学力UPの実績がある「すきま時間の勉強」を子どもに習慣化させる方法

すきま時間を有効活用した短時間学習を積み重ねる勉強法は、中学受験や高校受験、そして大学受験などにも効果があると注目されています。そのため、小さい頃からすきま時間を勉強時間にする習慣を身につけておくと、学ぶ力の高い、学力UPがしやすい子どもに育つと考えられています。

そこで今回は、すき間時間をより有効活用するための方法や、すきま時間学習を習慣化させるための実践方法などを詳しくご紹介します。ぜひ本記事を参考にして、お子様の取り組みが理想的なものとなるようサポートしていきましょう!

目次

すきま時間を有効活用しよう

すきま時間を有効活用しよう

現代の日本は多忙傾向にあり、それに伴い子どもも時間に追われるシーンが増えています。しかし、すき間時間を有効活用できている場合は幸福度が向上するとの調査結果もあるため、“すき間時間”をどのように使うかで「充実度」や「幸福度」を増減させることができると考えられます。

その点も踏まえたうえで、現代人の“すき間時間の現状”や、“学習効果との関係性”などについて解説していきます。

現代人のすきま時間は1日当たり69分

パナソニック株式会社の『〜スキマ時間にテレビを見ている人は幸福度が高い!? スキマ時間とTVに関する意識調査を実施〜』によれば、現代人のすきま時間は大人であっても1日当たり約69分あるとのこと。

子どもの場合は保護者が家事などをしている時間もすき間時間になると考えられるので、それらの時間もプラスしたすき間時間が確保できる計算になります。そのため、このすきま時間を有効活用すればお子様の可能性を大きく広げることができるでしょう。

すきま時間には何をしている?

スマートフォンの普及や映像サービスの普及などが背景となり、子ども達は

・スマホゲーム
・動画鑑賞
・テレビ鑑賞

などで、すき間時間を消費するケースが増えています。

年齢が上がり学習習慣が定着した子どもであれば自ら進んで勉強に取り組むこともあるかもしれませんが、年齢が低かったり学習習慣が定着していなかったりする場合は、手軽に触れることができるスマホやテレビなどにばかり頼ってしまうのが現状のようです。

すきま時間における勉強は効果が高い

ベネッセの教育情報サイトでは、60分勉強をしたグループよりも、15分×3回勉強をしたグループのほうが、点数上昇スコアが117.2%と効果が高かったことを発表しています。

長時間勉強に取り組んだグループは集中力が低下するといったデメリットがみられるのに対して、短時間の積み上げ学習グループは休憩をすることで集中力を回復させることができたとのこと。高い集中力を継続できる時間は、幼児であれば15分程度、小学生であれば20~30分程度なので、短時間の積み上げ学習は子どもにとって最適な学習法であると評価できるでしょう。

すきま時間を有効活用するコツ

すきま時間を有効活用するコツ

すきま時間に行う勉強は学習効果が高いことを理解できたところで、次にすき間時間を“学習時間”にするためのコツを3つご紹介します。

すきま時間を有効活用するための方法として役立つ内容ですので、ぜひご家族全員で実践してみてくださいね。

学習環境を身近に整えておく

1日のやるべきことを終えて帰宅すると、子どもであっても疲労感がたまっていることでしょう。そのため、手軽に勉強に取り組める環境を整えておくことが大切になります。

例えば、さっと取り出せるタブレット学習の活用であったり、参考書や図鑑などを並べた棚を近くに置いたりしてある学習環境が理想的です。テレビのリモコンを押すよりもスマホを触るよりも簡単に、そして手軽に取り組める学習環境を整えておくことがポイントになります。

気が散るものを近くに置かない

学習に取り組む際にお子様を誘惑するアイテムは、スマホやゲーム機、テレビ、漫画など沢山あります。いつも身近にある手軽に扱えるアイテムなので、ふとした瞬間に何気なく触れてしまうことも多いでしょう。

しかし、これらのものはいったん触れてしまうと夢中になってしまうため、意識して遠くに置いておくことが大切です。また保護者のデジタルデバイスなどは通知音で子どもの集中力が途切れてしまうこともあるので、お子様が勉強中はマナーモードにするか電源を切るなどしてから取り組むこともおすすめです。

子どものすきま時間を探してあげる

お子様自身が感じる「自由な時間」と、保護者の方がお子様をみていて感じる「自由な時間」を話し合うなどして、どのような時間が“すき間時間”になるのか一緒に探すこともすきま時間の勉強法のコツになります。

ごはんの前や寝る前など何気ない時間がすき間時間になるので、具体的に把握することが大切です。

しかし、1点注意が必要です。

子どもにとって睡眠は勉強と同じくらいが大切です。勉強をさせたいからといって睡眠不足にならないように注意しなければいけません。睡眠時間の目安は小学生であれば10時間程度、中学生であれば8時間程度です。翌日の授業にもしっかり取り組めるよう、保護者の方はお子様の睡眠時間の確保も心がけるようにしましょう。

すきま時間の勉強をおすすめする理由

すきま時間の勉強をおすすめする理由

すき間時間に行う勉強の効果やコツについて一通り説明を終えたところで、次にすき間時間の勉強をおすすめする理由についてご紹介していきます。

すき間時間の勉強法のメリットを理解できると、保護者の方もポジティブな心持ちでお子様をサポートできるようになるでしょう。ぜひ下記の内容も実践の際に意識してくださいね。

まとまった時間だと勉強できない

勉強をするなら集中して長い時間取り組んでほしいと願う保護者の方も多いのではないでしょうか。しかし、忙しい現代で長い時間を確保しようとすると生活に負担がかかってしまうケースが大半です。また、集中力の継続時間の面からみても、長時間学習がいいとは断言できないのが現状です。

