

3歳になると様々な面が発達し、できることがどんどん広がっていきます。嬉しいことでもありますが、取り組むべきことが多く親としては忙しくなってくる時期でもあります。毎日炊事洗濯掃除、家事に追われて子どもを育てるだけで精一杯、教育面に関して気にかけている時間なんてない、、、と諦めていませんか?

●子どもが3歳までに親が取り組むべきこと の項目でも説明しましたが、

・何に興味を持つかを把握する
・褒めて伸ばす

などは、生活スタイルを少し変えるだけなどの調整ではなく、ルール自体を変える必要があるため、取り組んでいくのは簡単なことではありません。

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