子どもの忍耐力をつけるには?子どもの忍耐力を鍛えるために親が取入れるべき6つのアイデア

自分の思いが通らないと癇癪を起こす
少しでもできないことがあると、すぐに諦めてしまう

など、子どもの忍耐力のなさに、悩んでおられる保護者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。とはいえ、我慢ばかりをして、自分の思いを表現することができない子どもには育ってほしくないから、感情に任せて怒ることはしたくない、、、今回は、そんな悩みを持つ保護者様へ向けて子どもが自分の思いをきちんと出しながらも、忍耐力をつける方法をご紹介します。ぜひ、最後までご覧ください。

目次

忍耐力は、何歳から身につく?

忍耐力は、何歳から身につく?

個人差がありますが、子どもに忍耐力が身についていくのは、大体4歳ごろからです。

しかし、子どもが物事に対して我慢する気持ちを理解することができるのは、イヤイヤ期を迎える2歳の頃からだと言われています。少しずつ大人の話を理解できるようになった頃から、他者との関わりが盛んになったりすることで、自分の思いが通らない経験をすることが増えるからです。しかし、2歳では、「分かってはいても我慢できない」ことがほとんどです。

おおむね3歳ごろになると、自制心が育ち始め、周りの状況を理解して、ルールに合わせた行動をしたり、自分の思いを我慢したりする姿が見られるようになります。その後、4歳ごろになると、認知力や言葉の力がさらに発達し、物事を判断したり、「こうしたらどうなるか?」という未来の想像ができるようになります。目の前の状況や言葉をより深く理解できるようになり、想像力が豊かになる4歳ごろから、次第に忍耐力が育っていきます。

我慢と忍耐の違い

「我慢」と「忍耐」は、似ているようで少し違います。我慢には、目的がありません。一方で、忍耐には、その先に目的があります。「難しいけど、もう少し頑張ってみよう」、「時間はかかるかもしれないけど、続けてみよう」など、何か目的があり、先を見通した我慢は、忍耐力へとつながっていきます。

適度なストレス経験は子どもにとってプラスになる

「我慢と忍耐が違うと言っても、結局子どもに我慢を強いることは、子どものストレスにはならないのか?」と思われる保護者の方もいらっしゃると思います。しかし、大人が思っている以上に、子どもの心はストレスに強いのです。

大人でも子どもでも、初めて経験することや難しいことに挑戦するときには、ドキドキしたり、顔が赤くなったりしますよね。これは、人間の自然なストレス反応の一つです。アドレナリンが分泌されることにより、普段よりも多く血液や酸素が全身に送られ、エネルギーの供給や免疫力が上昇し、注意力と記憶力の増強につながります。

また、このような適度なストレス反応を乳幼児期から経験することで、「ドキドキするのはみんな一緒」だと、子ども自身が理解します。そして、「ドキドキしたけど、頑張った」という経験は、心の成長に必要不可欠なものです。

忍耐力のある子どもの特徴

忍耐力のある子どもは、諦めずに物事に取り組むので、「できた!」という経験をたくさん積み重ねることができます。結果として、いろいろな物事に対し、前向きに取り組めるようになります。また、周りの状況を理解し、行動することができるため、社会性が身に着き、人間関係が円滑に進みます。

子どもが忍耐力をつけるメリット

では、子どもが忍耐力をつけることによって、具体的にどのようなメリットがあるのか、ご紹介します。

自己肯定感が育まれる

忍耐力がある子どもは、目標に対して、粘り強く取り組むことができるため、目標を達成できる可能性が高くなります。「頑張ったらできた」という経験は、自信につながり、この積み重ねによって、自己肯定感が育まれていきますよ。すると、「頑張ったらできたから、次はこれに挑戦してみよう!」という気持ちが芽生え、更に上の目標へと向かって行動する姿が見られるようになり、挑戦と達成の良いサイクルができていきます。

失敗に対する耐性ができる

どんな物事に取り組むときにも、失敗はつきものです。忍耐力があることで、目標を達成するまでの道のりを長い目で見ることができるため、失敗したときにも、何度も繰り返し挑戦したり、別の方法を考え、諦めずに取り組む姿が見られるようになります。

忍耐力がないことで起こるデメリット

「忍耐力がない」のは子どもにとってデメリットがあります。では、どのようなデメリットがあるのでしょうか。

ネガティブ思考になる

忍耐力がないと、すぐに諦めてしまい、繰り返し挑戦する経験ができないため、結果的に「失敗した」、「できなかった」という思いだけが子どもの中に残ってしまいます。次第に、自分に自信がもてなくなり、自己肯定感が下がり、ネガティブ思考になっていきます。

