【ADHD/習い事】ADHDの特性を生かす!好きなことをやり抜く力を育む習い事6選

子どもが成長するにつれて、「子どもにいろんな経験をさせてあげたい」と習い事を検討される保護者も多いでしょう。 

じっとしているのが苦手でよく走り回るから、習い事のお友だちに迷惑をかけるかも、、、 
気分の浮き沈みが激しくて、習い事を通い続けられるか心配、、、

注意欠如・多動症(ADHD)※以下ADHD のお子様が習い事を始めるとき、保護者は子どもの特性を配慮した習い事は何だろうと悩みますよね。周囲とのトラブルを最小限に抑えながら習い事の時間を無事に過ごせるかどうかは、発達障害のある子どもをもつ親が切実に願うことかもしれません。 

本記事では、ADHDの特性を生かした習い事を6つご紹介します。ADHDの特性に、好きなことに集中して思いっきり楽しめるというのがあります。つまり、自分の『好き』を見つけることで、無限の可能性を切り開くことができるのです。保護者の方は、お子様の長所を見つけ、お子様のやりたいことを上手に導きながら、子どもの自分らしく生きる力を見守ってあげましょう。 

目次

ADHDがある子どもに習い事をさせるメリット 

ADHDがある子どもに習い事をさせるメリット 

ADHDがある子どもは、集中力が続かなかったり衝動的に行動してしまったりするので、果たして習い事ができるのかどうか、心配する親は少なくありません。ですが「発達障害だから」という親の先入観で子どもの言動を判断すると、子どもの秘められた才能や多くの選択肢を狭めてしまう可能性もあります。 

子どもの今を見極めながら習い事をするメリットとして、下記のことが挙げられます。 

・「やり抜く力」が育つ 
・得意なことがあるという自信が主体性を生む 
・体と脳の機能を高める 

それぞれ詳しく説明します。 

「やり抜く力」が育つ 

生活での困りごとが多いADHDがある子どもは、習い事で小さな成功体験を積み重ねることで「やり抜く力」を獲得できます。スモールステップで成功を重ねるたびに、お子様の中で「次はもっとこうしてみよう」と自分で思考できるようになります。お子様が少し頑張れば叶えられる目標を設定して、親子で成功を喜ぶ瞬間をたくさん作ってみましょう。 

得意なことがあるという自信が主体性を生む 

ADHDがある子どもに限らず子どもにとって「自分はできる」という根拠に裏付けられた自信は、いろんなことにチャレンジしたいという主体性を生み出します。 特にADHDがある子どもは、私たち大人が見ていないところで小さな失敗をくり返し、自信をなくす場面を他の子より多く経験します。そんなADHDがあるお子様にとって、得意なことがあるということ、またそれによってついた自信は『最強の強み』になるはずです。 

子どもが本気で情熱を傾けられる「何か」を見つけたら、保護者がそばで応援して、高いところへ引きあげてあげましょう。 

体と脳の機能を高める 

手先を使ったり体を動かしたりする習い事の経験は、ADHDがある子どもが苦手とされる手先の動きやボディイメージを改善し、体や脳の機能を高めることができます。子どもの興味のある分野の中で自然と鍛えられるので、心にも良い影響をもたらすでしょう。 

習い事を選ぶポイント 

習い事を選ぶポイント 

ADHDがある子どもが習い事を始める場合は、子どもの特性をよく理解し、下記のポイントに注意しながら習い事を探しましょう。 

自分のペースで進められること  

ADHDがある子どもの習い事は、自分のペースで進められる習い事を優先して選びましょう。ADHDがある子どもは集団が苦手だったり、周囲よりも習得のスピードが遅れたりして、お子様にストレスがかかるおそれがあるからです。子どもが自分で意思を伝えるまで少し待ってくれる、そんな配慮のある指導者のもとで習い事が経験できるかどうかも、お子様にとっては非常に重要なポイントと言えるでしょう。 

小規模であること  

お子様の特性上、なにかしらの配慮が必要な場合は、小規模スクールを選ぶ方がいいでしょう。大人数のスクールでは指導員の数が少なく、子ども一人ひとりに目が届かなくなる可能性もあるので、安全面が確保できません。個別に配慮してもらいやすく、指導者とのコミュニケーションもとりやすいので、多くの面でお子様をサポートしやすいでしょう。 

