小学校受験に必須!「社会的常識」を身に付けるための効果的な学習方法とは

小学校受験では、「社会的常識」という課題が出題されることがあります。名前の通り、一般的に知っておくべき知識やマナーのことを指していますが、どんな問題が出るのかイメージがしにくいとお思いの方もいらっしゃるかと思います。

今回は、この「社会的常識」問題の内容や、家庭でもできる対策方法について、詳しく解説していきます。

目次

「社会的常識」問題とは

小学校受験で出題される「社会的常識」とは、社会生活のルールやマナー、日常生活で必要な知識が身に付いているかを見られる課題です。これらの問題に正解するためには、コツやテクニックをつかむというよりも、家庭における会話や、お手伝い、行事などの体験を通して、「常識」を身に付けていくことが必要です。では、お子様がどのような「常識」を学ぶように意識するとよいのでしょうか。小学校受験で出題される内容について見ていきましょう。

「社会的常識」問題の内容について

「社会的常識」問題には多くのカテゴリがありますが、小学校受験に頻出のものを以下に挙げます。

「社会的常識」に頻出するカテゴリー

・職業と仕事の道具
・日常的に見るマーク
・スポーツの道具
・乗り物
・問題解決
・交通ルール
・公共の場所でのマナー
・昔話
・あいさつ
・季節と行事
・童謡
・体の部位の名称
・物の数え方

それでは、一つずつ順番に見ていきましょう。

職業と仕事の道具

まずは、社会にはどんな仕事があるのか、なんという名前の職業なのかについて、知識をたくさんつけておきましょう。小学校受験問題では、「職業と仕事の道具」の組み合わせを理解しているのか問われるものがあります。「天神」幼児タブレット版に収録されている問題を例に見てみましょう。

問題例:「絵の人がお仕事をするときに使わないものを選びましょう。」

また、「職業と仕事の車」の組み合わせもよく出題されます。例えば、「消防士」の絵に合う車として、いくつかの絵の中から「消防車」を選ぶという問題があります。

日常的に見るマーク

交通標識や、非常口のマーク、商品についているリサイクルマークなど、身の回りでよく見かけるマークも頻出のカテゴリです。日常生活の中で、意識してマークを見つけるようにするとよいでしょう。マークの名前と、どんなことを示しているのか、その目的についても教えてあげるようにしましょう。

スポーツの道具

サッカーボールや、野球のグローブなど、スポーツの道具が出題されることもあります。道具の名前、なんというスポーツで使うのか、どんな使い方をするのかについても教えてあげるようにしましょう。テレビなど映像を使いながら説明することもおすすめです。

乗り物

乗り物も小学校受験では頻出のカテゴリの一つです。まずは様々な乗り物があることを知り、その名前を覚えていきましょう。実際の受験問題では、乗り物の特徴や役割を理解しているかを問われるものがあります。「天神」幼児タブレット版に収録されている問題を例に見てみましょう。

問題例:「火事が起こったときに活躍する乗り物はどれでしょう。」

また、「乗り物の速さ」についての問題が出題されることもあります。「自転車よりもバイクが速い」ことや、「ふつうの電車よりも新幹線が速い」ことなど、お出かけ先で乗り物を見かけた際には意識して伝えていくとよいでしょう。

問題解決

身の回りで起こる出来事や課題に対して、どのように対処するかを問われるものもあります。

例えば、「お友達と遊んでいたら雨が降ってきました。あなただったらどうしますか。」という問題文とともに、「自分だけ家に入る」「気にしないで外で遊ぶ」「お友達と一緒に家に入る」などの選択肢が与えられます。幼稚園・保育園での集団生活で、思いやりや協調性が育まれているかを見られているといえるでしょう。

交通ルール

信号機や、横断歩道の渡り方といった、お子様の日常生活でも欠かせない交通ルールについての問題を出題する学校もあります。「天神」幼児タブレット版を例に見てみましょう。

