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【放課後等デイサービスフランチャイズ比較】フランチャイズに加入するメリットとデメリット、加入手順と失敗例など
障害のある子どもたちの力になりたい!という思いから、放課後等デイサービスを運営したいけど何からスタートすればいいかを把握している人は多くないでしょう。そこで、手軽にスタートをしやすい方法として「フランチャイズ」に加入するという方法があります。
フランチャイズとは?
フランチャイズ(FC)の意味とは?はじめてでもすぐわかるフランチャイズでの独立・開業のすべて – 株式会社マイナビ –
「フランチャイズ(FC)」とは、本部(フランチャイザー)と加盟店(フランチャイジー)が契約を結び、加盟金やロイヤリティを支払うことで、商標の使用権や商品・サービスの販売権、経営サポート等を得られる仕組みです。
特に初めて挑戦する事業形態であり、専門知識・ノウハウなどを持っていない場合「フランチャイズ」への加入はおすすめかもしれません。しかし、フランチャイズへの加入といっても「いくらくらいかかるのか」「どんな契約内容なのか」など悩まれている方も多いでしょう。「フランチャイズへの加入」で得ることが出来るのはメリットだけではありません。よく理解せずに加入したことによってさまざまな問題に悩まされるケースも少なくありません。
「毎月法外なお金を取られるイメージがある、、」
「何か新しい取り組みを行う時に出来ない可能性がありそう、、」
「子ども達の喜ぶ顔が見たい」「子ども達の放課後時間を充実したものにしたい」と願い、放課後等デイサービスの運営を考えるのであれば、選択肢として検討する必要があり、同時にデメリットもよく把握しておく必要があるでしょう。この記事では、
数多くの放課後デイサービスに導入実績のある天神が見た、「フランチャイズに関する基礎知識はもちろんのこと、フランチャイズに加入するメリットやデメリット」を解説します。加入手順や、放課後等デイサービスのフランチャイズ一覧表も併せてご紹介しています。フランチャイズに加入するかどうかを検討されている方は、この記事をぜひ、ご一読ください。
放課後等デイサービスのフランチャイズについて
まずはじめに、放課後等デイサービスのフランチャイズについて説明していきます。ここでご紹介する内容は
- 初期費用、加盟金の相場
- ロイヤリティの対価
- フランチャイズに加盟した場合の利益率
の3つです。ではさっそく、放課後等デイサービスのフランチャイズの知識を深めるために必要な3つの項目を見ていきましょう。
初期費用、加盟金の相場
フランチャイズに加入して放課後等デイサービスを運営する場合、初期費用・加盟金の準備が必要です。多くのフランチャイズの加盟金は150万円前後が相場ですが、企業規模や知名度によってその金額が増減する傾向があります。相場の目安は、100万円〜200万円程度。加盟金は0円というフランチャイズもあるようです(ロイヤリティにて請求)。
また、準備資金の相場は250万円〜1,000万円程度となっています。記事の最後に詳しい金額を記載している一覧表を載せているので、気になる方はそちらも参考にするといいでしょう。また、助成金や補助金などを活用する場合に役立つ内容を下記記事でまとめていますので、気になる方は下記よりご参照ください。
ロイヤリティの対価
フランチャイズに加入する場合、ロイヤリティの支払いが必要になります。ロイヤリティとは、経営ノウハウの利用や社名の使用、商標やロゴの使用に対する対価のことです。
支払い方法は各フランチャイズによりますが、毎月固定の金額を支払う方法と、売り上げの数割を支払う方法が一般的です。ロイヤリティの支払いはしばらく続く大きな出費になるので、契約前に契約条件をしっかり確認するようにしましょう。
フランチャイズに加盟した場合の利益率
上記2点を考慮すると、開業には初期費用(運営準備費:設備費や施設費など)+加盟金が必要になります。しかし、有名な社名が使えるので利用者が増えやすい傾向にあり、運営初期から収入が安定する場合がほとんどです。
ただ、月のロイヤリティは5年程度継続するのが一般的なので、1か月100万円の収入を得たとしても、下記のような利益になります。
- ロイヤリティが月々5万円の場合 100万円-5万円=95万円の利益
- ロイヤリティが月々8%の場合 100万円-8万円=92万円の利益
上記を見ると、収入が少ないうちは割合制のロイヤリティの方がお得かもしれません。一方、収入が多くなると予想できる場合は固定のロイヤリティの方がお得といえるでしょう。つまり、予想収入に合わせてロイヤリティの支払い方法を選択することが大切になります。
フランチャイズのメリットとデメリット
