帰国後の進学や転入のために!海外在住の小学生に合った通信教育を選ぶ4つのポイント

親の海外赴任などにより、日本国外で学ぶ義務教育年齢の子どもの数は、現在約8万4千人に上っています。しかし、いずれ帰国することが決まっている場合や、進学先として日本の中学校・高校・大学を検討している場合、現地の学校教育や学習内容とのズレに不安を感じる保護者の方も多いのではないでしょうか。

海外在住の子どもが日本での進学を目指す際、学習のサポートとして役立つのが通信教育です。日本国内で提供されている通信教育の多くは、文部科学省が定めた「学習指導要領」に準拠しているため、海外に滞在していても、カリキュラムをこなすことで帰国後の授業やテストにおけるギャップを少なくできるのです。中でもタブレットやPCを使ったオンライン学習は、テキストでの勉強や課題の提出をインターネット経由で行えるため、海外でもスムーズに学習ができると言えるでしょう。

そこで今回は「海外で学ぶ小学生が、日本語の家庭学習をするメリット」や「通信教育を取り入れる際のポイント」などについて解説します。

目次

海外在住の小学生の教育で大事なポイント

海外在住の小学生の教育で大事なポイント

海外に住んでいると、「子どもには、現地の言葉を覚えさせることが最優先」というご家庭も多いかと思いますが、同時に「日本語も覚えてほしい」と考える保護者もいることでしょう。

「将来の帰国に備え、日本のカリキュラムに合わせた勉強もさせておきたい」とお考えの方には、子どもが小学生のうちに日本語の家庭学習をしておくことをおすすめします。

子どもの言語能力の臨界期(能力の基礎が出来上がる時期)は10歳程度と言われており、小学校を卒業する頃には、第2言語を習得することが徐々に難しくなってきます。そのため、好奇心旺盛で知識が定着しやすい小学生のうちに、家庭学習を通して日本語の教育も同時に進めておくことが大切だと言えます。子どもの脳は年齢が低いほど柔軟なため、小学校低学年頃から日本語の学習を始めることができれば、効率的な学びが期待できるでしょう。

英語の基礎力が大事

現地で受ける授業での問題文は、当然ながら英語で書かれています。そのため、海外で授業を受ける場合には、どの教科であっても「基礎的な英語を読み解く力」が必要になります。例えば、算数を学ぶ場合、英語の「算数用語」を知らないと解けない問題が数多くあります。計算問題なら記号を見ただけでも解答できますが、文章問題を解くにはどうしても英語力が必要になってくるのです。また他の教科でも、問題文の意味を正しく理解できなければ、回答することはできません。子どもが海外で学ぶ場合、まずは英語の基礎力を身につけることが重要だと言えるでしょう。

教育内容は国語と算数を中心に

海外の小学生が勉強しておくべきは、主に算数と国語です。国語力は、国語だけでなく全ての科目の基礎につながりますし、中学校で勉強する数学は、小学校の算数の基礎がしっかりできていないと、授業についていけなくなってしまうためです。

小学校低学年の時とは異なり、高学年になると勉強する内容のレベルも上がってきます。「中学進学を見据えて、応用問題を解かせておきたい」という保護者もいるかもしれませんが、中学受験を考えていない限りはおすすめしません。必要なのは、基礎的な問題を何回も解いて、基礎のトレーニングをすることです。国語は難しい文章を読むことより、読書の習慣を身につける方が効果があります。また算数においては、小学校のうちに基礎の段階を固めておかなければ、小学校の応用問題である中学数学を解くことはできないのです。

まずは国語と算数を中心に、基礎を固めることを優先しましょう。

海外在住の小学生が通信教育で学ぶメリット

海外在住の小学生が通信教育で学ぶメリット

「日本語の学習は、小学生のうちから始めるのが効果的」と聞いて、「日本語を教えるだけなら自分でもできそう」「通信教育を使わなくても良いのでは?」と思われる方もいるかもしれません。しかし、日本の通信教育を使う理由は言語の分野に限らず、その他様々な利点があるからなのです。では、海外から日本の通信教育を受講することにどんなメリットがあるのでしょうか。

日本の通信教育を受けることで、子どもの将来に対する不安が軽減できるかもしれないので、ぜひチェックしてみてくださいね。

日本の学習指導要領に合わせた学習が可能

日本の通信教育の多くは、文部科学省が制定する「学習指導要領」に沿ってカリキュラムが組まれています。「学習指導要領」とは、小学校・中学校・高校の教育現場に向けて、各学年の学習到達目標を定めたものです。「学習指導要領」に準じた通信教育を選ぶことで、学習単元を漏らすことなく学べるため、帰国後の転入や進学に支障が出にくくなると言えるでしょう。いずれ日本に帰国する予定があるものの、「現地の学校で日本の小学校の内容を勉強していない」という場合には、活用しておくと安心でしょう。

日本の学校への進学・転入がスムーズに

海外赴任などで一時的に海外に住んでいる場合、今後日本へ帰国して生活することを考えている保護者もいるでしょう。その際、子どもが日本語を全く理解できないと、中学校や高校に進むにつれて勉強についていけなくなり、友達作りにも支障が出るかもしれません。あらかじめ日本の通信教育を受けておくことで、日本でも不自由なく勉強や友達づくりができ、帰国後の転入・進学がスムーズになるでしょう。

さらに、日本の学校生活に関する豊富な知識を得られるという点も、通信教育の魅力と言えます。学習指導要領に沿った学習ができるだけでなく、オンライン学習やタブレット学習を活用することで、動画で学校の授業風景を疑似体験したり、日本の地理や制度について学んだりと、日本の社会そのものへの理解を深めることもできるでしょう。