集団でのスポーツを検討されている場合は、はじめに小規模で練習を重ねた後に、集団で取り組んでみるというステップを踏むとお子様の負担が少なく続けられます。 

受け入れ可能かどうか  

ADHDがあるお子様が習い事を始める際は、子どもの特性を受け入れてもらえる体制が整っているか確認しましょう。発達障害のある子どもを受け入れている教室も徐々に増えていますが、実際に発達障害への理解がどの程度あるか、保護者の目で確認する必要があります。 

場合によっては、指導者にお子様の特性とその対処法を事前に伝えることも有効です。そうすることで、子どもの接し方を意識してもらえたり、子どもの苦手な環境に配慮してもらえたり、困りごとを取り除くための手助けをしてもらえたりする場合があります。ただし、子どもによっては、事前の相談なしに自然と馴染めるケースもあるようなので、伝えるかどうかはお子様の特性に合わせて決めていただくと良いでしょう。

ADHDがある子どもにおすすめの習い事6選 

「じっとしているのが苦手」「集中力が途切れやすい」といったADHDの特性があっても、お子様の個性を尊重した習い事を通じて、「やり抜く力」を育むことができます。 ここでは、ADHDがある子どもにおすすめの習い事6選をご紹介します。 

スイミング 

スイミング 

小学生がしている習い事として常に上位ランクインのスイミングは、ADHDがあるお子様にもおすすめの習い事です。ADHDの特性に合っている理由として、下記が挙げられます。 

・外からの情報が遮断される水の中は集中しやすい 
・種目、タイム、距離のかけあわせで、スモールステップの目標が設定しやすい 
・苦手な協調運動※1の克服に向いている 
・泳ぐ姿勢はインナーマッスルを鍛え姿勢保持につながる 

水泳は、手(水をかく動作)+足(水を蹴る動作)+息つぎという複数の動作を、同時に行う必要があります。また、泳ぐ姿は自分で目視しにくいので、自分の頭の中でイメージする能力が求められます。自分の身体に意識を向け、多くの感覚が脳を刺激するため、スイミングは協調運動が苦手なお子様におすすめです。 

ただ注意したいのは、スイミングスクールの規模です。泳ぐまでの待ち時間が長くて待てなかったり、じっとすることが出来ずにうろうろ動き回ったりする場合は、「個人レッスン」も検討しましょう。指導者の目がしっかり届く距離で指導を受けられる「個人レッスン」は、集団と比べて泳ぐ時間を多く確保でき、指導者とのコミュニケーションもとりやすいメリットがあります。 

またスイミングは、種目ごと、距離ごとなど細かく目標を設定しやすいので、スモールステップの目標を設定しやすいので、お子様の成功体験を多く積み上げることができます。親子一緒になって子どもの「出来た」を喜ぶ、そんな時間を過ごせるでしょう。 

※1協調運動:手と足、目と手など別々に動く機能をまとめてひとつに動かす運動のこと。なわとびやスキップなど。 

武道 

武道

個人競技である武道も、ADHDがあるお子様におすすめです。ADHDの特性に合っている理由として、下記が挙げられます。 

・相手の動きを見て防御する姿勢が他者への関心を高められる 
・型を学ぶことで記憶力や忍耐力が身につく 
・突きや蹴りの動作を通してボディイメージを掴みやすい 

発達障害にみられる「不器用さ」や「姿勢の崩れ」、「動きのぎこちなさ」などは、ボディイメージの未発達が要因のひとつとして挙げられます。私たちは、手の長さなど身体の輪郭のイメージや、身体がどこまで、どんな動きをするのかというイメージができてはじめて、身体を思い通りに動かすことができます。 

武道は相手の動きをよく見て防御し、時には武器を使って応用力を鍛えるので、ボディイメージをつかむのに最適といえるでしょう。お子様が関心を持つかどうか、教室の雰囲気も含めて一度体験に参加してみるのもよいでしょう。 

ピアノ 

ピアノ

音楽が好き、耳から覚えるのが得意という特徴を持ったADHDがあるお子様にはピアノがおすすめです。ピアノを練習することで、脳のワーキングメモリを伸ばすと言われています。また、10本の指がそれぞれ違う動きをするので、手先を動かすイメージを掴むのにも最適です。 

