1歳児の幼児教育で取り組むべきこととは?1歳にできることと、おすすめの習い事
お子様が1歳頃になると、できることがどんどん増えてきます。しかし出来るようになったことに合わせて親としても何かを教えていかなくちゃいけない。ただ「何」を「どういうふうに」教えていけばいいのか悩まれていませんか?
とお考えかもしれません。そこで、今回は、1歳児の幼児教育についてご紹介します。
- 幼児教育の概要
- 1歳児の特徴と発達段階について
- 1歳児が家庭でできる知育遊び
- 1歳児におすすめの習い事について
近年注目が集まっている幼児教育とは?
まず最初に「幼児教育とは何か」についてです。これは文部科学省で定義されたものがありますのでご紹介します。
幼児とは、小学校就学前の者を意味する。
第2節 幼児教育の意義及び役割:文部科学省 (mext.go.jp)
幼児教育とは、幼児に対する教育を意味し、幼児が生活するすべての場において行われる教育を総称したものである。
そして、幼児教育に期待されるものとして、こう書かれています。
幼児教育は,目先の結果のみを期待しているのではなく,生涯にわたる学習の基礎をつくること,「後伸びする力」を培うことを重視している。
第2節 幼児教育の意義及び役割:文部科学省 (mext.go.jp)
「幼児教育」と「早期教育」の違い
「幼児教育」と同様に、幼児を対象にした教育として「早期教育」があります。幼児教育と早期教育とでは、目的や養われる能力が異なるとされています。
「幼児教育」は、思考力や社会性といった生きる力の土台を養う教育です。
一方、「早期教育」は知識や技術を習得することを目的とした教育とされています。
1歳児の特徴・発達段階
1歳児の発達には個人差がありますが、一般的に以下のような特徴がみられます。東京都の就学前教育カリキュラム改訂版を参考にまとめたものをご紹介します。
自立歩行など全身運動が活発になる
生後11〜12カ月頃からつかまり立ちや伝い歩きができるようになり、1歳頃になると一人でしっかり歩けるようになります。指先も器用に動かせるようになるため、スプーンやフォークを握った食事やお絵かき、積み木を積むなど、さまざまなことに挑戦できるようになります。
言葉を使いはじめる
言葉の発達には個人差がありますが「ママ」「パパ」のほか、「まんま(ご飯)」「ワンワン(犬)」などの単語を話せるようになってきます。大人の言葉を真似するようにもなるので、話しかけてあげればあげるほどどんどん吸収します。また大人の言葉も簡単な物なら理解できるようになる時期です。言葉と物が繋がっていることも理解し、物を指して言葉を発するなどもできるようになります。
自我が芽生えはじめる
1歳前後から人との関わり合いを通して徐々に自我が芽生え始めます。多くの場合は2歳頃までに自我意識が芽生えるようです。主張が出てくることで、保護者や周りの大人は手を焼いてしまうかもしれませんが、自我が芽生えることは成長に欠かせないことです。
1歳児の幼児教育は何をするべき?家庭でできる知育遊び編
身体も心も大きな成長を見せる1歳児。「幼児教育」といっても、小中学生にとっての「勉強」のようなものではありません。親子で一緒に遊ぶことが、幼児教育に繋がります。家庭でできるおすすめの知育遊びをいくつかご紹介します。
ごっこ遊び
ごっこ遊びは幼児の遊びの定番です。ごっこ遊びはイメージをしながら遊ぶので、お子様の想像力を育てます。また、誰かとごっこ遊びをすることでコミュニケーション能力が発達し、協調性も身につけられるようになるでしょう。
指先を動かす遊び
指先の運動神経が発達する1歳児は、積み木・紐通し・シール貼りなどの知育遊びを通して積極的に指を動かしたい時期でもあります。知育玩具の中には、手指の発達をサポートするものや想像力を高めるものがあり、遊びながら子どもの脳に刺激を与えられるので、1歳児にオススメです。音や光が出るおもちゃなど、様々な種類のもので一緒に遊びましょう。
絵本の読み聞かせ
読み聞かせは0歳のときから効果があると言われています。もちろん、少しずつ言葉を理解するようになる1歳児にも欠かせない知育です。「絵を見る」「文字を見る」「読んでいる声を聞く」ということが同時に行われる絵本の読み聞かせは、子どもの脳を刺激して、多くの知識を積み上げる効果があります。
お絵かき
クレヨンなどを持ってお絵かきをするのもおすすめです。1歳児のお絵かきはほぼなぐり書きのようなものですが、手の動作の訓練になるほか「なにを描くか」「どう描くか」など、思考力や表現力、色彩感覚を高める良い訓練にもなります。1歳児にお絵描きをさせてあげるときは、持ちやすいクレヨンを用意してあげましょう。大きめの画用紙を用意してあげて、好きなように描かせてあげることをおすすめします。
1歳児のその他の習い事はどんなものがある?
