【脳を刺激する】迷路が幼児にもたらす知育効果と、迷路好きな子に育てるための工夫

「迷路あそびって知育に効果があるの?」

「やらせてみてもすぐに飽きてしまう」

そんな疑問やお悩みをお持ちの方もいるかもしれません。子どもの迷路あそびは何歳頃から取り組んだら良いのか、迷路であそぶことでどのような効果があるのか気になりますよね。実は、まだ鉛筆をうまく使えない年齢の子でも、迷路に取り組むことでさまざまな効果が期待できます。

今回は、迷路の知育効果と、子どもが迷路を好きになる工夫について紹介していきます。子育てアイテムに取り入れてみたいと考えている方はぜひ最後までご覧ください。

目次

迷路あそびは何歳から?

迷路あそびは何歳から?

迷路あそびは何歳頃から取り入れたらよいのでしょうか。個人差はありますが、はじめての迷路あそびは2歳頃から楽しめるようになります。まだ鉛筆を持つことにも慣れていない時期かもしれませんが、紙に線を書いてみることからスタートしてみましょう。

2歳頃はまだ腕の力が弱いので、鉛筆が持ちづらかったり、うまく線が引けない場合にはクレヨンなどのやわらかいものを使うと良いでしょう。持ち方などはまだ気にしなくて大丈夫です。パパやママが一緒に手を添えて線を書くことからはじめてあげてもよいですね。スタート地点からゴール地点まで線をひくことができたら、「嬉しい!」と感じられることが大切です。徐々に丸やジグザグなどの変化のある線を書くことにも慣れていき、さまざまな迷路を楽しめるようになっていきます。

迷路あそびが幼児にもたらす知育効果

迷路は、子どもにとってさまざまな知育効果が期待できるといわれています。遊びに迷路を取り入れることで期待できる効果や、早い時期から迷路に取り組むメリットを具体的に紹介していきましょう。

思考力・判断力が向上する

迷路あそびでは、常に「見る・考える・判断する・予測する・決める」の繰り返しが必要です。

迷路のスタートからゴールまで、どこを通ろうかひたすら考え決断をしながら進むことは、自分で考える力・決める力を高めることに繋がるのです。進んだ道が合っていても間違っていても、その度にドキドキ・ワクワクする気持ちを感じながら夢中になって取り組むことができるので、思考力と判断力の向上に効果的といえるでしょう。

空間認知能力が向上する

空間認知能力とは、3次元空間において物体の状態や関係をすばやく正確に把握したり認識したりする能力のことで、数学や科学にも繋がる大切な能力です。

迷路あそびでは、迷路の全体を把握してゴールまでの道のりを考え続ける必要があることから、空間認知能力の向上や認知機能の柔軟性を得ることができるといわれています。空間認知能力は幼児期に鍛えることが最も効果的と言われており、幼い頃から空間認知能力を高めておくことは、勉強だけではなくスポーツや芸術面などさまざまな場面でメリットがあるといえるでしょう。

集中力が向上する

スタートからゴールまでの道のりを集中して考えて取り組むことで、メンタル面の成長を促し、集中力を高めることができます。道を間違えたり、思うように進めなかったりしても諦めずに考え抜く姿勢は、今後の勉強や運動をやり抜く時の大きな力になります。

集中して物事に取り組む最初のきっかけとしても、迷路あそびは適していると言えます。

運筆力が向上する

運筆力とは、鉛筆やペンを持って自分の思う通りに書く力のことです。まだ筋力の発達していない小さな子どもにとっては、鉛筆を思い通りに動かすことがとても大変です。迷路あそびによって、線をひく動きをたくさん練習することができ、自然と運筆力を身につけることができます。これからひらがなや数字を書くようになっていく時にも自信をもって取り組めるようになるでしょう。

推理力が向上する

「どちらの道を選ぶとどのように進めるのだろう」

「この先には何があるのだろう」

迷路あそびでは、自分の選んだ先がどうなるのかを常に予測しながら進むことが必要なので、先を読む力が鍛えられます。いろいろな迷路に取り組むことで、推理力の向上に繋がるのです。推理する力を鍛えることで、日常生活の中でも何かを選択する時や問題を解決する時などさまざまな場面で先を見据えた行動をとれるようになっていくでしょう。

