子どもに対する「早くしなさい!」をポジティブな言葉に言い換えるためのポイント6つ

「早くしなさい!」と、毎日お子様を急かしてしまうのを辞めたい…

そう思っている保護者の方も多いのではないでしょうか。特に急いでいる時は、子どものペースに合わせるのは難しく、「早く!」と急かすのは子どもにもストレスを与え、親もイライラしてしまい罪悪感を感じる、双方にとっても辛い習慣です。しかし「早く!」という言葉を言い換えるだけで、子どもにもストレスなく伝えることができます。今回は、子どもを急かしがちな保護者様を対象に「早くしなさい!」を言い換えて伝える、上手い付き合い方を紹介していきます。

目次

「早くしなさい!」はNGワード

子どもに対して、「早くしなさい!」と急かして言うのは、親、子ども、双方にとって良い習慣にはなりません。

「早くしなさい!」と言っても子どもは「なぜ急ぐべきなのか」を大人のように理解できておらず、習慣づいてもいません。「早くしなさい!」というワードは、「今やっていることを否定され、別のことをするように指示された」というマイナスの影響を与えてしまう言葉なのです。

子どもの自己肯定感が下がる

「早くしなさい!」と急かすことは、子どものやってみたい!という気持ちや行動を遮ってしまいます。遮ることで自分でやりたいことが出来ず「自分でできた!」という経験を奪ってしまうことになるのです。

また、子どもに「早くしなさい」と急かし続けることで、子どもは「否定される自分はダメな子なんだ」と思い込んでしまうこともあります。親の都合で子どものやりたい気持ちをないがしろにしてしまうと、子どもは否定された気持ちを持ち、自己肯定感が下がってしまうのです。

親に対しての信頼感が落ちる 

子どもを「早くしなさい!」と急かすことが続くと、「親は自分がしたいことをさせてくれない存在」であり、「自分のことを大切にしてくれていない」と感じてしまう場合もあるでしょう。日々の積み重ねで、親に対する信頼感を持てないことにも繋がってしまいます。

親が子どもに「早くしなさい!」と急かしてしまう理由

「早くしなさい!」と急かすことが、良くないと分かっていながらどうしても急かしてしまう、、、という方も多いのではないでしょうか。

そのような場合、なぜ「早くしなさい」と言ってしまうのかを知ることが、急かす場面を減らす第一歩です。まずは、子どもをなぜ「早くしなさい」と急かしてしまうのかを知りましょう。

時間に追われている

時間に追われている

当然ですが「早くしなさい!」と子どもを急かしてしまう時は、時間に追われている時です。

例えば、毎朝急かしてしまうという方は、余裕を持って子どものペースに合わせられるように、ある程度の準備を前の晩や子どもが起きる前に済ませておく、といった工夫をしてみると良いでしょう。

癖がついている

子どもが自分でする行動=遅いと思い込んでしまい、急かすことが癖づいてる可能性も考えられます。

例えば、5歳の子どもが靴を自分で履きたがるケースを考えてみましょう。確かに、親が履かせるよりは時間がかかりますが、自分でやることも、子供を成長させるためには大切なことです。

いつも急かしてばかりだなと思う方は、ほんの少し心に余裕を持って見守ってみるのも良いでしょう。

何度言っても聞いてくれないから

何度言っても聞いてくれないから

子どもに急ぐように何度も言ってるのに、全く急いでいる素振りがないことにイライラして、つい「早くしなさい!」と強く言ってしまう方も多いはずです。

何度も同じことを言ってるのに!とイライラしてしまいますが、そもそも子どもに急いで欲しい意図が伝わっていない可能性があります。そういったケースでは言い方を変えるなど、工夫をしてみることが大切です。では子どもに意図を理解してもらうためにどういう行動を心掛けるべきでしょうか

親に注意を向ける

子どもは他のことに集中していると、「早くしなさい!」と言われていることに気づいてない可能性があります。まずは聞いてもらう環境を作ることが重要です。自分の言葉が子どもに聞こえていない、と感じたら、まずは親に注意を向け、目を見て、子どもが聞きやすいように短い言葉で伝えるよう心がけてみましょう。