放課後等デイサービスのフランチャイズの基礎知識を得たところで、次にメリット・デメリットをご紹介します。メリットとデメリットの2つの要素を把握することは、フランチャイズに加入するか否かを判断する際の貴重な判断材料になるでしょう。
ではさっそく、メリットとデメリットを項目ごとに解説していきます。
放課後等デイサービスのフランチャイズに加入するメリット
まずはじめに、放課後等デイサービスのフランチャイズに加入するメリットをご紹介します。加入することで得られる大きなメリットは、
- 開業の手間がかからない
- 知名度(ブランド)を利用できる
- 運営面のノウハウを得ることができる
- 金融機関からの融資を受けやすい
の4つです。4つのメリットを詳しく見ていきましょう。
開業の手間がかからない
フランチャイズに加入すると、本部が開業までサポートしてくれるのが一般的なので、自分一人で準備をするよりも手間がかからずにすみます。また、放課後等デイサービスを運営する場合は、都道府県に許認可を得る必要がありますので、様々な手続きが必要になります。しかし、フランチャイズに加入していれば事務的な手続きも本部がサポートする場合もよくあります。
つまり、加入者は煩わしい開業手続きから解放されるので、開業後の準備に集中することができるのです。
知名度(ブランド)を利用できる
利用者の中には放課後等デイサービスを利用する際、「安心感」「信頼性」を重視する人も少なくありません。そのため、聞いたことがないような施設の場合、入所をためらうことがあるかもしれません。
しかし、フランチャイズに加入すれば、知名度や安心感、そして信頼性を開業時から得ることができます。そのため、集客がしやすく、運営を初期から安定させることができるのです。
運営面のノウハウを得ることができる
放課後等デイサービスを運営する場合、多くの人が「全て初体験」である場合がほとんどです。放課後等デイサービスで働いたことがあったとしても、開業経験や運営経験はほとんどの人が初めてでしょうから、開業時は課題や不安に直面することも多くなるでしょう。
しかし、フランチャイズに加入すれば運営面のノウハウを得られるので安心です。また、開業後のサポート体制が整っている会社も多いので、開業後も様々な相談をすることができるでしょう。
金融機関からの融資を受けやすい
フランチャイズに加入することで得られる知名度や信頼性は、融資を受ける際にも役立ちます。そのため、一個人では融資が得られない状況だったとしても、フランチャイズに加入することで融資を得られる可能性が高くなります。
放課後等デイサービスの開業は準備資金が多く必要ですから、金融機関の融資は不可欠です。そのため、金融機関の融資を得たいと考えている方は、フランチャイズに加入するのも賢い選択といえるのです。
放課後等デイサービスのフランチャイズに加入するデメリット
次に、放課後等デイサービスのフランチャイズに加入するデメリットをご紹介します。加入することで生じる大きなデメリットは
- 自由に運営することができない
- 費用が掛かる
- 自分のタイミングで契約を終えることができない
- 知名度(ブランド)に経営が左右されやすい
の4つです。4つのデメリットも詳しく見ていきましょう。
自由に運営することができない
メリットの項目では、運営ノウハウを得られる点をメリットとして挙げていますが、自由に運営したい方にとってはデメリットになる場合があります。というのも、フランチャイズに加入している場合は、会社のイメージを守る必要があります。また、収入を安定させるためにもフランチャイズのルール(運営方法)を厳守する必要があるのです。
そのため、様々な運営方法に挑戦してみたい方には、デメリットになってしまうことがあります。自由度の高い放課後等デイサービスを運営したい方は、フランチャイズ以外の選択も検討してみるといいでしょう。
費用が掛かる
フランチャイズに加入すると、知名度や信頼性を得られる点をメリットとして記述しましたが、そのメリットにはロイヤリティ(対価)の支払いが必要です。また、ロイヤリティの支払いはしばらく継続するので、結果的に大きな出費になるでしょう。
そのため、収入全てを自分のものにしたいと考える方は、フランチャイズ加入を再度検討する必要があります。自分の満足する選択肢をしっかり探し出すようにしましょう。
自分のタイミングで契約を終えることが出来ない
開業の際などに様々な不安を感じている時は、フランチャイズ加入が大きな安心材料になります。しかし、運営が軌道に乗ると、「フランチャイズに加入していなくても平気だな」「ロイヤリティの支払いがもったいないな」と感じる時もあるでしょう。
