【小学校1年生で習う漢字】漢字への苦手意識を持たないために楽しく漢字を覚えさせる親のサポート方法
小学校で習う勉強の一つに漢字があります。小学校6年間で習う漢字の数は1026文字にもおよび、学年が上がるにつれて漢字の量が増えていきます。ひらがな同様漢字は生涯にわたって使う文字なので、しっかりと学習し覚えていってほしいところです。そこで今回は、小学校に入学して漢字でつまぐくことがないよう、また楽しく漢字を覚えられるよう、小学1年生で学ぶ漢字について、親ができるサポート方法や覚え方のコツをお話ししていきます。
なぜ漢字を覚える必要があるのか?
なぜ、漢字を覚えなければいけないのでしょうか。
漢字には一文字ずつに意味があり、ひらがなやカタカナでは表現しきれないものを伝えることが出来ます。感じで構成された熟語を覚えることや、本を読んだりする上でも漢字を知らなければ知識を深めたりすることも出来ませんし、語彙力も育たなければ読解力も身につけることが出来ません。
また、基本的に漢字は国語で習うものですが、国語以外の教科でも漢字で書かれた問題文が読めなかったり、『漢字で答えなさい』と指示されている問題に苦戦したりと、漢字の読み書きを求められる場面はたくさんあります。社会に出てからも必要最低限の漢字の読み書きは求められるため、漢字を習い始める小学1年生のときからコツコツと覚えていく必要があります。
小学1年生が覚える漢字
1年生で習う漢字は80字です。画数が少なく、形がかんたんで、部首の基本となる漢字から習い始めます。ほとんどの小学校では1年生の2学期から漢字を習います。読み、書き、文章の中で漢字を使うということを習っていきます。
ここでは小学1年生が習う漢字80文字を10個のカテゴリーに分けました。カテゴリー別で覚えることで、関連した漢字が覚えやすいというメリットがあります。画数、部首、音読み、訓読みもまとめましたので、併せて確認してみてください。
数字に関係する漢字(14個)
画数 | 部首 | 音読み | 訓読み | |
一 | 1 | 一(いち) | イチ・イッ | ひとつ |
二 | 2 | 二(に) | ニ・ジ | ふたつ |
三 | 3 | 一(いち) | サン | み・みつ・みっつ |
四 | 5 | 口(くにがまえ) | シ | よ・よん・よつ・よっつ |
五 | 4 | 二(に) | ゴ | いつ・いつつ |
六 | 4 | 八(はち) | ロク | むっつ・むつ・むい |
七 | 2 | 一(いち) | シチ | なな・ななつ・なの |
八 | 2 | 八(はち) | ハチ | や・やっつ・やつ・よう |
九 | 2 | 乙(おつ) | キュウ・ク | ここの・ここのつ |
十 | 2 | 十(じゅう) | ジュウ・ジュッ・ジッ | とお・と |
百 | 6 | 白(しろ) | ヒャク | もも |
千 | 3 | 十(じゅう) | セン | ち |
円 | 4 | 冂(えんがまえ) | エン | まるい |
玉 | 5 | 玉(たまへん) | ギョク | たま |
暦に関係する漢字(8個)
画数 | 部首 | 音読み | 訓読み | |
月 | 4 | 月(つき) | ゲツ・ガツ | つき |
火 | 4 | 火(ひへん) | カ | ひ |
水 | 4 | 水(みず) | スイ | みず |
木 | 4 | 木(き) | ボク・モク | き |
金 | 8 | 金(かね) | キン・コン・ゴン | かね |
土 | 3 | 土(つち) | ド・ト | つち |
日 | 4 | 日(にち) | ニチ・ジツ | ひ |
年 | 6 | 干(ほす) | ネン | とし |
人に関係する漢字(5個)
画数 | 部首 | 音読み | 訓読み | |
人 | 2 | 人(ひと) | ジン・ニン | ひと |
子 | 3 | 子(こへん) | シ・ス・ツ | こ・ね |
男 | 7 | 田(た) | ダン・ナン | おとこ・お |
女 | 3 | 女(おんな) | ジョ・ニョ・ニョウ | おんな・め |
王 | 4 | 玉(たまへん) | オウ |
身体に関係する漢字(6個)