具体的な言葉で指示する

「早くしなさい!」と言われても、何を早くしたらいいのかわからない。という子どもも多いでしょう。子どもに急いで欲しい場合、して欲しい行動を具体的に指示するのがおすすめです。

例えば、保育園に行く前の状況で急いで欲しい場合、「靴下を履こうね」「次は上着を着ようね」「玄関で靴を履こうね」といったように、一つ一つ指示出ししてみましょう。「早くしなさい!」と言われるより、やるべきことを理解してくれるはずです。

早くできない理由を聞いてみる

子どもが急げないのには、なにか理由がある場合もあります。

例えば、体調があまり良くなかったり、目的地へ行くこと自体が嫌だと感じるような理由があったりが考えられます。

子どもが急いでくれず、いつもと様子が違うなと感じたら、何かあったの?と子どもの気持ちを聞いてみましょう。理由をうまく説明できない子どももいるかもしれませんが、親が寄り添ってくれることで安心できるはずです。また、理由によっては保育園をおやすみさせたり、予定を変更したり、子どもに寄り添う日を作ることも大切です。

「早くしなさい!」をポジティブな言葉に言い換えるためのポイント6つ

ここまで説明したように「早くしなさい!」と子どもに急かすのは、子どもに良い影響を与えません。ここでは、急いで欲しい意図をポジティブに子どもに伝えるポイントを6つ紹介します。

次の行動に意識を向ける声掛けをする 

次の行動に意識を向ける声掛けをする 

子どもに急いで欲しい時は、次に待っている出来事を伝えて、興味づけをしてみましょう。

例えば、早く家の外に出て欲しい時は「今日の天気は晴れているかな?曇りかな?雨かな?見に行ってみよう!」と誘ってみたり、お風呂に早く入ってほしい時は「お風呂でおもちゃが待ってるよ!今日は何して遊ぼうかな」といったふうに、次の行動が楽しみになる声がけをするのがおすすめです。そうすることで、子どもは興味を持って積極的に次の行動に移ってくれるでしょう。

ダブルバインドを心掛ける

ダブルバインドを利用すると、子どもが自分で意思決定して行動できるので、スムーズに物事が進みやすいです。

子育てにおける「ダブルバインド」の例

沢山ある選択肢の中から「AかBどちらがいい?」と、子どもが選びやすい状況を作る

例えば、子どもが中々服を選んでくれず、急いで欲しい時に「こっちかこっちどっちがいい?」と選択肢を狭めてあげます。そうすることで、多くの中から一つを選ぶのではなく、どちらか一つを選べるので、迷ってる時間を短縮できます。いくつか選択肢がある場合、トーナメント式にして、比較していくのもよいでしょう。この時に、子どもが選んだモノを後から否定するのはやめましょう。

落ち着いて声掛けをする

「早くしなさい!」と言ってしまうのは、親も急いでいるから口にしてしまう言葉です。しかし、急いでいるからこそ一度、深呼吸して落ち着きましょう。

子どもの状況を把握し、子どもと会話をしながら、次にして欲しいことを伝えましょう。そうすることで、お互いストレスなく物事を進められるでしょう。子どもを注意深く観察してサポートするという考え方は、モンテッソーリ教育でも推奨しています。

時間を区切ることを伝える

子どもが何かに没頭していて、急いでくれる気配がない場合、次の行動までの時間を事前に伝えておくのがおすすめです。

例えば、本を読んでいる状況で、家を出ないといけない時間が迫っているのに動く気配がない場合、

◯時には家を出るよ!本はお終いにして準備しようね!