日本語に触れる環境を用意出来る

海外で学ぶ子どもの多くは、日本で暮らしていた時より日本語に触れる機会が少なくなります。日本語は世界でも珍しい「ひらがな」「カタカナ」「漢字」の3種類を使い分ける複雑な言葉であり、習得も難しいと言われていますが、通信教育の「国語」のカリキュラムでは文字の他、語彙や文法・文章読解・日本の文学作品とその作者など、日本語をあらゆる角度から学べるようになっています。前もって日本語に触れておくことで、帰国後の子どもの負担を軽減させることにもつながるでしょう。また、日本語は使い続けないとすぐに忘れてしまうため、継続的に日本語に触れられるという点も、通信教育のメリットと言えます。

通信教育を取り入れる上でのポイント

通信教育を取り入れる上でのポイント

「小学生の子どもに日本の通信教育を受けさせたい」と考えてはいても、「どんな教材を選べばいいんだろう?」」「子どもに合った学習方法がよくわからない」など、疑問や不安を抱える海外在住の保護者もいることでしょう。

ここでは海外で通信教育を取り入れる際に必要な、教材選びのための4つのポイントをご紹介します。ぜひチェックして、海外からでも日本の通信教育を最大限に活用しましょう。

①海外でも無料体験が可能なもの

海外からだと無料体験できる通信教育は限られます。また輸送費がかかるため、海外まで資料を送ってくれる通信教育も少ないと言えるでしょう。その中でも、オンライン学習やタブレット教材の通信教育は、輸送費もかからず、比較的低料金で利用することができるのでおすすめです。専用のタブレットを使用しない通信教育なら、手持ちの機器を活用できるため無料体験も試しやすいでしょう。タブレットが壊れた時に即対応できるのも良い点です。

無料体験の可否は、それぞれの公式サイトで確認できるので、チェックしてみてくださいね。また海外からでは無料体験できない通信教育の中にも、魅力的な教材があったりするので、気になる通信教育があれば内容をしっかりと確認しましょう。

②全教科を学ぶことが出来る教材

日本へ帰国する予定がある場合、日本の小学校で教える全教科を学んでおくことで、転入してからもスムーズに日本の学習環境に馴染むことができます。そのため、国語・算数・理科・社会といった基本教科の他にも、英語等の学習ができる通信教育もおすすめです。

通信教育によっては、学習の進め方や雰囲気が大きく異なることもあるため、まずは無料体験などを活用して、それぞれの子どもに適した学習しやすい教材を選びましょう。

③印刷もできる教材

オンライン学習やタブレット学習の基本的な学習方法は、タブレットやPCに表示される問題に解答し、解説動画などを視聴して理解を深めていくものです。画面の操作は、マウスやキーボード・タッチパネルが中心となるため、紙の教材を使った通信教育と比較すると「書く」練習が少なくなりがちです。文字の書き方を覚える国語や、問題を図に書き表して考える算数など、書く学習に力を入れたい場合は、PDF版が提供されているものや授業に合わせたテキストなどを印刷できる通信教育がおすすめです。

また、全国単位の学力テストを受けることができたり、テストの内容を分析して成績表を発行してもらえたりする通信教育もあります。子どもの学力レベルを把握できるという点で、活用するのも良いでしょう。

④先取り・戻り学習が出来る教材

通信教育の教材を選ぶ際は、「無学年式の教材」がおすすめです。「無学年式の教材」とは、教材を学年で分けるのではなく階級で分けることで、学力に応じた学習ができる教材のことを言います。「無学年式の教材」は教科書に沿った順番で勉強しなくても良いため、勉強が得意な子どもは学習をどんどん進められ、先取り学習ができます。反対に勉強に苦手意識のある子どもは、分からなかったり付いていけない分野があっても、自分のペースでじっくりと学んだり、戻って学習することもできるのです。

ここまでご紹介したとおり、海外在住の小学生が通信教育を取り入れる上でのポイントとして

①海外でも無料体験が可能なもの
②全教科を学ぶことが出来る教材
③印刷もできる教材
④先取り・戻り学習が出来る教材

等のポイントが重要だということがご理解いただけたと思います。

しかし、無料体験が出来たとしても、その後に子どもが自主的に使いこなせるかは不安、、、
購入時にやる気はあってもも、なかなか続かないから購入するべきなのか分からない、、、

とお悩みではないでしょうか。

子どもが自主的に、楽しく、「家庭内学習」に取り組んでくれればなぁ、、、

と。

海外在住のたくさんのお子様がご利用いただいている。
さらに学年に学ぶ内容をまるっと学習できる。
そんな方法があったら試してみたくはありませんか?

・海外在住でも無料体験が可能
・全教科学ぶことが可能
・印刷も出来る
・先取り、戻り学習も出来る

などに加え、

・日本の学習指導要領に合わせた学習が可能
・豊富な類題と問題数で反復練習が可能
・読み上げ音声、朗読で日本語力を高める

そんなツールが「天神」です。
今なら無料体験も受付していますので、ぜひ試してみてください。早く始められるほどコスパよくご利用いただけます。

あらゆる状況を想定し、子どもが不自由なく日本で生活するためにも、小学生のうちから日本の通信教育を受けておくことがおすすめです。
天神は無料体験はもちろん、zoomを用いて画面共有しながら「天神」をどう使っていくのかをご案内しています。
駐在、国際結婚、永住予定、等ご状況は色々だと思いますので、お客様の家庭環境に合った内容をご提案することも可能です。お気軽にお問い合わせください。

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