今からでも間に合う!「言わないとやらない子ども」の自主性を引き出す親の接し方

子どもが、着替え・歯磨き・宿題・入浴など何でも言われないとやらない、、、とお困りではありませんか?小さいうちはあまり気にならなかったかも知れませんが、いつまでも親や先生に言われないと何もしないままでいると、この先「指示待ち」の癖がついて、将来的に大丈夫なのかと気になってくることもあるでしょう。

子どもの自主性は、親の接し方が間違っていると伸びにくいものです。もしかすると、一生懸命子育てをしているつもりでも、子どもの自主性の芽を摘み取っているかも知れません。

今回は「言わないとやらない子ども」の親にありがちな特徴や、子どもの自主性を引き出す接し方などについて詳しく解説します。この記事を読んで見直した方がよい点があれば、今からでも間に合うのでぜひ早めに改善してくださいね。親が子どもの自主性を引き出す関わり方をすることで、自分から進んで主体的に行動する習慣が子どもに身につきやすくなるでしょう。

目次

言わないとやらない子どもの親の特徴と改善策

「うちの子どもは言わないとやらない、、、」と心配なようであれば、自分が子どもにどんな接し方をしているか、今一度振り返ってみるとよいでしょう。自発的に行動しない子どもの親には共通点があるからです。ここでは、言わないとやらない子どもの親にありがちな特徴について解説しますので、自分が子どもに下記の項目に当てはまるような関わり方をしていないか振り返ってみてください。 

子どもに指示・命令する

子どもは知識や経験が少ないので、親が子どもにすべきことやその方法を教える場面は多いでしょう。ただ、それが上から下への指示や、強い立場から弱い立場への命令になっている場合は注意が必要です。

言わないとやらない子どもの親は、子どもを自分に従わせていることに気づいていないものです。どんなに幼くても子どもは親とは別の人格ですから、決めつけや押しつけ、否定ばかりだと親に従うだけで自主性のない子どもになってしまいます。

どう改善するか

自主性を伸ばすためには子どもに指示・命令をするのではなく、やってほしい行動を選択させ、自分で選ばせることが大事です。例えば、お風呂に入ってほしい時などに「お風呂に入って!」と命令するのではなく、「お風呂に入る?」それとも「宿題を終わらせる?」と選択肢を与えると、自分で選び行動することが出来ますし、自分で選んだ行動には責任が伴うことを少しずつ理解していくようになります。指示・命令されたことはやはりどこか他人事に感じることもあるので、自分で選んで行動させることが大事です。

先回りして口出し・手伝いをする

急いでいる時などは特に、子どもがしようとしていることに口を出したり必要以上に手を出してしまうこともあるでしょう。ですが、それでは子どもが自分で考えたり失敗から学ぶことが出来ません。

子どもを心配して助けてあげたくなる親の気持ちは分かりますが、いつも助けてもらっているとその感覚を学習してしまい、自分で考えたり努力したりせずに人の手助けを待つようになります。

どう改善するか

失敗したとしても「子どもの経験のため」と割り切って、失敗するようなことでも経験させることが大事です。失敗させないため先回りして危険を回避することで、子どもは危機管理能力も失い、「失敗した」という経験から学ぶことが出来なくなります。失敗という経験も必要です。声をかける前にこれはひょっとして「経験する機会を奪っている」のではないか?ということを意識して接してみましょう。

子どもとの関わり方に矛盾がある

子どもとの関わり方に矛盾があるのも、言わないとやらない子どもの親によくみられる特徴です。たとえば、「怒らないからと言われて正直に話したら怒られた」「勝手なことをしないでと言われて相談したらそのくらい自分で考えろと言われた」などは明らかに親が矛盾した接し方をしていますよね。

このように、親が矛盾しているのに自分が責められると、子どもは混乱して自分から何もできなくなってしまいます。これをダブルバインド(二重拘束)といい、子どもを追い込んでしまう関わり方です。

どう改善するか

一貫性をもって接することが大事です。しかし気を付けていても矛盾は起こってしまいます。矛盾してしまった場合たとえ相手が子どもであっても素直に謝ることが重要です。また、矛盾してしまったことは自分で分析して同じ矛盾が起きないように自分で見直すことも大事なことです。

子どものペースを遮る

急いでいる時や、子どもの行動が遅いと感じる時、イライラしていませんか?また、自分がやった方が早い!と考え、子どものやることを奪ってしまっていませんか?こういったルーティンを親が作り上げることで子どもは自分で考えることをしなくなり、「親がやってくれるからいいや」と考えだすようになってしまいます。