と伝えましょう。そうすることで、子どもは急がなければいけないことに気づいて行動してくれるようになります。時間の感覚がわからない子どもには、「長い時計の針が◯まできたら家を出るよ!」と伝えるのもわかりやすいのでおすすめです。

否定的な言葉は使わない

早くして欲しい気持ちから、子どもの行動を否定するような言葉を選んでしまわないよう気をつけましょう。

例えば、急いでいるのに子どもがおもちゃで遊び出してしまった時に「おもちゃで遊ばないで、早く準備して!」と言ってしまうのはNGです。急いでいるときこそ、気持ちを落ち着かせて言葉を選び、冷静に子どもに指示を送りましょう。

「早くしなさい!」の言い換え例

子どもに急いで欲しいことがある場合、「早くしなさい!」と伝えるより、子どもが動きやすい言葉に言い換えましょう。下記に言い換えの例を紹介します。

言い換え例① 具体的に指示を出す

×「脱いだ服は洗濯機に入れて!」
〇「次は、洗濯機に服を入れようね」

×「机の上を片付けて!」
〇「机の上にある●●と●●と●●を片付けてね」

言い換え例② 選択肢を出す

×「服を着て!」
〇「この服とこの服、どっちがいい?」

×「どのお菓子が欲しい?」
〇「このお菓子とこのお菓子、どっちが欲しいかな?」

言い換え例③ 時間を決める

×「出発するよ!」
〇「●時になったら、家を出ようね」

×「お風呂入るよ!」
〇「時計の針が6まできたら、お風呂に入ろうね」

「早くしなさい!」と伝えて急いでもらえない場合、具体的な指示を出すことによって子どもも行動に移しやすいのです。

もうすぐ小学生になるのに学習面が不安、でも忙しい毎日にそれどころじゃない!とお悩みの親御さま

どんな親でも、子どもが言うこと聞かず「早くしなさい!」と怒鳴ってしまうことを経験するのではないでしょうか。「親の言うことを聞かない」ということも、子どもが言葉を理解した上で行動している、一つの成長の証として見守っていきましょう。

しかし見守っているだけでは子供は成長しません。もうすぐ小学生になるお子様をお育ての親御さまは特に

「小学校に入ってつまずかない程度の学力をつけてほしい」
と思う反面

「忙しい毎日に、学習を詰め込む余裕なんてない!」
と思うのが本音ではないでしょうか?

もし、少しでもそう感じられたら、「天神」がお役に立てるかもしれません。

「天神」は問題・ヒント・解説の音声読み上げ機能のついた通信学習教材です。丸付けも自動だから、お子様一人でも学習できます。家事をしながらお子様の見守り学習が可能です。

もし「気になる」と思われましたら、お気軽に資料をご請求ください。早く始められるほどコスパよくご利用いただけます。

順番に、丁寧に、少しずつ教えてくれる。レクチャーでスモールステップ学習

基本の学習スタイルを、レクチャー、ウォーミングアップ、問題解答の3ステップに。 学習開始へのハードルがグググッと下げ、勉強をしやすく、集中力を高め、心地よい学習環境を作りあげています。 他教材での解消しなかった「分からない」「できない」「続かない」を解消しましょう。また、問題内容は通われている小学校で使用されている教科書に準拠!スムーズに勉強できます。

安心・安全のインターネット不要設計、遊びに寄り道させません。

インターネットは必要ありません。デジタル学習の教材といえばインターネットが必須と思われがちですが「天神」はネットに一度も接続することなく、ずっとご利用いただけます。

プリントできるから「書いて解く」紙教材としても活用OK

画面で学習していたときには選択問題形式だったものが、プリントで学習するときには穴埋め問題形式に変わるものも。印刷ならではの問題も収録されています。また、画面とプリントの成績を別々に記録もできます。目指すはすべて100点。豊富な問題数による反復学習と、画面とプリント学習でたしかな学力を身に着けます。

「忙しい毎日に、学習を詰め込む余裕なんてない!」とお悩みの親御さま、ぜひ、天神の無料体験をご検討ください。

現在、天神では無料体験を実施しています。
毎日楽しみながらゲーム感覚で取り組める問題を10,000問以上収録!
下記バナーから、ぜひ無料の資料請求と体験申込をしてみてください。

Share
目次