次に1歳児向けの習い事の一例をご紹介します。
英語などの外国語
1歳から英語?と思うかもしれませんが、語学学習は始めるのが早ければ早いほど楽に頭の中に入っていきます。英語教室や、インターナショナルプリスクールの幼児クラスでも1歳から入れるところがあります。英語での会話だけではなくリトミックと英語を組み合わせた教室や、英語で運動など、他の習い事と英語を組み合わせた教室も人気です。
音楽やダンス
音楽やダンスを組み合わせたリトミックやダンス、音楽のクラスは人気があります。リトミックは先生のピアノや音楽にあわせて、踊ったりリズムを楽しんだりするもので、親子で参加する教室がほとんどです。ピアノやバイオリンなど、楽器を演奏するのはまだ難しくても、ベルや鈴・たいこなど1歳児でも簡単に音が出せるものがあります。ダンスは、体幹を鍛えつつ、音感・リズム感を身につけることができます。
ベビースイミング
1歳児と一緒に親子で参加する水泳教室がベビースイミングです。年齢を問わず子どもに人気の高いスポーツですが、生後半年くらいから受け入れている教室もあります。水中で身体を動かしたり、親子のスキンシップをはかったりすることはもちろん、保護者様も一緒にリラックスできる習い事です。早い時期から始められるので、赤ちゃんの習い事デビューにはぴったりです。
1歳児の幼児教育で気を付けるべき4つのポイント
同じ1歳児でも、言葉の早い遅い、自立歩行が早い、まだ歩き始めないなど、発達段階に大きな差があります。一喜一憂しすぎずに、引き続き愛情たっぷりに接してあげてください。さて、ここでは、日々の生活や遊びを通した幼児教育を通してさらに成長を促してあげるために、押さえておきたいポイントをご紹介します。
1.子どもの興味・関心を大事にする
幼児教育では、子どもの興味・関心を大事にしましょう。子どもは嫌なことを強制されると苦手意識を持ってしまいます。1歳児は、まだ言葉ではうまく表せない年齢ですが、できる限り気持ちを汲み取って尊重してあげましょう。
ただ「興味がないな」と保護者様が判断してやめてしまうのは要注意です。
1歳児はまだまだ知らないものばかりですから、「興味がないかな」と思われる内容でもお子様が好き嫌いを判断するほどの情報量が足りないだけということも多々あります。
一定の情報が貯まると一気に興味を示すこともありますので、よく観察してあげてください。
また、手取り足取り助けてあげるのではなく、まずやらせてみてサポートするという姿勢を持つことが大切です。「やりたい」という意思を示していないものでも、「これはできるかな?」と促してみて、「やりたい」という意思を示したら、やらせてみてあげましょう。
2.今のお子様を認めてあげて、焦らずに
子どもの発達には個人差があります。1歳を過ぎたのになかなか歩き始めない、周囲の子ができることができないなど、心配になることもあるでしょう。しかし、あまり神経質になると、保護者様とお子様に大きな負担がかかってしまいます。発達段階にばかり目を向けず、今のお子様を認めてあげながら、たっぷりと愛情を注いであげましょう。
3.勉強中心にならないようにする
幼児教育!勉強!と考え過ぎないように、つまり勉強中心にならないようにしましょう。数字や言葉に触れさせることは良いですが、無理に知識を詰め込もうとするのはおすすめできません。一緒に楽しみながら、結果として知識が習得できるようになるのがベストです。
4.お子様を褒めて認めて、自己肯定感を育む
日々の生活の中で、「頑張ったね」「よくできたね」などの言葉をかけると、子どもは達成感を味わえます。達成感をたくさん積み重ねることで、「自分が大切な存在だ」「自分はかけがえのない存在である」という自己肯定感を育てることができます。教育やしつけを行うときだけでなく、遊びや食事などの日常的なシーンでも、可能な限り多くの機会でお子様を褒めたり認めたりしてあげてください。
ここまでご紹介したとおり「1歳児の幼児教育で気を付けるべきポイント」は
上記のようなことを気に掛ける必要があります。
しかし、家事・育児・仕事などもあるし、それにプラスして色々なことを追加していくのは大変、、、
分かった気がしてもポイントをおさえながら実際にするのは大変そう、、、
などのお悩みをかかえていませんか?
もっと手軽に、1歳の子どものためにできることがあればなぁ、、、
と。
子どもの自己肯定感を育む要素が盛りだくさん。
さらに幼児期に学ぶ内容をまるっと学習できる。
そんな方法があったら試してみたくはありませんか?
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幼児期は脳は6歳までに90%ができあがると言われます。
「幼児教育はまだ早い」と思われている方ほど、早めの取り組みをおすすめします。