【小学校受験対策】何から始めるべき?合格する上で押さえておきたい試験内容と対策
子どもにより良い環境で教育を受けさせたいという思いから決心した小学校受験。実際の試験は筆記試験だけでなく、運動や行動観察など日常生活に関係する試験も含まれます。
できることなら、子どもにとって無理のない範囲で、たくさんの経験ができる受験対策をしてあげたいですよね。
本記事では、小学校受験に合格するために押さえておきたい試験内容と対策について詳しくご紹介します。受験のために親子で頑張るこの1年は、ただひたすらに合格を目指すものだけでなく、これからの小学校で始まる教科学習の基礎になる大事な学びになるはずです。
ご家庭の対話を大切に、これからの『家族の教育のあり方』を考えるきっかけにしてください。
小学校受験で求められること
小学校受験では、教科学習を支える学力の基礎がどの程度身についているかを問われます。つまり、学力だけでなく、下記のような『総合力』が求められるのです。
試験はルールや指示に従うのが前提なので、言葉を聞く・理解する・自分の言葉で話すという言語発達は、ある程度伸ばす必要があります。
また、子どもの内面に隠れている「非認知能力」がどの程度備わっているかも判断されるので、子どもの探求心や好奇心、やりぬく力、他者と協力する力など、その子らしさをいかに行動や態度で表現できるかが重要と言えるでしょう。
小学校受験の気になることとして、親子面接も挙げられますね。学校側は、子どもの教育方針や子どもの特性への理解はもちろんですが、保護者がどんな生活を楽しんでいるか、保護者の印象も評価しています。「保護者が自分の時間を持ち、暮らしを楽しんでいるご家庭は、きっと素敵な家庭だろう」と考える学校側の思いもあるようです。
受験対策はいつから始めるべき?
小学校受験をする6割の家庭は、年中の頃から受験対策を始めています。その中でも9割以上の家庭が、受験のちょうど1年前にあたる『年中の秋』までに受験対策をスタートしています。学習の定着や日常生活の習得にかかる時間を考慮すると、最低1年はかかると言われるからです。
・洋服の畳み方や箸の持ち方
・ヒマワリはどの季節の花か
・稲刈りの季節と同じ時期の虫の絵を選ぶ(例:コオロギ)
上記のように、多方面から出題されるのが小学校受験です。実際に季節の草花を観察したり、年中、生活に行事を取りいれることで、子どもの経験としての学びにつながります。その時間を大切にするためにも「遅くても1年前から」対策する必要があるでしょう。
小学校受験の試験内容
先ほども少し触れましたが、小学校の受験内容は多岐にわたります。ここでは、実際の試験内容について説明します。
筆記試験(ペーパー/プリント)
筆記試験はペーパーやプリントと呼ばれ、言葉や数字をはじめ、常識や記憶の問題も含まれます。志望校によっては、筆記試験が実施されない学校もあるので、志望校の出題形式を早めに確認しましょう。文字や数字を書くことは求められませんが、先生の話を聞いて、その答えを線や印で表現するのが一般的です。
常識 | ・あいさつ ・季節の行事や草花の名前を答える ・電車のマナーを答える |
数量 | ・数を数える、どっちが多いか答える ・立体的な積み木の数を数える |
図形 | ・同じ図形を探す ・重ねる、回転させて図形を探す |
言語 | ・しりとり ・3文字の言葉を答える |
お話の記憶 | ・お話を聞いて内容についての質問に答える |
志望校によっては問題の数が多い学校もあるので、問題を解くスピードも求められます。筆記試験は、「はじめ」「やめ」の指示通りに実行できるかどうかも見られているので、余裕を持って取り組めるように訓練する必要があります。
口頭試問
面接官の先生と子どもの1対1の対話式で行われるのが口頭試問です。質問に答えるのはもちろん、語彙力や言葉遣い、質問に答えようとする態度まで細かく観察されます。
自由な意見が求められる質問形式なので、日常会話の中で意識して練習するといいでしょう。
運動
運動では、基本的な運動能力はもちろん、下記の項目が評価されます。
たとえ種目ができなくても、最後まで挑戦する、やり抜こうとする気持ちがあるかが重要です。週末に思いっきり運動する時間を作り、日頃から学習と運動のバランスを整えると、子どもの集中力の向上も期待できるでしょう。
行動観察・指示行動