画数 | 部首 | 音読み | 訓読み | |
口 | 3 | 口(くち) | コウ・ク | くち |
目 | 5 | 目(めへん) | モク・ボク | め |
耳 | 6 | 耳(みみ) | ジ | みみ |
手 | 4 | 手(てへん) | シュ・ズ | て |
足 | 7 | 足(あしへん) | ソク | あし・たりる・たる・たす |
力 | 2 | 力(ちから) | リョク・リキ・リイ | ちから |
位置に関係する漢字(7個)
画数 | 部首 | 音読み | 訓読み | |
上 | 3 | 一(いち) | ジョウ | うえ・あげる・のぼる |
下 | 3 | 一(いち) | カゲ | した・さがる・くだる・おりる |
左 | 5 | 工(たくみ) | サ | ひだり |
右 | 5 | 口(くち) | ウ・ユウ | みぎ |
大 | 3 | 大(だい) | ダイ・タイ | おお(きい) |
小 | 3 | 小(ちいさい) | ショウ | ちい(さい) |
中 | 4 | |(ぼう) | チュウ | なか・うち |
学校に関係する漢字(8個)
画数 | 部首 | 音読み | 訓読み | |
学 | 8 | 子(こへん) | ガク | まなぶ |
校 | 10 | 木(きへん) | コウ・キョウ | |
先 | 6 | ル(ひとあし) | セン | さき・まず |
生 | 5 | 生(うまれる) | セイ・ショウ | いきる・うまれる・はえる・なま |
字 | 6 | 子(こへん) | ジ | |
文 | 4 | 文(ぶんにょう) | ブン・モン | ふみ |
本 | 5 | 木(き) | ホン | もと |
名 | 6 | 口(くち) | メイ・ミョウ | な |
自然に関係する漢字(9個)
画数 | 部首 | 音読み | 訓読み | |
山 | 3 | 山(やま) | サン・セン | やま |
川 | 3 | 巛(まがりがわ) | セン | かわ |
田 | 5 | 田(た) | デン | た |
石 | 5 | 石(いし) | セキ・シャク・コク | いし |
雨 | 8 | 雨(あめ) | ウ | あめ |
夕 | 3 | 夕(ゆうべ) | セキ | ゆう |
空 | 8 | 穴(あな) | クウ | そら・あく・すく・から |
天 | 4 | 大(だい) | テン | あまつ・あま |
音 | 9 | 音(おと) | オン・イン | おとね |
生き物に関係する漢字(8個)
画数 | 部首 | 音読み | 訓読み | |
林 | 8 | 木(き) | リン | はやし |
森 | 12 | 木(き) | シン | もり |
花 | 7 | 艸(くさかんむり) | カケ | はな |
草 | 9 | 艸(くさかんむり) | ソウ | くさ |
竹 | 6 | 竹(たけ) | チク | たけ |
犬 | 4 | 犬(いぬ) | ケン | いぬ |
貝 | 7 | 貝(かい) | バイ | かい |
虫 | 6 | 虫(むし) | チュウ・キ | むし |
動詞に関係する漢字(5個)
画数 | 部首 | 音読み | 訓読み | |
見 | 7 | 見(みる) | ケン | みる |
立 | 5 | 立(たつ) | リツ・リュウ | たつ |
入 | 2 | 入(いる) | ニュウ | いれる・はいる |
出 | 5 | 凵 (うけばこ) | シュツ | でる・だす |
休 | 6 | 亻(にんべん) | キュウ | やすむ |
生活に関係する漢字(10個)
画数 | 部首 | 音読み | 訓読み | |
白 | 5 | 白(しろ) | ハク | しろ |
赤 | 7 | 赤(あか) | セキ | あか |
青 | 8 | 青(あお) | セイ | あお |
早 | 6 | 日(にち) | ソウ | はやい |
正 | 5 | 止(とめる) | セイ・ショウ | ただしい |
糸 | 6 | 糸(いと) | いと | |
気 | 6 | 气(きがまえ) | キ・ケ | いき |
村 | 7 | 木(き) | ソン | むら |
