【時計は何歳から読める?】子どもに対する時計の読み方・教え方、日常生活における時計の取り入れ方
幼児期の子どもの時計の理解に関してこんな不安をお持ちの保護者の方もいらっしゃるかもしれません。子どもに、いざ時計の読み方を教えようと思っても、説明するのが難しかったり、どのように教えていったら良いのかわからなかったりすることもあるでしょう。
幼児期から子どもが自分で時計を読めるようになっていると、時計を見て自分で行動できるようになったり、小学校の算数での学習にスムーズに取り組めたりといったメリットがあります。今回の記事では、子どもが時計を読めるようになるための6つのステップの紹介と、日常生活における時計の取り入れ方のポイントを紹介していきます。ぜひ参考にして、お子さんの時計学習に取り組んでみてください!
時計は何歳から読める?
時計の読み方を理解できる年齢は、一般的には5歳から7歳くらいです。まずは数字の読み方を学び、次に時計の短針と長針の役割や時間の概念を理解していきます。6歳前後になると、時間の分や時刻の変化も徐々に把握できるようになります。ただし、子どもによって理解の進度は異なります。成長のスピードや学び方には個人差があり、次のような要因が影響します。
興味や関心
時計や時間に興味を持つ子は早く覚えますが、そうでない子は少し時間がかかることがあります。
認知能力
子どもによって物事の理解速度や記憶力は異なるため、早く理解する子もいれば、少しずつ段階を踏む子もいます。
周囲の環境
家庭や幼稚園・保育園でのサポートや、時計に触れる機会が多いと理解が進みやすくなります。
個々の発達段階
読み書きや数の認識が進んでいる子どもは、時計の読み方も比較的スムーズに理解できることが多いです。
子どもが興味を持って学べるようサポートすることが大切です。
時計の読み方は何歳から教えるべき?
周りの子が時計を読めるようになってくると、自分の子どもも早く時計を読めるようになっておいたほうが良いのではと焦ったりもするかもしれません。一般的に読めると言われる5歳から7歳になったときに読めるようになるためには何歳頃から教えることが効果的なのでしょうか。
数字を読み始めたら
3~4歳頃になると数に興味をもつ子が多くなり、徐々に数字を読めるようになってきます。数字が読めるようになることで時計の概念も理解しやすくなるため、時計の読み方を教える時期は数字を読み始めるようになるかどうかを目安にすると良いでしょう。
小学1年生で習得する
学校の授業では、時計の読み方は小学校の1年生で習います。なかなか時計を読めるようにならなくても、焦る必要はありません。数字をしっかりと読めるようになってから、その子のペースに合わせて徐々に理解していければ大丈夫です。
子どもに時計の読み方を覚えさせる6つのステップ(アナログ時計)
子どもが時計の読み方を覚えるためには、しっかりと順序通りにステップを踏みながら学習していくことが大切です。効果的な6つのステップを紹介していきます。
①長針と短針の理解
まずは、時計には長い針と短い針があり、それぞれが示す役割の違いを理解できるようにしていきましょう。長針は「分」を、短針は「時」を示すものであると理解することは最初は難しいかもしれませんので、長針と短針の動く速さの違いや、それぞれの示している時間の読み方などを伝えながら、子どもの理解を促していきましょう。
➁短針を読む練習をする
短針は、書いてある数字をそのまま読めば良いので子どもにとって覚えやすく、時計を理解する最初のステップとしては短針からはじめるとスムーズに進められます。短い針が示している数字が「〇時」であること、次の数字を超えるまでは同じ時間であることを理解できるようになるまで繰り返し伝えていきましょう。
「今は短い針が7だから、7時だね。朝ごはんの時間だよ」というように、生活と時間を結びつけて伝えてあげると時間感覚がつかみやすく、記憶に定着しやすくなります。「短い針が8と9の間にあるので、まだ8時だね。短い針が9になったら9時だから、お出かけの準備をしておこう」というように、短い針が次の数字になるまで〇時は変わらないことを子どもが理解できるようになることが大切です。
③「ちょうど」「30分(半)」の時刻を教える
しっかりと短針が理解できるようになったら、長針が「〇分」を示す役割であることを教えていきましょう。長針は、60までの数字があり、時計の文字盤の数字と実際の「〇分」の読み方が異なることもあって理解が難しくなってきます。
まずは、長針がまっすぐ上を向いている時が「ちょうど」、まっすぐ下を向いている時が「30分(半)」であることを教えていきます。針を自由に動かすことのできるおもちゃの時計などを使って、「ちょうど」と「30分(半)」の位置を視覚的に覚えられるように促していきましょう。
「短い針が5で、長い針が12のときは、5時ちょうどだよ」
「短い針が2で、長い針が6のときは、2時30分(2時半)だよ」
④「ちょっと前」「ちょっと後」を教える
時間を表す時に、「ちょっと前」「ちょっと後」といった概念を理解しておくことも大切です。
針が「ちょうど」の位置に近づいてきたら「〇時ちょっと前だね」、ちょうどを少し過ぎたら「〇時ちょっと後だね」というように、ちょっと前とちょっと後の感覚を覚えられるように伝えていきます。「ちょっと」の感覚は子どもには理解することが難しいこともありますので、繰り返し練習して慣れていくようにしましょう。
⑤5分刻みで60分までを教える