行動観察では、小集団でゲーム遊びやグループ遊びをしている様子を観察します。下記に示すような、緊張がほぐれやすい遊びの様子を観察するので、子どもの協調性やリーダーシップなど「ありのままの子どもの姿」が評価されます。
遊びの中でも、周囲の状況を判断して、周囲のお友達の迷惑にならないように自分がどう行動するかは、普段のご家庭の状況が反映されやすいと言えるでしょう。
巧緻性
巧緻性は手先の器用さを問う試験です。器用さとともに、自分のことは自分でできるかというしつけ面も垣間見える試験内容になっています。
工作の時に、道具が人数分用意されていない場合もあります。お友達と譲り合って使えるかどうか、多くの要素が問われるのです。
小学校受験する上で必要な勉強時間
小学校受験のための勉強時間は、1日5時間程度という幼児教室もありますが、ご家庭によって勉強時間のばらつきはあります。夫婦の働き方によって勉強する時間を確保するのが難しい場合もあるからです。また、お子様のレベルによっては、習い事の種類や学習すべき課題も異なってくるでしょう。
子どもの集中力は「年齢+1分」、4歳であれば4分〜5分が限界と言われます。子どもが集中できる環境を整えるために、短い時間を1日に3セットなど時間を区切って集中する方が、子どもは学習に取り組みやすくなるでしょう。
小学校受験に向けた「やることリスト」
小学校受験までの1年はあっという間なので、お子様の強みを伸ばしながら、下記の内容を参考に計画的に進めていきましょう。
小学校受験で特に注意したいのは、世間的な評価や噂、他のご家庭の動向に惑わされないことです。そのためには、ご家庭の教育方針の軸がぶれないこと、そして子どもの特性を親がしっかり把握して何を対策すべきかを見極める必要があります。
小学校受験対策として何を行うべきか
お子様の苦手を克服するために、具体的にどんな対策をすればいいか迷いますよね。家庭の事情やお子様の性格によっても対策の方法は異なります。お子様の長所を生かしながら進められる対策を探してみましょう。
幼児教室
幼児教室は、これまでの小学校受験の過去の傾向など、蓄積したノウハウを生かした授業が展開されるので、より価値のある学びが経験できます。筆記試験対策だけでなく、行動観察や面接など試験範囲を広く、そして手厚く網羅しているので、より合格に早く近づける可能性が高いと言えるでしょう。
一方で、大人数の教室の指導では、画一的なカリキュラムで授業が進行するために、自分の苦手分野を克服するのに十分でないおそれがあります。お子様の課題や苦手をきめ細かくフォローするには、家庭でのサポートが欠かせないでしょう。
家庭教師
家庭教師はお子様はもちろん、保護者とのコミュニケーションが取りやすく、悩みを相談・共有しやすいメリットがあります。特に家庭教師は、下記のような悩みがあるご家庭に向いています。
自分の苦手な分野を徹底的に教えてもらえるのはもちろん、お子様のやる気を引き出してくれる講師が多く、その子にあった学び方を提供してくれます。
通信教育
通信教育は、幼児教室や家庭教師と比べて金額的に安く、いつでもどこでも学習できるので、自分のペースで学習を進められる場合はおすすめです。一方で、学習が習慣化できずに学習が進まなかったり、分からない問題をすぐに質問できなかったりするので、保護者のサポートが必要になるケースが多いでしょう。学習の土台を作るための最初の一歩としては始めやすいと言えます。
ここまでご紹介したとおり「小学校受験」に合格するためには
等の対策を行い、それを保ち続ける習慣作りを行うことが大切です。
しかし、やることが多すぎてすべてに対応できそうもない、、
試験勉強も計画的にこなしていくためには親との二人三脚が必要だし大変そう、、、
などのお悩みをかかえていませんか?
もっと手軽に、負担なく、「小学校受験対策」をしてあげれたらなぁ、、、
と。
小学校受験対策の問題が盛りだくさん。
さらに幼児期に学ぶ内容をまるっと学習できる。
そんな方法があったら試してみたくはありませんか?
などに加え、
さらにママ・パパは幼児教育の知識やスキルも身に付けられる。
そんなツールが「天神」幼児タブレット版です。
今なら自宅にタブレットが届く無料体験も受付していますので、ぜひ試してみてください。
幼児期は脳は6歳までに90%ができあがると言われます。
「幼児教育はまだ早い」と思われている方ほど、早めの取り組みをおすすめします。