積み木は何歳から?積み木で得られる発達効果と年齢別の遊び方を解説
これから生まれてくる子どものおもちゃについて、色々調べている保護者の皆さんも多いのではないでしょうか。多種多様なおもちゃの中から、子どもに合うものを選ぶのはなかなか難しいものです。
そこで今回は、子どものおもちゃとして長年親しまれている「積み木」についてお話ししていきたいと思います。積み木遊びは子どもにどのような効果をもたらしてくれるのか、年齢ごとの遊び方などを解説します。
積み木は何歳から?
これから子どもを生まれる方にとって「積み木で遊ぶ」と聞くと、もっと大きい子どものおもちゃなのでは?と思ってしまうかもしれませんが、積み木で遊ぶのに年齢制限はありません。ものが掴めるようになった赤ちゃん(おおよそ生後6ヵ月)なら、積み木を持って遊ぶことができます。積み木はさまざまな素材で作られたものや、様々な形状をしたものが販売されているため、年齢にあった積み木を用意してあげることが大切です。
積み木を始める時期
積み木を始めるのに最適な時期は、ものを両手で持ったり、手に持った積み木をもう片方の手に持ち替えられるようになる6~7ヵ月ごろです。この月齢の赤ちゃんにはまだ積むという動作は難しくても、手に持って感触を楽しんだり、口に入れて舐めてみたり、持ち替えたりするだけでも立派な脳への刺激となり、五感の発達に役立ちます。
何歳から積めるようになる?
1歳ごろになると、保護者や兄弟(姉妹)がすることを何でも真似したがるようになります。ですので、楽しそうに積み木で遊んでいると、次第に真似をするようになるでしょう。しかし、まだまだ手の器用さは発達途上にあるので、上手には積むことができず、崩れてしまうことが多いかもしれませんね。そんなときは「もう一度やってみよう!」と、ポジティブな声がけをしてあげてください。諦めずにチャレンジし、上手に積めたときは一緒に喜んであげると、子どもの達成感が満たされ、自己肯定感の向上にもつながります。
積み木を積むことで得られる発達の効果
脳と深い関わりがある手や指は、『第二の脳』とも呼ばれるほど多くの神経が集中し、あらゆる動きを繰り返すことで脳や心身の成長を促しています。そんな手や指を使った積み木遊びは、子どもの成長にとてもいい効果を与えてくれます。では、具体的にはどんな効果を与えてくれるのでしょうか。ここでは、その効果について詳しくご説明していきます。
巧緻性を高める効果
巧緻性とは、手先が器用なことを言います。幼いころから積み木を掴んだり、握ったりと手や指を使った動きをしていくことで、巧緻性が高まっていきます。積み木はどの年代の子どもでも手と指を使って遊べるため、手先の器用さを鍛えるのにはピッタリです。巧緻性が高まることで、ゆくゆくは鉛筆を正しく持つことができる、工作を楽しむことができるといったことも見込めます。
想像力・創造力を高める効果
シンプルなおもちゃである積み木はそのシンプルさゆえ、遊び手に無限の遊びを提供することができます。子どもはどんなものを作ろうかと想像力を働かせ、頭の中にあるイメージを形にしていきます(創造力が培われます)。積み木を使って、『バス』や『家』を作ったり、「次はロボットを作ろう。ロボットの手はこの積み木で、体はこの積み木を重ねて…」など、想像を膨らませて遊ぶようになるでしょう。積み木で遊ぶということは、『想像したものを表現できる』という経験ができるうえ、自分のイメージを形にしていく『創造力』も同時に養うことができます。
集中力・忍耐力を高める効果
積み木は、集中力が必要になってくる遊びです。積み木を崩さないように高く積んでいく行為は、積むときのバランスを考えたり、力加減を調整したりしなければなりません。細やかな動作を用いてさまざまなものを作ることで、自然と集中力が高まっていきます。
空間認識能力を育む効果