どう改善するか

子どもには子どもなりのペースがあるので、親の都合で急がせてはいけません。大人に比べれば思考や経験が未熟な子どもは、自分の思いを言葉にしたり行動したりするまでに、大人が思う以上に時間がかかるのです。声がけや手助けが必要な場合もありますが、子どものペースを無視して親が先導し過ぎることのないように気をつけましょう。親は、自分が忙しい時ほど子どものペースに合わせるために、ゆったりとした心構えを持つことが必要です。

「失敗=悪いこと」の刷り込み

子どもの失敗にイライラして怒ったりしていませんか?特に忙しい時や急いでいる時に子どもが失敗してしまうと、自分のスケジュール通りに物事がうまくいかないことにもつながり、イライラしてしまうこともあるかもしれません。時には「何回も言ったことなのに、なぜできないの?」と口に出したいこともあるかもしれません。しかし、攻めれば攻めるほど子供は委縮してしまい「自分で考えて行動する事=失敗した=悪い事」と考えるようになり、「自分で行動することは悪い事」と考えるようになってしまいます。

どう改善するか

子どもが上手に出来なくても頭ごなしに責めないでくださいね。「さっきも言ったよね」「どうしてこんなことも出来ないの?」などと言われると、子どもの心はすっかり委縮してしまいます。結果がどうであっても自分の頑張りを親が認めてくれるという安心感があってこそ、子どもの自主性が育ちます。子どもが失敗したら、「失敗しても大丈夫」というメッセージを伝えるチャンスだと思うようにしてくださいね。

子どもの自主性を引き出す親の行動

ここからは、具体的に親が子どもにどう接していけばよいのか、もう少し詳しく紹介します。言わないとやらない子どもが、自ら考え・行動できる子どもに変わっていくためには、子どもが自主性を発揮できるような環境を整えてあげることが大切です。

子どもの得意分野を見つけて伸ばす

子どもの自発的な行動は、内発的動機(自分で考えて行動しようとする意思)が土台になります。子どもの「なに?」「なぜ?」をタイミング良くキャッチして、内発的動機づけをサポートしましょう。親が子どもの好きなことや得意な分野を見つけ、声がけをしたり一緒にやってみたりしながら応援することで、子どもの主体性が磨かれていきます。

子どもに計画を立てさせる

子ども自身が計画を立てるのも効果的です。まずは、楽しく取り組めるように遊びや旅行などの計画から始めてみましょう。また、夏休みの工作など目標を決めて、完成までの過程にスモールステップを設けるなど、手順や日程について計画を立てさせるのもよいですね。子どもは自分の立てた計画に沿って、ステップごとに達成の喜びを感じながら、自分から進んで行動するようになります。

子どもが考えやすいように選択肢を示す

言わないとやらない子どもは、自分で考えることが苦手です。いきなり行動しなさいと言うのではなく、子どもが考えやすいように親が選択肢を示してあげましょう。それぞれの選択肢のメリット・デメリットを一緒に話すなどすれば、イメージが膨らみますよね。何かをする時、どういう選択肢があるのか、それによってどんな違いが生じるのかなどを考えることが、自主的に行動する第一歩になります。

色々なことを経験する機会をつくる

多くの経験をすることで、子どもの世界はどんどん広がり「もっと知りたい・やってみたい」と思うようになります。小さなことでも達成の喜びが得られ、自信になりますから、日常のお手伝いなどを経験の機会として活用するとよいでしょう。成功体験を重ねて出来ることが増えれば、自発的に行動するための経験値が上がってきます。

子どもが安心できる環境を整える

子どもの心のケアも忘れないでくださいね。親が子どもの存在や個性を大切にしていることを本人に伝え、自主性が育ちやすくなるように、子どもが安心できる環境を整えましょう。また、浅い知識ではなく深い学びから考える力を養うとともに、進んで行動することに加えて自分をコントロールしたり反省したりできる思慮深さを育てて欲しいと思います。

ここまでご紹介したとおり、自主性を高めるには、

得意分野を見つけて伸ばしてあげること
計画を立てさせること
自分で選ぶ機会を与えること
子どもが安心する環境を作ること

等の言動から育てることが出来ます。

しかし、家事・育児・仕事などもあるし、それにプラスして色々なことを追加していくのは大変、、、
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