【男女別】3歳の子どもにおすすめする習い事。選ぶ時のポイント・メリットを紹介
子どもが3歳になると、身の回りのことが自分でできるようになり、親子で会話を楽しめることも増えますね。「幼稚園入園」という新たな社会生活の第一歩を前に、習い事を検討されるご家庭も多いのではないでしょうか。
習い事で子どもの可能性を広げてあげたいと思っても、子どもの好きなことや子どもが楽しんで続けられるものってなにか悩みますよね。本記事では、3歳の子どもの習い事に関する現状と、夢中になれる習い事を選ぶポイント・メリットについて詳しく説明します。この記事を読めば、親子でともに成長でき、素敵な思い出を共有できる、そんな習い事を見つける手立てになるでしょう。
3歳で習い事は早い?3歳で習い事を始める子どもが多い理由とは
2023年に株式会社イオレが「子どもの習い事」について調査したアンケートによると、最初に習い事を始めたお子様の年齢は「4歳」が21.8%で最も多く、次いで「3歳」が16.6%という結果になりました。小学校に上がる前から習い事をしている子どもが6割以上にのぼることから、3歳から4歳にかけて習い事を検討されるご家庭が多いことが分かります。
子どもの発達には個人差がありますが、3歳の子どもの目安として、下記のことができるようになると言われています。
3歳は、自分でできることが増えるほか、自分の感情を少しずつコントロールできるようになるので、習い事を始めるのに適したタイミングと言えます。また、子ども自身が「やりたい」気持ちを保護者に伝えやすいことも、親が習い事を選ぶ決め手のひとつになっているのでしょう。
「体と心を動かす脳は、3歳までに約80%完成する」と言われ、3歳の脳は多くの刺激を受けやすい時期です。知識を詰め込むような早期教育ではなく、遊びながら学ぶという3歳の今に寄り添った「適期教育」ができる習い事を探すのが賢明です。
そのためには、子どもが何かに集中している時はどんな様子か、何をするのが好きで、行動にどんな傾向があるのか、ご家庭での様子を注意深く観察して、お子様の気質を見極めましょう。
【男女別】就学前の子どもに人気の習い事ランキング
習い事を検討する際に、「実際にまわりのお友達は何の習い事をしているんだろう…」と気になる保護者の方も多いのではないでしょうか。近年では、性別に関係なく習い事を楽しめるようになり、プログラミングなど新たな教室も増加しています。ここでは2022年9月に調査された学研教育総合研究所の結果をもとに、未就学児の習い事の傾向をみていきましょう。
男の子におすすめの習い事
習い事を最も始める割合が高い「3歳の男の子の習い事」のランキングは下記の通りです。
水泳や体操教室は、年齢が上がるごとに習い事をする割合が高くなる傾向にあります。サッカーやフットサルなど特定のスポーツを習うよりは、体操教室で体の基礎や気持ちの育て方を重要視する保護者が多いのがうかがえます。スポーツは水泳をはじめ、サッカーや野球など球技スポーツの習い事をしている男の子が多いのが特徴です。
女の子におすすめの習い事
一方、「3歳の女の子の習い事」のランキングは下記の結果でした。
女の子の間でも水泳は人気の習い事ですが、右肩上がりに伸びていく男の子とは違い、女の子が水泳を始めるのは5歳がピークで、6歳ではほぼ横ばいの結果になっています。その代わりに6歳からダンスやバレエを習い始める女の子が多くなる傾向にあります。ダンスやバレエは、衣装を着たり髪を可愛くまとめたりするので、その可愛さが女の子受けしやすいのでしょう。ランキング外ではありますが、年齢があがるにつれて習字や書道を習う女の子が多くなっています。就学に合わせて綺麗な字を書くことを大切に思う保護者が多いのが分かります。
3歳で習い事を始めるときに注意するポイント
習い事を始めようと思っても、そもそも何の習い事がいいのか、何を基準に選べば良いのか悩みますよね。ここからは、3歳のお子様が習い事を始める際に注意するポイントについて説明します。
子どもの興味を尊重する
