朝の忙しい時間を解消できる!モンテッソーリ教育に学ぶ「朝の支度」をご紹介

朝、限られた時間の中で子どもの登園・登校準備や家事の全てをこなすのは大変ですよね。特に、時間の感覚がまだ備わっていない乳幼児期のお子様がいらっしゃる家庭では「親だけがバタバタして子どもはマイペースに遊びだしてしまう…。」なんていう状況も珍しくないのではないでしょうか。

しかし、近年注目されているモンテッソーリ教育を取り入れた教育方法を行うことで、朝の身支度がスムーズに行えるようになるかもしれません。本記事では、モンテッソーリ教育に学ぶ朝の準備の仕方についてご紹介します。

「毎日の朝の支度が大変。」
「つい子どもにイライラしてしまう。」
「朝の準備を子どもにどう教えたらいいのかわからない。」

という方はぜひ参考にしてみてください。

目次

朝の支度をスムーズにするための方法

朝の支度をスムーズにするための方法

朝の準備を円滑に進めるには、モンテッソーリ教育の教育方針である、子どもの自己教育力を育む必要があります。自己教育力とは、子ども自身が自分を成長・発達させようとする潜在的な能力のことです。その能力を向上させるために以下6つの方法を家庭でも取り入れ、子どもが自主的に朝の支度を行えるようにしましょう。

モンテッソーリ教育に学ぶ、朝の支度をスムーズにするための6つの方法

・子どものための環境を作る
・具体的に説明する
・親が動作を見せる
・ポジティブな言葉で接する
・タスクを見える化する
・身支度コーナーを作る

ここからは各方法の詳しい解説をします。

子どものための環境を作る

モンテッソーリ教育では、子どもの力がしっかりと発揮できる環境を用意することを重要視しています。遊びや学びの環境と同様に、朝の支度も子どもが自発的に取り組めるような環境を作りましょう。では、子どものための環境とは具体的にどのようなものが良いのでしょうか。以下の4つの例を参考に、家庭での状況と照らし合わせてみてください。

・子どもが準備する動線は考えられているか
・子どもの準備する場所におもちゃなどの気を取られるものが置かれていないか
・身支度するものは一か所にまとめられているか
・テレビはついていないか

現在のご家庭の環境はいかがだったでしょうか。子どもが身支度をすることを考えたとき、大人の手助けが必要となるような場所に準備物が置かれていたり、動線上におもちゃや絵本があったりすると、準備をしなくてはいけないという気持ちがそがれてしまいます。環境を変えるだけで子どもの準備に対する抵抗がなくなるため、ぜひ1度見直してみてください。

具体的に説明する

子どもに対して、準備する内容を具体的に伝えるのも大切です。子どもが低年齢であったり、入園入学したてだったりするときには、まだ朝の準備が子どもの中でルーティン化していないため、先を見通すことが特に難しい状態です。そんな状態で「早く用意しなさい。」と言われても、子どもは今何の用意をするべきなのかがわかりません。「朝ごはんを食べ終わったから、次は歯ブラシをしようね。」など、次の動作を1つずつ具体的に指示する必要があります。

朝の準備に慣れてきたら、「次は何の用意をするんだったかな?」と問いかけながら確認するのも効果的です。教えるだけでなく子ども自身に考えさせることで、自発的に朝の準備ができるようになりますよ。

親が動作を見せる

子どもにとって言葉掛け以上に効果的で理解しやすい方法が、実際に大人が準備に関する動作を見せて教えることです。モンテッソーリ教育では、モンテッソーリ教具という特別な教材を使って教育を進めますが、その教具の説明をするときにはその使い方を大人が子どもにやって見せる、『提示』という教え方を必ず行います。それと同様に、朝の準備も声掛けだけで促すのではなく、大人がやって見せたり、一緒に行動したりすることが、朝の支度をスムーズにする近道になりますよ。

ポジティブな言葉で接する

ポジティブな言葉で接する

子どものやる気を出させるには、ポジティブな声掛けをしましょう。子どもは「嬉しい」「楽しい」と思えることにとても敏感です。「早くしないと遅れちゃうよ。」などのネガティブな言葉ではなく、