しかし、フランチャイズに加入した場合、自分のタイミングで契約を終えることはできません。そのため、“自身の運営状況がよくても悪くても契約は続くこと”を加入前にイメージすることが大切です。
知名度(ブランド)に経営が左右されやすい
フランチャイズに加入することで、知名度や信頼性を得られることは本記事内でも何度も伝えています。しかし、本部や他の加盟店で不祥事があったり、イメージとしてマイナスになった場合、自分の施設も同じようなイメージを持たれてしまうことがあります。例えば、本部や他の加盟店で不祥事があった場合、自分の施設は理想的な運営・環境だったとしても、悪いイメージを持たれてしまうケースがほとんどです。
このように、ブランドイメージは多くの場合恩恵になりますが、時には不名誉を被るきっかけにもなることを、加入前に再度理解することが大切です。
フランチャイズに加入して失敗した例
フランチャイズに加入するメリットデメリットを理解できたところで、次にフランチャイズに加入して失敗してしまう具体例を3つご紹介します。失敗例を覚えておくと、失敗しないための対策ができます。
ぜひ放課後等デイサービスの運営を考えている方は、以下3つの失敗例も頭に入れておくようにしましょう。
資金が不足して営業できなくなってしまった
初期費用や加盟金に多くの資金を費やしてしまうと、資金不足になり、経営ができなくなってしまうことがあります。実際に、資金不足に陥るケースのほとんどが開業初期となっています。
そのため、開業をゴールとするのではなく、開業後も余裕をもって運営できるように準備することが大切です。フランチャイズに加入していれば融資も受けやすいので、金融機関からの融資も視野に入れてみるといいでしょう。
契約条件を見落としていてトラブルになってしまった
契約書には様々なルールが記載されています。特に、フランチャイズ側に不利益が生じないよう、多様なケースに対応するための契約を記載しています。そのため、加入者にとって不利益になるルールが記載されていることもあるでしょう。
つまり、加入者側も様々なケースを想定して、自分に不利益が生じない契約かどうか判断する必要があります。具体的には、経営難で廃業してもロイヤリティの支払いが継続したり、廃業に対する違約金を請求されたりするケースが挙げられます。契約書にサインする前に、「不利益になるルールが記載されていないか」契約書の隅々まで確認することが大切です。
フランチャイズの知名度が下がってしまった
開業時は有名なフランチャイズだったとしても、知名度が下がってしまうことがあります。また、不祥事などにより、信頼性が低下してしまうこともあるでしょう。
高いお金を払って不名誉を得るのはもったいない話なので、こちらの対処法も契約前に確認しておくことが大切です。「自分に過失がないのに知名度が利用できなくなった場合は解約ができるか」など、契約前に対策を考えておけば、不測の事態にもスムーズに対応することができるでしょう。
放課後等デイサービスのフランチャイズに加入する手順
本記事を通して、放課後等デイサービス運営の際にフランチャイズに加入するイメージができてきたという方も多いのではないでしょうか。また、フランチャイズに加入しての放課後等デイサービス運営を決心された方も多いのではないでしょうか。
ここでは、フランチャイズに加入する手順について説明していきます。ぜひ、加入前の予備知識として以下の手順を参考にしてください。
インターネットや専門機関などを活用し、気になるフランチャイズをピックアップします。そして、資料を請求し、再度しっかり検討するようにしましょう。
資料を見て、さらに興味がわいたフランチャイズがあれば説明会に参加し、より詳しい説明を受けるようにしましょう。また、気になるフランチャイズがあるならば、全ての説明会に参加してから決断するのがおすすめです。一生ものの選択です。自分にとって満足できる情報収集を行いましょう。
自分が満足できる情報収集を行い、迷いがない状態にしましょう。そして、加入したいフランチャイズを1つに絞り込んだら、申し込みを行います。
申し込みを行ったからといって、すぐに契約できるわけではありません。フランチャイズ本部が、申込者の適性を判断するため、審査の期間が必要になるのです。
「会社のブランドを背負い経営できそうか」
「ルールやマナーを守れそうか」
「集客は見込めそうか」
など、多くの項目が審査されます。申し込み者はしばらく待つ必要があります。
申込み者とフランチャイズ双方の思いが“契約したい”となったら審査が完了です。また、加盟金など、資金の支払いも必要です。
また、繰り返しになりますが、契約前には契約書をしっかり読み、疑問点や不明点をしっかり解消することが大切です。契約をすると「やっぱりやめる」はできません。契約は慎重に交わすようにしましょう。
放課後等デイサービスのフランチャイズ比較一覧