自信がつく

自分が考えて選んだ道を進んでみたらゴールにたどりつけた。そのような達成感を感じることは、子どもにとって大きな自信に繋がります。迷路は小さな成功体験を積み重ねることができ、自信をつける遊びとしてピッタリです。

最初の頃はうまく線がひけなかったり、なかなかゴールできなかったりして戸惑うこともあるかもしれません。そんな時は、ヒントを出してあげたり、一緒に選択肢を考えてみたりしながら、あくまでも「自分でできた!」と思えるようにサポートしてあげるとよいでしょう。

机に向かう習慣がつく

幼児期は、机に向かってじっとしていることがまだまだ難しい子も多く、学習をはじめていこうとした時に困ってしまうパパやママは多くいるようです。

「鉛筆をもって何かを書く時は、机に座って取り組む」という習慣を身につけておくことで、今後の文字の練習や学習を始める時にもスムーズに取り組むことができるようになります。迷路をやる時は机に向かって取り組んでおくことで、机は楽しい場所といった印象をもつことにもつながり、今後の学習時間を積極的に楽しめるようになるでしょう。

迷路好きな子に育てるために親ができること

迷路好きな子に育てるために親ができること

さまざまな知育効果のある迷路あそびですが、

「子どもが迷路を好きになってくれない」

「なかなか取り組んでくれない」

と困っているパパやママもいるかもしれません。子どもが楽しんで迷路に取り組んでくれるようになるにはどのようなことを工夫したら良いのでしょうか。迷路が好きな子に育てるために取り入れてみるとよいおすすめのポイントをご紹介します。

子どもと一緒に迷路を作る

市販の迷路にいきなり取り組んでみても、興味をもたなかったり戸惑ってしまうお子さんもいるかもしれません。

そんな時は、一緒に手作り迷路で遊んでみることから始めるのがおすすめです。まずはスタートからゴールまで簡単に線をひけるようなものを用意してあげて、そこから徐々に分かれ道を作っていくなど、一緒に迷路を作りながらあそんでみましょう。2歳の発達段階では、自分で考え手を動かして制作していくことに楽しさを感じるようになっていきますので、大きくてわかりやすい迷路を選び、パパやママと一緒に作っていくことで迷路への興味を高めることができます。

途中でヒントを用意したり、「こっちに道を作ってみるとどうかな?」と声掛けしてゴールまでたどりつきやすいように関わってあげたりすることで、達成感を味わって楽しめるようになり、進んで迷路に取り組んでみようと思う意欲がどんどんわいてくるでしょう。

好きなキャラクターの物を選ぶ

子どもに人気のキャラクターの迷路は子どものやる気や楽しさを引き上げるアイテムになるでしょう。好きなキャラクターと一緒に迷路をすることで、勉強という感覚ではなく、遊んでいる感覚で迷路に取り組む事ができるはずです。

迷路の絵本を読む

2歳は絵本への関心もぐんと広がってくる時期です。

色やイラストが綺麗なもの、ストーリー性のあるものなど、読んでいるだけでもワクワクできるような迷路の絵本はたくさんありますので、迷路の絵本を読んでみることで子どもの興味を引き出すことができるでしょう。実際に線を書いたりしなくても、指で迷路をなぞりながら読み進めることで何度も繰り返し楽しむこともできます。親子で一緒に楽しみながら読み進められる絵本は、迷路を好きになる良いきっかけになりますので、ぜひ読み聞かせタイムに取り入れてみてください。

まとめ

今回は、迷路のさまざまな知育効果と、子どもが迷路好きになるための工夫を紹介してきました。

迷路あそびは子どものさまざまな能力の発達を促してくれます。知育効果抜群の迷路あそびは、ぜひ日常的に取り入れていきたい遊びです。まずは迷路が楽しい遊びだと思ってもらい、迷路を好きになってもらえるように、パパやママも一緒になって楽しみながら関わっていくことが大切です。うまく線が引けなかったり、なかなか最後までたどりつけなくても大丈夫です。焦らずに子どものペースで取り組んでいきましょう。

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