子どもの習い事を決めるときは、子どもの興味を尊重して選びましょう。習い事の成否はモチベーションの維持にかかっていますので、子どもの興味のある方が続けやすいからです。とはいえ、親の客観的な分析で習い事を選んだ方が成功する確率は高まるとも言われています。子どもの適性を見極めた上で、「自分で決めていいよ」と選択肢を与えることで、子どもは「自分の意思で行動している」とモチベーションを維持しやすくなるでしょう。
子どもは自分が選んだことをやり続けるうちに、難しさや楽しさ、悔しさなど複雑な心の動きを経験します。さらに周囲のサポートが加わることで、持続できる集中力や忍耐力が養われるのです。自分の好きなことを満腹になるまで打ち込める環境を与えることは、非常に大きな意味を持つので、子どもの興味を最大限尊重してあげましょう。
通いやすさ
3歳の子どもが習い事を始めるときは、子どもが無理なく通えるかどうか、集中しやすい時間帯かどうかを考えましょう。3歳はまだお昼寝が必要な時期なので、時間帯によっては子どもが集中できないおそれがあります。
また、習い事の送迎は必須になるので、保護者が送迎できるかどうか、親の負担も考慮する必要があるでしょう。
教室の雰囲気
習い事を決める前には、体験教室に参加して教室の雰囲気や先生との相性を確認しましょう。言語が発達途上にある3歳は、先生の指示に対して適切に反応するのが難しい時期なので、先生のフォローが必要になります。先生が子どもの発達に関して理解があるかどうか、習い事のレベルが子どもに合っているかどうか、しっかり保護者が確認しておきましょう。
親の付き合いで選ばない
習い事のスタートとして注意したいのは、親の付き合いという視点だけで習い事を決定しないことです。幼稚園に入園してよくありがちなのが、
と周囲の声に影響されること。親の価値観や考えに左右されて、子どもが経験しなくていい失敗体験を経験してしまうおそれもあります。周囲の声は、選択肢のひとつとして大事な情報ではありますが、あくまでも子どもの「やりたい」がベースにあることを前提とした選び方を検討しましょう。
3歳から習い事をスタートさせるメリット
3歳〜4歳から習い事を始めるご家庭が多い一方で、「我が子にはまだ早いかも…通えるか自信がない」と漠然とした不安を抱える保護者の方もいるでしょう。ここからは、3歳から習い事をスタートさせるメリットを紹介します。
脳の成長を促す
先述した通り、「体と心を動かす脳は、3歳までに約80%完成する」と言われるので、3歳から習い事を始めると脳の成長につながります。普段の生活では体験できない経験を通して、脳は多くの刺激を受けていくからです。3歳からの習い事は、遊びの延長というスモールステップで進んでいくのがほとんどなので、子どもは楽しみながら学んでいけるでしょう。
非認知能力の向上
3歳から習い事をスタートすると、テストの点数やIQなどの数値で表すことができない「非認知能力」を高められます。3歳の生活に役立つ「非認知能力」とは、主に下記のことを指します。
自分の内側に働く力 | 自分の外側に働く力 |
・自尊心(自分自身を尊重する心) ・自己肯定感(ありのまま自分を受け入れる心) ・自制心(自分自身をコントロールする心) ・忍耐力(粘り強く努力する力) ・挑戦心、意欲(挑戦しようと思える心) ・回復力(心を回復させられる力) | ・協調性(協力し合い調和をはかる力) ・社交性(他者と楽しく関わり合う力) ・優しさ(相手の気持ちになって思いやれる力) ・受容力(人それぞれの個性を受け入れる力) ・道徳心(正しく生きようとする力) |
3歳は他人の気持ちを考えたりするのはまだ難しいお年頃なので、子どもの気持ちに寄り添いながらサポートすることが大切です。非認知能力は、周囲の仲間の存在や集団の一員としての意識が大きく影響するので、できれば集団の中でスキルを向上させる環境がひとつでもあるといいでしょう。
興味、関心の幅が広がる
3歳から習い事をするメリットとして、子どもの興味や関心の幅が大きく広がることが挙げられます。文化庁広報誌「ぶんかる」によると幼少期から音楽や美術などの芸術に触れる機会があると、大人になっても文化芸術活動の行動を起こしやすいという結果も報告されています。