大事なのは、お子様本人がピアノの音色や音楽を楽しみながら続けられることです。スキルアップにこだわるよりも芸術に触れる楽しさを重視してくれる、そんな先生から指導を受けられる環境を整えてあげるといいでしょう。 

絵画教室 

絵画教室

お絵描きが好き、絵の具に興味があるお子様は、一度絵画教室に参加するといいでしょう。アートは自分の気持ちを解放したり、他人を受容したりする効果があるので、お子様が興味を持った場合は、大きな才能が開花する可能性も秘めています。 

絵の具をチューブから出す、水を使いながらキャンバスに絵の具を塗るという作業は、手の力加減のコントロールを鍛えることにもつながります。 

ぜひお子様が描いた絵は、額に入れてお子様の見える場所に飾ってください。「自分を大切に想ってくれている」という子どもの安心感になるはずです。 

ダンス 

ダンス

じっとしているのが苦手なADHDがあるお子様には、思いっきり体を動かせるダンスという環境を作ってあげるのもおすすめです。ダンスは、自己表現やコミュニケーションのツールになり、仲間と一緒に振り付けを覚えたり、発表を通して達成感を味わったりする経験を通して社会性も身につけられます。今では今では全国各地でリトミック※2 教室が開催されているので、お子様が小さい場合はリトミック教室から始めてみるのもいいでしょう。 

ダンスで注意したいのは、周りのお友だちよりダンスの習得が遅れてきたときです。「自分だけ踊れなかった…」と自信をなくしてしまう場合も考えられます。保護者の方も、一曲だけでも一緒に練習に付き合ってみてください。親のサポートもあって上手くいったという成功体験は、親子の信頼関係をより深め、子どものやる気をさらに大きくしてくれます。 

※2 リトミック:音楽に楽しく触れ合いながら、音楽の基礎能力だけでなく創造性や集中力、思考力など、子どもが個々に持っている「潜在的な基礎能力」の発達を促す教育。 

通信教育 

通信教育

環境の変化に敏感で、何の習い事がいいか悩むというADHDがあるお子様には、通信教育という手段もあります。お子様の特性に合っているか、下記を参考にしながら選んでみましょう。 

・写真やイラストで見やすく楽しめる 
・10分~15分の短時間で集中して取り組める 
・学習の目的が明確で、保護者が指導しやすい 

通信教育は自分のペースで学習を進められるだけでなく、家の中という安心した環境の中でできるのも大きなメリットと言えるでしょう。 

ADHDがある子どもに通信教材がおすすめの理由は、

視覚・聴覚からも学習できる
先取り学習で授業中の「あ、知ってる」を増やせる
学年ではなく学力に合わせることができる

等があります。

しかし、子どもの特性に合った、楽しみながら出来るICT教材を探すのも大変、、、
せっかくなら「発達障害のある子どもに実績のある教材」を試してみたい、、、

などのお悩みをかかえていませんか?

もっと手軽に、負担なく、ADHDがあっても勉強を楽しめる通信教材があったらなあ、、、

ADHDがある子どもをサポートするための要素が盛りだくさん。
さらに、楽しみながら進めることが出来る!
そんな方法があったら試してみたくはありませんか?

・学年でなく特性に合わせて学習できる
・すぐに勉強した甲斐があったと実感できる
・お使いの教科書に沿った予習復習ができる

さらに、読み書き困難児向けの学習支援の有効性を3ヶ月間検証した結果、週1回たった10分学習しただけで

・短期間で視覚的短期記憶力が向上した
集中力が付いた
・課題をやりきって達成感や自信につながった

上記の結果が得られ、この結果を日本LD学会に発表しています。また、小児科医院が運営している発達障害の子どもの為の学習支援教室で、本システムを活用することによって、多くの子どもが主体的に学習するようになった事が報告されています。

もし「気になる」と思われましたら、お気軽に資料をご請求ください。早く始められるほどコスパよくご利用いただけます。

天神を始めて、下記のようなご意見をいただいています。

先生にほめられることが増え、自信になった
学習を嫌がらなくなりました
勉強ができることで学校が楽しくなった。

まずは無料体験で感じてください。
お子様の自信をつけてあげるのは保護者しか出来ないことです。

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