【小学生向け】勉強ができない子どもに見られる10の特徴と、確実に改善するための解決策
子どもの毎日は、新しいことに出会って発見をしたり、関心をもったり、学びの連続です。それなのに、どうして小学生になると学力の差が目立ってくるのでしょう?
実は、幼児期に様々な体験を通して学ぶ楽しさを知った子どもは、小学生になってから勉強がスムーズに進みます。一方、学習習慣が身についていない子どもは苦手な教科や単元でつまずきやすく、勉強ができない悪循環を繰り返してしまいがちです。
日々の小さな積み重ねから生じた学力の差は、小学校4年生ぐらいになると固定化するといわれており、改善するのが困難になってきます。今回は、勉強ができない小学生の10の特徴と、その改善策について詳しく解説します。なぜ勉強ができないのか、子どもの特徴をつかんで対策を立てれば学力は必ず改善できます。本人の気持ちも前向きになるので、ぜひ参考にしてくださいね。
勉強ができない小学生の特徴と改善策
勉強ができない子どもには、生活や勉強の仕方に共通点があります。これから紹介する10の特徴は、宿題やテストとは無関係にみえるものもありますが、こうした特徴があると勉強ができない状態に陥りやすくなります。
ここでは、勉強ができない10の特徴を「生活面」と「学習テクニック」に分けて解説します。
家庭で改善すべき「生活面」
①生活習慣が不規則である
②やるべきことを後回しにしている
③整理整頓が苦手である
④学習できる環境が整えられていない
⑤人の話を聞かない
⑥向上心がない
学習テクニックで改善すべき「技術面」
⓻分からないことを放置し、諦めている
⑧勉強時間が長すぎる
⑨メモ・ノートを取る習慣がない
⑩基礎学力が身についていない
生活習慣や態度などの「生活面」は、学習意欲に関係していて家庭で改善することが可能です。一方、勉強時間や勉強の仕方などの「学習テクニック」は結果につながるもので、学習塾や通信教材による技術指導が効果的です。子どもがどの特徴に当てはまるのか、性格やタイプをしっかり見極めて改善してあげたいですね。
① 生活習慣が不規則である
睡眠や食事などの生活習慣が不規則だと、授業中に眠くなったり慢性的な空腹感があったりして学校生活に支障があります。特に睡眠は、記憶力や集中力に影響を与えるため十分な睡眠時間を確保することが大切です。
毎日バラバラな時間に寝たり起きたりせずに、決まった時刻に栄養バランスの良い食事をとるなど家庭の生活リズムを整えましょう。また、子ども自身が規則的な生活を心がけることは、体調管理だけでなく本人の意思の弱さを克服する練習にもなります。
② やるべきことを後回しにしている
やるべきことを後回しにする子どもは、勉強を始めるまでに時間がかかったり、そのまま放置するような悪い癖がついてしまっている可能性があります。やらずに済んだ経験が重なるほどこの癖を直すのが難しくなるので、後回しにせずすぐにとりかかった方が良い結果が得られるという経験に塗り替えることが必要です。
まずは、難しいことではなく簡単にできるところから開始するとよいですね。たとえば、漢字ドリルを頑張ったら学校の小テストで満点がとれた、など10分の頑張りで「面倒」を「嬉しい」に変える学びの体験をしていきましょう。
③ 整理整頓が苦手である
勉強ができない子どもは整理整頓が苦手なことが多いものですが、整理整頓は個人の感覚や好みの違いもあるので完璧をめざす必要はありません。しかし、どこに何があるのか分からないような状態では授業の進捗や理解度を把握しにくいですよね。
その日の授業を振り返りながら教科書やプリント類を子どもと一緒に整理してあげましょう。慣れてきたら、子どもが復習を兼ねて自主的に整理整頓できるよう、適切な声がけをしながら見守ります。「物の整理」と「学習内容の整理」を自然に行えるようにするのがポイントです。
④ 学習できる環境が整えられていない
学習環境は、集中して勉強をするための土台となるものです。机やイス、照明などを整えて、落ち着いて勉強ができる静かな空間を作ってあげたいですね。
手の届くような場所にゲームやスマホがあると気が散って集中するのが難しくなります。ゲームによる成功や達成感でドーパミンが分泌され、脳が快感を覚えるからです。こうした報酬系の快感を抑えて勉強に集中するのはおとなでも非常に困難なことですから、勉強する場所にスマホやゲームを置かないよう、予めルールを決めておきましょう。
⑤ 人の話を聞かない
人の話を素直に受け入れる柔軟性の有無は、学力の向上に影響します。自分なりの主義主張を持つことは大事ですが、周囲のアドバイスを聞いて自分の考えを修正したり新しい意見を取り入れたりしながら学力は伸びていくものです。
子どもが興味を持っているものやことに触れながら、少しずつ本人目線に立って気づきを促す工夫が必要です。たとえば、時事問題や将来の夢などを語り合うことを通して、自分の知らないことや自分とは別の考え方があることを根気よく子どもに伝えていきましょう。
