生活習慣や親のしつけがカギ!特別な知識が無くても「頭の回転が速い子ども」に育てる方法
我が子を「頭の回転が速い子どもに育てたい」と考える親御さんも多いのではないでしょうか。
判断力や発想力が優れている人を「頭の回転が速い」と評しますが、頭の回転の速さは、脳が成長する12歳くらいまでに決まると言われており、成長が著しい幼児期から鍛えておけば、先生や親など大人の話しをスムーズに理解できるようになります。
また学習面では問題の理解がしやすくなり、就職してからは仕事を進めやすく、臨機応変に対応できるなどのメリットも期待できます。今回は、子どもの頭の回転を速くするために親ができることを詳しく解説しますので参考にしてくださいね。
頭の回転を速くしたいなら「セロトニン」に注目
頭の回転を速くしたいなら「セロトニン」に注目しましょう。セロトニンは、幸せホルモンとも呼ばれる神経伝達物質で、精神状態を安定する働きや頭の回転を良くして直感力を上げる働きがあります。日常生活の中で、生活習慣を少し意識して変えることでセロトニンの分泌量は増やせます。
セロトニンの分泌を促す方法は以下の通りです。
詳しくみていきましょう。
1.日光浴をする
体内のセロトニンを増やす方法としては「日光浴」が有名です。朝起きて日光を浴びると気持ちがシャキッとしますよね。光の刺激を脳が受け取ることで、セロトニンの合成を始めるスイッチが入ります。
雨の日の日光でも効果を期待できますので、天候にかかわらず5分以上日光を浴びることがおすすめです。外に出られない日は、カーテンを開けて日光浴しましょう。
2.適度な運動をする
脳とセロトニン神経を活性化させるには、適度な運動をしましょう。運動の中でも、ランニングやウォーキングなどの単調なリズムで長時間行う有酸素運動が特に効果的だと言われています。
日光浴と運動を組み合わせて、朝日を浴びながら数十分のランニングやウォーキングを生活習慣に取り入れると良いでしょう。
3.喜怒哀楽を引き出す
意識的に脳を活動させてセロトニンを増やしましょう。
「喜ぶ」「楽しい」などの喜怒哀楽の感情をなるべく引き出すために、感動的な映画や絵本など芸術に触れ心が動く経験がおすすめです。さまざまな人と関わる経験や親子のスキンシップもセロトニンを増やす効果を期待できます。
頭の回転が速い子どもに見られる特徴
「頭の回転が速い」とは、学校のテストで良い点数を取るような学力のある頭の良さとは異なります。物事を論理的に考えて理解できるため、さまざまな状況に対応できるのです。ここでは頭の回転が速い子の特徴についてみていきましょう。
興味を持つことが多い
頭の回転が速い子は、日常生活や遊びの中で「なぜ?」「どうして?」と些細なことにも疑問を持つ傾向にあります。
「勉強するぞ!」と意識していない場面でも、「これはどういうことなのかな?」「どうしてこうなったのか知りたい」と好奇心が刺激されます。そして、自分の中に生まれた「どうして?」という疑問を解決しようと考える姿勢が頭の回転の速さにつながっていくのです。
幼児期からさまざまなことに疑問を持って、その疑問を自分で解決しようと考えることを繰り返すことによって脳が鍛えられていきます。
自分で考えて自分で行動する
頭の回転が速い子は、自分で考える思考力と自分の判断で動く行動力を持っています。
たくさん考える機会を与えられて、自分なりの正解を見つける経験が豊富なので、思考の幅が広くなり充分な判断ができるのです。考えるのをすぐに諦めたり、先生や親に答えを教えてもらおうとしたりせず、自分が持ち合わせているヒントから、なんとか答えを導き出そうとします。
観察力がある
頭の回転が速い子は、状況をすぐに把握できる観察力を持っています。
子どもの質問は「この車の名前はなに?」「魔法ってなに?」などシンプルで具体的なものですが、観察力がある子どもは「車に乗ってどこに行きたい?」「魔法が使えたら何をしたい?」などの抽象的な質問をします。
日常的に多くのものを観察して自分なりに考えているので、些細な変化に気付くことや変化する状況をじっくり観察することが得意です。抽象的な質問ができるのは、物事を客観的に見る視点を持っているからです。
想像力がある
頭の回転が速い子は、物事への想像力が豊かな傾向にあります。
何が問題かを理解し次に起こることを予測した上で、自分が何をするべきかを考えられます。
「洗濯物を畳んで」とだけお願いしたのに、タンスに収納するところまで行動できる子は、その先を考える想像力があるからこそです。相手の気持ちを理解や共感できるので、コミュニケーション能力があるとも言えるでしょう。
子どもの頭の回転を速くするための親の接し方
子どもの頭の回転を速くするためには、親はどのように接していけば良いのでしょうか。日常的に少し意識するだけで始められることをまとめました。詳しく見ていきましょう。
子どもがやりたいことを好きなだけやらせる
頭の回転を速くするためには、子どもがやりたいことを好きなだけ経験させて、さまざまな刺激を与えることが大切です。子どもが興味を持って「知りたい」「やってみたい」と感じているときは、気持ちや脳が活発に活動している状態です。