空間認識能力とは、物体のある場所・向き・大きさ・形・速さ・位置関係などを正確に認識できる能力のことです。例えば、地図を見て目的地を把握する、サッカーのゴールの位置をとらえて正確にボールを蹴る、展開図を見て完成形をイメージするというような場面で発揮される能力です。この空間認識能力は大人になって送る社会生活でも必要となってくるため、幼児期のうちから伸ばしておいて損はありません。積み木遊びは、大きさや形、高さ、向きなどの立体的な構造を理解し、たて・よこ・高さでものを見ることが必要となるため、空間認識能力が養われていきます。
達成感を感じ、自己肯定感を高める効果
「積み木を積めた!」「イメージしてたお家ができた!」など、積み木を使って作った作品ができたときはとても嬉しいものです。この「できた!」という達成感を経験し、さらに親に褒めてもらうことで自己肯定感が高まっていきます。より自己肯定感を高めるためには、
が大切です。子どもが集中しているときは静かに見守り、完成したときは子どもと一緒に喜んであげましょう。
積み木選びで注意するポイント
積み木と一言で言っても、店頭へ行けばさまざまな積み木が販売されていて、どれを買おうか迷ってしまいますよね。ここでは、積み木を選ぶ際にここだけは押さえておきたいポイント5つをご紹介します。ぜひ、お子様にとってすてきな積み木選びの参考にしてくださいね。
積み木の素材について
店頭へ行けば、木製、プラスチック製、布製…とさまざまな素材の積み木が売られています。0~1歳児には、布製の柔らかい積み木や振った際に音が鳴るタイプのもの、ぶつけても痛くないEVA樹脂製のものもおすすめです。2歳以降になると、1人で積み木を積むのも上手になってきて、遊び方も変わってきます。本格的な木製のものを用意してもいいでしょう。木の質感は手触りがよく、自然素材が醸し出す独特の温かみがあるため、子どもの感性を刺激します。
積み木の形状について
積み木といっても、さまざまな形のものが販売されていますよね。基本的な四角形や三角形のもののほかに、動物やキャラクターもの、立方体、多面体などどれを買っていいのか迷ってしまいます。1歳ごろまでは基本的な四角形や三角形の積み木だけで子どもは十分楽しめます。2歳以降になると、基本的な積み木のほかに、形状が豊富なものもあるとより遊びの範囲が広がります。買い足す予定がないようでしたら、最初から形状が豊富な積み木を選ぶことをおすすめします。
積み木の色について
大きく分けて積み木は色付けされたカラータイプのものと、ナチュラルまたは白木の無塗装タイプの2種類があります。色彩感覚が十分に発達していない0~1歳前後の子どもは、彩度の高いものに興味を示しやすいと言われているため、カラータイプがおすすめです。手先の器用さが増してくる3歳前後になると、ナチュラル・白木の積み木がおすすめです。色味に邪魔されない積み木遊びができるためです。
積み木のサイズについて
0歳~1歳ごろまでは誤飲のリスクもあるため、基尺(きじゃく/正立方体の1辺の長さのこと)4cm以上の大きめものを選ぶようにしましょう。3歳くらいから誤飲のリスクが減るため、基尺が小さめの積み木を追加してもいいでしょう。
積み木の数について
積み木の適正数は、『年齢×100個』と言われています。1歳なら100個、2歳なら200個という具合です。あまり数が多くても使いきれない可能性もあるため、子どもの意見も参考に購入することをおすすめします。
【年齢別に見る】発達に沿った積み木の遊び方と特徴
ここでは「1歳だとこんなことができますよ」「こんな風に積み木で遊ぶことができます」と、年齢別に積み木の遊び方と特徴をお話ししていきます。あくまで平均的な目安ですので、参考程度にとどめておいてください。
0歳(6か月~12ヵ月)
0歳児は、まだ積み木を積み木だと認識して遊んでいるわけではありません。しかし、積み木を掴んでみたり、舐めてみたり、投げてみたり、右手から左手へ持ち替えたりとさまざまな動きをします。このような動きは脳にとってとても良い刺激になります。また、積み木を持つことで手や指の使い方のトレーニングにもなります。
1歳(12ヵ月~24ヵ月)
1歳になると、0歳のころより手先の器用さが増してきます。まだまだバランスよく積むことはできませんが、積み木を積んだり、それを崩したりすることで手先の力加減を理解していきます。また、積み木を積んだり並べたりすることで、空間を認識していきます。