最後に放課後等デイサービスのフランチャイズ比較一覧表をご紹介します。下記を見れば、各会社の概要が一目瞭然です。ぜひフランチャイズ選びの際にお役立てください。
2024年11月現在の情報
フランチャイズの名 | 初期費用 | 加盟金 | ロイヤリティ | 会社名 | 創立年 |
ウィズユー | 260万円 | 220万円 | 2万5,000円+3% | 有信アクロス株式会社 | 1995年 |
きっずあいらんど | 約1,000万円 | 0円 | 180,000円 | アステックジャパン株式会社 | 1988年 |
キッズサポート | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 株式会社TRYサポート | 2014年 |
クオリティ・オブ・ライフ | 要問い合わせ | プランA:260万~(+税) 法人登記を不要とする場合プランB:310万~(+税) 法人登記を必要とする場合 | 10% | 一般社団法人クオリティ・オブ・ライフ | 記載なし |
サンフラワー | 55万円~253万円 | Aプラン:0円Bプラン:198万円 | Aプラン:19万6900円Bプラン:16万5000円 | 株式会社サンフラワー | 2004年 |
こどもプラス | 650万円~950万円 | 1店舗目:330万円2店舗以降:110万円 | 10% | こどもプラスホールディングス株式会社 | 記載なし |
こぱんはうすさくら | プランA:750万円プランB:1,000万円 | プランA:0円プランB:250万円 | プランA:8.0%プランB:5.0% | オークニ商事株式会社 | 2022年 |
シュウエール | 600万円~900万円 | 220万円 | 3.5% | 株式会社 秀学舎 | 2011年 |
だるまキッズ | 200万円 | 150万円 | 4万円+売上高の5% | 株式会社オグラコーポレーション | 2011年 |
ドレミファソライズ | 640万円 | 220万円 | 要問い合わせ | 株式会社UQホールディングス | 2016年 |
ハッピーテラス | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ | デコボコベース株式会社 | 2014年 |
ブロッサムグループ | 50万円 | 250万円 | 5% | ブロッサムグループ株式会社 | 記載なし |
実りえ | 260万円 | 110万円 | 3% | 株式会社希成 | 記載なし |
りると | 約1,000万円 | 150万円 | 145,000円 | 株式会社ファミリーケアサポート | 2000年 |
ワンステップスマイル | 500~650万円 | プランA:0円プランB:150万円 | プランA:17.9万円プランB:15万円 | エスエフ合同会社 | 記載なし |
Ecold | サポートプラン:800万円ビジネスプラン:950万円 | サポートプラン:150万円ビジネスプラン:300万円 | サポートプラン:月額指導料12万6,000円+ロイヤリティ5%ビジネスプラン:月額指導料12万6,000円+ロイヤリティなし+年度更新費15万円 | 株式会社 Ecold | 記載なし |
Granny | 499万円 | 300万円 | 10万円 | 株式会社Granny | 記載なし |
UNICO | 1,050万円 | 200万円 | 6万+7% | 株式会社ウェルモ | 2023年 |
YCCもこもこ | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 株式会社OneVision | 記載なし |
まとめ
放課後等デイサービスのフランチャイズのメリット、デメリットについて、加入の失敗例や加入までのステップも合わせて解説いたしました。フランチャイズへの加入はメリット・デメリットをしっかり把握して判断する必要があります。また、失敗しないように様々な失敗例をここだけでなく、現在運営中の経営者の話を聞いたりするなどするのも良いでしょう。
・競合事業者との差別化を心掛けること
・スタッフを定着させる仕組みづくりを行うこと
・助成金、補助金を利用すること
特に上記の点を気に掛けて実行する必要があります。
しかし、助成金・補助金を受けてスタッフを定着させる仕組みづくりを行ったとしても他事業者との差別化は難しい、、、
分かった気がしてもポイントをおさえながら実際にするのは大変そう、、、
と考えてはいませんか?
もっと手軽に簡単に保護者の期待にマッチした、かつ、差別化した強みがほしい、、、
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