問題例:「渡ってもいいのは、信号がどのときでしょう。」

交通ルールについては、親子で外を歩きながら、保護者の方が教えてあげることが最も重要です。

信号をよく見て、「青になったから渡ろうね。」「赤だから車が止まっているんだね。」と声かけをするように意識するとよいでしょう。

公共の場所でのマナー

公園や駅、電車など、公共の場所におけるマナーについて、知識が身に付いているかを受験問題で問われることがあります。「天神」幼児タブレット版には、以下のような問題があります。

問題例:「絵の中で、いけないことをしている子みんなに×をつけましょう。」

この問題では、「車道を歩いている子」、「道にゴミをポイ捨てしている子」、「ボールを追いかけて車道に飛び出している子」の3人に印をつけます。そのとき、どうしていけないのか、きちんと理由まで考えることで、お子様は納得し、マナーをしっかりと身に付けることにつながります。

昔話

小学校受験では、「昔話」に関する問題もあります。有名な物語の内容や登場人物について理解し、知識として身に付いているかを問われる問題です。詳しくは、下記の記事をご覧ください。

あいさつ

日常生活で大切な「あいさつ」についての問題が出題されることがあります。

寝る前のあいさつや、食事のあとの言葉を答えるような問題です。ご家庭で家族にあいさつをする習慣を大切にし、お子様が忘れているようであれば、「ごはんのあとは、なんて言うんだったかな。」と声かけをするようにしましょう。

「天神」幼児タブレット版には以下のような問題が収録されています。

問題例:「朝、起きたときは何と言うでしょう。」

季節と行事

日本の「季節と行事」は、小学校受験で頻出のカテゴリです。「季節」ごとの代表的な生き物や食べ物などについて、しっかりと知っておくことが大切です。また、「季節」と「行事」を結びつける問題もよく出題されます。詳しくは、下記の記事をご覧ください。 

童謡

童謡を聞き、歌に出てきた動物を選ぶ問題や、どの季節の歌かを答える問題を出題する学校があります。幼稚園・保育園で童謡を歌う機会は多くあると思いますが、ご家庭でも「今日は何の歌を歌ったの?」と声をかけ、曲が表す情景や歌詞について、会話をひろげていくようにしましょう。

体の部位の名称

体の部位も小学校受験では頻出のカテゴリの一つです。「目」や「耳」などの顔の部位、「膝」や「肩」などの体の部位について、その名前を覚えていきましょう。体の部位が登場する手遊び歌などの活動を通して、楽しく身に付けることがおすすめです。

物の数え方

長い物を数えるときは、「1本」、本を数えるときは、「1冊」など、日本語の物の数え方(助数詞)を正しく身に付けているかを問われます。「天神」幼児タブレット版を例に問題を見てみましょう。

問題例:「絵のものを数えるときは、どんな数え方をするでしょう。」

答えは、「1頭(とう)」です。

お子様と話すときには、わかりやすいように「いち、に」「ひとつ、ふたつ」といった数え方をしている方も多いかもしれません。日常生活の中で、保護者様が正しい助数詞を使って話すようにし、お子様が物の数え方を覚えられるよう、意識していきましょう。

「社会的常識」問題の練習方法

ここまで、「社会的常識」問題の中でよく扱われるものについて紹介をしてきました。

「社会的常識」を身に付けるためには、身の回りの様々なものに関心を持って、お子様自身がたくさんの体験をすることが重要です。では、具体的にどのようなことをするとよいのか、おすすめの練習方法を紹介します。

図鑑に親しむ

身の回りの乗り物や道具など、様々なものに関心を持ち、それらの特徴を知るためには、図鑑を活用することがおすすめです。「社会的常識」問題を解くには、単に名称を答えるだけではなく、特徴や役割を理解している必要があります。図鑑は大人でも驚くような、専門的な知識の宝庫であり、お子様が「もっと知りたい」と思う仕掛けもたくさん用意されています。親子で一緒に図鑑を広げて、調べる習慣を、日常生活に取り入れていきましょう。