町 | 7 | 田(た) | チョウ | まち |
車 | 7 | 車(くるま) | シャ | くるま |
子どもに楽しく漢字を覚えさせるコツ
漢字は暗記学習になります。暗記の仕方にはさまざまな方法があり、子どもに合った方法を見つけることで漢字学習がぐんと楽しくなるはずです。お子様にはどんな方法が合うのか、これからご紹介する方法を試してみてください。
好きなもの、ことに関連付けて覚える
漢字に苦手意識を持つ子どもには、好きな芸能人やマンガ、テレビ番組などに関連づけて覚えるのもおすすめです。たとえば、好きな俳優やマンガのキャラクターの名前を漢字で書けるように練習してみたり、マンガやテレビに出てきた分からなかった漢字を書き出してみたり…。好きなことに関連づけることで、スムーズに覚えることができるでしょう。
熟語で覚える
熟語で漢字を覚えるのもおすすめです。漢字の使われ方が分かり、漢字自体の意味への理解が深まります。たとえば、『学』を使った熟語には『学校』や『学習』などがあります。これらの熟語を一緒に勉強することで、『学』は学ぶことに関連するものを表す漢字なのだなということをイメージしやすくなります。
語呂合わせで覚える
漢字を分解して語呂合わせで覚えるという方法もあります。たとえば、よく聞く『木の上に立って見るのが親』です。このように、漢字を分解し、自分なりの語呂合わせを作って覚えてみるのもいいかもしれませんね。
声に出しながら書く
人が何かを覚えるとき、五感をたくさん刺激した方が、ひとつの動作で覚えるときよりも効率がよくなります。漢字を覚えるときも、声に出しながら書くことで視覚(漢字を見る)、聴覚(耳で聞く)、触覚(書く)という感覚を刺激するため、記憶が定着しやすくなります。
子どもが漢字を覚える上での親が出来るサポート方法
がんばって漢字を覚えようとしている子どもを、親はどのようにサポートしていけばいいのでしょうか。親の言動や態度ひとつで、子どものやる気を上げることも下げることもできます。やる気を出して、楽しく漢字学習に取り組んでもらうため、親ができるサポート方法をお伝えします。
見守る
干渉しすぎたり先回りして教えることで、子どもは意欲を無くしてしまいます。書き順やとめ、はらい、音訓読みを正しくできているかを見るのも大事なことですが、まずは間違っていても子どもが楽しく文字に触れることが出来ているかが大事です。丁寧に書けたら花丸を書いてあげたり、褒めてあげることでモチベーションも上がり、より丁寧に書こうという意識が高まります。
室内に漢字のポスターを張る
子どものがんばりを可視化するのもおすすめのサポート方法です。たとえば小学1年生で習う漢字のポスターを部屋に貼り、覚えた漢字に〇をするなどでチェックしていけば、「こんなに覚えられた!」と子どもも実感ができてやる気が上がるはずです。
教材を用いる
教材は、子どもが学習しやすい工夫がたくさんちりばめられているため、積極的に使うことをおすすめします。無料でダウンロードできるプリントや、書店で購入できるドリル、通信講座などがあります。一番手軽に始められるのがプリントやドリルです。あまり費用がかからず、いつでも気軽に始められます。通信講座は費用はかかりますが、子どもに合わせた学習内容とスピードで勉強を進めることができます。最近ではタブレットを使ったものが主流で、子どもの途切れがちな集中力を保てる工夫がたくさんされており、楽しく漢字学習に取り組めます。漢字学習に苦手意識を持つ前に、始めから通信講座を利用するのも有効です。
ここまでご紹介したとおり、「小学1年生で学ぶ漢字」を覚えるために
等のポイントが重要だということがご理解いただけたと思います。
しかし、家事・育児・仕事などもあるし、それにプラスしてしっかり見守る時間を作るのは大変、、、
分かった気がしてもポイントをおさえながら実際にするのは大変そう、、、
とお悩みではないでしょうか。
もっと手軽に、負担なく、「漢字」を覚えさせることが出来ればなぁ、、、
と。
「漢字」を覚える要素が盛りだくさん。
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