【2歳児の教育】家庭で取り組むべき勉強と生活習慣からの学べること
ミルクを飲んで眠ってばかりいた乳児期と違い、2歳の幼児期は主体的に行動し始める時期です。好奇心が旺盛になり様々な物事に興味を抱いたり、言葉が発達し会話を楽しんだり、自分以外の「もの」や「ひと」との関わりが増えていく時期といえるでしょう。
0歳~3歳時の脳は、驚異的な吸収力を発揮できる黄金期にあると言われていますので、たくさんの挑戦・経験を重ね、より多くの“力”を身につけてほしいと考えている保護者の方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、幼児教育についての基礎知識はもちろんのこと、ご家庭で取り組める勉強法についても詳しく説明します。ぜひ最後までご覧ください。
幼児教育は2歳から始めても間に合う?
幼児教育は、「幼児が生活するすべての場において行われる教育を総称したもの」です。そのため、学問的な教育に限らず、日常生活の中で行われる“生活習慣を通して得る学び”も幼児教育にあてはまります。
幼児教育のスタートに“遅い”ということはありません。始めたいと考えたタイミングでスタートさせればいいでしょう。ただ、年齢ごとに「適切な教育」が異なるため、幼児教育を2歳で始めるならば2歳児にとって最適な学びになるように心がける必要があります。
子どもの気持ちを重視
幼児教育を行う上で特に大切になるポイントは、「子どもの気持ちを尊重すること」です。お子様が嫌がる学びを無理強いすると、心の健康が損なわれる可能性も否定できません。
幼児教育は遊びや経験を通して、楽しみながらのびのびと行われるもの。近年注目されているモンテッソーリ教育でも、「自己教育力(自分で自分を教育し育てる力)」の大切さが唱えられているように、子どもの気持ちや意志を尊重することはとても大切なことなのです。
知識ではなく経験を
幼児教育の目的は「学ぶ力」「生きる力」の基礎・土台を作り上げることです。そのため、知識を得る以上に、経験を重ねることが重要になります。知的好奇心の育みとともに増える「どうして?」「どうなる?」「なるほど!」という疑問・考察・解決の経験は今後の“学び”の役に立つだけでなく、生きる上でもとても大切な考え方になります。
また、言語や言葉の育みなどは“人と関わる力”の基礎・土台にもなるでしょう。今後、子ども達はこれらの力を土台にして大きく成長していくため、幼児期はより多くの経験を重ねることが大切になります。幼児教育を行う場合は、「経験」や「楽しさ」を意識するように心がけましょう。
2歳児に幼児教育を行うメリット
幼児教育は、集中力や記憶力が高まるなどお子様にとって嬉しいメリットがいっぱいです。その他にも「知的好奇心の高まり」「自己肯定感の育み」「基礎体力の向上」なども幼児教育のメリットとして挙げられるでしょう。教育と聞くと「学力を向上させるための学び」と考える方も多いのではないでしょうか。
しかし、今後の学習に必要になる「集中力や記憶力」、学ぶ意欲をかき立てる「知的好奇心」、挑戦する勇気をわかせる「自己肯定感」、運動能力を高めるための土台である「基礎体力」といったように、幼児教育を通して得られる力は“生きる力を育む教育”といっても過言ではありません。また、脳の神経細胞が最も増える時期は0~3歳の時期。そのため、大脳のおおよそが完成する3歳前に多くの経験を重ねることは、脳にとってもメリットが多いと考えられるでしょう。
2歳の子どもにおすすめの勉強
幼児教育は、お子様の生きる力の基礎・土台になる大切な教育であることがわかりました。そこでさっそく、2歳のお子様にスタートさせたい5つの勉強をご紹介します。今回ご紹介する勉強は下記の通りです。
- 絵本(読み聞かせ)
- パズル
- お絵描き
- ドリル
- 英語(リトミック)
ではさっそく、項目ごとにみていきましょう。
絵本(読み聞かせ)
2歳という年齢は、『言葉の爆発期』にあてはまります。言葉をどんどん吸収するこの時期には、たくさんの言葉・言語に触れさせるようにしましょう。日常会話ももちろん大切ですが、日々の生活に絵本の読み聞かせを取り入れるのもおすすめです。
2歳は絵本を好きになるための時期なので、お子様の喜ぶ絵本を選ぶのがポイントです。お子様が楽しい気持ちになるように工夫して、読み聞かせるようにしましょう。
パズル
2歳児には「パズル」を使った勉強もおすすめです。2歳児に最適なパズルは、はめたり、組み立てたりする知育玩具のようなもの。児童や大人が使うようなパズルだと取り組むのが難しいので、対象年齢などを確認しながら選ぶようにしましょう。
パズルは頭を使うだけでなく、手指の訓練にもなります。また、パズルが完成すると達成感も得られるので、自己肯定感を育てる教育玩具としても最適です。
お絵描き
モンテッソーリ教育でも示されているように、幼児期は美術活動を行うのに最適な時期です。2歳児におすすめの美術活動は「お絵描き」。お子様の喜ぶ道具を使用し、のびのび取り組ませるようにしましょう。
お絵描きは、手指の訓練にもなり、自己表現力の育みにもなります。お絵描きは、クレヨンを使ったり、絵の具を使ったり、使用できる道具もバリエーション豊富です。使用する道具を変えれば、取り組み内容にも新鮮さを感じられるので、ぜひお子様と一緒にチャレンジしてみましょう!