ある習い事をしていた人はどのような直接鑑賞を行ったのでしょうか。また、その習い事をしていなかった人と行動比率に違いはあったでしょうか。子供の頃に「ピアノ・バイオリン等の楽器」および「茶道・華道・書道等の生活文化」の習い事をしていたかどうかと、2021年1年間に行った直接鑑賞の行動比率をまとめてみたところ、習い事をしていた人の行動比率はしていなかった人よりも高く、子供の頃の習い事の有無が大人になってからの文化芸術の直接鑑賞行動に影響を与えている可能性が高いことがわかります。
文化庁広報誌「ぶんかるNews012」
つまり、習い事を通して獲得した経験は、幼少期はもちろん、生涯にわたって興味・関心の幅が広がっていくと言えるでしょう。
子どもの自信につながる
子どもが習い事を通して経験するのは、「できることが増えた」という自信です。自信を獲得するには、何かに挑戦してみなければ味わえないので、好奇心が旺盛になってくる3歳に習い事をするのはチャンスでもあります。習い事で得た自信が大きくなれば、苦手なことにも挑戦してみようという意欲にもつながるでしょう。習い事は、技能の向上だけでなく、内面の成長ももたらしてくれるのです。
集団行動に慣れることができる
3歳から習い事をすると集団行動に慣れやすくなるので、今後の幼稚園や小学校生活をスムーズにスタートできます。「非認知能力」を高めるにも、集団での習い事を経験した方がより効果的です。ただ、3歳になると集団行動が苦手だったり、一人だけ歩き回ったりする行動がみられることがあります。集団での習い事を検討される際は、お子様の様子をよく観察する必要があるでしょう。
3歳におすすめの習い事13選
お子様の性格や好きなことが浮かんできたら、習い事を少しずつ体験してみましょう。3歳から始めやすい習い事として、運動・芸術・学習の3分野に分けてご紹介します。
【運動】思いっきり体を動かす習い事
3歳から基本的な運動経験を経験すると、運動神経が最も発達する「ゴールデンエイジ」期である9歳〜11歳に運動神経をより高められます。手足で異なる動きをするスポーツは、自分の体のイメージを掴みやすいので、生活のあらゆる場面で体を使いこなしやすくなります。
スイミングは水中で全身のバランスをとる必要があるので、体表面の筋肉だけでなく「姿勢保持筋」と呼ばれるインナーマッスルもバランスよく鍛えられます。種目・タイム・距離のかけあわせで、スモールステップの目標が設定しやすいのも、3歳からでも無理なく始めやすい特徴です。
先生の指示に反応できるか、じっとしてられるかなど、子どもの特性に応じて、教室の規模を選ぶといいでしょう。
常に体を動かし続けるサッカーは、コーチの話を理解できるようになる3歳頃から始められます。かけっこなど基礎体力を作ることから始まり、ゆっくりとボールに慣れるように練習が工夫されています。非認知能力の向上を目指すスクールから高いレベルを目指すスクールまで様々な特色のスクールがあるので、習い事で獲得したい目的を明確にする必要があるでしょう。
体操は、走る・跳ぶ・転がる・投げるなど、動きの基礎となる運動神経を伸ばしていきます。体操教室で身につく運動の基礎や諦めない精神力は、これからスポーツを習いたいというお子様の土台づくりに最適です。
私たち親世代と比べて、習っている子どもの数が約5倍にまで増加したというダンス。3歳からダンスをするメリットとして、下記のことが挙げられます。
- 振り付けを真似て踊ることで観察力が養われる
- 人前で踊る経験で自信がつく
- 仲間と動きを合わせることで協調性が身につく
- 表情をつけて踊ることで表現力が豊かになる
ダンスにも多くのジャンルがあるので、一度体験をしてみて、教室やインストラクターとの相性をみてみましょう。
野球は小学生からのチームが多い傾向にありますが、3歳から対象とするスクールもあります。マナーや礼儀に力を入れているスクールが多いので、習い事を通して自然と社会性が身につくでしょう。
ちなみに大谷翔平選手は小学2年生から、イチロー選手は小学3年生から野球チームに所属しています。住んでいる地域に3歳対象の野球スクールがない場合でも、野球に限らず他のスポーツを経験しておくと基礎体力を身につけられます。
バレエは、クラシックの良質な音を浴びながらリズム感を育み、バレエの要素を盛り込んだ動きを楽しめます。両手でバーにつかまって、バランスをとりながらポーズをとるので「美しい動き」が自然と身につくでしょう。