お子様が動物に興味を持っているなら、実際に動物園へ行って近くで見て触れ合うといったような経験をしてみましょう。テレビや絵本で学んだり情報を集めたりすることも大切ですが、「興味のあるスポーツをやってみる」「旅行で知らない土地へ行く」「大きなスクリーンで映画を鑑賞する」など幼児期からのさまざまな経験や大きな刺激が脳の発達につながります。
「〇〇はダメ!」「〇〇をやってみようよ」と親が誘導したり無理に何かをさせようとするのは避けて、子ども自身が興味のあることに関して、自分で調べたり考えたり行動できるようにサポートしていきましょう。
自分で考える機会を与える
日常的に「明日は何を着て行く?」「どの絵本を読む?」などの質問をたくさんして、子どもが自分で考える機会を与えていきましょう。
つい先回りして親が決めてしまいがちですが、子どもが自分で考えて答えを出すまでじっくり待ちます。
雨が降っているのに靴を履こうとするなど、子どもの出した答えが間違っていても、すぐに間違いを指摘せず、「今日は雨が降っているけど、靴で大丈夫かな?」などとヒントを与え、子どもが自分で正解にたどり着けるように声をかけていきましょう。
親が決めたことに従うのではなく、子ども自身が考えて答えを出す習慣をつけることが大切です。最初はヒントを出しながら親子で一緒に考える方法で始めて大丈夫です。慣れてきたら自分で考えて意見を持てるようになれると良いですね。
手先や身体を動かす遊びを積極的に取り入れる
頭の回転を速くするためには、手先や身体を動かす遊びを積極的に取り入れることもおすすめです。
積み木やおままごとなど、子どもが自由に考えてアイデアを出せるようなルールのない工作や遊びは、発想力や想像力が鍛えられます。「積み木で車を作ってみよう!」と親が提案するのではなく、子どもに自由にさせることで、使う道具や部品を工夫しながら大人では想像できないような作品を作ることもあります。
また、鬼ごっこやかくれんぼのように、頭で考えながら常に動き続ける遊びもおすすめです。ママと2人でもできて、雨の日でも家の中で楽しめるなど気軽に取り入れられます。「鬼につかまらないようにどうしたら良いか」「どこに隠れたら見つからないか」など身体を動かしながら頭で考える遊びを取り入れて脳を刺激していきましょう。
子どもの疑問には最後まで付き合う
子どもがさまざまなことに興味や疑問を持ち始めると、「なんで?」「どうして?」と1日に何度も質問されて大変に感じることもあるでしょう。しかし、子どもの質問を無視せず親がしっかりと受け止めることで、子どもはさらに興味を深めていきます。
知識が深まってくると難しい質問をするようになり、親でも答えられないことがありますが、答えられない質問の場合は「図書館に行って一緒に調べてみよう!」「わからないから考えてみるね」などの返事で構いません。親が調べる姿勢や考える姿勢を見せると、子どもは誰かに質問するだけでなく自分で調べることや頭を使って考えることが大切だと学んでいきます。
親子の会話やスキンシップを増やす
お子様の隣に座ったり、膝の上に乗せたり、スキンシップを取りながら絵本の読み聞かせをすることもおすすめです。
スキンシップをしながら読み聞かせることで、子どもはリラックスした状態で絵本の世界に入って想像しながら聞くことが出来るでしょう。そして、読み終えて感想を言い合うことで、子どもは親の話し方や使う言葉からも「こう話せばいいのか!」と学んでいきます。人と会話するということは、相手の話を聞きながら内容を理解して、自分が話す内容も考えるので、思考力や判断力の向上につながります。
また、自分が経験した出来事を話す時は、どの順番で話すときちんと伝わるかということを頭の中で整理する必要があります。「今日の給食は何が一番おいしかった?」「お外遊びは誰と遊んだの?」など簡単な質問でも、子どもは保育園や幼稚園などでの出来事について一生懸命に思い出し、言葉にすることを繰り返して経験を積んでいきます。
上手く話せなくても間違いを指摘せず、子どもが話した内容を受け止めると、子どもは話すことを楽しいと感じてどんどん話してくれるので、頭の回転を速くするためには親子の会話を増やしていきましょう。
ここまでご紹介したとおり「頭の回転が速い子ども」に育てるためには
等の取り組みが大切とお伝えしました。
しかし、子どもがやりたいだけと言ってもそれに付き合う時間も作ってあげれないし、
ある程度は親が指示してあげないととりとめのないことになってしまう、
などのお悩みをかかえていませんか?
もっと手軽に、負担なく、「子どもの頭の回転」を上げてあげたらなあ、、、
と。
やりたいことを好きなだけやらせる要素が盛りだくさん。
親子のコミュニケーションツールとしても利用できる。
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幼児期は脳は6歳までに90%ができあがると言われます。
「幼児教育はまだ早い」と思われている方ほど、早めの取り組みをおすすめします。