「もう着替えたの?すごい!早くてびっくりしたよ!」
「靴下1人ではいてくれて、ママ助かったよ、ありがとう。」

など、できることを褒めたり感謝したりするような言葉を選ぶことで子どものやる気はどんどん向上しますよ。他にも「今日はお外でたくさん遊ぶみたいだよ!」など、園での楽しみを伝えることで、わくわくした気持ちからエンジンがかかる場合もあるので試してみてくださいね。

タスクを見える化する

子どもが準備することを見える化するのも効果的です。その代表例がお支度ボードで、準備する内容や順番が視覚的に捉えられるため、子どもが計画的に朝の支度を進められます。近年お支度ボードの必要性が広まり、取り入れる家庭も多くなっていることから、様々な使い方のお支度ボードが販売されています。

手作りを検討されている方は、ホワイトボードや厚紙、マグネットなどの低コストで揃う材料で簡単に作ることができるので、下記を参考にぜひ挑戦してみてください。

お仕度ボードのSTEP

①厚紙に準備する内容を項目別にかく。
②厚紙の裏にマグネットを貼る。
③準備する順番にホワイトボードに貼る。

準備する内容は子どもにわかりやすくかきましょう。特に低年齢児にはイラストを使って、一目で判断できるようにするのがおすすめです。準備ができたら、裏を向けたり、外したりすることで、できたことも可視化できるので子どもの達成感に繋がりますよ。

身支度コーナーを作る

前項でも触れましたが、身支度コーナーを設置するのも非常に有効な方法です。身支度コーナーとは、子どもの身支度に必要なものを1か所にまとめておく場所のことで、準備物が捉えやすいため通園通学の準備がしやすくなります。子どもが無理なく毎日使えるように、身支度コーナーはリビングに設置し、収納はワンアクションで出し入れできるものがおすすめです。「自分で準備ができた!」と感じることが成功体験となり、自己肯定感の向上に繋がりますよ。

また、子ども専用のスペースということを活かして、着ていく服を何着か置いておき、その中で何を着ていくか子どもに決めさせるのも良いでしょう。自分で選択して決めるという行動が、子どもの自己決定力を養うことに繋がります。ただし、選ぶことに時間がかからないよう、選択肢は2〜3つほどにしておきましょう。

朝の支度にモンテッソーリ教育を取り入れる上でのポイント

モンテッソーリ教育の視点から考えた朝の支度の方法をご紹介しましたが、そもそもモンテッソーリ教育をご家庭で取り組まれたことのある方は少ないかもしれません。「教育法」というと難しそうに思われるかもしれませんが、モンテッソーリ教育の理念は子どもの自主性を尊重することにあります。つまり、子どもの気持ちに寄り添うことが重要で、特別な知識は必要ありません。

ここからは、そんなモンテッソーリ教育を朝の準備に取り入れる際に抑えておきたいポイント3つをご紹介します。

子どもを観察する

子どもを観察する

子どもに合った環境を整えるためには、まず子どもを観察することからはじめましょう。今の子どもの発達段階や好き嫌いを知ることで、朝の支度をする環境設定を考え直すきっかけになります。朝の忙しい状況では考えが回らないこともあるため、休日に観察してみるのがおすすめです。「こんなことができるようになったんだな。」「今のブームは〇〇だから、朝の声掛けに取り入れてみよう。」など、朝の準備をスムーズにしてくれるヒントが隠れているかもしれませんよ。

子どもを信じて任せる

ときには子どもを信じて任せることも大切なポイントです。「ボタンできないの?やってあげるから、おいで。」など、親は子どものやっていることについ口を出してしまいがちですが、ぐっと我慢して見守ってみましょう。

もしもできなかったとしても「ここまでよく頑張ったね。」など、できたことや頑張った過程を褒めてあげてください。結果ではなく過程を認めることで、子どもは「チャレンジしてよかった。」「パパやママが信じてくれている。」という気持ちになり、自尊心や挑戦心を育むことができます。「できないのでは?」と子どもを過小評価せず、「自分でやりたい。」と言ったことは最後まで任せてみてはいかがでしょうか。

子ども自身に選ばせる

モンテッソーリ教育では、整った環境内で子どもに自由に選択させることを重要視しています。なぜなら、子どもは自分で決めて行動に移すことができると、自分の意見や気持ちを尊重してもらえたと感じ、その喜びは自己肯定感へと繋がるからです。そして自己肯定感が育まれることにより、積極的かつ主体的な活動ができるようになります。朝ごはんに使うコップや履いていく靴下を選ぶだけでも、子どもにとっては自分で選択できたということが嬉しく、それだけで朝の支度がわくわくしたものになりますよ。