努力が続かない

普段の生活の中でどうしても頑張らなければいけないときや、あまりやりたくなくても取り組まないといけないときがありますよね。そんなときに、忍耐力がないと、先を見通した努力をすることが難しいため、努力をし続けることができません。成功した自分の姿を思い描くことができないので、「どうせできない」という気持ちが強く、諦めずに挑戦することが難しいのです。

子どもの忍耐力を鍛えるために親ができること

子どもの忍耐力を鍛えるために親ができること

子どもは忍耐力を身につけることで、自己肯定感を育み、失敗への耐性がつくことが分かりました。では、子どもの忍耐力を鍛えるために、親は子どもに対してどのように接し、どんなサポートをすれば良いのでしょうか。

集中できる環境を作る

子どもが何かに集中しているときはなるべく声かけは控えましょう。声をかけたくなる時もありますが、話しかけられることで、子どもの集中力が途切れてしまいます。そっと見守りましょう。また、集中しやすいように、子どもの背丈に合った机や椅子を用意したり、静かな空間を作ったりすることも大切です。集中して、最後までやり遂げることができると、子どもにとって自信になります。

能力に合った目標設定をする

忍耐力を育てるときに、一番大切なことは「できた」という達成感を積み重ねていくことです。今の子どもの姿をきちんと見た上で、達成しやすい目標を立てましょう。子どもの姿や発達に見合わない目標を立てると、「やっぱりできない」という気持ちにつながり、挑戦することをやめてしまうかもしれません。そのため、小さなことでもいいので、子どもが達成できる目標を立て、達成感をたくさん感じられるようにすることが重要です。

目標のタスクを細分化してあげる

いきなり大きな目標を掲げるのではなく、小さく細分化し、それを一つずつ対処していくことで、次に何をすればいいのかが分かりやすくなり、自信をもって取り組むことができるようになります。必要なタスクを紙に書きだし、視覚的に分かるようにしたり、できたことを消していったりすることで、着実に進んでいることが分かり、諦めずに目標に向かって取り組む気持ちにつながります。

やりきった過程を必ず褒める

結果はもちろん大切ですが、やりきるまでの過程を、言葉にして十分褒めてあげましょう。

スタンフォード大学の心理学者であるキャロル・S・ドゥエック (Carol S. Dweck)らの20年以上にわたる「マインドセット(やればできる!)」の研究によると、子どもに対して、知性などの持って生まれた力を褒めると、あまり物事の持続性に効果がない一方で、努力したことを褒めると、より継続したり努力したりする姿が見られたそうです。

大好きな保護者の方に褒めてもらうことで、子どもたちに、「また頑張ろう」という気持ちが生まれます。また、やりきることで自信を持ち自己肯定感を育むことにもつながります。

失敗することは悪いことではないと教える

失敗しても大丈夫だということや、失敗しても、またやり直せばいいということを子どもに繰り返し伝え、失敗を恐れず挑戦することが大切だということを子ども自身が感じられるようにしましょう。言葉にして伝えてもらうことで、子どもたちは安心して、物事に取り組むことができますよ。

わがままを許さない

子どもがやってみようとしていることに対して、親がいちいち口出しをしたり、先回りして手助けをしたりすると、子ども自身の「やってみよう」という気持ちや成長するチャンスを奪ってしまうことになります。また、子どもが「やって」と言ったこと全てに親が応じていると、結果として、子どもは自然と親にわがままを言うようになり、「親がそのうちやってくれるだろう」という気持ちをもつようになります。親は、必要以上に子どもに手を出さず、基本的には見守る姿勢が大切です。子どもが自分で継続して取り組み、達成感を味わえるようサポートしましょう。

ここまでご紹介したとおり忍耐力をつけるための行動として

集中できる環境を作る
能力に合った目標設定をする
目標のタスクを細分化してあげる
やりきった過程を必ず褒める

等が大事と説明しました。

しかし、家事・育児・仕事などもあるし、それにプラスして色々なことを追加していくのは大変、、、 
分かった気がしてもポイントをおさえながら実際にするのは大変そう、、、

などのお悩みをかかえていませんか?

もっと手軽に、負担なく、忍耐強くさせてあげれたらなぁ、、、

と。

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