ドリル
書店で販売されているドリルや、通信教育のドリル・ワークを使用する勉強方法もおすすめです。2歳児のドリルやワークは、主にシールを貼ったり、ゲーム感覚で楽しめる内容になっています。絵本として取り組める教材も多いので、親子時間に使うアイテムとしても最適です。
2歳児用のドリルやワークは、知的好奇心の育みにも効果的で、2歳児のうちから「学ぶ楽しさ」や「考える習慣」を養うと今後の学習にも役立ちます。ぜひお子様に合ったドリルを探してみましょう。
英語(リトミック)
絵本をご紹介する際にも「言葉の爆発期」について触れていますが、2歳児は英語の繊細な発音の違いなども理解し、習得できる時期といわれています。そのため、ネイティブな英語を聞いて「耳を育てる」のに最適な時期です。
2歳の子どもにおすすめの生活習慣を利用した勉強
ここまでは学問的な学びについて説明してきましたが、生活する上で必要になる生活習慣の訓練・経験も2歳児にとって大切な勉強です。2歳児に身につけさせたい生活習慣は、下記の4つになります。
- お着替え
- 手洗い
- お片付け
- 箸の練習
これらの日常行為はどのような学びになるのでしょうか。項目ごとに詳しく説明していきます。
お着替え
お着替えの練習は2歳ごろから始めるのがおすすめです。2歳児にとって衣類に頭や腕を通す行動は、身体全身を使う大仕事です。そのため、お着替えのあとには達成感を感じることもできるでしょう。
ボタンの扱いがまだ難しい時期なので、ボタンのない衣類や、大きめのボタンの衣類を選ぶようにするのがおすすめです。丈の短い薄手の靴下の着脱にも挑戦してみましょう。
手洗い
手洗いは、お子様の身体を守る大切な生活習慣です。帰宅時の手洗い・ごはん前の手洗いなどを習慣化すると、自然に「清潔」「不潔」を理解するようになるので、“手が汚れたら洗う”など応用力も育つようになるでしょう。
また、指の間や手の甲を洗う行動は2歳児にとっては難しい行為なので、やりがいや達成感を感じるきっかけになります。励ましの声掛けを行い、必要であればサポートもするようにしましょう。
お片付け
お片付けは、今後も必要になる生活習慣です。2歳頃からお片付けの練習をスタートさせると、嫌がらずに片付けができるお子様に育つでしょう。2歳児のお片付けのポイントは、“楽しみながら行うこと”です。「赤色のおもちゃを集めてみよう!」「まるいおもちゃを探してきてね!」など、声掛けを工夫するとお子様も楽しく取り組めます。
とはいえ、2歳前後は眠いときや疲れているときは、片付けができません。できないときは無理をさせず、保護者の方が済ませても問題ありません。
箸の練習
2歳頃は、スプーンやフォークを使うお子様も多いのではないでしょうか。まだ無理に始める必要はありませんが、遊び感覚でお箸に慣れさせるのもおすすめです。
最近は、補助箸や箸の補助具も多く販売されるようになりました。箸の使用はスプーンやフォークなどに比べて、より繊細な手指の動きが必要になります。保護者の方のお箸に興味を持った際などに、お箸の練習を始めてみるのもいいでしょう。
ここまでご紹介したとおり2歳児から取り組むべき勉強として
等が大事と説明しました。
しかし、家事・育児・仕事などもあるし、それにプラスして色々なことを追加していくのは大変、、、
分かった気がしてもポイントをおさえながら実際にするのは大変そう、、、
などのお悩みをかかえていませんか?
もっと手軽に、負担なく、勉強させてあげれたらなぁ、、、
と。
2歳児から取り組むべき勉強が盛りだくさん。
さらに幼児期に学ぶ内容をまるっと学習できる。
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幼児期は脳は6歳までに90%ができあがると言われます。
「幼児教育はまだ早い」と思われている方ほど、早めの取り組みをおすすめします。