気軽に始められるおうちモンテ 何を準備したらいい?
「モンテッソーリ教育を家でやってみたい!」
「自分の家でできるモンテッソーリ教育があるの?」
「おうちモンテを始めてみたいけれど、何から準備すればよいのかわからない」
モンテッソーリ教育を知り、お子様の教育にも取り入れたい!と思う保護者の方は多いのではないでしょうか。棋士の藤井聡太さんや有名企業の創始者たちが学んだということで、一躍注目されるようになったモンテッソーリ教育。モンテッソーリ教育を行うには、子どもがもともと持っている「自分自身を育てる力」を発揮できるように大人が子どもを観察し、環境を整えるなどのサポートが大切です。
この記事では、自宅でモンテッソーリ教育を始めるために知っておきたい環境づくりやお子様への接し方について、解説していきます。
「おうちモンテ」とは
おうちモンテとは、ご自宅で気軽にモンテッソーリ教育を実践することを指します。モンテッソーリ教育を取り入れている保育施設に通ったり、資格を持った先生に教わったり、専用のおもちゃ・道具を用意しなくても、手に入りやすい材料で気軽に取り組むことができます。
おうちモンテの始め方
モンテッソーリ教育=専用のおもちゃが必要と考える保護者の方は多いと思います。モンテッソーリ教育では、使用するおもちゃのことを「教具」と呼びます。また、それぞれ自分のやりたいことに集中して教具に取り組む「おしごと」の時間があります。おしごとをするためには、教具が必要…と考えがちですが、興味がわくかどうかわからない教具を購入して用意し与えるのは、現実的ではありませんよね。教具がなくても実践できるおうちモンテの取り入れ方について、紹介します。
教具よりも、日常生活から学ぶ
モンテッソーリ教育では、日常生活での自立が土台となっています。そのため、教具を用意しなくても以下のような日常生活から学べることがたくさんあります。
- 朝、自分で洋服を選んで着る
- 食事の配膳・食べ終わった食器を下げる
- 帰ってきたら、手洗いうがいをする
- バナナやみかんの皮をむく
- 飲み物をコップに注ぐ
- こぼれたものを拭いてきれいにする
- 一緒に絵本を選んで読む
これらは毎日繰り返される行動です。失敗したり成功したりしながら、毎日毎日繰り返し行うことで少しずつ日常生活での自立を促していきます。
自立できる環境づくり
日常生活で自立するためには、子どもが自分でできるような環境が大切です。「ひとりでやりたい!」という子どもの気持ちを大切にしましょう。例えば、洗面所に踏み台を置いて水に手が届くようにする、洋服を自分で選べるように手が届く引き出しにしまっておく、飲み物をこぼしたときに拭くふきんは小さめのものを用意する、などです。
つい親が先回りしてやってしまうこともあるでしょう。おうちモンテでは、お子様が自分で地道に取り組めるような環境を整えることが重要です。環境が整っていれば、取り組みによって自然と脳や手指が発達するだけでなく、おしごとをやりきることで満足感や達成感が得られます。そして、それによって心が成長していきます。
おしごとの環境づくり
子どもがおしごとに取り組むためにまず必要なのは、環境づくりです。なぜなら、
【おしごとを選ぶ→繰り返し行う→元の場所に片付ける→別のおしごとを選ぶ】
というサイクルでおしごとをすることが基本だからです。そのため、子どもがおしごとをしやすい環境をつくり、サポートすることが大切です。おしごとにおける環境づくりのポイントを4つ紹介します。
子どものサイズに合った、本物を用意する
おしごとの環境を整えるためには、絵本棚や机、椅子などの家具、ハサミ・コップなどの道具は、子どものサイズに合ったものを用意しましょう。また、コップはプラスティック製のものよりも陶器やガラス製のものをあえて使うことで、落としたら割れる=慎重に扱うという感覚を覚えることができます。ご自宅でお子様が割れ物を使うときには、ケガのないように近くで見守りましょう。
同じスペースに同じものを置く
おしごとをするためには、いつも同じ場所に同じものがあると良いです。そのためには、子どもからみて、どこに何があるのかわかりやすく配置されていることが大切です。また、置く場所が決まっているとおしごとをしやすく、自分で片付けることができたという満足感・達成感を得られやすくなります。
おしごとに集中しやすいスペースをつくる
おしごとをするスペースは、整理整頓されていることが大切です。物が多すぎると集中しにくかったり、おしごとを選びにくくなったりするためです。例えば、専用の棚に教具を並べることで、自分で選んで、取って、元あった場所に片付けやすくなります。棚のほかには子ども専用の机と椅子があると集中できるスペースができます。
手作り教具の材料はダイソーなどの100円ショップでも
おうちモンテに教具を取り入れたい!という場合、モンテッソーリ教育専用の教具は、ネットショップなどで手に入ります。しかし、年齢に応じた教具を毎回買うのは予算的に難しいという保護者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。最近では、SNSなどで手作り教具の作り方に簡単にアプローチできますし、材料もダイソーなどの100円ショップで揃えることができますよ。
「おうちモンテ 手作り」「おうちモンテ 100均」で検索してみてください。また、1〜2歳頃から興味を示すことが多いシール貼りは、無料でダウンロードできる台紙のテンプレートもたくさん公開されています。
親の取り組み方を学ぶ
ここまで、おうちモンテを実践するために必要な環境や手作りできる教具について解説してきました。しかし、いくら環境を整えても、子どもとの適切な関わりができていなければ、おうちモンテとは言えません。