⑥ 向上心がない
勉強ができない子どもは「どうせできない」と諦めたり、「まあいいや」と楽観的になったりして向上心に欠ける傾向があります。向上心をもつということは、他人との比較や競争からではなく自己肯定感をしっかり持った上で努力していくことが重要です。
小さな目標をたくさん立てて達成できたら一つひとつほめて自信をつけていきましょう。達成できなくても、目標に向けて努力した過程をほめてあげてくださいね。また、得意分野や強みを自覚させることも、子どもの自信につながります。
⓻分からないことを放置し、諦めている
分からないことがあったとき、「このぐらいはいいだろう」「面倒だし」「興味がないから」などと放置してしまうと当然ですが成績は伸びません。さらに、分からないことを放置するのが日常化すると何が分からないのかさえ分からなくなり、基本はもちろん応用問題などは全くできない状態になってしまいます。
こうした悪循環を断ち切ってやる気や自信を回復させるには、劣等感や投げやりな気持ちを自信に変える必要があります。分からないことが蓄積する前に、学習テクニックをもった塾や家庭教師、通信教材などを活用して効率的に学習習慣を身につけるようにしましょう。
⑧ 勉強時間が長すぎる
勉強時間が長いからといって成績が良いとは限りません。学研教育総合研究所の小学生白書で調査された「小学生の日常生活に関する調査」によると小学校低学年の家庭学習の平均時間は約1時間で、中には2時間以上勉強していると答えた子どもも1割程度います。しかし、脳が発達段階にある子どもの集中力はそう長くは続かないものです。子どもの集中力が続く時間は(年齢)×(2~3分)ぐらいで、一般的に小学校低学年では15分程度といわれています。集中力が切れているとき机に向かっているのは効率的ではありません。
宿題・復習・予習などを適当に分けてスキマ時間に勉強したり、15分を1セットとして区切るなどメリハリのある勉強方法を工夫しましょう。集中力を高めるために、子どもが楽しく使えるタイマーを用意してみてもよいですね。
⑨ メモ・ノートを取る習慣がない
勉強ができる子どもは、分からないことをメモしておいて後で調べたり、授業のポイントをノートに書いて復習に使ったりしています。知識や理解力は、こうした振り返りの積み重ねで習得していくものです。
メモやノートの取り方に決まりはありませんが、キレイに整えて書くことよりも授業内容に集中しながら要点を押さえて書くことを重視するとよいでしょう。メモやノートを活用することで、どういう風に書いていくのが自分にとって一番合う形なのかが分かってきます。メモやノートを取る習慣は、子どもの学びをサポートしてくれます。
⑩ 基礎学力が身についていない
基礎的な学力が身についていないと、応用問題を解いたり新しい単元に進むのが困難です。小学校では学習指導要領に沿って学年に応じて学びを深めていきますが、基礎学力がないと理解が追いつかず、勉強に対するモチベーションが下がってしまいます。
子どものつまずきの原因が、以前の学習内容を十分理解できていないことにある場合は、分からない単元まで戻って勉強し直す必要があります。各単元はそれぞれ段階があり関連し合っていますから、分からない部分をとり残さずしっかり学び直すことが大切です。一人ひとりの習熟度に応じた学習ができる塾や家庭教師、通信教材などを活用して、しっかり基礎学力を身につけたいですね。
まとめ
今回は、勉強ができない10の特徴と改善策を紹介しましたが、それぞれの特徴は決してバラバラに並列しているわけではなく互いに関係があります。
テストの成績は気になるところですが、まずは勉強ができない10の特徴を理解した上で、子どもの状況を俯瞰して全体像をとらえましょう。子どものタイプや傾向をしっかり把握して、なるべく早く克服できるよう対策をとることが大切です。
勉強に向いている子どもと向いていない子どもは確かにいますが、勉強ができない子どもの特徴が分かれば改善策で克服することが可能です。
勉強ができないために将来の選択肢が狭くなるといったことのないよう、家庭の生活習慣を見直したり学習テクニックを活用したりして、子どもの力を最大限に引き出してあげて欲しいと思います。
ここまでご紹介したとおり、「勉強が出来ない子どもの特徴」として
等のポイントが重要だということがご理解いただけたと思います。
しかし、分からないことが蓄積してどこがわからないのかもわからない、、、
分からないところを見つけ出して復習する勉強のモチベーションもない、、、
とお悩みではないでしょうか。
もっと手軽に、つまずきを見つけ出して勉強できる環境を作れたらなぁ、、、
と。
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