自分で選ぶのが苦手なお子様の場合、首を縦に振るか、横に振るか、でもかまいません。大切なのは子どもが選んだという事実です。また、子どもが選んだものは絶対に否定せず、その通りにしましょう。自己選択させることにより、朝の支度に自分も参加しているという実感を湧かせて、自発的な準備を促すことができますよ。

まとめ

今回はモンテッソーリ教育に学ぶ、朝の支度についてご紹介しました。

モンテッソーリ教育の基本的な考え方は「大人は子どもに合った環境を整え、あとは見守る。」というものです。忙しい朝ですが、子どものやる気や自主性を高めるために親は極力先回りせず、見守り役に徹しましょう。はじめは時間がかかってしまうことも多いかもしれませんが、挑戦を繰り返すうちにだんだんとできることが増えるはずです。毎日の積み重ねを丁寧に取り組むことで朝の支度を全て1人でできるようになる日が早まるかもしれませんよ。

「モンテッソーリ教育」の考えを取り入れた幼児向けタブレット教材

朝の時間をゆっくりとるためにも、自主的に子どもが動いてくれると助かりますよね。モンテッソーリ教育は「子どもには、自分を育てる力が備わっている」という考えで、自主性を重視した教育法です。では、朝の支度同様、モンテッソーリ教育を取り入れて学習に関しても自主的にやる子に育ってほしいと思いませんか?

それならば、「天神」幼児タブレット版がお役に立てるかもしれません。

「天神」はモンテッソーリ教育の考えを取り入れ、0歳から6歳までに必要な学習内容を自己選択し、繰り返し・反復学習して満足感・達成感を得られる学習ツールです。

モンテッソーリ教育の根幹となるのは「教育の主体は子どもである」という考えです。「天神」も教育の主体を子どもに置き、「子どもが自発的に自らやりたい学習内容を選んで取り組む」ことに重点を置いています。

では、自主性や主体性を育てるためには、何をするべきでしょうか?

モンテッソーリ教育では、下記の形で学習を繰り返します。

主体的に取り組み、達成し満足感を得て「できる!」という自己肯定感を育む。その繰り返しによって学習習慣を身に付けながら、就学時(小学校入学時)までに必要な能力を獲得していきます。

こうした学習サイクル・学習習慣を身に着けていれば、その後の人生におけるあらゆる「学習」の機会で、新しい知識や考え方・技術などを身に付けやすくなります。

「天神」は、10,000問超の問題を収録し、お子様の興味を刺激し、学習状況に応じてカリキュラムを自動調整しながら反復学習を行います。※自由に学習内容を選んで学ぶこともできます。

実質的に、楽しみながら数万問の問題に楽しく触れることで、就学時までに必要な能力、学習習慣や学習サイクルを身に付けます。

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「天神」幼児タブレット版の特徴

お子様の「好き」を活かしてほしいから、好きなものがいつでも使えるようにしました

選択

収録されている問題5系統62ジャンル、約10,000問を常時使うことが出来ます。お子様の発達や興味関心は、教材の提供範囲に合わせて自在にスライドするものではありません。お子様の「好き」と感じたその瞬間を見逃さず、0歳から6歳までの全範囲から「これがしたい!」と思う内容をいつでも学べるのが「天神」です。また、お子様の学習状況に合わせて自動でカリキュラムを毎日調整して出題する機能もあります。

1問ごとに集中力を切らさずに問題に取り組み、達成感と満足感を得る仕組み

集中・達成

幼児が集中できる時間は非常に短いもの。だから天神は1問1答形式、問題を短時間で完結し集中力を途切れさせません。また、1問正解するごとに「天神」がいろいろな言葉で褒めてくれるので、達成感や満足感も得ることが出来ます。多くの褒め言葉で、子どもの自己肯定感を向上させます。

少しずつ出題内容を変化させることで、反復学習に意味を持たせました

反復

覚えるために類題を多くこなしたい。でも、同じ問題ばかり表示されてしまう…。などということはありません。天神なら毎日少しずつ出題内容が変化。飽きない反復学習でしっかり学習内容を定着させます。反復学習を促すために

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