リトミックは、リズムに合わせて体を動かしたり、体を自分のイメージ通りに動かしてバランス感覚や柔軟性などの運動能力を高めます。近年、保育園や幼稚園等の現場でリトミックを取り入れている施設が多いので、幼稚園の教育内容をチェックしてみるといいでしょう。
お子様の性格や好きなことが浮かんできたら、習い事を少しずつ体験してみましょう。3歳から始めやすい習い事として、運動・芸術・学習の3分野に分けてご紹介します。
【芸術】じっくり自分の世界を楽しむ習い事
芸術の習い事は、表現力や想像力が培われるほか、自分の世界に没頭できる楽しさがあります。
3歳から始めるピアノは、ピアノに親しみ、音感とリズム感を身につけることを優先します。カラフルなカードや教材を使って遊びながらレッスンすることで、自然に音楽力や創造性を育みます。個人レッスンが多く、子どもの興味やペースに合わせてレッスンを組み立てていくので、初めてでも安心です。
3歳から受け入れている書道教室の中には、鉛筆での硬筆からスタートする教室があります。墨汁を誤飲したり、洋服を汚したりする可能性があるからです。小学校入学前になると、墨汁を使わずに水で書く「水書」で練習するところもあるようです。書道は、手の力をコントロールする力や、字のバランスをイメージして書く力が求められるので、想像力を鍛えられるとともに、キレイな文字を書けるという魅力もあるでしょう。
【学習】もっと知りたいを叶える習い事
スポーツや芸術以外にも、子どもの成長を促す習い事は多くあります。小さい頃から子どもの学習環境を整えたいと考える保護者には、下記の習い事もおすすめです。
「プログラミングって3歳には無理でしょ…?」と思ってしまいがちですが、プログラミングは3歳でも取り組めます。3歳の場合は、絵本やおもちゃのボタン・スイッチを操作して対象物をゴールまで導くような遊びを通して、プログラミングの3大要素である「順次・分岐・反復」を学習します。主なプログラミング学習ツールは、4歳からが目安のようです。スクールパズルやゲーム、じっくりと物事を考えるのが好きなお子様は、プログラミングを取り入れたゲームをさりげなく遊ばせてみてはいかがでしょうか。
習い事として人気の高い英会話は、3歳未満からでも通えます。英語独特の発音を習得する能力が最も高いのが3歳までの子どもと言われるので、遊びながら無理なく自然に発音を身につけられます。五感を使って英語の世界を体験できるので、楽しく続けられるでしょう。
幼児教育とは、0歳から6歳の子どもの体の成長を促す教育機関を指し、遊びながら人間性や社会性を身につけることを目的としています。家庭では経験できない遊びをする機会が増えるので、子どもにとっては大きな刺激になるでしょう。教室によっては、幼稚園や小学校の受験対策のカリキュラムがある場合もあるので、ご家庭の目的に合わせた教室選びが大切です。
コロナ禍により大きく需要が拡大した通信教育。通信教育をしている約7割の家庭は、1歳〜4歳で通信教育を始めていると言われています。通信教育を選ぶ基準として、教材の難易度や料金、ボリュームよりも「子どもが楽しく続けられるか」を重要視する保護者が圧倒的に多いようです。勉強の習慣をつけるためには有効でしょう。
ここまでご紹介したとおり、3歳から習い事をスタートさせることで
上記のような効果が生まれます。
しかし、家事・育児・仕事などもあるし、それにプラスして送り迎えなどを追加していくのは大変、、、
いろいろな経験をさせたいけど、不安だから親子で一緒に参加したい、、、
などのお悩みをかかえていませんか?
もっと手軽に、子どもの能力を高められたらなぁ、、、
と。
非認知能力が向上する要素が盛りだくさん。
さらに幼児期に学ぶ内容をまるっと学習できる。
そんな方法があったら試してみたくはありませんか?
などに加え、
さらにママ・パパは幼児教育の知識やスキルも身に付けられる。
そんなツールが「天神」幼児タブレット版です。
今なら自宅にタブレットが届く無料体験も受付していますので、ぜひ試してみてください。
幼児期は脳は3歳までに80%、6歳までに90%ができあがると言われます。
「幼児教育はまだ早い」と思われている方ほど、早めの取り組みをおすすめします。