お客様インタビュー

インタビュイー:保護者様
インタビュアー:当社創業者 井内良三

生後間もない頃から「天神」を活用

天神をご利用いただいていかがですか?

当時、私たちが想像してた未来とは、良い意味で全く違うものになりました
いろんな方に助けてもらったり教えてもらいながら、当時は、明るい未来というのがなかなか想像できなかった。でも、前向きにできることを少しずつ前向きにと。
ホントにここまで成長してくれるとは・・・ホントに・・・より会話できるようになって、心強い。家族の一員になってくれましたので。
日々ずっと一緒にいるので実感としては、あまりないのですが、昔のことを思い出すと、本当によく大きくなってくれて。思い出すと感激というか感動しているというか・・・

天神をご注文してくださったのは、Aちゃんが生まれて8日目だったようですね。

そうだったんですね。必死に何かできることないかと、いろいろネットで検索したりとか、情報を調べて、同じ境遇の方の番組を読んだりとか、必死に探してたんだと思います。それで一緒に何かやってあげたいなと思ってました。

「もしかすると言葉の習得は難しいかもしれな」という風に思われていましたか?

ダウン症のある子の場合は、普通に生活されている方もいれば、ずっと介護されている方もいらっしゃって。そういう状況を見ていると、どこまで成長するのかなっていうすごく不安はありました。なので「もしかしたら話すことはできないかもしれない」という不安はありました。

そうですよね。先ほど(インタビュー外で)お話しててもいろんなことを話されて、こちらが間違った指摘をされるぐらいになってそうなんですね。

人の言葉は発音をしっかり聞き分けていますね。自分の発音は多少不明瞭なことはありますが、多分口の中の物理的な形状でうまく発音できないと思うんです。

なるほど。でも意思の疎通ができるということは本当に素晴らしい事だと思います。

学校でもお友達と会話もしてるみたいです。

普通学級に通ってらっしゃるんですか?

いえ、地域の学校の支援学級です。通常のクラスでもお世話になってるんですが、だんだん学年が進んでいくに従って支援学級の方にお世話になる時間が増えてきました。やっぱりゆっくり成長していて、なかなかついていくのは難しいみたいです。でも、国語は比較的得意で字も書けるようになりました
今4年生なんですけども3年生の漢字までなんとか追い ついてきて読み書きできるように。

言葉の習得はどのように?

すごい。言葉はどんなふうにして習得していかれましたか?

そうですね。やっぱり「あいうえお」ですよね。ひらがなを読み書きできるように。中でもひらがなはプリントアウトして紙に書けるように。印刷して、それをずっと書いていて。発音も「天神」の女性の方のアナウンスで言われるのをずっと繰り返し、一緒に言ったりしてたんで、あれでだいぶ勉強させてもらって良かったんじゃないかなと。

※「天神」幼児タブレット版では印刷はできません。Windows版では印刷可能です

あいうえおを全部読めるようになると、普段車で移動してる時とか看板とかに書いてある文字とか読めますし、やっぱり言葉もアイデアも広がりますね。
読み書きできるようになれば、勝手に自分で本を読んだりするようになってくれて、良かったと思います。生まれて間もない頃、本人は覚えてないですけども、フラッシュカードで文字も含めて見せてました

言葉を覚えた瞬間みたいなことは本人は覚えてないですけど、覚えるということは、溜まったものが出る。溜まってないと出てきませんので。溜まっていって、それがあるところになって出てきたという形だと思います。

ひらがな、カタカナのほかに

ひらがな、カタカナのほかに天神がお役に立ったなというものを教えていただけますか?

問題はよくやったのが昔話。朗読で話を聞いて、あと世界の名画。あの睡蓮をものすごく気に入って、四国の美術館まで見に行きました。

大塚美術館ですか?

はい。名画が飾ってある。天神で見た名画の実物を見たくて、美術館まで。

人間は意識と無意識とがあって、見たものは基本的には全部残ってるみたいです。で、引き出してくるというのはなかなかできにくくて。でも残っているものが、例えば色の感覚になったりとか、音の感覚になったりとか構成とかデザインとか、きっとだから名画をたくさん見てくださるとこういうセンスが育っていると思います。

小学校になって

小学校に上がっても、ずっと「天神」をやってくださったんですよね?絵画の他にこれがお気に入りとかがありましたか?

ええ、小学校の2、3年ぐらいまでしていました
ちょっと教材と話がずれるかもしれませんが、偉人の名言みたいなのが。それを分かってたかどうかわかりませんけど、声も結構楽しんでいたような。

※「天神」は月額で利用するものではないため、一度ご購入いただくとずっとご利用いただけます。

言葉にすごく興味を持ってくださってますね。

キャラクターもありますよね。そういうのを見て子供はなんかこう興味を持ってやろうとするんで。

学校が大好きそうですね。

すごいんです。学校が本当に楽しくて、周りのお友達もすごく親切にしてくれて、いじめられたりすることなく、学校に行きたくないっていうことが一度も聞いたことないです。本当に行きたくて仕方ないよね、学校に。

障害のあるお子様を育てられている他のお父さんお母さんに、こんなふうに考えるといいよという先輩からのアドバイスをいただけますか?

どうですかね?まだそんな先輩と言われるような立場ではないと思うんですけど。
僕はとにかく娘を笑わせようと必死にじゃないですけども、笑わせるとそれだけ賢くなってくれるような気がしたので、変な顔したりとかなんか変なこと言ったりして、とにかく笑わせようと思っていました。「天神」ではフラッシュカードを必死に見せていました。

当時、私は最初「こんなことしてても・・・」って思ってたかもしれないんですけど。
やっぱり早くから取り組むっていうのが、なんか親もこうやってることで安心するっていうか、何もやらずにあの時間だけが経つよりはそうやってくことが大切かなと。何がなんでもっていうわけではないですけれども、無理のない範囲で取り組んでいくのはとてもいいことじゃないかなとは思いますね。

本当にそうだと思います。インプットがあってからアウトプットがありますよね。でも、すぐにはアウトプットがないから、その時に「こんなことやっても変化があるのかな」とか考えるものだと思うんです。でも、インプットを続けていただいたからこそ、アウトプットとして現れたのだと思います。
今日はお忙しい時間にありがとうございました。Aちゃんの、笑顔をいっぱい見れたんで私もとっても心がいっぱいになりました。 

いえいえ。こちらこそありがとうございました。