すき間時間をみつけて勉強ができるようになれば、いずれ長時間の取り組みも可能になります。お子様の可能性を信じて少しずつ無理なく、スモールステップで取り組むことが大切です。

10分.15分という短い時間で学べる

私達大人でも気乗りしない物事に長時間取り組まなければいけない場合、辛い気持ちになるのではないでしょうか。しかし、10分や15分など短い時間であれば「やってみよう!」とポジティブに考えやすくなります。

同様に子ども達の場合も、勉強よりもしたい遊びがある中で、まずは10分勉強に取り組めればそれだけで“はなまる”です。苦手意識がなくなったり、勉強に楽しさをみつけたりできればさらに取り組みが容易になりますので、まずは「高い集中力を維持できる」「ポジティブな心境で取り組める」短時間学習で学習習慣を定着させるようにしましょう。

1日1時間学習時間が増えるケースも

10分の学習時間であれば1日6回、15分の学習時間であれば1日4回すき間時間をみつけて勉強できれば、1日1時間学習時間が増やせることになります。また、1日1時間の学習時間を1年間継続できれば1年間で365時間、10年間で3,650時間学習時間を確保できる計算になります。

この学習時間貯金は、受験の際に必ずお子様の力・自信に繋がります。また、それだけでなく学習への取り組みにもプラスに働くでしょうから、すき間時間の勉強は無駄にできないと断言することができるのです。

すきま時間をうまく使えない子どもに親ができること

すきま時間をうまく使えない子どもに親ができること

すき間時間の勉強法がお子様にとって最適なものであるとわかり実践をしてみたものの、うまくいかなかったといった場合もあるでしょう。

そのような時の対処法として、保護者ができる3つのコツをご紹介します。無理なく楽しめる取り組みとなるようアドバイスしますので、ぜひ下記の内容もご覧ください。

子どもと一緒に勉強するすきま時間を作る

子どもは保護者のことが大好きなので、無意識に意識してしまうことがあります。そのため、保護者がせわしなく家事をしている横で勉強に集中するのは難しい場合があるでしょう。

そのようなときは、親子一緒に勉強に取り組むのがおすすめです。保護者がすきま時間に勉強をする姿をみることで、どんなふうに取り組めばいいのか子どもはイメージがしやすくなります。

また、保護者と一緒に取り組めることで喜びを感じ、取り組み自体をポジティブに捉えられるようになります。毎回でなくても構わないので、時間に余裕があるときは一緒に取り組んでみましょう。

ご褒美シートを作る

やる気が出ないときでも、ご褒美があれば頑張れるのは大人も子どもも一緒です。

そのため、努力や達成感を“見える化”するご褒美シートは非常におすすめの方法となります。

15個たまったら一緒に外食、30個たまったら好きな図鑑の購入など、お子様と一緒に褒美を話し合うのもいいでしょう。ただ、ご褒美がゲームソフトなどの場合、すき間時間の勉強の妨げになることがあるので注意が必要です。

気分転換になる家族イベントや、お子様の学習に役立つご褒美にするのが理想的です。

楽しめる教材を用意する

すき間時間で勉強をする場合、楽しめる教材を用意することも大切なポイントになります。

例えば、幼児や小学生は紙媒体の教材だと、短時間では全て終わらせることが出来ないので取り組むのが難しい場合があります。一方、タブレットなどを活用した電子端末ならば映像やアニメーションで学べるので、お子様ひとりでも楽しく取り組むことができます。

また、近年のタブレット学習はお子様にとって最適な学習時間で学べるよう、短時間で終えられる学習カリキュラムになっている場合がほとんどです。そのため、“1単元だけ勉強する”など取り組みの内容・目標がはっきりしているので、お子様もやる気がUPしたり継続しやすくなったりします。

まとめ

今回の記事では、すきま時間に行う勉強法の効果や実践法などについて解説してきました。

すきま時間の勉強は効果が高く、お子様にとっても取り組みやすい最適な学習法なので、日頃から継続することが大切です。ぜひ本記事を参考にして、お子様の学習時間を無理なく増やすサポートを実践しましょう!

ここまでご紹介したとおり、「すき間時間」を有効活用するには

学習環境を身近に整えておく
気が散るものを近くに置かない

が重要だということがご理解いただけたと思います。

しかし、学習環境をしっかり整えておくことはなかなか難しいですよね。
子どものために生活スタイルを見直す必要もありますし、
子どもの「勉強」をする気持ちを作ることに時間を使ってしまいそう、、、

とお悩みではないでしょうか。

もっと手軽に、すき間時間を有効利用できる環境を作れたらなぁ、、、

と。

「すき間時間」でサクッと出来る学習内容が盛りだくさん。
時間が無くても「1問だけ」「解き方だけ」をパートに分けて学習できる。
そんな方法があったら試してみたくはありませんか?

・「問題⇒解答⇒答え合わせ」のサイクルを短い時間で繰り返せる
・教科書通りの問題目次に設定できるから「今日の授業で分からなかった所」をピンポイントで
・読み上げ機能で「朗読」を聞いてるだけでも国語力UP

などに加え、

・やる気が無い、集中力が続かないなら学習のハードルを下げた「スモールステップ」を
・インターネットに接続せずに使えるので「ネットサーフィン」などはできません。
・1学期から3学期分まで全部使える

そんなツールが「天神」です。

今なら無料体験も受付していますので、ぜひ試してみてください。早く始められるほどコスパよくご利用いただけます。

天神の学習は集中力を研ぎらせないためにも「一問一答形式」ですので、短時間学習にも使いやすい教材です。
ぜひ一度お試しください。

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