子どもが「幼児教室が楽しくない」と言う理由と原因、その対処法について

小学校受験を考えて幼児教室に通わせているのに、子どもが「やめたい」と言っていて困っている方もいるのではないでしょうか。

子どもがやめたい・楽しくないと言っているのには、それなりの理由があるはずです。その理由を解決すれば、子どもは幼児教室を楽しめるかもしれません。また、どうしても幼児教室に行きたくない場合、自宅で幼児教育を行うこともできます。そこで今回は、幼児教室とは何か、なぜ子どもが行きたくないと言うのか、自宅で行える幼児教育のメリットなどについて紹介します。様々な可能性を考えて、子どもにとってぴったりな教育を選んであげましょう。

目次

幼児教室と幼稚園の違い

幼児教室と幼稚園の違い

そもそも幼児教室と幼稚園は何がちがうのでしょうか。対象年齢は、幼稚園は基本的に3歳からですが、どちらも小学校に入るまでの未就学児です。

3歳を迎えるとほとんどの幼児は、幼稚園または、保育園で教育を受け、集団生活の練習をします。学習面においてはカリキュラムの違いは多少あるものの、一般的な教養を身に着けることを目標としています。一方、幼児教室に通う幼児の中には、小学校受験を目標に受験対策をしている幼児も一定数いるでしょう。幼児教室は、民間が運営しているものがほとんどなので、教室によって特徴が異なります。そのため、教室選びには家庭の教育方針に合っているかどうかが重要です。

子どもが「幼児教室が楽しくない」と言う理由

子どもが「幼児教室が楽しくない」と言う理由

子どもが幼児教室をやめたい・楽しくないと言っているのには、それなりの理由が隠れているはずです。例えば、以下のような理由が考えられます。まずは、子どもが幼児教室を嫌がる理由を探り、解決できないかどうか考えてみましょう。

先生が怖い

幼児教室の先生との相性が悪いため、幼児教室へ通うのが苦痛になっているかもしれません。先生はそんなつもりがなくても子どもが不安になったり、怖いと感じる言動がないか、子どもとの会話や授業の様子をみてみましょう。もし、先生が怖いという理由で幼児教室へ通いたくないと思っているのであれば、担任の変更を申し出たり、違う教室へ移るのもよいかもしれません。

問題がわからない

幼児教室で出される問題がわからず、教室へ行くことがストレスになっている可能性も考えられます。その場合、自宅での復習・予習を保護者が手伝ってみるのもよいでしょう。対策をしても問題がわからない場合、教室のレベルが子どもに合っているのか一度見直してみましょう。高いレベルを求めすぎて、子どものレベルに合っていない幼児教室へ通っても、効果が期待できません。

問題を間違える(間違えることが恥ずかしい)

間違えることが恥ずかしく、プレッシャーになっているかもしれません。「間違えて成長していくものだよ」「間違えても恥ずかしくないよ」「ママも間違うことはあるよ」など、子どもが間違えることに敏感にならないような声かけをするよう意識してみましょう。また、授業の内容をあらかじめ自宅で予習しておくことで、子どもの不安も解消されるかもしれません。

楽しくない

そもそも、幼児教室の内容に興味がなく楽しくないということも考えられます。教室の雰囲気や友達が子どもと合わず楽しめていない場合、教室を変更するのも1つの方法です。また、幼児教室で教えてもらうような勉強のカリキュラム自体にまだ興味がない可能性もあります。その場合、無理して通わせず、子どもが興味をもつまで自宅でゆっくり興味付けからしてみてるのもよいでしょう。

子どもに合った幼児教室かを確認する

子どもが幼児教室を楽しくないという場合、教室の先生や雰囲気などが子どもに合っていない可能性があります。子どもに合った教室を選ぶことで、無理なく楽しく幼児教室に通うことができるかもしれません。子どもに合った幼児教室選びには、以下の項目を参考にしてください。

先生と子どもの相性を判断する

親がよいと思う先生でも、子どもとの相性がよいかは別です。厳しく指導してくれる方が子どもにとってプラスになるだろうと思うかもしれませんが、先生の厳しさの意図が子どもにはわからず、怖いと思ってしまうかもしれません。また、優しすぎても子どもが指導を聞かず、成長できない可能性もあります。子どもの日頃の態度や性格から、どのような先生が合うか判断しましょう。

教室の教育方針が合っているか

幼児教室に通わせる目的や家庭での教育方針と教室の教育方針が合っているかも重要なポイントです。幼児教室はそれぞれ教育方針があるので、ホームページや体験・説明会などであらかじめ確認しておきましょう。目的や家庭の教育方針と相違があると、子どもも戸惑ってしまい、幼児教室に通っている成果が出ないことも考えられます。

子どもが楽しんでいるか 

幼児教室選びにおいて一番大切なのが、子ども自身が楽しんで通うことができるかどうかです。

小さな子どもは、幼児教室に対して苦手意識があってもうまく言葉で伝えることができないかもしれません。レッスンの様子や、レッスン後の子どもの態度などをみて親が判断してあげてください。どんなによいといわれている教室でも、子どもが楽しめてなければ成果が実りません。体験レッスンなどを通して、子どもが楽しめているかどうか反応をチェックしましょう。

自宅で幼児教育を行うメリット 

自宅で幼児教育を行うメリット 

幼児教室へ行くのを嫌がる子どもには、自宅で幼児教育を行うのも良いでしょう。自宅で行う幼児教育には、以下のようなメリットが挙げられます。

  • 時間を選ばずに出来る
  • 子どもと会話する時間が増える
  • 子供の興味を知ることが出来る

それぞれのメリットについて、詳しく解説していきます。

時間を選ばずに出来る

自宅で幼児教育を行うと、生活ペースに無理なく幼児教育を取り入れられます。幼児教室は時間が決まっているので、お昼寝やお腹がすくタイミングに授業があると、幼い子どもはぐずってしまうことがあるでしょう。そうなると、授業どころではありません。自宅で行うことで、子どもが楽しく学習できる時間帯に幼児教育を行いやすいです。

子どもと会話する時間が増える

幼児教育を自宅で行うメリットとして、子どもとのコミュニケーションを取る機会が増えることが挙げられます。幼児教育を通して、子どもとの会話が増え、親子の関係もよりよくなるでしょう。また、子どもが何を理解してどこまで出来るのかを親がしっかり把握できるので、幼児教育を普段の生活にも延長して実施しやすくなります。

子どもの興味を知ることが出来る

幼児教育を自宅で親が行うことによって、子どもが何に興味を持っているのか知ることが出来ます。子どもの興味の対象を知ることによって、子どもの長所を伸ばしてあげやすくなるでしょう。また、楽しみながら幼児教育を行うヒントも見出せるはずです。

まとめ

子どもが幼児教室を嫌がるのには、何か理由があるはずです。その理由を探り、楽しく幼児教室に通えるようフォローしてあげましょう。また、どうしても教室に通うのを嫌がる場合、自宅で幼児教育をできるよう工夫するのもおすすめです。

自宅で幼児教育と言われても、何をすればいいかわからない、、とお悩みの方へ

幼児教室で行う学習内容を自宅で行うことは簡単ではありません。目的が小学校受験であるならなおさらしっかりとした受験対策を行う必要もあります。しかし、幼児教室も嫌がる子どもに対して、「自宅で幼児教育を行うとしても、親としてはそこまで時間をかけられない、、、」とお悩みを抱えていませんか?

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