まずは大人がやってみせ、子どもが興味を示したら「選ぶ→何度も繰り返す→やりきったらまた選ぶ」というサイクルに移行します。子どもがおしごとをしている時には、邪魔することなく見守り、時に手助けしたり声かけをしましょう。では、どのような関わり・声かけをすればよいのか具体的に紹介します。
子どもを観察する
モンテッソーリ教育においては、子ども自身の興味や好奇心を見極めてそれを見守ることが大切です。親がやりたいことや望むこととは違っていても、子どもがやりたいことを優先しましょう。子どもが今何に興味を示していて、どんな欲求があるのかをよく観察することが大切です。子どもが集中している間は、基本的に声かけは必要ありません。やり方がわからない、という時には、やり方をゆっくり見せます。興味がなさそうなとき、やりたくなさそうなときには少し時間を置いてから取り組みましょう。
ほめるときの3つのポイント
お子様が大なり小なり何かをやり遂げたとき、ほめることは日常生活においてよくありますよね。お子様をほめるとき、出来た結果に対して「すごいね」「えらいね」など何となくほめていませんか?モンテッソーリ教育における子どもをほめるポイントは以下の3つです。
- 成果よりも、プロセス(努力・姿勢・やり方)を褒める
- もっと具体的に褒める
- もっと質問する
成果やプロセスをほめたり、具体的にほめたりすることで、子どもが次に行動する際のモチベーション向上に繋がります。
プロセスをほめる際は、できたこと・やったことよりも「集中していたね」「何度も挑戦して、最後まで諦めずにできたね」など、そこに至るまでのやり方や姿勢、努力をほめてあげることが大切です。
具体的にほめる際の例として、お子様が絵を描いたときには「たくさんの色でカラフルに描けたね」「用紙をいっぱいに使って、とっても迫力があるね」というような声かけをしてみてください。また、お子様自身がどのように感じたかということを質問するのも良いでしょう。絵を描いたときであれば、「何を描いたのか教えてくれる?」「どうしてこの色で塗ろうと思ったか教えてほしいな」などです。ほめる際の3つのポイントをおさえることで、お子様のやる気を引き出せます。
上手なしかり方
子どもを上手にしかるというのは、とても難しいことです。親も人間ですから、お子様が癇癪を起こしている時や何度言っても言うことを聞かない時などはイライラしてしまいますよね。ほめるときと同様、しかる時にも心がけたいポイントがあります。
- 「ダメ!」「違う!」をできるだけ使わない
- 結果ではなく努力やプロセスに目を向ける
- 好ましくない行動の理由を説明する
- 親の気持ちも正直に伝える
例えば、お子様が本を破いてしまったときには、紙を破いてみたいというお子様の欲求に向き合い、本以外の紙で破いてもよいものは何か一緒に考えてみることができます。しかるときにもポイントをおさえることで、なぜ叱られたのか子どもにしっかりと伝わり、行動が改善していきます。
無理のない子育てを
おうちモンテに取り組む際は、できることを無理のない範囲でやることが一番大切です。
〇〇しなければならない、〇〇であるべきという考えに悩まされて、自分自身を責めてしまったり、落ち込んでしまったりすることもあるでしょう。子育てに正解はありません。こうしなければ、という考えに囚われることなく、目の前のお子様に向き合って取り組んでみてください。
まとめ
いかがでしたか?おうちモンテを始めるために知っておきたい環境づくりや子どもへの接し方について解説してきました。「モンテッソーリ教育はこうでなければならない」と難しく考えずに、まずはお子様の興味や欲求をよく観察し、できることから生活の中に取り入れてみてくださいね。
「モンテッソーリ教育」の考えを取り入れた幼児向けタブレット教材
モンテッソーリ教育で自己肯定感、個性、自立性、集中力、決断力、責任感などさまざまな能力を向上させながら、子どもには小学校入学までに、しっかりとした学力も身につけさせたいというお考えをお持ちではありませんか?
「天神」はモンテッソーリ教育の考えを取り入れ、0歳から6歳までに必要な学習内容を自己選択し、繰り返し・反復学習して満足感・達成感を得られる学習ツールです。
モンテッソーリ教育の根幹となるのは「教育の主体は子どもである」という考えです。「天神」も教育の主体を子どもに置き、「子どもが自発的に自らやりたい学習内容を選んで取り組む」ことに重点を置いています。
では、自主性や主体性を育てるためには、何をするべきでしょうか?
モンテッソーリ教育では、下記の形で学習を繰り返します。
主体的に取り組み、達成し満足感を得て「できる!」という自己肯定感を育む。その繰り返しによって学習習慣を身に付けながら、就学時(小学校入学時)までに必要な能力を獲得していきます。
こうした学習サイクル・学習習慣を身に着けていれば、その後の人生におけるあらゆる「学習」の機会で、新しい知識や考え方・技術などを身に付けやすくなります。
「天神」は、10,000問超の問題を収録し、お子様の興味を刺激し、学習状況に応じてカリキュラムを自動調整しながら反復学習を行います。※自由に学習内容を選んで学ぶこともできます。
実質的に、楽しみながら数万問の問題に楽しく触れることで、就学時までに必要な能力、学習習慣や学習サイクルを身に付けます。
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お子様の「好き」を活かしてほしいから、好きなものがいつでも使えるようにしました
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1問ごとに集中力を切らさずに問題に取り組み、達成感と満足感を得る仕組み
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少しずつ出題内容を変化させることで、反復学習に意味を持たせました
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