季節の行事を体験させる

先ほど紹介したように、「季節と行事」に関連する内容は小学校受験でよく出題されます。

「お正月」「節分」「七夕」など日本の行事を大切にし、地域でイベントなどがあれば積極的に参加してみましょう。参加できるイベントが少ないなどのご事情がある場合は、絵本や映像を使って、行事の意味や内容をつかんでもらうこともできます。

散歩をする

幼稚園・保育園への行き帰りや、お休みの日のお出かけ先などで、お子様と散歩をすることもおすすめです。そのとき、町の様子についてたくさん会話をするようにしてください。どんな乗り物が走っているのか、この標識やマークはどんな意味なのかといった知識は、実際に目で見ることで定着していきます。また、公共の場所でのマナーを身に付けるためには、人々がどのようにふるまっているのかを知ることが大切です。散歩をしながら、「ここでは、走ったら人にぶつかってあぶないから、ゆっくり歩くんだよ。」「ここでは、迷惑にならないように、静かにするんだよ。」のように理由を添えながら、場所に合わせたマナーを伝えていくようにしましょう。

まとめ 

小学校受験における「社会的常識」の問題がどのようなものかということと、日頃から取り組めることについてご紹介しました。

「社会的常識」に関連する事柄は非常に多く、広範囲であるため、すべてを身に付けることは難しいと感じられるかもしれません。しかし、何か特別な取り組みが必要というよりも、普段の生活の中で、お子様に実際に体験してもらう機会を設けることが、最も大切です。また、「社会的常識」の問題は、お子様の生活と関係が深いため、そのぶん馴染みがあり、むしろ取り組みやすい分野ともいえるでしょう。

今回ご紹介した内容を参考に、楽しみながら知識を身に付けていただければと思います。

「社会的常識」の練習のコツはわかったけれど、実際に取り組むのは大変そう・・・と感じられた方へ

「社会的常識」の問題に必要な知識を身に付けるためには、

・図鑑に親しむ
・季節の行事ごとを体験させる
・散歩をする

といった実体験を中心に学んでいくことがおすすめです。

とはいえ、小学校受験には「社会的常識」だけではなく、様々なジャンルの問題が出るため、それらを対策も考えながらだとなかなか難しいかもしれません。

それならば、「天神」幼児タブレット版がお役に立てるかもしれません。

「社会的常識」の対策だけでなく、入試本番に向けて基礎をバランスよく身に付け漏れなくしっかり準備を進めたい、でも忙しい!という方なら、特におすすめです。「天神」幼児タブレット版では、「社会的常識」だけでなく小学校受験対応の問題を42単元3,800問収録し、保護者様が特別な準備をしなくても、タブレット1つで様々な小学校受験対策ができるツールです。  

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なお、今回解説した「社会的常識」に必要な力をつけるために、やさしい問題から、お受験レベルの難しい問題まで用意されているので、スモールステップで問題を解く力を養うことができます。

「天神」における「社会的常識」の問題の特徴

社会的常識を楽しく学べる「生活」ジャンルの充実

「天神」幼児タブレット版は、「生活」というジャンルを設け、 交通ルールや公共のマナーについて問題を解きながら楽しく身に付けられるコンテンツを収録しています。ほかにも、「季節」「生活」「昔話」「知識」 など様々なジャンルのものに関する問題を用意しています。

収録問題数 449問

なんと収録問題数は449問!たくさんの問題に触れられるので「社会的常識」の問題に慣れることができます。

「童謡」に触れられる音楽コンテンツも

「どんぐりころころ」「七つの子」など、幼児期に触れておきたい童謡も収録しています。
歌を通して様々な言葉に触れ、豊かな言語感覚を養うことを目的としています。歌をOFFにして、家族でカラオケのように楽しむこともできます。

現在、「天神」では無料体験を実施しています。
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