大まかな長針の読み取り方にも慣れてきたら、5分刻みで「分」がわかるようにしていきます。「8分」や「17分」などの半端な位置の長針はいきなり理解することが難しいので、まずは5分刻みで「分」の概念を教えていきます。
「1、2、3…」のそれぞれの時計の数字が、「5、10、15…」と5づつ増えていくことを理解し、覚えていくことが必要です。「長い針が2になったら10分だから、10分になったらお出かけしようね!」というように、生活と結びつけて時間を意識できるように促すと理解しやすいでしょう。長い針が1周すると60分になることがわかるようになると、長針もスムーズに読めるようになっていきます。
⑥時計の針を動かしてトレーニングする
長針と短針の読み方がしっかりと理解できるようになったら、時計の針を自由に動かせるおもちゃの時計などを使って時計を読むトレーニングをしましょう。繰り返し練習することで理解を促し、記憶に定着しやすくなります。
このとき、「7時だから朝ごはんの時間だね。7時は短い針と長い針がどこにあるかな」「8時15分になったらバスが来る時間だね」というように、生活と時間を結びつけて子どもが時間を意識しやすいように促してあげることがポイントです。繰り返し練習することで、時計の動きと読み方をしっかりと理解することができるようになっていきます。
日常生活における時計の取り入れ方
時計の読み方をスムーズに理解できるようになるためには、日常生活の中に時計を取り入れていくことが効果的です。毎日の生活の中に、どのように時計を取り入れていったらよいのでしょうか。おすすめのポイントをご紹介します。
時計を題材にした絵本を読む
時間と時計に慣れるためには、まずは絵本がおすすめです。時計の読み方を幼児にもわかりやすく教えてくれるようなものや、絵本の中に動かせる針がついている絵本などもあります。保護者の方と一緒に楽しく時計に触れることで時計への興味を持ちやすくなり、時計学習の最初のきっかけ作りにおすすめです。
楽しいことと時間をリンクさせる
子どもが楽しみながら時計を意識していけるように、日常生活の中で楽しいことと時間をリンクして伝えていくようにしましょう。
「〇時になったらおやつにしようね」
「〇時〇分から〇〇のテレビが始まるよ」
というように、子どもの好きなことと時間を結びつけることで、子どももワクワクしながら時間を意識することができ、自然と時計の読み方を覚えていけるようになります。
何時かを子どもに尋ねる
子どもが徐々に時計に慣れてきたら、「今何時かな?」と尋ねてみるようにしましょう。最初は、「ちょうど」の時間を質問していき、慣れてきたら「30分(半」、その次に「5分」など、少しづつ難易度をあげていくことがポイントです。子どもも「自分で時計を読めた!」といった達成感を感じられることで、自信につながります。
時間(時計)を意識したスケジュールを過ごす
時計の読み方を自然に覚えていくためには、1日のスケジュールの中で時間を意識して過ごすようにしましょう。ご飯の時間や園に出発する時間、お風呂に入る時間や寝る時間など、子どもと一緒に何時から始めるのかを確認し、その時間になったら声かけをしながら一緒に時計を確認する習慣をつけましょう。日常生活のスケジュールを時間で意識することができるようになると、小学校入学後も自分で時計を見て行動できるようになるので安心です。
小学校入学前に時計の読み方を理解するメリット
時計を読めるようになるのは小学校に入学してからでも決して遅くはありませんが、小学校入学前に時計の読み方を理解しておくと、どのようなメリットがあるのでしょうか。具体的に紹介していきます。
規則正しい生活習慣が身につく
時計の概念を理解し、読み方がわかっていることで、規則正しい生活習慣を身につけやすくなります。「7時から朝ごはんを食べようね」「5時にはおうちに帰るよ」など、子どもに声がけする時に時間と一緒に伝えることで、時間を意識して行動する習慣がつくようになります。また、毎日決まった時間に行動することを意識できるようになることで、規則正しい生活リズムを整えることに繋がります。
算数の予習になる
時計の読み方は小学校1年生で習いますが、入学前に時計を読めるようになっておくことで算数の予習になり、自信をもって授業に臨めるようになります。時計は子どもにとって慣れるまでに時間がかかり、難しい単元です。なかなか理解ができなくて算数に苦手意識を持ってしまう子もいますので、早めに時計が読めるようになっておくことで学習をスムーズに進められるようになるでしょう。
先の予定を立てることができる
子どもが時計を読めるようになると、先の予定を見通して行動を促すことができるようになり、予定をたてやすくなります。時間の感覚がまだよく理解できていない時期は、先の予定を伝えるのが難しいものですが、「あと10分で家を出発するよ」「〇時になったらおうちに帰るよ」というように時計の時間で伝えられるようになることで、子どもも具体的に時間を意識して行動することができるようになるのです。
まとめ
子どもが時計を読めるようになると、時間に合わせた生活リズムを整えられたり、時計を見て自分で行動することができたりといったメリットがあります。小学校入学までに時計が読めるようになっておかなくては、と焦る必要はありませんが、お子さんと一緒に楽しみながら時計学習を進めていけると良いですね。今回の記事で紹介したことを参考に、ぜひ毎日の生活の中に時計学習を取り入れてみてください。
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