2歳(24ヵ月~36ヵ月)
2歳にもなると、いろいろな積み木遊びができるようになってきます。バランスを把握する力や、正確に置くという細やかな動作ができるようになります。車やロボットといった自分がイメージしたものを積み木で表現することができるようになるため、表現の楽しさが分かってくるのもこのころです。また、積み木をおままごとの小道具として使ったりと、積み木遊び以外の遊び方で積み木を使うようになります。
3歳(36ヵ月~48ヵ月)
手先の器用さに加え、思考力や創造力が育ってくる3歳児は、目的を持って積み木を積めるようになってきます。「お城を作る」「大きなケーキを作る」という目的に向かって、積み木を積んでいきます。完成したものは、誰が見ても『お城』や『ケーキ』と分かるほど器用に作れるようになります。
まとめ
今回は積み木についてお話ししてきましたが、いかがだったでしょうか。シンプルなおもちゃながら、廃れることなく長年愛されている理由がお分かりいただけたかと思います。0歳から遊べる積み木は、幼いころからの手や指の運動を促してくれる優秀な知育玩具です。本記事を参考に、ぜひ、お子様にピッタリの積み木を選んであげてください。お子様が積み木に触れ、親しむことで成長の糧になることを願っています。
自己肯定感を高める効果をタブレット教育で!
積み木で遊ぶことで培われる
巧緻性
想像力・想像力
集中力・忍耐力
空間認識能力
自己肯定感
これらの能力は幼少期の発育を促すためにもいくら育てても損はありません。好きなら好きなだけ伸ばしてほしい能力です。しかし、「積み木を買い与えたけどなかなか遊んでくれない」という悩みもよくあります。では自主的に自己肯定感を主体とした空間認識能力などを育む教育ツールがあったら試してみたいと思いませんか?
「子どもの才能や個性に合わせて学習できること」や、「子どもの自主性を伸ばすこと」を中心に教育を進めていきたい、だけど忙しくて…そんな時間は…!という方に、特におすすめです。
もし「気になる」と思われましたら、お気軽に資料をご請求ください。早く始められるほどコスパよくご利用いただけます。
子どもの興味・関心に合わせて、好きを中心に自主的な学習をしませんか?
才能を見出すならお子様の好きを活かしましょう。全62ジャンル10,000問超えの問題の中からお子様の「これがやりたい!」「これが好き!」という問題を好きなだけ!得意なものや好きなものから思わぬ才能が見つかります。「好き」の気持ちは、自主性、集中力、やる気、学習効率、すべてを高めます。
フラッシュカードで語彙力・集中力を高めることも可能!
天神「幼児」タブレット版では約700種類、2,000枚以上のフラッシュカードを収録。日本語、英語での読み上げ機能や、スピードも4段階で調整できます。大量の情報を脳にインプットし、語彙力を高め、興味の幅を広げ、集中力を高めます!
知育が楽しくなる、親子のコミュニケーションツールとしての活用
いくら効果のある「言葉を引き出す取り組み」であっても、楽しくなければ続けることが出来ませんよね。天神は様々な方法で「もっとやりたい!」の気持ちをくすぐり、一緒に楽しんで喜ぶ機会を演出します。
お母さんお父さんのお膝にお子様を乗せるなどして、お母さんお父さんが操作し、お子様へ語りかけながらすすめてください。
「天神」が発する声を真似して語りかけ、お子様とコミュニケーションしながら進めます。絵本を読み聞かせするように使用してください。また、興味・関心のあるものが出てきたら自由に選んで学ぶ「フリー学習」も利用できます。
お子様が興味を示す分野が見つかれば、特に伸び盛りな分野ですのでドンドンさせてあげてください。
「言葉を引き出す取り組み」を楽しく生活に取り入れてあげたい!とお考えの親御さま、ぜひ、天神の無料体験をご検討ください。
現在、天神では無料体験を実施しています。
毎日楽しみながらゲーム感覚で取り組める問題を10,000問以上収録!
下記バナーから、ぜひ無料の資料請求と体験申込をしてみてください。